2024年04月16日

4/16聖書の如き発禁本を。

朝から『みちくさ市』の準備を地道にノンビリ進めて行く。緑のカッターボードの上でカッターナイフを奮いまくり、空の値札作り。続いて古本ストックタワーを上から下までじっくり吟味し、「みちくさ市」用の古本を選出。タワーとは別な場所を確保し、後日値付を行う。そして午後に外出して、釣り銭を入れる袋と(何たってもい四年も「みちくさ市」がなかったので、以前使っていたものは何処かに行ってしまった…)、その釣り銭自体を調達に出かける。ところが銀行の両替機では、現在では一日に一回だけ十枚両替出来るという、とても役に立たない両替システムにっているのを知り、愕然とする。なので苦労して買物をしたりSUICAに何度もチャージしたりして、釣り札&釣り銭を作成する。そしてせっかく無駄にチャージしたのだからと、改札を抜けて電車に飛び乗り、古本を買いに行くことにする。中央線→西武多摩川線と乗り継ぎ、まずは新小金井の「尾花屋」(2017/06/15参照)へ。店頭で一冊掴んだ後、店内中央通路の海外文学文庫棚に、面白く珍しい本が挿さっていたのを見つけてしまう。チップ・トップ書店「モダン・千夜一夜/田中直樹」である。変わった名の出版社が昭和六年に出した、文庫サイズのエログロエッセイ集である。黒いハードカバーの本体は、まるで聖書か賛美歌集のように厳めしく、低俗な中身とのギャップを際立たせている。冒頭の『自序』には、雑誌「犯罪科学」に毎月掲載した埋草原稿であることが告白されている。巻頭&文中には西洋女性の当時のモノクロヌード写真が多数挿入されており、後で調べてみると発禁本であることが判明する。ロッキング・オン社「アビイ・ロードからの裏通り/松村雄策」とともに計1300円で購入。
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ウフフフフ、来た甲斐があった。そうほくそ笑みながら武蔵境に出て、北口側の「おへそ書房」(2019/07/28参照)へ。ユー・クイーンズ・コミックス「ハルジオンの庭/田渕由美子」理論社「星新一ショートショートセレクション ピーターパンの島/和田誠絵」を計400円で購入し、帰ることにする。
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2024年04月15日

4/15「音羽館」の優しさに触れる。

昨日は朝から原稿と首っ引き。結構時間をかけてウンウン書き進めるが、もちろん途中に古本は買いに行く。あまりの暖かさにシャツ一枚で高円寺までテクテク歩き、「西部古書会館」(2008/07/27参照)の「好書会」二日目へ。しばし原稿のことは忘れてノンビリゆっくり棚を眺め回し、新潮文庫「聖ヨハネ病院にて/上林曉」東京創元社 世界恐怖小説全集3「怪奇クラブ/アーサ・マッケン」(箱ナシ)桃源社「武侠艦隊/押川春浪」光文社「屍蝋の市場/島田一男」中央公論美術出版「せせらぎ日記/谷口吉郎」を計700円で購入する。会館を出たら『あずま通り』に向かい、「古書十五時の犬」(2011/11/22参照)へ。ここではほとんど店頭均一本を買うことはないのだが、この時は集英社「魔道士/クライヴ・バーカー」を見つけたので、即座に100円で購入する。イギリスのホラー映画『ヘル・レイザー』の原作である。最後に脇道を伝って『庚申通り』に出て、店内が混み合っている「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)でパシフィカ 名探偵読本1「シャーロック・ホームズ」を300円で購入し、テクテクと帰宅する。

そして昨日に引き続き暖かな本日は、午後に野暮用で吉祥寺へ。もちろん「よみた屋」(2014/08/29参照)に立ち寄り、れんが書房新社「シルヴィーとブルーノ/ルイス・キャロル」を110円で購入し、「古本のんき」(2021/03/31参照)でシャッターに貼り出されたお休みカレンダーを眺めてから、トボトボ歩いて西荻窪へ。「古書音羽館」(2009/06/04参照)左奥の薄暗がりで本棚をボォ〜ッと眺めていると、背後から遠慮がちに「小山さん」と声がかかる。笑顔の店主・広瀬ご夫妻であった。お久しぶりですと挨拶を交わし、先日のカラサキ・アユミ氏とのトークや、カラサキ氏ご来店の話に花を咲かせる。そしてついでにあることについてついついボヤいてしまうと、広瀬氏が早速支援の手を差し伸べてくれ、ある物資を補給される。うぅぅぅ、ありがとうございます!涙がちょちょ切れそうです!とその優しさに感動し、返礼の意味を兼ねてちょっと高い本をセレクト。復刊ドットコム「怪獣大全集3 怪獣絵物語ウルトラマン/文金城哲夫 画南村喬之 ほか」を2700円で購入する。続いて総武線で荻窪に移動し、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で三笠書房「危険な遊び/ルネ・マソン」工作舎「本朝幻想文學縁起[震えて眠る子らのために]/荒俣宏」を計330円で購入する。最後に阿佐ヶ谷に歩いて帰り着き、「千章堂書店」(2009/12/29参照)で集英社文庫「青春占いブック/中川穣助」を百円で購入し、それなりに古本分母を増やすことに成功して帰宅する。ところが今日はまだまだ終わらず、ポストに嬉しいヤフオク落札品の気配が漂う。創元推理文庫「リトモア少年誘拐/ヘンリー・ウェイド」の1961年初版である。ライバルチョイありの1200円にて落札す。センス漲る装幀であるが、何処にも装幀者の記名はない。解説は植草甚一である。
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ウルトラとレアミステリ文庫とはなかなか見られない壮絶な光景……いや、あそこでは、日下三蔵氏邸では日常茶飯事か……。

※「日本古書通信2024年4月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は、盛林堂・小野氏の番。鮎川哲也の光風社「ペトロフ事件」の装幀違いについての論考。ところがこのレアな二種類目の装幀の本は、他の出版社の本に、違う装幀者で同じ意匠が存在すると言う、謎多く混迷を極める状態なので、もはや何が何だか……。
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2024年04月11日

