2018年07月12日

7/12何気ない昨日と今日。

昨日は夕方に駒場の谷底に流れ着いたので、いそいそと「河野書店」(2008/09/08参照)の様子を見に行く。店頭は涼やかだが、その見た目をヒドい暑さが凌駕してしまっているのが悲しい。それでも、ウルトラ人形やミニカーも混ざる店頭を楽しみ、店内へと進む。むっ、いつの間にか帳場の左側に鞄置場が出来ている。本を見るためには、ここに鞄を置かねばならないのだ。指示に従い、アカデミックな店内をグルグル。角川文庫「幻の馬車/ラーゲルレーフ」を250円で購入する。
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本日は溜まった仕事と早朝から大格闘。根を詰めて夕方まで真面目に仕事する。どうにか一段落着いたので、ちょっとだけ外出して古本を買いに行くことにする。目指したのは家から一番近い「古本ブック流通センター」(2008/08/09参照)である。ガチャガチャ越しに店内を透かし見ると、ガタガタになった文庫棚が臨める。
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相変わらずこのうらぶれた雰囲気は、一流と言っても決して過言ではない。買い物に期待はしていないが、このお店の在り様は、ひねくれた古本心をたっぷり潤してくれるのだ。重いサッシ扉を開くとチャイムが鳴り、奥のドアからご婦人が姿を見せる。「こんにちは」と挨拶し、小さな店内を巡って行く。文庫&コミック棚にほとんど変わりはなく、ただ少しずつ量が減り、どの本もジワジワ劣化して行くのを、ただただ待っているのだ。但し文庫棚の上や、奥の壁棚の文学単行本に少々変化あり。影山民夫・筒井康隆・大江健三郎らが何処かから出現し、増殖している。そんな微妙な変化を確認しつつ、ハヤカワ文庫「LA捜査線/ジェラルド・ペティヴィッチ」渓声社「続・いやぁ!映画って本当にいいもんですね/水野晴郎」を計200円で購入する。本当は計480円なのだが、「汚れてますので一冊100円にしておきます」と値下げしてくれたのである。まぁこれは、いつものことであるのだが、何はともあれ感謝である。さぁ、無事に古本も買えた。家に帰って仕事の続きをすることにしよう。
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2018年07月09日

7/9非売品の『恐怖のカセット』!

今年初めての蝉の鳴き声を聴く。そして午前十一時過ぎに家を手ぶらで出て、月曜日定例の「ささま書店」(2008/08/23参照)詣りに向かう。だが何をどう油断したのか、阿佐ヶ谷駅に着いた時点で頭上の駅の時計を見上げると、すでに午前十一時二十五分。歩いて行くとだいぶ出遅れてしまうことに気付き、今日は楽して総武線で駆け付けることにする。三十二分の三鷹行きに乗り込みガタゴト進み、車窓に「ささま」が飛び込んで来ると、店頭には六人ほどの古本修羅がすでに店頭棚に食らいついている状況。電車を降りて慌てふためき駆け付け、店頭で白水社「由利徹が行く/高平哲郎」集英社文庫「血の声 ミッドナイト・ミートトレイン/クライヴ・バーカー」(文庫本と同じ装幀だが、中には若山弦蔵が朗読した「ミッドナイト・ミートトレイン」を収録したカセットテープが入っている。集英社文庫10周年記念のプレゼント『恐怖のカセット』との説明文もあり。後でちょっと聴いてみると、ほぼクオリティの高いラジオドラマのようで、ぐんぐん物語と気合いの入った美声に引き込まれてしまい、思わず四十分間聴き続けてしまいそうになる。イカンイカン…)を店頭で選り出し、涼しい店内へ進む。すると手前側左通路の壁棚の古本関連コーナーに、東考社 桜井文庫16「戦後の貸本文化/梶井純」が混ざっているのを発見したので手に取ってみると、これが1500円。安いなぁと嬉しくなり、先ほどの二冊と合わせて計1836円で購入する。店頭で面白いものを掴ませてくれて、店内で読みたかった本との幸福な出会いを実現させてくれる。まさに飽きずに毎度楽しみにして、お店に足を運んだ甲斐があるというものだ。帰りは横着せずに、テクテク歩いて帰る。
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プレゼントをもらった人は一度も聴いていないのか、中身は新品同様であった。

夕方近くに打ち合わせのため神保町を目指す。水道橋駅から南下し、「神田書房」(2012/02/16参照)で厚生堂「擔架教程/陸軍大臣 子爵 寺内正毅」(明治四十三年の軍人用担架術。図解が多くて趣きあり)研究社「Wonder_Book FOR Boys and Girls」(大正十年の英語教材手帳サイズブック。『ゴーゴンの首』『黄金王』『不思議な徳利』を邦訳含め収録)を計100円で買うと、『神保町交差点』で「@ワンダー」鈴木氏に声を掛けられ、ぎっくり腰の治療中であることを告げられる…お大事に。「一誠堂書店」(2010/03/27参照)前では、夏のためワイシャツ姿の番頭さんに声を掛けられ、「ご無沙汰してます」と言ったら「ご無沙汰してないでしょ。いつもこの前通ってるでしょ。ちゃんと見てるからね」と笑顔で言われてドキリ…た、た、たまには立ち寄ります…。そして話の流れで一誠堂勤続四十五年であることを知る。「スゴいじゃないですか!」と驚くと「いやいや、奥にはもっと長い人がいますよ」…さすがは天下の一誠堂。今度ゆっくりお話し聞かせて下さい!その他にも、『白山通り』沿いに会った近代建築ビル『研数学館』が消滅しているのに遅まきながら気付いたり、『靖国通り』沿いにあった「本と街の案内所」がいつの間にか裏手の『すずらん通り』に移転し、新しく広く現代的になったのを知ったりする。
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2018年07月01日

7/1東京の大山参り!

