2025年12月04日

12/4もっとパトリック・クエンティンを!

そう言えば昨日、移動中や屋外で古本まつり開場を待っている間に、創元推理文庫「二人の妻をもつ男/パトリック・クェンティン」を読了したのだが、寒さや待ち時間を忘れるほど面白かった。前半…というか、後半のクライマックス直前まで、ある殺人事件に対して必要に駆られ色々策を弄する主人公の、状況が変わる度にシーソーのように揺れ動く繊細な心境が大変にアホらしいのだが、もうそのクライマックスの怒濤の畳みかけ(策を弄したのが災いし世界が逆転するような四面楚歌何度もアリ、どんでん返しアリ)には、ただただ無条件で『ブラボー』と叫び、拍手を送りたい気持ちでいっぱいになる。うぅ、パトリック・クェンティンがもっと読みたい(そう言えば「女郎ぐも」も面白かった)!まずは旧訳の「俳優パズル」が読んでみたい……などと昨日のことを思い出しながら、午前十一時過ぎに吉祥寺と西荻窪の間の住宅街に流れ着く。冬の寒さに
肩をすくめながら吉祥寺駅方面に向かい、「よみた屋」(2014/08/29参照)に立ち寄り 風媒社「実感的シナリオ講座/内藤誠 桂千穂 如月小春」を110円で購入する。そして中央線に乗り込み高円寺まで移動して、「西部古書会館」82008/10/27参照)の『赤札市』一日目に飛び込む。最奥の「新日本書籍」の古書棚にじっくり張り付き、函ナシの天佑社「美しき町 その他/佐藤春夫」を見出す。大正九年刊の全八編収録の短篇集。表題作の「美しき町」は内弟子のイナガキタルホが児童用に手を入れた『美しい町』ぐぁ存在する。元値は2200円だが、値引額の1100円で購入する。今日もこんな嬉しい古本が買えて幸せである。
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posted by tokusan at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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