4/11阿佐ヶ谷で小樽のパンフレットを。

午後二時に南荻窪に流れ着いたので、所々に佇む花びらを散らす桜を、名残惜しく眺めながらまずは西荻窪へ。「古書音羽館」(2009/06/04参照)にて、店頭にたくさん出ている和田誠本の中から、講談社「シネマッド・ティーパーティ」文藝春秋「ビギン・ザ・ビギン 日本ショウビジネス楽屋口」「たかが映画じゃないか/山田宏一・和田誠」を計770円で購入する。続いて「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に向かうが、しまった!今日は第二木曜日なので定休日だった……。仕方ないので素早く荻窪に電車で移動し、「古書ワルツ 荻窪店」(2020/07/30参照)で、あかね書房「いたずらラッコのロッコ/神沢利子」平凡社カラー新書「香りへの旅/中井英夫」を計440円で購入し、トボトボと阿佐ヶ谷に徒歩で帰る。最後に「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に立ち寄り、店頭棚から昭和八年の山岳紀行&随想集、山と渓谷社「山とふるさと/河田驕vを掴んで店内に進むと、中央通路左のミステリ棚に潜むように挿してあった、小樽文學舎「泡坂妻夫展」を見つけて喜ぶ。2016年に小樽文学館で開催された『魔術文学館へようこそ ミステリ作家・泡坂妻夫展』のパンフレットである。う〜む、荻窪駅北口のアーケード『荻窪北口駅前通商店街』にある古い喫茶店『邪宗門』は、泡坂が所属していた『邪宗門奇術クラブ』の溜り場だったのか…などと新しい発見に感心しながら、計660円で購入する。よし、今日も真面目に古本分母を増やしたぞ。
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などと満足して家に帰ると、筑摩書房から新刊の見本が届いていた。ちくま文庫「犯罪日誌/梶山季之 日下三蔵編」である。今回は梶山季之!そう来たか!と唸ってしまう、文庫オリジナルの犯罪&サスペンス短篇集。ありがとうございます!
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2024年04月10日

4/10古生物学者のこけし本。

午後一時前に東伏見に流れ着いたので、南に向かって谷に下り、そして坂を上がり、千川上水脇の、花びらを散らし始めた桜並木の下を潜って、やがて『三鷹通り』に入って「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。すると店頭で早速良い出会いに恵まれる。函の背の一部がテープで補修されており、本体の背も上部が少し欠けてしまっているが、芹澤_介の装幀が大変に愛くるしい、築地書館「こけし・人・風土 普及版/鹿間時夫」である。作者の鹿間時夫は著名な古生物学者であるが(仙台の「尚古堂書店」(2010/11/14参照)で化石の本を買ったことが…)、こんな本も出していたのか。その内容は作者によると『木地師・こけし及び蒐集家の三つの部分よりなっている』とのこと。110円で購入する。
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好調な出だしに気を良くして、さらに歩いて吉祥寺まで移動。「バサラブックス」(2015/03/28参照)で青樹社「死のある風景/鮎川哲也」講談社文庫「大江戸怪談どたんばたん(土壇場譚)魂豆腐/平山夢明」を計350円で購入した後、「古本センター」(2017/03/06参照)へ。ここでは創元推理文庫「ドラキュラ戦記」「ドラキュラ崩御」共にキム・ニューマンを計400円で購入した後、さらに「よみた屋」(2014/08/29参照)へ移動。冬樹社「五木寛之対談集 白夜の思想と行動」文藝春秋「エベレスト大滑降/三浦雄一郎」を計220円で購入し、今日も少しだけ古本分母を増やすことに成功する。最後の最後に「百年」(2008/09/25参照)に移動して、浪速書房「縄張り/大藪春彦」を1100円で購入してしまう。百年の文学棚に並んでいる千円前後の大藪本は、あらかた私が買ってしまっている。もう大藪の短篇の壊れっぷりと沸点の低さと爆発暴走っぷりがクセになりかけてしまっているので…嗚呼、ガンとカーとバイオレンスの果てしなきファンタジー……。
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2024年04月09日

4/9春の嵐を聞きながら。

家に閉じこもって春の嵐の音を聞きながら、仕事したり雑用をしたり。そして大阪「梅田蔦屋書店」古書棚用補充本の準備も終える。雨の止みかけた午後、阿佐ヶ谷駅で編集者さんと落ち合い、表紙デザインを担当した新刊二冊を受け取る。綺想社「暗殺者の谷/エドモンド・ハミルトン」「ファンズリーワース・ライト怪奇小説集成 毒死」である。共にパルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』に掲載された、埋もれた短篇(怪奇!SF!ミステリ!)を嗅ぎ分け掻き集めた作品集なので、いかがわしくも高尚にデザインしてみました。そして今月&来月の打ち合わせを少ししての帰り道、北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)で、ここ数日買おうかどうか迷っていた、東宝株式会社映画パンフ「獄門島」を700円で購入してしまう。表紙写真は、映画の予告編でも『金田一さん事件ですよ!』と使われていた、森の中での不審者追跡シーンで展開される金田一ターザンである。小さ目ではあるが、獄門島の見取図が有難い。表3には『東宝映画スチール写真■通信販売』の広告があり、『犬神家の一族』と『悪魔の手鞠唄』のスチールが三枚ずつ掲載されている。5枚組で600円…今更ながら、こりゃ欲しいなぁ。
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家に戻ったら古本箱を抱え、またもや外出。郵便局に赴き、大阪への発送手続きを終える。西のみなさま、商品化のタイミングを見計らい、古書棚をお訪ねくだされば幸いです。
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2024年04月08日

