2025年12月17日

12/17おかげでタイトル案をひとつ思いつく。

今日も朝から原稿編集仕事をジリジリ進める。午後一時にどうにかまとめ上げ、後はタイトル案を幾つか捻り出すだけ……二つ考えたが、あともうひとつ欲しい。だがなかなか出て来ない。というわけで気分転換に古本を買いに行くことにする。ブラブラと外に出て、まずは最近TVドラマ『ひらやすみ』のせいで聖地のひとつになっている「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に立ち寄る。角川文庫「獄門島/横溝正史」(三十版東宝映画化帯付き)早川書房 異色作家短篇集7「血は冷たく流れる/ロバート・ブロック」を計220円で購入する。その次は総武線に乗って吉祥寺に出て、古本屋さんをササッと巡る。「バサラブックス」(2015/03/28参照)ではペヨトル工房のスプラッタ・ホラー映画評論集「内臓幻想/友成純一」を八百円で購入する。これは先日読了した同じ友成純一の極私的映画評論「暴力/猟奇/名画座」が面白かったので。続いて「古本センター」(2017/03/06参照)でグループ・ケー「中世の街角で見たエンブレム/渡邊守治」を450円で購入。デザイナーによる、見ていて楽しい金属工芸看板の写真集である。そして最後に「よみた屋」(2014/08/29参照)に向かうと、店頭棚に郷愁を激しく刺激される本を発見する。家政教育社「狼にそだてられた子/アーノルド・ゲゼル」を110円で購入する。昭和42年初版で、後見返しに『教育書及一般書売買「宣文堂書店」文京・大塚・お茶の水女子大隣り』の古書店ラベルアリ。その昔、母が保母をしていた関係からか、小さな家の本棚に昔からあった薄手の教育研究書である。乳児の時に狼に攫われ、七年間その狼とともに洞窟で暮らしてた野生児の少女を、人間世界に引き戻す記録なのだが、巻頭のモノクログラビアがとにかく恐く、恐いながらも何度も本を開いて見ていたことを今、店頭でその本の背を見て、ブワッと思い出したのであった。ちなみに今必死に取りかかっている原稿編集仕事の内容が、まさに子供の頃に出会った強烈な本について語っているものなので、この偶然の暗合にちょっと驚いてしまう。おかげでタイトル案をもうひとつ思いつく。やはり古本を買いに外に出て、正解であった。
wolf_child.jpg
これがそのグラビアの一部。少女は自分を狼だと思っているので、四足行動なのである。
posted by tokusan at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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