2026年01月31日

1/31下北沢と高円寺と吉祥寺。

午後一時前に新代田に流れ着いたので、東に歩き谷を下り、丘を上がって賑わいの下北沢に出る。駅前では節分イベントが行われており、エキゾチックさを求める外国人が大挙押し寄せている……そんな外国人の波を掻き分け、「ほん吉」(2008/06/01参照)着。私家版雑誌小説スクラップ「富貴寄せノ三」彰国社「スモールアーバンスペース 都市のヴェストポケット/ホイットニー・ノース・セイモアーJr編」を計550円で購入する。「富貴寄せ」は、恐らく明治〜大正の雑誌から落語家の小品を集めた一冊であるが、冒頭の『諸國珍談百話』の挿絵が川瀬巴水だったので、吃驚して思わず購入してしまった。絵は何だかヘタウマな感じなので、あの抒情溢れる繊細で精細な版画群とは、ちょっと結びつかない感じである。
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続いて「古書明日」(2017/01/31参照)に回り込み、ちくま文庫 怪奇探偵小説名作選9「氷川瓏集 睡蓮夫人/日下三蔵編」を1500円で購入し、下北沢を離脱する。そして小田急線各駅停車と総武線を乗り継いで高円寺で下車。「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『萬書百景市in高円寺』(2025/01/17参照)二日目を覗く……すでに午後二を回っているのに、館内は大変な賑わいである。昨日は明らかに買い過ぎてしまったので、今日は厳しく自制しながら通路をツルツルと素早く移動する。自由国民社「旅行の手帖臨時増刊No.11 東京のよるとひる1954年版 一軒一軒の店から一人一人の女まで」秋田書店「ジャッキー・チェン大全科/日野康一」を計千円で購入する。「東京のよるとひる」はペーパーバックの盛り場ガイドブックであるが、刺激的で妖艶な表紙デザインは河野鷹思のお仕事なのである。
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そんな獲物たちを抱えて家に帰ると、ポストに嬉しいヤフオク落札品が届いていた。毎日新聞SFシリーズ ジュニアー版「緑魔の町/筒井康隆」である。カバーナシで、背の中ほどと下部に欠損があるが、ライバルチョイありの三十円で落札す。ウヒヒヒ、やったね。
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家で本日の獲物たちを愛でがてら、ちょっと休憩した後、押入れから掘り出した大量の映画VHSビデオ&多少の古本を紙袋に詰め、吉祥寺に向かう。「バサラブックス」(2015/03/28参照)に買取依頼し、査定中の待ち時間を利用して古本屋さんへ。「古本センター」(2017/03/06参照)でペヨトル工房「WAVE27 ポップ・エイジア」サンケイ「まるく、まぁ〜るく桂枝雀/廓正子」を計160円で購入し、「よみた屋」(2014/08/29参照)では不忍画廊「長谷川利行 描かれた詩」を110円で購入する。あぁ、今日も古本を買ったり売ったり、忙しくも楽しい一日であった。
posted by tokusan at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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