4/8思い切って本川越に。

田無タワー(スカイタワー西東京)が至近に聳える、田無と花小金井の中間の間延びした感のある住宅街に、午後三時に流れ着く。目の前に吉祥寺に一気に向かえるバス停があるが、ここは花小金井駅まトボトボ歩き、思い切って「西武本川越ペペ古本まつり」(2015/11/19参照)に向かうことにする。西武新宿線各駅停車下りに乗り込み、ノンビリ本川越を目指す。車窓の空はだだっ広いが、段々と黒くなりつつある雲が、雨の予感を深めて行く。午後四時前に改札を抜けて『ペペ広場』に足を踏み入れると、案の定雨がポツポツ落ち始めて来てしまった。すると居並ぶ古本テントの脇部分を、当番の古本屋さんが手早くビニールシートで保護し始めた。なので古本を見る時は、それをハラリと捲って、ワゴンとワゴンのい間の疑似密閉空間に入ることになる。何だか中州の屋台に迷い込んだ感じ…などと勝手に思いながら、次々と古本に視線を浴びせて行く。滞在時間は比較的短かったが、「利根川書店」(2010/08/07参照)のワゴンで良い出会いに恵まれ、二冊を掴む。朝日新聞社「メキシコ旅日記 ソンブレロは風まかせ/長尾みのる」小壷天書房「女性欲望論/園田てる子」であるが、共に献呈署名入り本なのであった。激安の計800円で購入する。川越はちと遠いが、来た甲斐はありまくり!
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※明日辺りから書店に並び始める「本の雑誌 鯉のぼり追いかけ号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、雑司が谷の『和雑貨と古本 旅猫雑貨店』を秘密取材し、日本中のコンパクトな雑貨が集まる店内にうっとりしながら、物凄く良く回る独楽とけん玉本を購入しておりますので、この記事で予習した後、4/21開催の『みちくさ市』と共にお楽しみいただければ幸いです。
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2024年04月07日

4/7竹中英太郎装幀!

朝から大阪へ送る補充本と、そろそろ動き始めておきたい『みちくさ市』の準備を始める。新たに台所に出来つつあるストック山を切り崩し、あれこれ悩んでいると、玄関のチャイムが鳴る。来たか!と慌てて鉄扉を開けて受け取ったのは、待ち焦がれていたヤフオク落札品である。新潮社「魔人(創作集)/大下宇陀兒」であるが、函ナシ・背欠け(手作り補強背)・表1外れの、完全なる難アリ状態。だがこの本は、竹中英太郎装幀なので、是が非でも手に入れたかった!と言うわけでライバルアリの、3655円で無事落札す。内容は中編の『魔人』以外に、『赤蹄館の狂毒』『恐るべき教師』『死の愛慾』『餓鬼道』『魔法街』『血妖』を収録。即座に表1を修繕して本体にくっ付け、安心して読めるようにする。それにしてもこの手作り背の文字、マジックで書かれているが、なかなか味のある趣きなので、これはこれで良しとする。
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それにしても英太郎の装幀は、不気味で繊細で妖しくてセンシティブ!「魔人」の匣絵は(邪悪なアールデコ風にデフォルメされた、口を開けた男の横顔)、平凡社の別冊太陽「乱歩の時代」の表紙に使われており、猟奇的な雰囲気満点であるが、表紙はそれに呼応したような女性の横顔と、髪の毛のデザイン意匠が絡んでいる。本扉にも緑の一色刷りの英太郎の絵が使われており、やはり手に入れて良かったと感動してしまう一冊なのである。それにしても同じ博文館の宇陀兒本「恐怖の齒型」とまるで兄弟のような本なので、戯れに一緒に記念撮影する。
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午後は色々備えるための古本分母を増やすため、近所に古本狩りに。阿佐ヶ谷では「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)では、ハヤカワポケミス「鳥/デュ・モーリア」毎日新聞社「ゆく都市くる都市/橋爪紳也」を計220円で購入する。帳場にいたのは店主の天野氏だが、実は恐らく今年会うのは初めて(いつもバイトさんか奥様だった)…あけまましておめでとうございます。そのまま荻窪にテクテク向かい、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で、筑摩書房「グリコのおまけ」河出書房「ヨーロッパケチョンケチョン/遠山影久」面白半分「とにかく。よp氏雪淳之介。*愛蔵版*」を計330円で購入する。そして線路下を潜って北側に出て「古書かいた」(2022/07/07参照)へ。集英社 海外推理傑作選1「完全殺人を買う/松本清張編」魚住書店「女残虐奇録/永松浅造」秋田書店「生き人形/楳図かずお」を計550円で購入し、古本購入ゲージがアップした気がするので、ホッと一安心して帰宅する。
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2024年04月06日

4/6サンカクヤマでニコニコ。

本日も二日前と同様に、午後一時前に世田谷の住宅街に流れ着いてしまったので、「江口書店」(2010/03/29参照)に行くのをまたもや諦め、東急世田谷線と人身事故でダイヤが乱れがちの小田急線と総武線を懸命に乗り継ぎ、高円寺に一気に出る。そして「西部古書会館」(2008/07/27参照)にて、『大均一祭』一日目の二百均会場に突入する。午後二時過ぎでもまだまだ賑わう空間に身を潜ませ、宗教関連が目立つなと思いつつ、四冊をセレクト。共同通信社「記者読本 ニュースのうらおもて/共同通信社社会部長 木下健二編」講談社「ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド/荒俣宏」平凡社「増補新版 トリュフォー ある映画的人生/山田宏一」講談社「遠藤周作ミステリー小説集」を計800m円で購入する。この市は、明日は百円均一に。そして明後日は驚異の五十円均一となる。会館を離脱したら西の『庚申通り』に出て、「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)へ。うむむむむ、店頭木箱の中に面白そうな古い雑誌が何冊か……でやっ!久保書店 世界的ハードボイルド・ミステリィ雑誌「マンハント 1961 12月号」は稀少な大判バージョンではないか!他にも昭和三十年代の国際ガン出版.K.K「月刊GUN」四十年代のベースボールマガジン社「GUNマガジン」コンシューマー・センター「コンシューマー NO.4」東京新聞「アメリカ合衆国建国200年記念 大西部開拓展」国書刊行会 日本幻想文学集成14「江戸川乱歩.別役実編」をセレクトし、計700円でニコニコ購入する。いやいや、これは楽しい収穫収穫収穫。
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「コンシューマー」は昭和三十年代の、カラーグラビア中心の広告雑誌である。東レの広告は、デザイナーが伊坂芳太郎でコピーライターが土屋耕一。今でも充分通用する良い仕事である。
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2024年04月05日

