「やま書店」、入ってみたかった…。そんな古本屋遺跡を目撃しながら駅前に着くと、ガ〜〜〜〜ン!「ハイカラ横丁まるや」はシャッターが下りていた…残念、お休みか。隣りの武蔵小山の「九曜書房」も確か月曜には定休日のはず……仕方ないので、まだまだ続きそうな残暑で火照った身体を、東急目黒線→山手線→総武線のシートに沈め、阿佐ヶ谷に帰り着く。そしてすぐさま「千章堂書店」(2009/12/29参照)の店頭児童文学箱をガサリゴソリ。今日は講談社の幼年創作童話1「オバケちゃんとむわむわむう/松谷みよ子・作 小薗江圭子・絵」(背焼け、第13刷帯付き)を百円で購入する。今日も良い児童文学が買えたと満足しながら『旧中杉通り』を北進していると、おっ、今日は「ネオ書房」(2019/08/11参照)が開いている。最近「@ワンダー」上階に出来た神保町店に力を入れていたらしく、営業が不定期になっていたのである。中に入ると、帳場にいるのは切通氏でもなく奥さまでもなく、見知らぬ男性である。久々の店内をつぶさに観察して行くと、『怪獣ブロマイド』なる手札サイズの分厚いクリアファイルが棚に挿さっているのを発見する。引き出してみて見ると、所謂5円&10円引きのブロマイドで、主に『ミラーマン』『帰ってきたウルトラマン』映画ゴジラシリーズのものであった。だが前の方にはしっかりと『ウルトラマン』『ウルトラセブン』もあったので、そこに意識を集中し、ヨレはあるがウルトラマンと三面怪人ダダが闘う一枚を300円で購入する。プリミティブアートを根元に成田亨がデザインしたダダが、迦楼羅が根元にあるウルトラマンが闘う側面図は、どぎつい着色が施され、もはやこのシーンがアートの域に突入していると言っても過言ではない。噫、瀧口修造あたりに、評していただきたい一枚である…。
※【特集 ここ“も”愉しい古本屋さん】を岡崎武志氏が責任編集の、東海教育研究所「望星 2023年10月号」がついに完成!岡崎氏渾身のエッセイ『古本の門は誰にでも開かれている』、岡崎氏と私の対談『すべての“未知”は古本屋に続く』(ちなみに私のトーク中の写真が、まるで松本零士のキャラ“ヤッタラン”の横顔のようになっております。編集部は何故こんな面白い顔の写真を選んだのか…ちょっと面白いので敢てそのままにしておきました)「古書日月堂」さんの『古本屋ですけど、本棚はありません』、仙台「火星の庭」の『火星にはブックカフェがあります』、「盛林堂書房」さんの『店&出版で祖父を超えたい!』、岡崎氏が竹馬の友である京都「古書善行堂」に根掘り葉掘り聞く『店主とのおしゃべりも愉しい』(これは私が構成を担当)など、古本好きにも、古本初心者にも嬉しいためになる内容になっております。書店でお見かけの際は、迷わずレジへ。また見かけなかった場合は、こちらから注文をよろしくお願いいたします!
https://www.tokaiedu.co.jp/bosei/