いよいよ2018年後半戦の七月の始まり。池袋に出たついでに、久々の東武東上線大山参りに向かうことにする。まずは商店街の「銀装堂書店」(2014/07/09参照)…あれ?行き過ぎたか?商店街がもう終わっちゃう?あれおかしいな?古本の気配をまったく感知出来ず、お店自体も見当たらない?…いったいこれは…商店街を右往左往すること数度。だが、元々店舗だった場所は、テナント募集になってしまっているようだ。う〜む、移転してしまったのだろうか?それとも己の濁った眼に、見つけられないだけだろうか?要追跡調査の案件が、ここにひとつ誕生してしまった。

「銀装堂」の行方を思い、多少ブルーになりながら線路下を地下道で潜り、続いて良店の「古本ぶっくめいと」(2009/08/05参照)へ。美味しそうな黄色いカステラ型“古本”看板は健在。
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だが店頭棚を見ていると、足下の鉄板が異様な輻射熱を放射しているのに気付いてしまう。や、焼ける!このままではこんがりキツネ色にになってしまう!と慌てて店内に飛び込むと、すでに数人のお客さんが極狭通路に潜伏し、なかなかの繁盛っぷりを見せている。鉄板に炙られていたことを即座に忘れ、こちらも早速良い棚並びに乗せられ、軽快に背文字を読み取り続けていく。すると、奥の帳場向かいの棚脇棚で、付録文庫ゾーンを発見したので、細かくチェックを開始する。むっ?一回り小さい薄手の文庫が混ざっていたので取り出してみる…おぉっ!これが瀟酒の極み、山本文庫であった。チョコレート色の市松模様が表紙の「戀する人/リルケ作 茅野蕭々譯」(昭和十一年三刷)が1500円。ここで会ったが百年目と、正進社名作文庫「黄金虫 外国短篇文学集」とともに計1650円で購入する。精算中、帳場下の棚に集まる古書文庫が非常に気になり、背文字が読み取れないので何冊か手にしてみるが、良いものが紛れていそうな予感…また来よう!「戀する人」は全59ページなので、帰りの車中であっという間に読了し、ふぅ、と古典文学に触れた高尚なため息を一つつく。
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2018年06月30日

6/30炎天下ムサシノ・パトロール。

炎天下の午後一時過ぎに東小金井に流れ着いたので、「尾花屋」(2017/06/15参照)→「BOOK・ノーム」(2009/02/13参照)→「浩仁堂」(2011/02/15参照)と、安値で古本が買えるお店を繋いでみることにする。新小金井駅前の「尾花屋」では、店頭100〜300円棚から何をとち狂ったか女子的な二冊を掴んでしまう。学研ユアコースシリーズ「ジュニアの楽しいあみもの」(カバーや扉絵はみつはしちかこだが、中身は無名デザイナーが担当している)暮しの手帖社「貝のうた/沢村貞子」を計300円で購入する。長閑でスクエアな住宅街を北に抜けて「BOOK・ノーム」の店頭台に視線を落とす。即座にワゴンと足下の箱から一冊ずつ文庫を抜き出し、店内にて精算。すると店主の奥さまは、「一冊五十円ですけど、もう一冊選んでいただければ三冊で百円…あら?こちらはもしかしたら下の箱から?」「あっ、もうそのままの値段で大丈夫です。二冊で百五十円で」「あっ、本当ですか?申し訳ありませ〜ん。ではすみませんが百五十円で」…五十円・百円で繰り広げられる売る側と買う側の思いやり合戦……やっぱり古本屋さんって、この世知辛い世の中では、心温まる稀少な空間である。角川文庫「走れ、コヨーテ/戸井十月」ちくま文庫「野を駆ける光/虫明亜呂無」を計150円で購入する。そのまま東小金井駅まで出て、我慢できずに缶ビールを一本買ってから、北側に出て高架沿いを東に向かってトボトボ歩んで行く。ここはまだ比較的新しく作られた道路で、開発中の土地も多く、周囲からの接続などが中途半端な状態なので、車通りも人通りも少なめな、およそ一キロの直線道。
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何もないからこそ、ボ〜ッと何も考えずに、足を左右交互に進めてさえいれば、いつしか武蔵境に着いているのである。ただただ、街の中で、歩くだけの人になれる瞬間を、缶ビールで喉を潤しながら味わって行く。高架下には、お洒落な飲食店やフリーペーパー書店や、夢がはち切れそうになった小さな独房のようなミニショップや、駐車場や薬屋や、鉄道をモチーフにした児童用のクオリティ高い遊戯施設や、駐輪場などが連続して行く。そんなものたちを横目で見ながら、スタスタスタスタ…おや、いつの間にか武蔵境駅。北口の「浩仁堂」にほろ酔いでたどり着くと、店頭がいつもと違い、絵本箱多めの児童用仕様となっている。店内の正面棚の半分が絵本棚として開放されていたんので、結局手にした二冊は絵本となってしまう。福音館書店「ぴかっ ごろごろ/フランクリン・M・ブランリーぶん エド・エンバリ―え」(原題は「FLASh,CRASH,RUMBLEAND ROLL」)至光社「もず/作版・初山滋 詞・古倫不子 曲・諸井誠」を計200円で購入する。いや、この二冊はなかなかに良い買物が出来ました。
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2018年06月20日

6/20「ゾンビ」in七周年記念ポーチ!

昼食を摂ってから、雨粒の感触の無い霧雨に傘を差しかけながら、神保町パトロールに向かう。当然各店はすっかり雨仕様なので、店頭に懸ける身としては、味気ないパトロールとなってしまう。「澤口書店」(2014/04/12参照)のビニールシートに守られた店頭で、古い文庫二重棚に挑みかかるが、残念ながら成果ナシ。結局「日本書房」(2011/08/24参照)で河出書房新社「追悼特集 山田風太郎」を300円で買うに留まる。その後、同神保町で一時間ほど打ち合わせをして、水道橋駅から阿佐ヶ谷に帰還する。

色々買物をして『旧中杉通り』を北に進んで行くと、娘さんを連れた「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)天野氏とバッタリ。店先の、平野甲賀フォントの貼紙を指差し「今日で七周年です」と改めて教えられる。
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七周年記念品として、3000円以上お買い上げ時に、単行本も入る大きさの、オリジナル・ポーチがいただけるらしい。「お祝いしようと、寄ろうと思っていたところです」とニコヤカに答える。すると氏は「月曜に高い本買ってもらったじゃないですか。今日何か買ってもらえれば、あれと合わせてで、特別にポーチプレゼントしますよ」と提案。「マジですか、やった!」と単純に喜んでしまう。月曜に2625円の「昭和遊撃隊」を買ってしまったのを、早まったなと多少後悔していたのである。粋な古本屋さんの情に感謝して店内に突入。すると映画棚で、ABC出版「ゾンビ/ジョージ・A・ロメロ+スザンナ・スパロウ」が、帯付きの1030円で並んでいたので、即座にこれにしよう!と決める。帳場で奥さまに精算していただき、外に出て、娘さんとお店挨拶巡りをしている天野氏に、ドアガラス越しに挨拶する。七年…二千五百五十五日。長いようで、短いようで、気の遠くなるようで、あっという間なようで。それでもお店は、いつしか阿佐ヶ谷の立派なランドマークの一つとなり、60Wの白熱電球のような、人をホッとさせてくれる、柔らかな輝きを放っている。往き還りの通り道に「コンコ堂」があることが、どんなに日常の景色を、豊かにしてくれたことか。これからも面白い古本をドバッと並べ、阿佐ヶ谷をほんわか照らし出していただければ幸いです。
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取りあえずいただいた可愛いポーチに、買った「ゾンビ」を入れてみる…。このプレゼントは7/29までで、無くなり次第終了とのことである。
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2018年06月15日