4/5ヒット&アウェイで四冊を。

本当は昨日から始まった「西武本川越ペペ古本まつり」(2015/11/19参照)に行くつもりだったが、空模様が怪しさを持続してしまっているので、日和っていつものように神保町の古書展に向かうことにする(以前土砂降りのときに行ったら、まつりがお休みだったことが(2017/04/11参照))。と言うわけで、午前十時十分の「東京古書会館」(2010/03/10参照)である。地下のホールでは今日明日と「書窓会」が開かれている。階段を下り、荷物を預け、会場内に入ると、いつもより欲望と熱気が渦巻いているのを肌で感じてしまう。左奥に進んで行くと、うわっ!「あきつ書店」の棚が二重三重の修羅垣に囲まれ、激しい古書の争奪戦が勃発している。皆茶色い古書の塊を抱えながら、棚を見るベストポジションを求め、ジリジリドンドンケンツクケンツク……「押すんじゃない!」と怒っている人も。この緊張感の漲る場に無策で飛び込むわけにはいかない…と言うわけで“ヒット&アウェイ”策を採り、細い一瞬出来る隙間を見つけてはそこに入り込み、捜索出来る範囲の棚を見る。終わったら後に退き、新たな間隙を見つけ飛び込む。それを辛抱強く何度も繰り返し、左右二台の棚にどうにか目を通す。結果、春秋社「探偵小説 完全殺人事件/C・ブッシュ作 井上良夫譯」(函ナシ)文藝春秋社「髑髏の思ひ出/正木不如丘」(函ナシ)角川書店「死者の書/折口信夫」(函ナシ)中央公論社 ともだち文庫「どんぐりと山猫/宮澤賢治」を得るのに成功する。すっかり集中力を使い果たしてしまったようで、後の棚をすべて見回るが、結局本を一冊も掴む事なく、先ほどの四冊を計1200円で購入し、地下から脱出する。「死者の書」が嬉しい。古代日本を舞台にした幻想小説であるが、表紙にはエジプトの埋葬された木乃伊に、再生の象徴である鷹(ホルスが)舞い降りた意匠がくっきりとエンボス加工されている。お国は違えど、これも死者の再生……折口信夫、センスあるぅ〜。
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そして昨日、ヤフオクにて大物でもある憧れの本を落札する。完本ではないのだが、それでも今から届くのが楽しみでしょうがない。早く見たい!この手にしたい!
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2024年04月04日

4/4緑波から夢聲へ。

午後一時に、一月は『ボロ市』の舞台になる世田谷の街に流れ着く。ここからなら、東急世田谷線に乗って三軒茶屋に出て、三宿の「江口書店」(2010/03/29参照)を訪ねたいところだが、開店まで後二時間もある……と言うわけでさっさと諦めて、世田谷線→京王線→井の頭線と乗り継ぎ、安心の吉祥寺に出てしまう。「バサラブックス」(2015/03/28参照)で雄鶏社「推理小説叢書7 浮囚 其の他/海野十三」「推理小説叢書8 海象に舌なきや 其の他/小栗虫太郎」を計600円で購入。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)にて、サンリオSF文庫「枯草熱/スタニワフ・レム」岩波少年文庫「かじ屋横丁事件/V・シェザーチ」を計660円で購入し、さらに続いて「古本のんき」(2021/03/31参照)に移動。角川文庫「中原中也詩集/河上徹太郎編」わせだ書房新社「得手に帆あげて/本田宗一郎」を計200円で購入し、吉祥寺から撤退する。だがそのまま帰ることなく、荻窪にて途中下車。そそくさと「竹中書店」(2009/01/23参照)に向かい、店頭二百均ワゴンから新潮日本美術文庫「松本竣介」を掴んでから店内に進み、左側通路壁棚の日本文学ゾーンに何か動きがないかと、一心に目を凝らす。早速目に留まったのが、ちゃんと元セロ付きの東京創元社「ロッパ食談/古川緑波」である。その薄手の本をそっと抜き出し、ページを繰って見ると、わわわわわ!筆書きの徳川夢聲宛献呈署名入りなのであった。これは、決して見逃してはならぬ一冊!と激しく興奮し、先述の本と合わせて3200円で購入する。「竹中書店」バンザイ!
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そんな楽しい古本ハンティングの余韻覚めやらぬまま「古書ワルツ 荻窪店」(2020/07/30参照)に向かい、飛鳥新社「話せばわかるか 糸井重里対談集」文化出版局「火の車板前帖/橋本千代吉」文藝春秋「漫画讀本 昭和44年8月号」「漫画讀本臨時増刊プレイ モア AUGUST1968」を計440円で購入し、本日の古本購入ゲージが満タンになった気がするので、すっかり古本で重くなったリュックをよいしょと背負い直し、テクテク歩いて帰宅する。
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2024年04月02日

4/2連載のために。

本日の動き出しはノンビリで、その後の動きも春の陽気にあてられたのか、比較的ノンビリモード。ゲラをひとつノンビリ戻し、午後に古本を携え西荻窪に出向き、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)内の「フォニャルフ」棚に補充する。そして小学館「素晴らしきラジオ体操/高橋秀実」目黒書店「スキー登山/船田三郎」を計200円で購入しつつ、店主・小野氏に「日本古書通信」連載中の『ミステリ懐旧三面鏡』次回原稿のために、ある相談をする。それは苦肉の策の古本トレードなのであったが、なんと無事に。そしてフェアーに交渉成立し、目的の本の入手に成功する。やった!これで原稿が書けるぞ!…いや、本当はなくてもどうにかなるのだが、やっぱり本物を手に入れた方が何かとドラマチックなのである。まだ全然書いてないのですが、次々回の私の番をお楽しみに。そしてさらにデザイン仕事や、今月の盛林堂・イレギュラーズについて色々打ち合わせたので、いつものように、何か私好みの一冊を所望すると、小野氏がバックヤードを探し回り、色々出してくれたのだが、残念ながらどれも読んだ本ばかりであった。「う〜ん、ちょっと最近安く売れるような、ダブり本とか訳アリ本がないんだよね〜」などと激しく苦しみつつ、六月の催事『萬書百景市』に備えてストックし始めている本の山を、ちょっとだけ紹介してくれながら探索して行く。それにしても良質な探偵小説&ミステリばかりなので、早くも開催と同時に激しい争奪戦が繰り広げられるのを確信してしまう…。そんなことがありながら出て来たのが、文京出版「少年少女 譚海文庫 昭和二十五年 譚海臨時増刊第一号」であった。「さすがに読んだことないでしょ。ちょっと傷んでるけど、珍しいし、全部読み切りだし、ほら、香山滋も載ってるよ」ということで三千円で購入する。毎度ありがとうございます。今月もイレギュラーズやデザイン仕事、がんばります!と改めて現金に精勤を誓う。
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南沢十七の「怪奇科学小説 怪異壺男」が、なかなか能天気な人体改変話で半笑半驚してしまう。
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2024年03月31日

3/31またもや「アカシヤ書店」が好きになる。

春が失われたかのように、冬から初夏へ一足飛びだった昨日は、午後二時に上連雀に流れ着いたので、そのまま怒濤の古本買いに突入する。まずは「りんてん舎」(2019/03/30参照。開店五周年おめでとうございます!)に向かい、ふらんす堂「古韻余響?/中村真一郎」(署名入り)中公新書「近代化遺産を歩く/増田彰久」HAZAN「DADA/Serge Lemoine」を計770円で購入し、一旦外に出るが、均一箱の中に見逃していたアップルBOXクリート「コンドール・キング1 武内つなよし傑作集1」を発見してしまったので、慌てて店内に引き返し110円で購入する。続いて「水中書店」(2014/01/18参照)で創元推理文庫「ルピナス探偵団の当惑」「ルピナス探偵団の憂愁」ともに津原泰水を計200円で購入し、さらに吉祥寺にトボトボ移動する。「古書 防破堤」(2020/01/22参照)で平凡社「東宝行進曲 私の撮影所宣伝部50年/斎藤忠夫」を100円で購入した後、一気に「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。鹿島出版会「近代建築ガイドブック[関西編]/石田潤一郎+沢田清+柴田正己+中川理+福田晴虔+山形政昭」洋酒天国社「洋酒天国・numero10 ミステリー特集号」を計660円で購入し、ようやく帰宅の途に着く。よし、ほんの少しだが、今日も古本在庫分母の増加に成功したぞ!

そして今日も引き続き初夏の日曜日。朝から地道に原稿書き。午前のうちにどうにかまとめ上げ、午後に古本を買いに出る。バスで一気に中村橋に向かい、「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)へ。お客さんも多く、本の買取も多い賑やかさに溢れている。春陽文庫「合作探偵小説 屍を 他六編/江戸川乱歩他」ケイブンシャ「日本全国の埋蔵金伝承 謎の埋蔵金」山と渓谷社「円龍の下町人情味処/三遊亭円龍」を計525円で購入する。続いて保谷に移動して「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)へ。ほっほう、店頭棚にずいぶん新商品が補充されているではないか。喜びスパスパ気になる本を抜き出して行く。英語精習社出版部「英語會話 口と口〔米國訪問記〕/岩堂保」(大正六年第八刷の英会話学習用対訳付米国紀行)日本文芸社「結婚詐欺 夜の民法入門 貞操と金を狙う誘惑社の手口分析/木谷政夫」金園社「香港・マカオ・台北の旅/平岩道夫」後樂書房「河童昇天/萬造寺龍」(河童研究の集大成!)晶文社「子どもの本屋、全力投球!/増田喜昭」(署名落款入)七星書院「アメリカ雑記帳/中野五郎」ロマン・ブックス「下り“はつかり”/鮎川哲也」日本経済新聞社「盗賊会社/星新一」を計880円で購入する。怪しい本が幾つか買えたので、またもや「アカシヤ書店」が好きになる。
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この辺りが小粒だが手応えのある収穫である。
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2024年03月29日

3/29嵐でもやっぱり古本を。

ほぼ嵐と言っても間違いない風雨の中、午前十時過ぎの神保町に出現し、「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下の『下町書友会』を訪う。平日金曜日で、しかもこの風雨…それほど人がいるわけではなく…何てことは決してなく、もはや地下で蠢いている古本修羅たちがたくさんいるのが、既にいっぱいになっている巨大傘立てを見ただけで理解出来る。地下に下って、悪天候をものともしない先客たちに感服しながら、棚をじっくり見て回る。およそ一時間弱で、八冊を手にする。春陽堂文庫「男兒出生/尾崎一雄」「續半七捕物帳(1)/岡本綺堂」司文館「冒險探險小説 孤島の凱歌/三輪正好」六興出版「ロッパの悲食記/古川緑波」新潮社「血まみれの野獣/大藪春彦」(帯に『強奪犯人が徹底的に読んだ≪三億円事件≫の教科書?』の惹句あり)角川書店「恐ろしき四月馬鹿/横溝正史」日本出版協同株式会社「旦那の遠めがね/石黒敬七」桃源社「酔いどれひとり街を行く/都筑道夫」を計2150円で購入する。「男兒出生」と「孤島の凱歌」が良い出会いであった。ちなみに「孤島の凱歌」は「佐藤藝古堂」さんの棚から。ちなみに「佐藤藝古堂」の値札には、その本のジャンル(“小説”とか)が書かれているのだが、この「孤島の凱歌」は“ジャリ”…つまりは子供の本と言うことなのである…ジャリのための本、大好物きです!
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地下から脱出し、再び激しい風雨の中へ。これから連載の取材に向かうのだが、この悪天候に気持ちが折れてしまったので、取材プランを“B”に変更し、近場で済ませることにする…その代償として、た、高い本を買ってしまった…いや、欲しかった本なのだ。プランBに、悔いはない!
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2024年03月28日

3/28昨日と今日で11冊+2。

昨日は午後二時に北烏山の住宅街に流れ着いたので、千歳烏山駅から京王線特急に乗り、一気に明大前へ。そこで井の頭線上りに乗り換え、まずは東松原で途中下車。「古書瀧堂」(2014/05/01参照)に直ぐさま到着し、みすず書房「芸術の意味/ハーバート・リード 滝口修造訳」A&W Visual Library「Handmade Houses A Guide to the Woodbutcher7s Art/Art Boericke・Barry Shaporo」を計600円で購入する。洋書「Handmade Houses」は、森の中の個性的過ぎる手作り小屋写真集。ほとんどファンタジーの世界が具現化されているかのよう。
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これなんか丸っきり、ムーミン谷の艀の先の小屋ではないか!

次は下北沢に出て「ほん吉」(2008/06/01参照)へ。ノーベル書房「自由をわれらに 全学連学生の手記」岩崎美術社「旅のイラストレーション/絵・安野光雅」牧神社「ノヴァーリス童話集/齋藤久雄訳・建石修志絵」小峰書店 こみね幼年どうわ8「むかし むかしの おつきさま/作=平塚武二 え=渡辺三郎」を計660円で購入する。こみね幼年童話の一冊が、ちゃんとカバー付きで110円で買えたのは嬉しい。好きな自分用の本も買いつつ、将来の販売補充用弾丸としての古本もチビチビ買い集めておく…何だかおかしな話であるし、家に古本が増える一方なのだが、これもまた楽しいのである。

そして本日は午後に古本を買いに出る。「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『期末古書青札市』初日である。初日であるが、平日午後なので、会館内には比較的平和な時が流れている。そんな緩い空気の中をゆっくりと泳ぎ、改造社「蟻の生活/メーテルリンク 園信一郎譯」国書刊行会「とむらい機関車/大阪圭吉」晶文社「スタンダップ・コメディの勉強/高平哲郎」早川書房「ハリウッド映画特急/原田真人」福音館書店《こどものとも270号》「とぶ/谷川俊太郎・作 和田誠・絵」を計1400円で購入する。そんな獲物たちを携え家に帰ると、ポストに新たな獲物が、罠にかかったように飛び込んでいた。ヤフオク落札品の博文館文庫「冒險小説 海底軍艦」「武侠の日本」ともに押川春浪である。「海底軍艦」は250円、「武侠の日本」は550円と、超格安値で落札す。「海底軍艦」は雑誌「新青年」附録の博文館文庫と同じ外装である。そして背には『第一巻』の文字が入っていたので、もしや分冊して出版したのだろうか?と気になったので、文武堂の「海底軍艦」と照らし合わせてみると、どうやら最後までちゃんと収録されている。では「海底軍艦 第二巻」には何が載っているのだろうか?そして、出版されたのだろうか……?
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2024年03月26日

3/26「みちくさ市」復活!

朝から雨の音を侘しく聞きながら、デザイン仕事を幾つか。そしてまだちょっと先の話であるが、ある大きな依頼が舞い込む…ちょっと個人で出来るのかどうか悩みながらも、一応は受けてみることにする。人生何事もチャレンジである。だが途端にぼんやりとした不安に襲撃され始めたので、正午過ぎに傘を差して古本を買いに行くことにする。阿佐ヶ谷駅前の「千章堂書店」(2009/12/29参照)で、まずは同文書院「地震と人*その破壊の実態と対策*/村上處直・伊藤和明」を百円で購入する。カラー口絵&本文中に多数掲載されている、二人の地震研究者が収集したと思しき地震被害の写真がスゴい。そしてそのまま吉祥寺に出て、「古本センター」(2017/03/06参照)で河出書房新社「ハラノムシ、笑う 衛生思想の図像学/田中聡」小学館入門百科シリーズ12「手品・奇術入門/引田天功監修」を計590円で購入する。さらに「バサラブック」(2015/03/28参照)に向かうと、店内には店頭棚&箱が引き込まれ、小さなお店がより小さくなっていた。最奥の幻想&ミステリゾーンで、トレヴァー・ブラウンの画集、河出書房新社「my arphabet/Trever Brown」が目についたので手にしてみると、本扉の次の本文扉にピンクの色鉛筆で署名が入っていたので、家に連れ帰ることにする。ジャパンタイムス「翻訳という仕事/小鷹信光」とともに計1500円で購入する。雨が酷くなり始めたし、不安がちょっとだけ後退したので、家に戻ることにする。
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※そして4/21(日)に久々に開催される「みちくさ市」に参加させていただきます。くぅぉぅっ、みちくさ市、復活!場所は『あしあと動物病院』前。さぁ、古本を準備しなくちゃ!
https://kmstreet.exblog.jp/

●開催日時
2024年4月21日(日)
11:00〜16:00
雨天中止です。・当日8:00に天候による開催の有無を決定します
・みちくさ市本部 携帯電話:090-8720-4241

●会場
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
東京メトロ副都心線・雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ

●お問合わせ
k-gensei @nifty.com
みちくさ市本部 携帯電話:090−8720−4241

●主催
鬼子母神通り商店睦会  運営/わめぞ  
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2024年03月23日

3/23明日また神保町で。

午後二時前に、ここら辺り特有の高低差を乗り越え、恵比寿に流れ着く。ならば、目黒区三田に移転した新「九曜書房」を!と一瞬思ったが、残念ながら土曜日は定休日であった。仕方ない…と言うわけで山手線と総武線を乗り継いで高円寺で下車する。雨模様のため中止になった『神保町さくらみちフェスティバル』の影響か、多くの人で賑わう「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『中央線古書展』に飛び込む。じっくりではなく、ハードル低く結構素早く見て回り、中公文庫「やぶにらみの時計/都筑道夫」「肌色の月/久生十蘭」集英社りぼんマスコットコミックス「P.M.3:15ラブ・ポエム 太刀掛秀子傑作集1/太刀掛秀子」東京創元社 現代推理小説全集12「その子を殺すな/ノエル・カレフ」(函ナシ)偕成社世界科学探偵小説13「怪盗ルパン 怪人対巨人/ルブラン作 寒川光太郎訳」(カバー版)六興出版「推理SFドラマの六〇年/上野友夫」桃源社 書下し推理小説全集7「断層/高木彬光」を計1200円で購入する。遅い時間での参戦の割には、安く色々な古本が買えて良かった。そんな収穫をぶら下げて、まだ高円寺を離れずに『あづま通り』に向かい、「古書十五時の犬」(2011/11/22参照)へ。圧縮極狭迷路を行ったり来たりして、みき書房「愛してるかいSF 語り下ろし/新井素子・夢枕獏・大和眞也・菊地秀行他」を400円で購入して帰宅する。
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そして明日はいよいよ『神保町さくらみちフェスティバル 古本まつり』最終日。初日同様、『書泉グランデ』前の盛林堂ブースでお会いいたしましょう!
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2024年03月22日

3/22とにかくプリティーである。

午後一時に千歳船橋に流れ着いたので、テクテク小田急線高架沿いを歩いて経堂方面へ。もちろん目指すは「ゆうらん古書店」(2022/09/05参照9である。店頭で新書館「テラヤマワ=ルド 寺山修司全仕事展」を掴んだ後に文庫棚に目を移すと、隅っこに可愛らしいペーパーバックが二冊…これはもしや…と引き出してみると、案の定ディック・ブルーナデザインのシメノンの小説であった。ZWARTE BEERTJES・POCKETBOOKS「DE SPOKEN VAN DE HOEDENMAKER」「MAIGRET en het lijk zonder hoofd」共にGEORGES SIMENONである。三冊合計500円で購入する。シメノン本は、共に緑を基調としており、シンプルだが味のあるデザインがとにかくプリティーなのである。特に船の方は、構図色使い共に職人技の極地な一冊!
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この本をしばらく仕舞わずに手にして眺めながら経堂駅に向かい、続いて小田急線で下北沢へ。「ほん吉」(2008/06/01参照)で創元推理文庫「マッド・サイエンティスト/S・D・シフ編 荒俣宏他訳」を110円で購入した後(店頭大判本ゾーンに二冊の古いスクラップブックがあり、すべてのページに昭和三十年代の中村錦之助の記事と写真が貼付けられている(素晴らしい出来映え!)…ちょっと欲しいと思ったが、『これを買ってどうするんだ?』と激しく己に問いかけ、どうにか自制する)、ブラブラと「古書明日」(2017/01/31参照)へ。店頭で日本テレビ「優作トーク/山口猛編」早川書房「映画的なあまりに映画的な 美女と犯罪/山田宏一」を掴んでから店内に進み、ブルーナデザインに刺激され、前から狙っていた負けないくらいプリティーなデザインの一冊を帳場に差し出す。講談社「にっぽん・あなあきい伝/殿山泰司」である。帯が付いているのが好ポイント!と計1700円で購入する。こちらのカバーデザインは和田誠。殿山泰司を描かせたら世界一!と言っても過言ではない。いや、プリティープリティー。
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2024年03月21日

3/21黒白書房版夢野久作全集第六巻。

正午前にレターパックが届いたので急ぎ開封してみると、『日本の古本屋』で注文した古本であった。黒白書房「夢野久作全集 第六巻」(函ナシ。昭和十一年刊)である。先日、何気なく『日本の古本屋』で“黒白書房”を検索してみると、大体五桁の値が付く本がズラズラ続く中に、二千円の値段で紛れ込んでいたのである。まぁ函ナシだし、ちょっとだけ色鉛筆赤&青の線引きがあるのだが(これはもう速攻で消しました)、それでも安い!と信じ、即座に注文したのである。この黒白書房の久作全集は未完で、恐らく四・六・八巻の三冊しか出ていないのである。六巻の収録作は『犬神博士』と『超人鬚野博士』で、つまりは“博士縛り”の一冊と言うわけか。おぉ、戦前の単行本で久作が読める幸福……今からゾクゾクしてしまう。
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そんな風に本日の古本欲は充分に満たされてしまったのだが、やはりさぼらずに、近場でも良いから古本は買いに行くことにする。久作全集の代金を振り込んだ後、まずは荻窪にテクテク向かい、「竹中書店」(2009/01/23参照)で福音館書店「ゾウのドミニク/ルドウィック・J・ケルン 内田莉莎子訳 長新太絵」(一九七四年初版)を200円で購入する。続いて総武線に乗って吉祥寺まで移動し、「百年」(2008/09/25参照)で角川文庫「星条旗と青春と 対談・ぼくらの個人史/小林信彦 片岡義男」を330円で購入する。次は中央線で中野に移動し、『中野ブロードウェイ』四階の「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)へ。コーベブックス「ファントマ/ピエール・スーヴェストル マルセル・アラン共作 久生十蘭訳」新文社「右門捕物帖 第八巻/佐々木味津三」を計1320円で購入する。そして『早稲田通り』に抜け出て「古本案内処」(2015/08/23参照)へ。店頭均一棚から角川新書「風土と文學/寺田寅彦」を見つけて店内均一棚前に移動すると、よっ!創元推理文庫「吸血鬼ドラキュラ/ブラム・ストーカー」の猫マーク版を発見したので、ウフウフと喜ぶ。計220円で購入する。こんな風に蝶が花から花へ移るように、古本を求めて店から店へ移動し続けたので、今日はもうバスで帰ろうかと『早稲田通り』沿いのバス停目指して歩いていると、あぁ!バスが正に発車するところであった…ええぃ、それならば歩こう!と結局いつものように歩いていつもの行程をたどることにする。と言うわけで高円寺『庚申通り』の「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)にたどり着くと、店頭で薔薇十字社「黄金遁走曲/久生十蘭」が出されているのに気付いたので、迷わず200円で購入する。うむ、結果良ければすべて良し!と言ったところか。
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2024年03月20日

3/20三度開店する。

と言うわけで、午前十時半に神保町『書泉グランデ』前に到着し、今日から日曜日まで開催される『神保町さくらみちフェスティバル』に参加する「盛林堂書房」(2012/01/06参照)ブースで“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”に変身。午後に大きく崩れると予報されている天気を気にしながら、店主・小野氏とともに開店準備に勤しむ。
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いつもの如くワゴン前にはすでにミステリ&SF狩人たちが、その眼を狼のように爛々と輝かせている。今回盛林堂ブースはワゴン二台の構成で、『靖国通り』側から見て、左が文庫本、右が新書サイズ本となっている。やがて午前十一時となり、販売がスタート。小野氏が接客を担当し、私は古本を掴む三十名ほどのお客のプレッシャーをはね返すために、暫くワゴンと棚を後からグッと押さえ続ける。それが落ち着いたら、ひたすら続く接客作業に懸命に集中して従事する。札を千切って千切って暗算暗算……。そんなことを二時間ほど続けていたら、西の空が怪しく急激に曇り始め、やはり予報通りに雨が落ち始めてしまった。酷くなる前にワゴンにブルーシートを被せ、ゴムバンドで結束し、一冊も本を濡らさぬよう対処する。
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ぬぉぉぉぉっぉ、命がけのスピード勝負……それにしても去年に引き続き、雨に祟られてしまったか(2023/03/24 & 03/25参照)……。とにかく天候相手ではどうしようもないので、たまたま姿を現わした日下三蔵氏とともに三人で昼食を摂りに行くことにする。傘は持っていないが、両手にたくさんの古本を携えていた日下氏と、相合い傘で移動する。そして午後二時過ぎ、お店の外に出てみると雨が上がっていたので、再びの開店準備を慌ただしく済ませ、尚且つ大幅に補充して第二次販売がスタートする。ここからまたもや暗算地獄…そして午後四時になると、またもや空が怪しくかき曇り、雨がポツポツ落ち始めてしまった。小野氏と息を合わせて神速でブルーシートをワゴンに掛けた後、雨が酷いので近くの「喇嘛舎」さん(2010/06/18参照)に避難する。そこで『今日はもう開けられないだろう』と考え、本日の売り上げの計算に入る。だがその作業が佳境を迎えた時に、雨は上がりしかも晴れ始めてしまった。そこで急遽ワゴンに戻り、三度の開店作業……ブルーシートの水滴をびしょ濡れになりながら拭き取り、段々強くなり始めた風の中で三度目の開店に漕ぎ着ける…だが時間は残り四十分。雨は降っていないが、風が段々強さを増し、終いには札は飛ぶ、金は飛ぶ、本も飛ぶ、本は袋に入らないの過酷な接客状況に陥る。おまけに急激に気温が下がり始めて、極寒の『靖国通り』なのである。だがそれでもワゴンを見に来てくれるお客さんがいるので、午後六時までブルブル震えながらも、どうにか完走する。最後のお客さんは閉店作業中に現れた、日本語の喋れない外国人客で、昭和初期の日本小説文庫を十冊ほど購入。「あ〜〜〜、ワンサウザンドスリーハンドレッドエン」などとつたなくやり取り。そし最後に、夜に吹き荒れるはずの風速十メートルに備え、いつも以上にワゴン二台をぐるぐる巻きにして、何も吹き飛ばされぬよう対策を施す。午後六時半過ぎ、再び「喇嘛舎」さんに移動し、売り上げ計算のやり直しをする。その過程で、周囲の棚を眺めると素晴らしい古本が並びまくっていたので、ついつい仕事を疎かにし、松竹株式會社出版部「奇蹟の處女/大下宇陀児」ユナイテッドアーティスト「ナポレオン・ソロのテーマ」を計1800円で購入する。さらに盛林堂さんから労いのボーナスとして、売れ残った東方新書「裸女観音/岡田鯱彦」を受け取り、かなりのハードワークが報われた、一日の終りを迎える。ぁぁぁぁぁ、大変にお疲れさまでした。次回日曜日も頑張りますので、よろしくお願いいたします。
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2024年03月19日

3/19実は明日も神保町。

まだちょっと春は遠いと感じるような、冷たい風が吹いている。午後に外出し、打ち合わせを一つこなす。その帰りに神保町に立ち寄ると、『靖国通り』沿いの南側歩道には、ワゴンが並び始めている。明日から始まる『神保町さくらみちフェスティバル』の準備が始まっているのだ。実は去年に引き続き、今年も『書泉グランデ』前の盛林堂ブースにて、盛林堂・イレギュラーズ・エクストラとして売り子&雑用係を務める予定。初日20日(水)と最終日24日(日)の二日間、身を粉にして働いておりますので、どうか遊びに…いや、古本を買いに来てください!そんな激務で暗算地獄の明日を予感しながら、「@ワンダー」(2009/01/21参照)に身を寄せて、ミステリとSF古本にしばし溺れる。鱒書房「スリラー映画小説集1/植草甚一・他」宝石社「白い残像/加納一朗」警察図書「探偵小説集 名刑事/由利英」を計4800円で購入する。「スリラー映画小説集」は外国スリラー映画のノベライズ短篇集で、ギャング映画『二十四時間の恐怖』を大坪砂男が、ショック映画『暴力教室』を日影丈吉が、そして解説を植草甚一が担当する、大変に興味深い一冊である。880円は安かった。そしてイチかバチか買ってみた警察に関係あるんだかないんだか不明な出版社警察圖書の「名刑事」は、買って正解であった。昭和二十六年刊の仙花紙本で、一見警察実録物のようなのだが、実は純粋な創作探偵小説集なのであった。ただし『あとがき』によると、実際の事件や捜査に取材し、『誰が犯人か』ではなく『如何にして捜査するか』に眼目を置いているとのこと。言わば警察小説の部類に入る探偵小説と言うことであろうか。これは読むのが楽しみである。その後は『白山通り』に出て北に向かいつつ、「日本書房」(2011/08/24参照)前にて足を留める。ロマン・ブックス「吸血蛾/横溝正史」DNPアートコミュニケーションズ「ユーフラ
テスブック 研究から表現へ/ユーフラテス」を計400円で購入し、明日に備えて明日も来る神保町から離脱し、帰宅する。
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posted by tokusan at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 追記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする