2025年12月05日

12/5古本市で見覚えのある油絵を買う。

今日は午後からわりと長丁場の取材仕事があるので、日課の古本買いはスパパッと済ますことにする。というわけで、午前九時半前の遅れ気味の中央線に飛び乗り、どうにか午前十時前に御茶ノ水駅に到着する。『聖橋口』から外に出て、坂を下って『太田姫稲荷神社』にお参りして、「東京古書会館」(2010/03/10参照)のすでに開場している『書窓展』一日目に参加する。当然お客さんが多いのだが、今日は何だかアタリがツラく殺伐としているな……などと感じつつ、左奥の「あきつ書店」古書棚に集中する。どうにか争いの隙を見て三冊を手にする……ふぅ、またちょっと後で見に来よう。そして順繰りに通路を巡って行くと、「けやき書店」(2013/02/07参照)が棚下平台に木箱を置き、そこに十枚ほどの肉筆画が入っているのが目に留まる。その表になっている一枚目に、。物凄く見覚えがあるぞ!と突然大いに興奮し、バッと手にする。おぉぉぉぉぉぉ、春陽文庫「誰の屍体か/鮎川哲也」の挿画油絵ではないか!どうりで見覚えがあるはずである。値段が4400円なので、もう、これは、買おう!と即断する。気になったので他の絵も見てみると、同じ春陽文庫の島(線画なので値段は少し安め)田一男「妖精の指」の挿画や、昭和三十年代レアverの江戸川乱歩「人間椅子」「心理試験」のカバー線画があった。乱歩の二枚もかなり欲しいが、そんな散財してはイカンイカンとすぐさま己を戒め、そっと木箱に戻す。教材社「名作主水捕物集/佐々木杜太郎」忠文館「海獣/野村愛正」(裸本)原始社「戯曲集 スカートをはいたネロ 他11篇/村山知義」(函ナシ。昭和二年刊の、村山の第一戯曲集である)を計5400円で購入する。それらを持って家にとんぼ返りし、早速古本だらけの部屋に、絵を飾ってみる。あぁ、とっても素敵だ楽しいな。それにしても、とち狂って古本市で油絵を買ってしまうなんて……。
darenositaika.jpg
原画を見ると、カバーがトリミングされて使用されているのが良くわかる。
posted by tokusan at 12:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古ツア様 毎日読んでいるものには なんと 今年一のような感です 素晴らしい 今年 私の場合 ある推理小説の受賞者の長編の原稿の束ひとつを古書店で見つけたのには驚愕 その方の地元でした おそらく受賞まえの未発表の作品 真贋を調べています その方はもう亡くなられていますが 本物ならば と言う思い
Posted by おいもさん at 2025年12月05日 17:57
これは本当に嬉しかったです。これからもお互い、探偵&推理小悦関連、ガシガシ掘り下げていきましょう!
Posted by 古ツア at 2025年12月06日 22:00
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