6/15駅前の独立系「古本市場」よ、さようなら。

梅雨寒の金曜日。正午前に家を出て、駅近くの銀行で日曜日の釣り銭を調達した後に、小田急線で神奈川県の真ん中辺りに位置する大和へと向かう。駅前にある独立系の「古本市場」(2013/01/05参照)が明日で閉店してしまうのである。五年前の記憶をたどり、何となく見覚えのあるロータリーに出ると、街路樹の向こうのビル一階に、光を薄く湛えた『本CDお売り下さい』ネオン看板が輝いていた。地右側から回り込んでお店に近付くと、店頭には『閉店』『全品半額』『閉店セール50%OFF』『25年間ご愛顧いただきありがとうございました』などのビラが多数賑やかに貼り出されていた。奥深い店内に入り込むと、CD・ゲーム・コミック・アダルト目当てのお客さんが動き回っている。こちらは奥の古本ゾーンにすぐさま取り憑き、丁寧に本の背を眺めて行く。途中「あの本は売れちゃったの?」「いつまで?明日まで!?」「今駅前のCD屋が閉店セールしてるのよ!何か欲しいのある?買ってって上げる(電話で)」などの、ちょっとした“閉店狂騒曲”的場面が展開したりする。独立系なので、古書もしっかりと混ざり込む棚に感心するが、十五分ほどの滞在で、結局掴んだのは文庫のみ。双葉文庫「横浜・山手の出来事/徳岡孝夫」中公文庫「風俗時評/花森安治」「笑わずに生きるなんて/赤塚不二夫」を計432円で購入する。駅前で二十五年間、おつかれさまでした。…相鉄線&小田急江ノ島線沿線の古本屋地図も、段々と寂しくなって行くなぁ。
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古本をもう少しだけ買いたくなって、帰りに下北沢で途中下車。北口から街に出て、傘を差しながら雨仕様の「ほん吉」(2008/06/01参照)店頭棚に眺め入り、桃源社ポピュラーブックス「わが一高時代の犯罪/高木彬光」(帯が付いており、『NHKテレビ放送 絶賛好評!!』のキャッチがある。…ドラマ化されていたのか。興味を持って調べてみると、1966年に一時間番組『テレビ指定席』の枠で放送されたらしい、神津恭介は津川雅彦!)ポケット文春「外事局第五課/藤村正太」自由国民社「世界の推理小説総解説/中島河太郎・権田萬治」を計500円で購入する。
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2018年06月13日

6/13「ジリウク」とフラットウッズ!

昨日は荻窪に流れ着くが、火曜日だったので「ささま書店」(2008/08/23参照)は定休日。まぁ連投するのも恥ずかしいので、今日のところは良しとし、「竹陽書房」(2008/08/23参照)脇のコンビニ前で、お店が午後一時に開店するのをジッと待つ。店頭台の準備が終わったのを見計らい、店内に素早く突入する。洋泉社「世界鬼才映画監督列伝」映画パンフ東宝「星の王子様」「地中海殺人事件」を計700円で購入する。阿佐ヶ谷に戻り、続いて渋いお店をつなぐように「千章堂書店」(2009/12/29参照)に飛び込み、新潮文庫「ひみつの王国 評伝 石井桃子/尾崎真理子」を380円で購入。『中杉通り』を北へ遡上して、今まさに開店準備中の「ゆたか。書房」(2008/10/19参照)のオヤジさんと挨拶を交わしつつ店内に入り込み、講談社「井上陽水 孤独の世界/塩沢茂」を1500円で購入する。

本日は仕事をひとまとめした後、古本屋さんの楽しみ方を指南する無料リーフレット「古本屋探検術」三十冊ほどを携え、早稲田へと向かう。地下構内に溢れる大量の大学生に履いているビーサンを踏まれまくり、這々の体で地上に抜け出し、一路「古書現世」(2009/04/04参照)へ。店奥に座る店主の向井氏は、その山のような体躯を帳場周りの本の山にほとんど隠し、集中力高くお仕事中である。その隙に、店内の棚すべてに熱い視線を注ぐと、春秋社「猶太人ジリウク/ジョルジュ・シメノン」を発見出来たので、いやらしくほくそ笑む。昭和十二年の出版以来、復刊されることがなかったので、長らく読めない作品となっていたのだが、2016年に湘南探偵倶楽部が転写復刻した短篇集である。本の整理に追われて重度の寝不足に陥っている向井氏に差し出し1800円(やった!復刻版より安いぞ!とさらにいやらしくほくそ笑む)で購入する。さらに「古本屋探検術」をドッサリと託す(裏表紙に『古書現世!!!』の文字と署名入り)。その後は氏と、買取が連続して本が溢れんばかりになってしまっている顛末や、日曜の「みちくさ市」の話や、古本屋さん情報あれこれについて語り合う。その中で、今回の「みちくさ市」に参加する元アイドル後アーティスト・テンテンコちゃんの『テンテン商店』で、手作りの『フラットウッズの宇宙人』グッズが売られることを知る(本人がUFO関連にハマっているらしいとのこと)。フラットウッズファンの一員としては、聞き捨てならぬ情報である。商品の画像を見せてもらうと、ベースボールシャツがとてもプリティな仕上がりなのに驚く…か、買ってしまうかもしれない…。さらに見せてもらった、手作り故の家内制手工業的製造過程に苦笑する。朝の連ドラ『カーネーション』で、主人公の糸子が手作りで百貨店の制服を何着も作っている様子みたいだ…。
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というわけで家に戻ってから、嬉しい収穫「ジリウク」とともに、大事な『フラットウッズの宇宙人』のソフビを一枚の写真に収めてしまう。色んな意味で日曜日が楽しみになって来た!
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2018年06月11日

6/11雨仕様第二形態!

昨晩から、安定した水音を響かせている雨の中、荻窪「ささま書店」(2008/08/23参照)を見に行く。ほどなくして午前十一時半に店頭にたどり着くと、店頭棚は出ておらず店内廊下に置かれ、300均棚には一冊も本が入っておらず、自動ドアは半開き状態…お店の方々はすでに忙しく働いているが、これはまだ開店状態前ということなのだろうか…。
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ならば街路を一ブロックグルッと巡って来れば、その時にはすでに開店しているだろう。そう目論んで、五分ほどかけて雨の中を散歩して戻って来る。ありゃ、状態は変わらず蚊…ではもう一周…………あれ、まだ開いてない…いや、もしかしたらこれはすっかり開店している状態なのでは…そうか、これから雨風が強くなるのに備えて、いつもより深く雨仕様にしているのだな。通常の雨仕様は、店頭棚二台を軒下に出し、300均棚にも本が並び、通路に百均文庫棚が置かれ、帳場前に百均文庫&新書棚が置かれる形だが、この第二形態は、店頭には何もなく、二本の手前通路に二台の店頭棚がそれぞれ置かれ、帳場前に文庫&新書棚、そして奥の中央スチール棚脇に百均文庫棚が置かれているのだ。通路格納時の百均棚は、裏側が非常に見難いのだが、身を壁棚との間にちょっと滑り込ませたり、少しだけ棚自体を移動させたりして、どうにかチェックを進める。結果、風塵社「ヘンな本あります/北尾トロ」現代書館「霧社事件 台湾先住民、日本軍への魂の闘い/邱若龍作画」鱒書房コバルト新書「悪魔にもとめる女/松本清張」角川ホラー文庫「歯車/石ノ森章太郎」を計540円で購入する。
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まぁまぁの拾い物はこの二冊。コバルト新書の清張はあまり見かけたことがない。純文学と大衆小説の中間辺りの心理スリラー小説集である。1993年刊の「霧社事件」は、昭和五年に日本支配下の台湾で起きた、高地民族による武力蜂起を描いた漫画である。描いたのは台湾人で、高地人300人×日本軍隊&警察連合軍4000人の五十日の壮絶な闘いが、独特な漫画のリズムで力瘤強く悲しく展開して行く。

午後は家に閉じこもって仕事をしながら、少しずつ日曜の「みちくさ市」の準備も進める。3/24以来の古本販売なので、良い本がだいぶ溜まっておる…。天気予報によると、今のところ曇りの予想。このまま保ってくれると良いのだが。
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2018年06月05日

6/5岡崎武志邸再び!

昨日は品薄になってしまった奇天烈識語署名入り「古本屋探検術」を三たび大阪「梅田蔦屋書店」に送付し(近日中に古書関連コーナーに並ぶはず)、その後は余暇時間を定店観測に費やす。「ささま書店」(2008/08/23参照)ではハヤカワポケミス「シャーロック・ホームズの復活/アーサー・コナン・ドイル」を108円で購入し、一旦家に戻ってから西武新宿線に乗り込み東村山へ。無人販売帯の「なごやか文庫」(2012/01/10参照)をじっくり観察し、創樹社「海辺の生と死/島尾ミホ」晩聲社「水俣・韓国・ベトナム/桑原史成」大陸書房「失われたムー大陸/ジェームズ・チャーチワード」を計390円で購入する。

本日お昼前にTVを見ていると、日大アメフト問題に絡んで日大の在校生が路上でインタビューされるシーンが映し出された。その背後には麗しの「日本書房」(2011/08/24参照)の店頭が!しかも木製台を人が覗き込んでいる!今直ぐ水道橋に飛んで行きたくなるが、そんなことをしたら後の予定がガラガラと音を立てて崩れてしまうので、グッと我慢してやるべきことを片付ける。

午後三時に外出して、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に赴き、店内で“盛林堂イレギュラーズ”に変身する。店主小野氏とともに都内某所の岡崎武志邸に向かい(ドアに『歓迎!盛林堂ご一行様』の貼紙を出しテンション高めに迎え入れてくれた岡崎武志氏である)、
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地下の書庫兼書斎を埋め尽くしてしまった、いつかしら溜まりに溜まっていた古本を整理する作業に従事する。玄関を入った途端に出迎えたのは、黒猫と黒灰虎猫。目をまんまるにして、闖入者に怯えながらも興味を持ち、しばらくつかず離れずの距離を保っていたが、やがて本を運び出す音に怯え、二階へと避難してしまった…。
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一時間半、三人ともくしゃみを連発しながら、およそ三百冊ほどの本を一階に運び上げる。地下は涼しく暗く、まるで古本で出来た深海のようである…。
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あっという間に古本で埋まってしまった居間の一角。その塊を見て本日は満足し、最寄りの『王将』にて打ち上げてしまう。そして本日の報酬として、ちゃっかりと荒木書房「密林の寶庫/里見孝」をせしめてニンマリとする。
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2018年06月03日

6/3ツアーしていない“いとう”であった。

早起きして一仕事済ませ、その後家内の古本と多少格闘する。午前十時に古本を抱えて外へ飛び出し、一路分倍河原へ。「ブックセンターいとう分倍駅前店」が本日閉店するタレコミを複数いただいたので、背中を押されて見に行くことにしたのである。だが、ごちゃついた小道と異様に立体的な跨線橋がつながる駅前で、ふと気付いたことがある。『ここのいとうには、来たことがない。かつてツアーしたことがない』ということに。焦って端を南に渡り、駅のすぐ横にあるお店に駆け寄る…やっぱり来たことがない。閉店情報に派手に彩られた店舗の中に入り込むと、お店は開店したばかりなのに、たくさんの人が押し寄せている。閉店セールは全品30%オフ。一階はトレカやゲームやアダルトとともに文庫本が奥に集められている。一通り棚を眺めて二階に進むと、一階とは比べ物にならぬ広さで、奥三分の二はコミックに占められ、手前側に児童文学・雑誌・映画・音楽・日本&海外文学・文化・実用・新書・100均文庫が固まっている。古書がないか慎重に各棚や通路の隅に視線を巡らすが、残念ながらその影はナシ。二冊の本を選んで階下のレジに向かうと、そこには十人ほどの列が出来ている。トレカやコミックセット大量買いの人々の精算をボ〜ッと待ちながら、ワイズ出版「映画の胡弓 澤井信一郎の監督作法/澤井信一郎・鈴木一誌」大和書房「傷だらけの天使/市川森一」を計1610円で購入する。出会った瞬間にさらば。分倍河原の“いとう”よ。
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その後は昨日訪れたばかりの西荻窪に向かい、「フォニャルフ」に気合いを入れて補充する。本棚探偵に負けてなるものかと、独り相撲でありながらも、竹中労「団地 七つの大罪」やウェルズの「モロオ博士の嶋」(ドクターモロー初訳本)などのレア本を並べておりますので、何とぞよろしくお願いいたします!
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2018年05月30日

5/30テント看板が青かった。

雨が降り始める前に新小金井に流れ着いたので、「尾花屋」(2017/06/15参照)に早速駆け付ける。新潮社「モンローもいる暗い部屋/和田誠編」政界往来社「香港喜劇大序説/平岡正明」芳賀書店「映画宝庫 ドラキュラ雑学写真事典」を店頭棚から選び、中へ入ろうとすると、ガチリ…おや、開いてない。良く見ると昼休み中の貼紙がしてあり、午後二時には再開する旨が書かれている。現在午後一時五十八分…後二分、待とうではないか。三冊の本を抱えながら、暇つぶしにもう一度棚に視線を走らせて行く。…結局視線が二往復した午後二時二分、営業が再開したので、前述の本を計400円で購入する。スクエアな街路をたどって東小金井駅方面に向かいつつ、「BOOK ノーム」(2009/02/13参照)を偵察する。あっ!ボロくて文字がおどろどろしく剥がれかかっていたテント看板が、ビシッと新調されている。
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新しい青色が鮮やかで、思わず背筋が伸びてしまう、気持ちの良い光景である。ということは、古本屋さんとしてまだまだやる気満々なのだな。そう確信し、店頭台を覗き込むと、単行本の方に妙な黒い本が紛れ込んでいる…ぬぬぬぬぅ、レアなオカルト系奇書、創栄出版「七次元よりの使者 第0巻(大霊感)/五井野正」である。全四巻が揃うと、とんでもない額になってしまう、SF&オカルトチックな小説の形を採り昭和五十年代に書かれた、日本の未来予言書である。こんな武蔵野の新古書雑本的古本屋さんで出会えたのは誠に意外で嬉しいが、続きが読みたくなったらいったいどうすればいいんだ?と贅沢な悩みを抱え込み、100円で購入する。
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その後は武蔵境まで歩いて「浩仁堂」(2011/02/15参照)を覗きに行ってみるが、店頭什器がすべて店内に収納され、事務所としては開いているが店舗としてはお休み状態なので、今日のところは諦めて帰宅する。

どうにか雨が酷くなる前に家に帰り着くと、「股旅堂」さんより新刊目録「MATATABIDO 19 june,2018」が届いていた。何もかも放り出し、文字と数字だらけのページに、たっぷりと一時間没入してしまう。モダニズムや都市や昭和初期や犯罪関連などで、欲しい本が十冊ほど見つかってしまう…ど、どうしよう…。
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2018年05月18日

5/18嗚呼、まつりちゃん!

連載の取材にて少し遠出。燕の群舞する蒸し暑苦しい北関東で古本屋さんを追い求める。その後、足利に立ち寄り、久しぶりに店内にワンコがいる「古書 尚古堂」(2009/06/14参照)を訪ねる。『石だたみの道』の奥にはお壕に囲まれた『足利学校』が見えており、なかなかに旅情を満たしてくれるロケーションである。
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店頭に出された安売棚(100均ではない)には、『開店十五周年記念セール』の札が貼られている。そこから一冊抜き取り、細長い店内に進み、茶色い古書群に目を凝らして行く…時代小説本や日本近代文学本に目欲しいものが見つかるが、結局折り合いがつかずに、店頭の一冊を奥のご婦人に差し出す。その向かいの椅子には、九年前も出会ったシーズー犬“ジョン”が丸まっている。やはりもうだいぶ年を取ったようで、目も見えないようだ。頭をそっと撫でると、反応して首をもたげて来る。そしてカウンター奥の床には、以前の雑種犬“まつり”ちゃんの姿は無く、代わりに巨大なハスキー犬が横たわり、“まつり”ちゃん同様の怯えた目でこちらを注視しているのであった。講談社「夜の装置/多岐川恭」を450円で購入する。足利市駅から帰途に着こうと渡良瀬川方面に向かうと、歩行者信号青の横断歩道で、スピードに乗って曲がり込んで来た奥様の運転する車に轢き殺されそうになる…あ、あ、危なかった。急停車した奥さまは、ウィンドウ越しにぽかんとした表情を浮かべ、謝ろうともしない。釈然としない思いと、姿の見えなかった“まつり”ちゃんへの想いと、古本を抱えながら、長い鉄製の三連アーチ橋を渡り駅へと向かう。
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2018年05月15日

5/15十年経っていました。

今日は真夏のような代田橋の住宅街に流れ着いたので、阿佐ヶ谷駅行きのバスに乗り込み、新高円寺駅で途中下車。いつかのように、いつどんな時でも賑わいを見せている『ルック商店街』を遡上して行く。「アニマル洋子」(2914/03/14参照)では、集英社ジュニア版・世界のSF「滅びゆく銀河帝国/アシモフ・作 野田昌宏・訳」河出文庫「ローリング・サンダー航海日誌/S・シェパード」を計400円で購入しながら店主さんにご挨拶。続いて駅にたどり着き、高架下の「藍書店」(2014/01/14参照)では外壁棚から河出書房「ジェームス・ディーン/小森和子」を100円で購入する。高架下から車止めを縫って『庚申通り』に入って行くと、途中の「DORAMA高円寺ブック販売店」がもぬけの殻になってしまっている。すわ閉店か?と一瞬色めき立つが、どうやら移転ということらしく、ここは古着売場となり、古本部門は道の先の『レンタル店』に吸収される模様…古本売場が大幅に縮小されそうな予感が、背中をニュルリと走る。リニューアル休みは明日までなので、またこの通りを通った時に、この目で確かめることにしよう。さらにテクテク歩いて「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)着。店頭で一冊、店内で一冊つかみ、店主の粟生田さんが買取客と『キャンディキャンディ』関連の希少性について語り合うのを小耳に挟んだりする。荒地出版社「続推理試験/A・リプレイ」栄光出版社「カツドウ屋一代/マキノ雅弘」を計900円で購入する。
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本日の収穫。計1400円としては、まぁまぁな並びである。

ところで、気付いたら今年の五月十日で、このブログを始めてからついに十年が経過していました。一番最初の記事は、音楽の仕事で日帰りで訪れた、宇都宮の「山崎書店」。仕事先を抜け出し、住宅街にある古本屋を探り当て、息を切らし、色々焦りながら通路を行き来したことを、今でもちゃんと覚えています。古本屋好き&古本好きとして、そこそこ長い十年と言う日々を、飽きずに楽しく書き連ねられて来たことを、嬉しく、また誇りに思います。なのでこれからも同様に、古本屋さんと大好きな古本について、駄文を量産して行くつもりです。そしていつも読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。これからも、心の古本濃度が不足していると感じた時は、急遽古本屋さんに向かうか、応急手当として当ブログを読んでいただければ、もっけの幸いであります!
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2018年05月10日

5/10古本屋さんでメモ帳を貰う。

午前中から正午辺りにかけて、冬のような気温から雨が降り始めたと思ったら、土砂降りになり雷鳴が轟き、雨が小止みになって上がったと思ったら、強力な日射しが照り付け始め、まるで高速スピードで季節が変わったような錯覚に捉われながら、明大前に流れ着く。いつから日本は、こんなに忙しなく國枝史郎の小説の様に季節が巡るようになったのだろうか。そんなことを思いながら、まだ雨仕様の「七月堂古書部』(2018/01/13参照)に飛び込んで、徳間書店「都筑道夫ドラマ・ランド」(この間見た映画『100発100中』の脚本も『パリから来た男』として掲載されている。あとがきによると『予算も上映時間も頭におかずに自由に書いた脚本を岡本喜八が整理』とある)メディアファクトリー「売れるマンガ、記憶に残るマンガ/米沢嘉博」を計1300円で購入すると、レジのお姉さんが「メモ帳、差し上げましたっけ?」と聞いて来たので「いえ」と返すと「開店二周年記念のメモ帳です。よろしかったらどうぞ」と、古本とともに袋に入れてくれた。おぉ、右隅にイラスト&店名が入ったオリジナルメモ!二周年、おめでとうございます!そんなものを貰ってちょっとウキウキして来たので、そのまま線路沿いを歩いて東松原まで出向き「古書瀧堂」(2014/05/01参照)に入る。久々に来ると、欲しい本がたくさん見つかるのは、良い古本屋の証拠である。講談社文庫「世界五大探偵戸籍簿/イームズ」集英社「宇宙創世記ロボットの旅/スタニワフ・レム」を計1000円で購入する。
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そろそろ書店に並び始める「本の雑誌6 手長エビ混線号」では、いつもの連載『毎日でも通いたい古本屋さん』で超硬の本郷古書店街の「第一書房」を紹介するとともに、『特集:本を動かす』にも『『神曲』もびっくりの本地獄はここから始まった!』という記事を寄稿しております。昨年末から今年始めにかけて関わった、新保博久教授の蔵書整理&引越顛末記濃縮版!さらに特集では、新保教授本人による手記+引越先の京都に教授を訪ねた『おじさん四人組、シンポ教授の引越を手伝う!』も掲載されているので、三つの記事が合わさることにより、教授のとんでもない引越のすべてが判明する仕掛けとなっています。私は『おじさん四人組〜』にも面白おかしく登場していますので、ご覧になっていただければ幸いです!
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2018年05月06日

5/6「イセ屋」との再会を喜ぶ。

昼食を終えてからブラリと外出し、三十分ほど総武線に揺られて錦糸町駅に降り立つ。間近に非現実的な高さと大きさで聳えるスカイツリーを、常に視界に捉えながら、人気のないビルの間を抜けまくり、巨大倉庫を改装した『たばこと塩の博物館』に到着する。7/8まで開催されている『モボ・モガが見たトーキョー』を観覧しに来たのである。キレイで新しいエントランスに入ると、受付のお姉さんたちに今日は特別観覧日で、入場が無料であることを告げられる。二階に上がり、広い展示場で、写真・広告・時計・お菓子・タバコ・鳥瞰図・ポスター・マッチ・楽譜など、昭和初期の数々の遺物をうっとりと眺める。中でも感銘を受けたのは、夜の新刊+古本書店の店先に立つモガの写真であった。
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鶴見祐輔の「ナポレオン」が映り込んでいるぞ。展覧会のブックレットを買い込んで表に出る…やはり古本が買いたくなって来た。それも茶色い古い本を…。トボトボ北へ歩いて、押上の「イセ屋」(2014/07/13参照)を見に行くことにする。道路の拡幅工事がジリジリ進んでいるようだが、果たしてお店はやっているのだろうか?いや、それ以前に建物が存在しているのだろうか?道幅が狭くなる交差点に近付くと、そこにあったはずの食堂が消え去り、フェンスで囲まれた空地となっている。ヤバいかな?と焦りながら道の先へ。だがそんな心配とは裏腹に、お店はしっかりと健在で、しかも頼もしく営業中であった。
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良かった!ちょっとスッキリした感のある、かなりご無沙汰していた店内を、感慨深く精査する。棚は停まっているというわけではなく、所々新陳代謝が行われているようだ。おかげで面白い本を二冊掴む。春陽堂 生活文學全集 第七巻「飯塲生活小説 流旅の人々/葉山嘉樹」集英社「芸夢感覚 フランキー人生劇場/フランキー堺」である。表4に貼り付いた値札を信じれば、合計で400円。だが帳場に差し出すと、あっという間に計250円となってしまった。相変わらずシステムがよく分からないが、素晴らしい値段であることに間違いはない。そう満足して、錦糸町駅までトボトボ戻る。

ところで昨日買った「1923溝口健二『血と霊』」を読み進めているのだが、溝口監督がモーリス・ルブラン「813」を1923年に映画化していることを初めて知る。観たい!観たい!観たい!と切実に渇望するが、残念ながらフィルムもシナリオも今は失われているそうである。本には当時の『キネマ旬報』に掲載された、シルクハットにマント姿の男と、813と書かれた箱を訝し気に眺める男たちの、二枚の写真が転載されている。
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2018年04月27日

4/27『ダイナマイトどんどん』!

「池袋西口公園古本まつり」(2011/10/25参照)で「飯島書店」(2009/04/10参照)が出していた100均文庫の質が良かったので、思いついてお店の方も見に行くことにする。曇り空の下の学芸大学に到着し、東口の賑わう商店街を、あの本やこの本が安く見つかっちゃうかもしれない!と舌なめずりしながらお店に近付く。だが、そんな愚かな妄想を打ち砕くように、お店には冷たくシャッターが下ろされていた…そこには大きく『金曜日定休』と書かれていた…金曜日が定休日とは、完全に予想外であった。
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悄然としながら高架を潜って西側に出て、「古本遊戯 流浪堂」(2009/01/16参照)の古本の森の如き店内に縋り付く。店内全体の各ジャンルに、しっかりと茶色い古い本が混ざり込むのが良い景色。じっくりと一周して手にした一冊は、小説朝日社「新遊侠傳/火野葦平」という、実は地味に探していた一冊である。岡本喜八監督の快作、変格任侠映画『ダイナマイトどんどん』の原作なのだが、映画ではメインに据えられている、やくざの野球大会による北九州縄張り争いは(映画の惹句は『ひとり残らずデッドボールでぶち殺しチやれ!』である…)、連作のなかの一章でしかないのだ。よくもまぁ、ここから、あんなに面白い映画が作れるものだ。あ!そう言えばこの本、表紙周りには野球の“や”の字も書かれていないのに、野球関連の棚に挿さっていたぞ。さすがは「流浪堂」さん、細やかな気配りである。そう感心しながら千円で購入する。そう言えば三十年ほど前、初めて『仁義なき戦い』を観て、菅原文太の格好良さに感動していた年上のライターさんに、『ダイナマイトどんどん』の文太も最高ですよと勧めてみたら、後日「ふざけるな!イメージが壊れるじゃないか」と怒られたことがあった。恐らく『トラック野郎』シリーズを勧めていたら、きっと殴られていたに違いない。桃さん、最高なんだけどなぁ。
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お店から出て、街を斜めに分断している高架沿いにテクテク歩き詰め、祐天寺の「北上書房」(2009/02/21参照)に立ち寄る。函が壊れているが、音羽書房「漫画映画論/今村太平」を500円で購入し、そこから電車に乗ってたどり着いた渋谷では、『宮益坂』を駆け上がって「中村書店」(2008/07/24参照)に向かい、素晴らしい詩歌&近代日本文学古書棚にポ〜ッとしながら、北書房「雪明かりの叢書第8編 思いでの伊藤整/更科源蔵」を200円で購入する。
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2018年04月19日

4/19西武池袋線小ツアー

先日古書会館で追加受け取りして来た「古本屋探検術」に、朝からせっせせっせと識語署名をして行く。これら三十部は今日中に大阪に送り出 すので、「梅田蔦屋書店」(2016/11/14参照)の壁面古書売場のある『4thラウンジ』入口付近に、近日中にひっそりと置かれる予定である。表4の識語は全種異なり、お一人様一部のみの早い者勝ち(それほど早く無くなるとも思えませんが…)。なお無料配布物なの で、お店への取り置き願いやお問い合わせは、ご遠慮願えると助かります。
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たくさんの古本屋バカな識語を書き終えて、郵便局に寄ってから古本屋さんへ。最初に中村橋「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)の様子を見に行くと、強い日射しの中、元気に開店中であった。ほほぅ、アルバイトを募集しているのか…などと主に安売棚に張り付き、西東社「魚拓/佐藤魚水」弘文堂フロンティアブックス「わが子よ テレビ小説 原爆の子の青春/佐々木守」を計216円で購入する。そのまま西武池袋線に乗ってしまい、大泉学園で下車して「ポラン書房」(2009/05/08参照)へ。静かな店内でグルグル蠢き、ダヴィッド社「精神病覚え書/坂口安吾」を1050円で購入する。さらに一駅移動して保谷下車。南口の「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)店頭に向かうと、すでに二人の先客が店頭棚をマークしている。ここは、いつでも誰かが張り付いているなと感じつつ、第三の客として古書多めの百均棚に熱い視線を照射する。まずは背が傷んでいるが、博文館の記者から三越百貨店店員に転職した男の百貨店隨筆「百貨店一夕話/濱田四郎」を見つける。続いて、しゃがんで渋い人文書を丁寧に吟味する老婦人の頭越しに、下村千秋の名を発見したので、慌ててスパッと抜き出すと、翼賛國書刊行會「村の調査報告 梅澤村と沖部落の更生記-青森縣北津軽郡-/下村千秋」という全118ページの昭和十七年の本であった。
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ふむむ、下村千秋が戦時中に、国からの命令でこんな農村ルポを書き上げていたとは。外地に作家か赴き色々書いていたのは知っているが、内地に残った作家も、同じようなことをしていたのか…などと感心していると、「スイマセン」と後から声がかかる。外国人女性が、椅子の上に重なる洋書を吟味したそうにしていた。素早く場を譲り、人一人しか通れない店内通路に入り込む。そこで壁面の百均棚を見ていると、再び同じイントネーションで「スイマセン」と声がかかる。奥の帳場に精算に向かいたいのを、私が塞き止めてしまっていたのだ。申し訳無さそうな様子の彼女に笑顔を見せて、素早く蟹移動して中央付近の棚の隙間に身を隠し、彼女をやり過ごす。そして続いて、さきほどの二冊を計216円で精算し、西武池袋線の小さなツアーを締めくくる。「クマゴロウ」一店が出来ただけなのに、なんだか池袋線の古本屋表情が、途端に豊かになった感じがする。
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2018年04月11日

4/11国分寺古本屋小逍遥

強い風に脅かされ続け、分倍河原に流れ着く。ちぎれ飛び薄く伸ばされる雲の下を、時に風に押され、時に遮られ、懸命に歩き続けて北府中。『府中街道』から『府中刑務所』沿いに進んで『国分寺街道』に出る。ほぉ、横笛を練習するオヤジさんのいる時の停まった新刊書店「メリル」(2011/08/04参照)はしっかり営業中だが、「BOOK-1」(2011/08/04参照)は残念ながらシャッターが下りてしまっている。ここで古本に接せられなかったことを悔しがりながら、昔の旅人のように、車通りの多いアスファルトの街道を、トボトボ歩き続ける。やがて坂の下の三角地帯に現れる「ブックセンターいとう国分寺店」(2010/03/09参照)は、最近撤退の多いチェーンの波には浚われず、頼もしく健在であった。だが、リサイクル的に特化した店内では何も買えずに、粘ってはみたのだが敗走する。さらに街道を進んで行くと、バス亭前の旧「まどそら堂」(2013/05/13参照)が、看板類もそのままに、今にも開きそうな様子で残っているではないか。今日は「雲波」(2017/02/03参照)は恐らくお休みなので、線路の下を潜らずに西に曲がり込み、現在の「まどそら堂」(2015/06/08参照)に潜り込むことにする。やはりマンション半地下の『アンティークアベニュー』に古本屋さんがあるロケーションは魅力的だな。
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そう思いつつ、店内に静かに入り、息を詰めながら隙無しの構えの棚と火花を散らしまくる。松本かつぢの表紙絵が可愛過ぎるので、企画社「グリム童話集/水谷まさる訳」を1200円で購入し、小さな街道の旅をささやかに終える。
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粗悪な仙花紙本で、所々版ズレもおこし、網点も粗めである。だがこの少年少女の表情!素敵な黒髪ヘアスタイル!絵の柔らかさとは裏腹な鋭い輪郭線!絵が巧いって、本当に羨ましい!
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2018年04月08日

4/8さらば「五一書房」、そしてどひゃっほう。

原稿を書かねばならぬのだが、今日で金町の「五一書房」(2009/04/06参照)が閉店してしまうというので、我慢し切れず午後に外出する。750円の都区内パスで、一時間強をかけて低層高架のホームに降り立ち、駅頭の雑踏に紛れ込む。すると北口の駅前商店街にある古本屋さんは、大きな閉店セールの模造紙を貼り出し、店内も驚くほど混み合っていた。
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あっ、閉店日が本日八日から十日の火曜日に修正されている…。本はすべて半額となっており、狭い通路を譲り合いながら本棚に意識を集中して行く。中央通路には絶版漫画類が惜しげもなく放出されている。奥の帳場横には、古書コーナー&古書箱もあり、ちょっと高値の本たちが詰め込まれている。下町の小さな古本空間を地元客たちと存分に惜しみ楽しみ、尚文堂「抒情小詩 静かなる眉/西條八十」(函ナシ)西北書房「名人全集 松の操美人の生理/三遊亭圓朝演」東考社「声なき目撃者/辰巳ヨシヒロ」スポーツニッポン新聞社出版局「軟派昭和史」を計3750円で購入する。長い間おつかれさまでした。まだ四〜五年前にはたくさんの古本屋さんがあった金町だが、これで残るは南側の「書肆久遠」(2009/12/04参照)だけになってしまった…。

というわけで高架下を潜って「書肆久遠」へ。店前に立つと、看板は出ているがカーテンがほとんど閉じられているの。『お休みか?』と焦るが、ドア一枚分だけカーテンが開けられており、そこから中を透かし見ると蛍光灯が点いているので一安心。ちょっと重めのサッシを引いて店内へ。棚は整然だが、通路には本が箱入りや低層で積み上がっている。上下に視線を振りまきながら、相変わらず質の良い並びを満喫して行く。むぅ〜、児童SF類が安いなぁ…幻想文学も充実安値…文学も良いなぁ…児童文学もわりかし古いのが…はぅん!積み重なった本の中に、東都書房「白鳥座61番星/瀬川昌男」が混ざり込んでいるじゃないか!少し箱が経年汚れだが、中はキレイで二刷。値段は…はぅぅん!300円!あぁ、原稿を放り出して金町に来て、本当に良かった。最大級の喜びを体中に秘かに溢れさせながら、森脇文庫「人蟻/高木彬光」ハヤカワ文庫「機械探偵クリク・ロボット/カミ」とともにオヤジさんに差し出すと、「白鳥座61番星」を箱から取り出したところで手が止まる。あぁ!もしや『この値段じゃないんです』って言われるのでは!と一瞬絶望の淵に立つが、「これはその奥にあったヤツだよね。じゃあ100円だ」と何とプライスダウン!もう本当に何と言えばよいのやら!後ろめたさを感じるほどの、どひゃっほうであります。というわけで本来ならば、オヤジさんとは久しぶりの再会なのでちゃんと挨拶するべきなのだが、予想外の大物を引き当ててしまった小心物らしく、計700円を支払いコソコソとそのまま引き上げる。オヤジさん、不義理ですみません!そして本当にありがとうございます!
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うわぁ〜い、憧れの本が、また一冊手に入った!
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2018年04月01日

4/1「洋行堂」は素早い撤収を始めていた。

コメントへのタレコミにより、辻堂の「古書 洋行堂」(2010/10/03参照)が四月で閉店することを知る。恐らく二度ほどしか訪れていないのだが、質の良いお店だった印象が強いので、湘南新宿ラインにガタゴト乗って、様子を見に行くことにする。その前に通り道である阿佐ヶ谷「J-house」(2015/12/26参照)の日曜朝市を覗いてみると、カゴにたくさんの映画館チェーン『テアトル』の週報(1950年代)が出されていた。丁寧に繰り、『復讐は俺に任せろ』『ギャングを狙う男』を抜き取った後、さらに後へと探索の手を伸ばして行く。すると、210mm×290mmの紺色で12ページの、大型パンフレットが出て来たではないか。昭和三十一年十一月刊の日本国有鉄道「東京縦貫複々線工事完成記念 田町⇔田端」である。混雑緩和のため京浜東北線と山手線を複々線化し、独立した路線として運用するための、工事完成記念冊子である。新装された各駅舎や鉄道施設の写真や、工事中の様子も掲載されており、こりゃ素晴らしい!と計324円で購入する。
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キャプションに『複々線となった山手・京浜東北線』とある写真。見た瞬間に、どうも電車の縮尺に違和を感じたので良く目を凝らすと、何と左の三本は切り抜き合成されているではないか!捏造された複々線そろい踏みの図…。

そして風の強い辻堂の白っぽい街をテクテク歩いて、久方ぶりの「洋行堂」前。扉には長年のご愛顧感謝の言葉と共に、四月初旬の閉店に向けての閉店セール中(文庫本50円、新書&単行本一冊100円三冊200円)である旨が貼り出されている。文庫ワゴンに視線を落とすと、欲しい文庫がたちまち二冊三冊と手の中に。ガラリと店内に進むと、ありゃりゃりゃ。すでにたくさんの本棚は空となり、早くも閉店撤収の準備が進行してしまっている。棚に残る本は、ほぼ文庫ばかり。中央棚の両面と棚下平台にそれらは集まり、入口左側に単行本が固まり、50円絵葉書カゴもあり。右端通路には映画チラシやパンフが残され、奥に残る映画本はセール除外品となっている。また空いた本棚は、引き取り手を募集中。残った本を真剣に見ていると、店頭以上にたちまち本が手の中に収まって行く。途中地元のお客さんが訪れ「おつかれさま。寂しくなるね」などと話しかける一幕も。結局文庫本九冊単行本五冊を、遠藤周作風店主にぐいっと差し出す。すると、一冊一冊丁寧に本を拭きながら「単行本は三冊で二百円だから、もう一冊いいよ」と言われたので、「ありがとうございます」と講談社書き下ろし探偵小説全集2「見たのは誰だ/大下宇陀児」をそこに加える。特に嬉しかったのは、三笠書房「逆光線/岩崎邦枝」(『日活映画化』の帯付き献呈署名入り)と、「金井書店」(2016/08/10参照)が出していた非売品の文庫本「八重洲のおはなし」であろうか。いや、最後の最後で、良い買物をさせてもらいました。ありがとうございました!…それにしても湘南方面の古本屋事情は、ここ最近寂しくなる一方だな…。
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posted by tokusan at 18:34| Comment(2) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする