昨夜はわめぞの忘年会にお呼ばれし、様々な方と語り合い、飲む(ただし私はすぐ限界を迎えるのであった…)。その中で、遅れて登場し対面に座った落語・笑い・芸能界関連古本屋の「ドジブックス」さんに、ふと思い出したことを聞いてみる。「そういえばドジさん、白楽の猫企画跡(2014/11/21参照)のお店に、古本箱を置いてましたよね?」「ええ、置いてます置いてます」「結局何のお店になったんでしたっけ」「古本屋です」「えっ!」「ランドリーっていう、二階でマッサージもやってる古本屋さんです」「…それってまるで猫企画じゃないですか…何日までやってます?近々見に行きます」「あ…でも…30日で閉店しちゃうんですよ」「げっ!」「じゃあ28か29日にでも…」「あ…開いてないかもしれません…」「だって30日に閉店なんでしょ?」「でも、もしよかったら…ボクが店を開けますよ」「そんなこと出来るんですか?」「大丈夫です!」ということで本日、白楽の『六角橋商店街』の坂道を、約束の時間である午後三時過ぎに下っているのである。お店に近付くと、それは確かに古本屋さんで、店舗の周りを100〜200均ダンボール文庫箱(質高し)が取り巻いている。中に進み、帳場に身体を折って座り、有馬記念のラジオ放送に耳をそばだてるドジさんにご挨拶。久々に踏み付けた床の色タイルを美しく思い、三方の棚を見ると、ほぼ昔のままである。ただし今は四軒の古本屋さんが同居している状態なのだが、全体にサブカル色が強めとなっている。足元にもダンボール箱がひとつふたつ…。お店が年末で閉店すると勘違いしていたが、実はお店はまだまだ続くとのこと。四人でお店を回しているため、営業は不定期になることが多いようだが、この「猫企画」(2010/12/17参照)→「Tweed Books」(2014/12/11参照)そして「ランドリー」と続いて来た場所が、まだまだ古本屋として続いてくれることは、大変ありがたいことである。集英社文庫「カスバの男/大竹伸郎」創元推理文庫「キング・コング/ウォーレス&クーパー」小学館コロタン文庫「推理クイズ大百科/緑川良」赤々舎「昭和40年会の東京案内」を購入する。さらに昨日深夜のわめぞ忘年会二次会で手に入れたという、大量の『うまい棒』の一部をお裾分けされる。本当に寒く忙しい年の瀬なのに、わざわざお店を開けていただきありがとうございました。
この後は坂道を上がり、駅前を通り過ぎて移転開店日以来の「Tweed Books」(2015/07/10参照)へ。くぅ…ファッション関連に強いお店なのだが、そのファッション度がアップし、元々和風のお店を居抜きで使うという奇妙な捩じれが、ある意味新しい空間を生み出している。奥の和室帳場も、壁に店主のトラディショナルなワードローブが下がり、本がドッサリ積み上がる畳の上では、山高帽を被った店主・細川氏が椅子に座って本の査定をしている…これも奇妙ないい光景だ。岩波文庫「断腸亭日乗 上下/永井荷風」ミリオン・ブックス「少年/神西清」を計900円で購入する。ここに移転しての五ヶ月について話を伺いつつ、持参したこのお店にあるのが相応しいファッション関連本二冊を買い取っていただく。

