2025年01月18日

1/18色々な『あぁっ!』。

午後三時前に武蔵境に流れ着くと、あぁっ!ずっと残っていた古本屋遺跡「境南堂書店」(2009/02/11参照)の建物が取り壊され、更地になってしまっている!
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…あぁ、あの「境南堂」の看板文字の一部でも、『建築のカケラ』みたいにとっておきたかったなぁ……。そんな風に肩を落とし、ちょっと南にテクテク歩いて「プリシアター・ポストシアター」(2015/01/03参照)へ。タイミング良く開いていてくれて感謝である。文藝春秋「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日/大宅壮一編」富士新書「マンガ芸術論/石子順造」を計440円で購入する、顔見知りの店主にお店が開いているお礼を伝えると、「こっち来てウチが開いてないと困っちゃうよね。またどうぞ!」と笑顔でお店を送り出される。さて、ここまで来て武蔵境駅に行くのはもったいないので、一生懸命西に歩き続け、新小金井の「尾花屋」(2017/06/15参照)も訪れる。学研ジュニアチャンピオンコース「絵とき入門 まんがかき方名コーチ/飯塚よし照」(カバーナシ)角川文庫「骸骨の黒穂」「狂人は笑う」「空を飛ぶパラソル」すべて夢野久作を、計900円で購入する。うむ、やはり来た甲斐があったなと思いつつ表に出ると、あぁっ!隣の店舗の一部に尾花屋の棚が侵食している!と今さら気付いて大いに驚く。
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ビニール&網カーテンに守られた小さなスペースに、岩波文庫・ちくま文庫・新書・単行本が並べられているのであった。そんな発展する尾花屋を見届け、トボトボ北に歩き続け、東小金井から電車に乗る。そして三鷹駅手前の電車庫にさしかかったので、そう言えば跨線橋はどうなっただろうか?と気になり車窓に目を凝らすと、あぁっ!まだ残っている!南側の1/3がすでに撤去されているが、まだ北側はその形を充分に保っているじゃないか!と確認する。
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そして本日の拾い物は、やはりこの二冊。「骸骨の黒穂(がいこつのくろんぼ)」はこのタイトルではもう出せないし、昭和42年刊の「マンガ芸術論」が300円とはラッキーであった。題字レタリングは赤瀬川原平である。
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2024年12月09日

12/9吉祥寺は師走に寂しくなった。

午後一時前に西永福に流れ着いたので、取る物も取りあえず井の頭線に飛び乗って吉祥寺に急行する。昨日北原尚彦氏よりタレコミメールがあり、吉祥寺の「古本のんき」(2021/03/31参照)が12/8で突如店舗を閉店してしまったというのである。これは非常に由々しき事態である。つい11/30に訪れて古本を買った時は、そんな兆候は何処にも見られなかったのに……。「よみた屋」(2014/08/29参照)で講談社「カトマンズ・イエティ・ハウス/河野典生」を110円で購入した後、直ぐ横の駐車場を利用して道のりをショートカットし、「古本のんき」へ。…シャッターが上がっている…中に灯りが点いている……うわぁ!ドアに本当に閉店の貼紙が!
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三年八ヶ月ほどの営業期間であっただ、色々買わさせていただきました。楽しませていただきました。ここでの一番の思い出の古本は、やはり今和次郎の署名入り本であろうか(2021/06/21参照)。少し吉祥寺が寂しくなるが、のんきとは催事やネットで出会えるので、ぐっと涙を飲み込もう。そんな思いを抱えながら続いて荻窪に向かい、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で、マガジンハウス「夢魔の館 ホーンテッド・マンション/仙波龍英 絵・丸尾末広」春陽文庫「死人に口なし/城昌幸」を計440円で購入し、いつものように歩いて阿佐ヶ谷に帰宅する。
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2024年12月01日

12/1新「かんたんむ」は事務所だった。

昼食の納豆ご飯を食べた後、〆切が急激に迫る連載の取材に出かける。だがその前に西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に向かい、逓信協会郵便文化部「郵便創業談/前島密」を百円で購入しつつ、フミさんより「Re-ClaM vol.13」を受け取る。今号は短篇ミステリアンケート特集。薄茶の表紙紙に薄いオレンジで印刷した感じが、なんだか柔らかな封筒みたいな感じになって、好ましく仕上がった。
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そして電車に乗って目的のお店に向かうと、何とコロナ感染でお休み中なのであった。…ちょっと巡り合わせが悪かったか…だがこればっかりはしょうがない。そう諦めてあてどもなく歩き始める。その途中でふと思い出したのは、「古書かんたんむ」が湯島で営業再開していると言う情報。取材とは関係ないが、ちょっと見に行ってみるか、とテクテクテクテク歩き続け、『湯島天神』脇の坂道に沿って建つ、巨大な集合住宅一階の店舗をようやく見つける……だがこりゃぁ、完全なる事務所だ。扉から店内の様子は見えるが、結束本だらけのとても営業中とは、お客が入れるとは思えぬ状況である。まぁそれがわかっただけでも良しとしておくか。仕方ないのでそのままの足で神保町に出て、休日の本の街をブラブラ歩く。若者が大変に多く、開いている古本屋さんは大変に賑わっている。そんな中を進みつつも、どうにか代わりの取材を済ませ、ホッとしてから九段下で地下鉄に乗り込み帰路に着く。
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2024年11月30日

11/30古本屋さんにサンタ。

午後二時に関町に流れ着いたので、目の前に停まった関東バスに飛び乗り、三鷹に向かう。最初はたくさんのお客さんで混み合う「りんてん舎」に飛び込むが、残念ながら今日は良い出会いはナシ。また来よう。続いて「水中書店」(2014/01/18参照)に赴くと、店頭がちょっと変わった変化を起こしていた。ムック&雑誌の店頭木箱と単行本棚二本は200〜500円に。そして文庫本棚は二百均となっており、何と百均が消滅してしまったのである。値段が上がった分、棚の質も上昇するのだろうが、これはまた思い切ったことを……そんなことを感じつつ、早速その木箱の中からコロナブックス「澁澤龍彦事典」を選び出し、400円で購入する。そしてそのまま吉祥寺まで歩き、「一日」(2017/08/11参照)で双葉社「アンデス-16人の証言 彼らは人肉で生きのびた/エンリケ・H・ロペス」を330円で購入。続いて「バサラブックス」(2015/03/28参照)で名張人外境「伊賀一筆/中相作編」を600円で購入。さらに「古本センター」(2017/03/06参照)で筑摩書房「福助さん/荒俣宏編著」を80円で購入し、さらにさらに「古本のんき」(2021/03/31参照)でハヤカワポケミス「二壜の調味料/ロード・ダンセイニ」を300円で購入してから、総武線に乗って阿佐ヶ谷に帰還する。すると駅北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)店頭に、送風機で立ち上がるサンタ・クロースがディスプレイされているではないか。老舗の古本屋さんにファンシーなサンタが登場……ちょっとシュールな光景であるが、粋な計らいですな。そして袋の中身は、やはり古本であって欲しい……。
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2024年10月12日

10/12不意打ちの古本買い。

午後一時半に上荻の善福寺川沿いに流れ着いたので。坂を上がって『青梅街道』に出て「古書西荻 モンガ堂」(2012/09/15参照)へ。モンガさんの無事を確認しつつ、実のない文庫本買取事件の話など聞きつつ、創思社「麻薬天国ニッポン/菅原通濟」を500円で購入する。「また来ますからね。お店続けててくださいね」とモンガさんにお願いしつつお店を後にして、『青梅街道』から西荻窪駅方面への坂を下る。すると坂の途中で、「中野書店」(2015/03/14参照)がガレージセールを開いているのに出くわす。
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これはラッキー!と、ガレージや通りに面した建物沿いにたくさん置かれた古本入りのプラケースを次々覗き込んで行く。おっ!通り側のプラケースは、『ワンコインミステリーコーナー』と名付けられ、五百円均一でミステリをズラズラと並べている…しかもかなり魅力的だ!とそこからたちまち四冊を手にしてしまう。赤い扉が開け放たれた店内に進み、精算する。店員さんが「これはみんな、五百円だったらお買い得ですよ。お客さんに喜んでいただけるような品ばかりですから」とニコニコ。学研 昭和39年中学二年コース10月号第4付録「恐怖のヨット旅行/原作R・ハギンス」ポプラ社文庫「黄金の鳥連続殺人事件 マルタの鷹/ハメット・作」大日書房「三面鏡の恐怖/木々高太郎」河出書房新社「氷柱/多岐川恭」(初版帯付き!)春陽堂「創作探偵小説選集 復刻版/探偵趣味の會編」三一書房「香山滋全集12 怪龍島」を計2200円で購入し、中野書店の袋に入れてもらう。いやぁ、不意打ちの楽しい古本買いであった。
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そして最後に「古書音羽館」(2009/06/04参照)に立ち寄り、集英社明星文庫 絵で見るスターストーリー「荒野のガンマン クリント・イーストウッド ジュリアーノ・ジェンマ ジョン・ウェイン」を300円で購入して帰宅する。
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2024年10月07日

10/7「古本市場」は1989年創業である。

午後三時過ぎ、どデカイ集合住宅が蝟集する光が丘脇の、田柄の住宅街に流れ着く。トボトボと、大江戸線の終点でもある光が丘駅に向かいながら、途中で偶然出会ったリサイクル系古書店チェーン「古本市場光が丘店」(2017/07/24参照)に、見事に吸い込まれてしまう。ゲームゾーン・古着ゾーン・トレカゾーンを無視して、左奥のかろうじて残っている古本コーナーへまっしぐら。アニメージュ文庫「アニメージュ検定【ロボット・SF編】/アニメージュ編集部編」新潮文庫「幻の殺人/佐野洋」講談社「銀河鉄道の夜/原作・宮沢賢治 影絵と文・藤城清治」を計580円で購入する。すると古本市場オリジナルTシャツを着た店員さんから、古本市場の『35周年創業祭くじ』をいただく。35周年……つまり1989年創業と言うことか。中型クラスのリサイクル系古書店が生き残るのは大変な時代に、色々商業形態を変化させつつも、残っていてくれて感謝です!と思いを込めて籤を捲ると、11/4まで有効な100円値引券であった。
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き、機会があれば使いに来ます!と心の中でひっそり宣言して、大江戸線と総武線を乗り継いで阿佐ヶ谷に帰り着く。駅前の「千章堂書店」(2009/12/29参照)で、創元推理文庫「ロンドン幽霊譚傑作集/W・コリンズ、E・ネズビット他/夏来健次編訳」を500円で購入し、すでに黄昏れつつある街中で、フラフラと家路をたどる。
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2024年10月01日

10/1次回は子供銀行券で。

朝からダンボール一箱分の、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)向きの読了&不要古本を準備し、箱をカートに括り付けてガラゴロと外出。恙無く西荻窪に到着し、二日連続でライブ観戦をしてややお疲れの店主・小野氏に査定してもらう。アレコレ話しながら、査定中の本についてレクチャーを受けたりして(これがまた勉強になるのだ)、無事に交渉成立す。ありがとうございます。そして古本を売ったお金で、早速古本を購入することにする。店頭からは、春陽堂「江戸川乱歩全集4・7・9」の三冊を掴み、店内では探偵小説棚から岩谷書店「探偵小説 獄門島/横溝正史」(カバーナシ)を抜き出し、計5300円で購入する。うむ、買った!何故か本とともに、本に挟まっていたと言う子供銀行千円券をオマケに貰う。…今度盛林堂で使ってやろう……。ついに「獄門島」が元本で読めるぞ、と喜び表に出ると、棚を凝視中の古本サンタ・磯貝氏に遭遇する。ここ最近、おとなの休日パスを使い、青森・弘前・仙台などの古本屋さんを日帰りで訪れていたとのこと。「何処かに行くというよりは、ずっと新幹線に乗っている感じ」と、古本を見ながら背中を伸ばしていた…弾丸古本屋ツアー、おつかれさまでした!
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そして家に帰ると、学芸大学の古本屋さん「SUNNY BOY BOOKS」(2013/06/03参照)から久々にメールマガジンが届いていた。それによると、店主さんは現在活動の拠点を沖縄の浜比嘉島に移し、新スペース「本と商いある日、」を運営。そして東京の「SUNNY BOY BOOKS」は、建物老朽化のため、来年の4/22に閉店することなどが書かれていた。お店が閉まるのはまだちょっと先ではあるが、ウカウカしていたらあっという間に時間が飛び去り、お別れになってしまいそう。ボチボチ見に行くことに仕様。
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2024年09月28日

9/28今日は荻窪から高円寺へ。

午後二時に南荻窪に流れ着いたので、駅方面にツラツラ向かい、まずは高架脇の「絵本タイム猫タイム」(2016/02/19参照)を訪れてみると、ドアに白いシェードが下がったままで、『しばらくお休みします』の貼紙が……仕方ない。休み明けを心待ちにしておこう。そう己に言い聞かせて「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)へ。幻影城「わが懐旧的探偵作家論/山村正夫」鶴書房 カラー版ピーナッツ4「スヌーピーのいたずらだいさくせん/げんさく□チャールズM.シュルツ ほんやく□たにがわしゅんたろう」学研 芥川賞作家シリーズ13「愉しき夫婦/小島信夫」を計770円で購入する。続いて高円寺に総武線で移動し、すでに午後三時前なのにまだまだ賑わっている「西部古書会館」(2008/07/27参照)の「中央線古書展」一日目に突入する。素早く動き回って三十分弱を過ごし、岩谷書店「宝石 昭和二十六年二月号」マガジンハウス クロワッサンの本「愛情旅行/夫・荒木経惟×妻・荒木陽子」久保書店「マンハント 1959 9月号」紀元社「童謡集 風と笛/北原白秋」(裸本)にプラスして、プロジェクト“J”の資料本を一冊混ぜ込ませ、計1050円で購入する。小粒な本がたくさん買えたなと満足し、阿佐ヶ谷にトボトボ歩いて帰還する。
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と言うわけで、今日の小粒ちゃんたちです。
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2024年09月22日

9/22取材ついでにヨコハマの古本屋さんを。

月末は色々とたて込みそうなので、連載の取材を早めに済ませておこうと、午後に横浜方面へ。無事に取材を終えた後は、伊勢佐木町に出て、強風が吹き抜ける『イセザキモール』をウロウロ。横路地の「活刻堂」(2009/10/12参照)では、「奇魚珍魚」と言う古書にメチャメチャ心惹かれてしまうが、五千円か……とそっと棚に戻してしまう。そして代わりに、サントリー株式会社・広報室「サントリークォータリー1982別冊2」ポプラ社「高垣眸全集 まぼろし城」(カバーナシ)を計1100円で購入して引き下がる。そこからモールを奥へ奥へ…「雲雀洞」(2018/10/02参照)はお休みか…「馬燈書房」(2016/04/23参照)ではもうネット倉庫を公開しているような美しく斬新な店内に驚く…「川崎書店」(2012/01/17参照)もお休みか…「バイアップ」(2011/10/05参照)では秋田書店サンデー新書「ハンター野郎/小宮荘次郎」を400円で購入する。昭和42年刊の、日本有数の狩猟家として知られた機械会社社長の世界ハンティング逸話集。銃のコレクターとしても知られているので、所有している猟銃も具に紹介。カバー写真、仕留めた巨象の上に、乗っていますな…(ちなみにこのサンデー新書、「◯◯野郎」というタイトルが好きらしく、他に升田幸三「将棋野郎」、竹中労「くたばれスター野郎」、三浦雄一郎「スキー冒険野郎」がある)。
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モールをさらに奥に進むと、楽しみにしていた「博文堂書店」(2011/02/19参照)もお休みであった。がっかりするが、久々にヨコハマのお店をたくさん見られて、古本心が少し豊かになる。来たモールをトボトボ引き返し、JR線路を潜って『馬車道』に出る。するとたまたま『神奈川県立歴史博物館』向かいの「誠文堂書店」(2010/02/28参照)が一階階段入口のパイプシャッターを下ろしているのを目撃する。もうちょっと早ければ、お店に入れたかも。そんなことを考えながら、一瞬二階の窓際に積み上がる古本を眺めた後、みなとみらい線地下駅への階段を下る。
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2024年08月15日

8/15今日もかろうじて古本を。

台風接近のせいか、青空にモクモク沸き立つ雲たちを見上げながら、午後一時に西荻窪に流れ着く。相変わらずお盆である。と言うわけで「古書音羽館」(2009/06/04参照)は明日までお休み。急ぎ荻窪に移動してみると、やはり「岩森書店」(2008/08/23参照)と「竹中書店」(2009/01/23参照)はお休みであった。だが、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)は、堂々営業中なのであった。ありがとうございます!と随喜の涙を流しながら、店頭均一塹壕をじっくり観察する。先日に引き続き、ミステリ関連はだいぶ店内の本が流れ落ちて来てるな…と感じつつ、講談社「事件記者シリーズ 犯罪乱流/島田一男」(ビニカバ帯付き)ロマン・ブックス「光とその影/木々高太郎」東京創元社 世界推理小説全集「カブト虫殺人事件/ヴァン・ダイン」「樽/F.W>クロフツ」を計660円で購入する。世界推理小説全集の二冊は、函付き元セロ付き月報付きハガキ付き広告付き登場人物表付きの完本だったので、思わず購入してしまう。ふぃ〜、今日もまだお盆真っ最中なのに、古本がかろうじて買えて、良かった良かった(歩いて家に帰り着いた瞬間に、晴れているのにスコールのようなさわやかな豪雨が降り始める。本が濡れなくて良かった)。
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「カブト虫殺人事件」のモノクログラビアには三人の画家が描くファイロ・ヴァンス像、そして月報には映画でファイロ・ヴァンスを演じた四人の俳優の肖像写真が。これぞ七色のファイロ・ヴァンス!
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2024年07月28日

7/28商店街の古本屋さんにお別れを。

朝から暑さに負けずに新たな古本箱の作成に取りかかる…まだまだ俺は作れる筈だ。そして手放せるはずだ。そして正午前、帽子を被って外出し、総武線→山手線→東武東上線と乗り継ぎ上板橋へ。今月いっぱいで閉店してしまう「林屋書店」(2010/02/03参照)の様子を見に来たのである。南口に出ると。再開発のためかポッカリと土地が開いており、青空が広く覆い被さっている。その脇を通り、南口の商店街を進んで行くと、程なくして閉店セール(全品3割引)中のお店が見えて来た。側壁の均一壁棚も、店頭の均一ラック類も、だいぶブラングが生まれている。もはや補充する必要もないのであろう。店頭には閉店の挨拶や閉店セールの貼紙がところどころに。道行く人は「古本屋さん閉まっちゃうんだ」「再開発とは別に関係ないらしいよ」「ここなくなっちゃうの残念」などと話している。広めの店内にも多くのお客さんがおり、買物を楽しみ、また名残惜しんでいる模様。早速その中に混じり、棚を見て行く。全体的には街の古本屋さんなのに、やはり芸能関連や江戸風俗の古書が厳めしく異質である。ワニの豆本「谷村新司の天才・秀才・ばか/文化放送セイ!ヤング編」晩聲社「ザ・ロケーション/津田一郎」小学館「自分の事は棚に上げて/吉田拓郎」を3割引の計700円で購入する。商店街の中の古本屋さん、長い間おつかれさまでした。
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そして帰りに大山で途中下車し、名店「ぶっくめいと」(2009/08/15参照)に当然立ち寄る。開店したばかりで、蚊取り線香を焚き始めた店内をゆっくりじっくり回遊し、講談社「二年目のSOS/ハモンド・イネス 梶龍雄訳」を千円で購入し、家に帰る。
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2024年07月19日

7/19神保町から「江原書店」へ。

デザイン仕事を一つやっつけた後、洗濯機をガラガラ回して洗濯物を干してから、古本箱・十四箱目を郵便局で大阪に送り出して、駅に向かう。御茶ノ水駅に着いたのは午前十一時である。坂をタッタカ下って「東京古書会館」(2010/03/10参照)入りし、地下ホールで『趣味の古書展』一日目を覗く。ワハハハハハハ、「月の輪書林」さん(2012/03/29参照)の大大衆文学祭が物凄いのでとにかく笑ってしまう。遅ればせながら何か出物はないかと、丁寧に一冊一冊視線を放って行くと、東方新書「盲目の目撃者/甲賀三郎」を発見する。しかも帯付きスリップ入りで1500円!その他にも東京出版「雪あかり日記/谷口吉郎」の“著者”名献呈署名本を見つけて大喜び!文藝春秋「海辺の広い庭/野呂邦暢」集英社「無名時代/阿久悠」鷺ノ宮書房「小紋次捕物新双紙/小諸文平」とプロジェクト“J”の資料一冊と合わせて、計3200円で購入する。会館を出たら暑い真夏の神保町入りし、店頭を冷やかしながら西へ西へ。実は昨日、古本神・森英俊氏より『矢口書店の2号店の帳場脇に創元推理文庫のコーナーができていて、かなりお買い得です』と情報をいただいたので楽しみにしていたのである。お店に入り、帳場奥の壁棚隅っこに集まる古めの創元推理文庫を楽しむ。創元推理文庫「マギル卿最後の旅/F・W・クロフツ」を千円で購入し、さらに西へ西へと歩き続け、九段下から地下鉄に乗る。
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今日の嬉しい神保町収穫二冊である。

東西線に乗って早稲田駅で下車し、『穴八幡』横の坂をグイグイ西へ上がる。そうやってたどり着いた「江原書店」(2011/02/22参照)は閉店半額セール中……明日20日でお店を閉じてしまうのである。店頭で洋書を漁る人、お店に立ち寄る人たちが入れ替わり立ち替わり現れ、いつもはない悲しい賑わいをお店は見せている。小さな店内に入り込み、洋書と硬めの本と海外文学と推理小説が混ざる中を一回り。ペップコミック文庫「アフリカの爆弾/山上たつひこ 原作・筒井康隆 草川隆」雄鶏社 推理小説叢書5「文學少女 其の他/木々高太郎」を半額の計325円で購入する。このお店がなくなると、『早稲田古本街』の全長が、少し短くなってしまうな……長い間おつかれさまでした。
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2024年07月13日

7/13青天の霹靂セール中。

午前十一時過ぎに八幡山と千歳船橋の中間に流れ着いたので、うらうらと千歳船橋まで出て、各駅停車で下北沢へ。だが到着時は午前十一時四十五分…まだ「ほん吉」(2008/06/01参照)は開いていない。そこで初夏の陽光降り注ぐ、キラキラした若者たちで賑わう駅前広場を、階段上から見下ろしながら、オリオンビールを飲み始めてしまう。ふぅ、夏だなぁ……などとだらしなくやっていると、ロン毛の外国人的美男子に気さくに話しかけられる。どうやら相手もアルコールが入っているようで、初対面なのに色々と人生の難題を、ビシバシとぶつけて来る。別に喧嘩を売っているわけでもないし、相談しているわけではないのだが、袖擦り合うも多生の縁と、会ったばかりの目の前に立つ男のことなど理解出来る訳がないのだが、一応色々真剣に解答する。とことん突き詰めると、確かに人生は無意味でクソみたいなものだが、俺は君と話した二十五分は、意外と楽しかったよ。と言うわけで最後に握手していよいよ「ほん吉」へ。立風書房 ミステリーの愉しみ3「パズル王国/鮎川哲也・島田荘司責任編集」私家版「プレグラン通り/中根君郎」を計220円で購入して「古書明日」(2017/01/31参照)に向かうと、残念ながら臨時休業であった。そこで「CLARIS BOOKS」(2013/12/01参照)への階段を上がり、ちくま文庫「増補 夢の遠近法/山尾悠子」を500円で購入し、下北沢を離脱する。続いて姿を現わしたのは、これまた大賑わいの中野駅。北口に出て『中野サンモール』は避け、東寄りの飲屋街を北上し、一気に『早稲田通り』に出る。そして青天の霹靂の如く日曜日で店舗営業を終えてしまう「古本案内処」(2015/08/23参照)へ(催事やネット販売は継続)。今日明日と全品半額閉店セールが行われているので、お店は各通路にお客さんが詰まり、ちょっと身動き出来ない状態になっている。うむむむむ、悲しいな。うむむむむ、寂しいな。うむむむむ、だが良い本はないかな…と唸りながら、先客と位置を入れ替え譲り合い、棚に必死に目を通して行く。いつもとちょっと違って、セール用に補充されている部分もある模様。東京創元社「SFと怪奇・冒険解説目録 付・全国SFファンダムが選出した創元推理文庫のSFベスト・テン」春陽堂書店 創作探偵小説集「湖畔亭事件 復刻版/江戸川乱歩」作品社「不思議の探偵/稀代の探偵/アーサー・コナン・ドイル アーサー・モリスン」とともにプロジェクト“J”の基礎資料二冊を選び、計1980円で購入する。ありがとうございます。さらに九年間ありがとうございました。これで、『中野ブロードウェイ』を抜けて『早稲田通り』に出ることは、ほぼなくなってしまうに違いない。
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2024年07月01日

7/1プラ日除け看板も健在。

一昨日ケーブルテレビで1953年のディズニー映画『ピーター・パン』を見ていると、ピーターパンらの住む“ネバーランド”が、宮崎駿監督のテレビアニメ『未来少年コナン』の“ハイハーバー”に、かなり近似値であることに気付く。そして『フック船長』は完全に『ダイス船長』とキャラが同じ…恐らく宮崎監督は『ピーター・パン』から多くのインスパイアを得ているのであろう。ちなみに観たバージョンのピーター・パンの声を聴いていると、何故か大友克洋監督のアニメ映画『AKIRA』を思い起こしてしまう……気になったので調べてみると、ピーター・パンの声優は岩田光央…つまり金田君の声優なのであった。あぁ、何でも観てみると、色々と勉強になるなぁ。

そして本日は上井草の外れに午後二時半に流れ着いたので、駅前を通って、ガンダム像に東京都知事選の襷が掛けられているのを薄笑いを浮かべながら眺め、「井草ワニ園」(2019/01/05参照)へ。広済堂 豆たぬきの本185「これが特撮SFXだ/池田憲章」を1200円で購入する。そして西武新宿線で鷺ノ宮に移動し、かなり久々に妙正寺川沿いの「うつぎ書房」(2008/08/06参照)を訪う……営業している、良かった。店内に灯りは無く、直結している奥の住居部分も真っ暗であるが、そこに店主の気配アリ。外光を頼りに、本の背を追いかけて行く。相変わらず時間は停まり気味だが、決して荒廃には傾いていないので、しっかりと本を探すことが出来る。一冊選んで、真っ暗な住居空間に声をかけると、すぐに「ハイ」と返事があるが、何やらガサゴソしている。うぉっ、店主が暗がりでTシャツを着ながら「すいません」……上半身裸族で潜んでいたのか…いや、この蒸し暑さなら仕方のp無いことです。誠文堂新光社 子供の科学別冊「ニュータイプ室内飛行機集/野中繁吉編」を200円で購入する。足繁く通うお店ではないが、近所にあるお店として常に気になってはいるので、また半年後くらいに来てみよう。
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あの名文句が掲げられた日除けプラ看板も健在である。
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2024年06月15日

6/15京王線の優店を巡る。

午後二時過ぎに北烏山に流れ着いたので、京王線・千歳烏山駅に向かう途中に、一応無人古本屋さん「イカシェ天国古本屋」(2008/09/23参照)の様子をうかがう……が、やはり開いていない。この雰囲気だと、よっぽどのことが無い限り、もうお店が開くことはなさそうである。まぁそれでも機会があれば、チェックは怠らぬようにしようと考えつつ、隣りの仙川に移動する。「文紀堂書店」(2015/03/31参照)では、ソノラマ文庫「死者の学園祭」「幻の四重奏」共に赤川次郎、架空社「標本箱 博物編」「標本箱 発明編」共にたむらしげるを計800円で購入する。嬉しい安さについつい頬を緩ませたまま「石本書店」(2017/07/02参照)へ。店主・石本氏が店内BGMで流れていた『てんとう虫のサンバ』に「これはサンバじゃない!そして『マツケンサンバ』も厳密にはサンバじゃない!」と異を唱えているのを耳にしつつ、店頭本『3冊で200円』制度を活用し、二見書房「炎のランナー 踵に翼を持った若者たち/W・J・ウェザビー」朝日ソノラマ KEY BOOKS「エアポート・シティ 空港のすべてをお知らせします/青木公」中央公論社「ベティ・ブープ伝/筒井康隆」を計200円で購入する。京王線沿いの優店二店に立ち寄ったので、さらにもうひとつの優店、東松原の「古書瀧堂」(2014/05/01参照)に、京王線から井の頭線に乗り継ぎ駆け付ける。店頭にも店内にもいる先客と場所を譲り合いながら、金の星社「ヤマネコさつじん事件/作・舟崎克彦 絵・佐々木マキ」源流社「世界の服飾デザイナー20人 私の会った優しい人達とその作品/田中千代」を計600円で購入し、満足して井の頭線とすぎ丸を駆使して阿佐ヶ谷に帰還する。そしてその阿佐ヶ谷では、いつものように帰り道の途中の「千章堂書店」(2019/12/29参照)店頭の百均単行本小ワゴンを覗き込むと、講談社青い鳥文庫の佐藤さとるが数冊投げ出されている…よっ!名作「按針塚の少年たち わんぱく天国」発見!と百円で購入する。
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というわけで、今日の嬉しい二冊である。「ヤマネコさつじん事件」は、“ヤマネコ”だから“さつじん事件”じゃないけどね…と野暮なことをつい思ったりする。
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2024年06月05日

6/5帳場は何処だ!

午前は家に引きこもって色々と片付け、午後にスッキリと外出する。家の前からバスに飛び乗り、まずは中村橋へ。「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)で、ワイズ出版「古本屋「シネブック」散歩/中山信如」(署名入)秋田書店「江戸川乱歩 屋根裏の散歩者/長田ノオト」桃源社 書下し推理小説全集・第二期「獣を見る目で俺を見るな/大藪春彦」を計1600円で購入する。「獣を見る目で俺を見るな」には、B6サイズの二つ折り広告が挟まっていた。『桃源社版・豪華二著とミステリーシリーズ』のキャッチがあり、「探偵小説四十年/江戸川乱歩」「探偵小説・成長と時代/ハワード・ヘイクラフト」、それに『書下し推理小説全集第二期』が掲載されている。ちなみに広告では大藪の近刊は「死を驕るなかれ」になっている。
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さて、ここからいつもは保谷に向かうのだが、今日は目先を変えて東に向かい、江古田に出る。駅北口に出て「根元書房 日芸前店」(2008/10/07参照)へ。店頭には古本はもちろん、様々な紙物・洋服・レーザーディスクなどが絡み合い、なかなかのカオス状態となっているので、見るのがただただ楽しくてたまらない。フィルム・アート社「私の映画遍歴」誠文堂文庫「漫画と漫文/岡本一平」(冒頭に『誠文堂文庫』についての説明があり、同社が出していた『誠文堂10銭文庫』の優秀本を増補改訂書下しし、頁数を倍にしたものとある)青土社「ユリイカ 1988.8月臨時増刊■総特集大友克洋」トッパンの絵物語「アンデルセン童話1/文・佐藤春夫 え・初山滋」(カバーナシ)を選んで精算しようと、店内に進む。その店内はほとんどが本に埋め尽くされており、中央の通路一本しか開いておらず、両側の棚も結束本が埋めてしまっているので、ほぼ店内で古本ショッピングを楽しむことが出来ない状況……そんな中を奥に進み、確か右側に帳場が…あれ?本で埋まっている。じゃあ奥に…こっちも本で埋まっている……ちょ、ちょ、帳場は何処だ?もしや表か?と通路を引き返し、入口横は埋まってるよな…もしや店頭の脇にドアとかがあって、そこで…いや、両方ともなにもないな?こりゃあいったいどうなってるんだ?と、しばし店内と店頭を行ったり来たりする。うむぅ、わからん。こうなったら、店内通路奥の、本の山の向こうに、声をかけてみよう。ということで行けるところまで行って、「すみませ〜ん」と大声を出してみると、奥から「はぁい」と本の山でくぐもった声が聞こえて来た。すると、遠くの本の山の上の隙間から、店主が現れ、まるで鍾乳洞探検でもしているように、巧みに小さな空間を擦り抜け乗り越え、たちまち通路に全身を現わした…し、信じられん…。あっけにとられたまま。先述の本を計1400円で購入する。…あぁ、遠くから店主の姿が本の山の中に見え、あれよあれよという間に、ぐいぐいとこちらに接近して来た感じは、石井輝男監督のカルト映画『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』で、日本海の荒波をバックに、土方巽が
暗黒舞踏を踊りながらコマ落としで近付いて来る、あの衝撃のシーンに似ていた……。
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「アンデルセン童話」は初山滋の四色&一色色刷りの絵が冴えまくった一冊。全三巻である。
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2024年05月05日

5/5「銀星舎」営業再開!

夏のように青く美しき晴れ渡る空とは裏腹に、体調は相変わらず低空飛行なので、残念ながらリカバリー三日目に突入してしまう。だが今日も古本は買うべきだ!と午後一時前に家を出て、エアコンの効いたバスに乗って中村橋へ。かなり賑わう「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)にて、講談社X文庫「ボクらがマイケル/小林ノリ子・小林まこと」創元推理文庫「ブラウン神父の醜聞/G・K・チェスタトン」ホーチキ商事株式会社出版部「永遠のビートルズ」DU BOOKS「音楽マンガガイドブック 音楽マンガを聴き尽くせ/松永良平監修」を計920円で購入する。続いて西武池袋線に乗って保谷に移動し、「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)へ。店頭百均棚の前回訪問時からの微妙な変化をキャッチして、素早く四冊を手にする。青河書房「裸の機動隊/東京タイムズ社会部編」産業能率短期大学出版部「対談ルポルタージュ すぐやる課太平記/扇谷正造」日本出版協同株式会社「ベラミ裁判/フランセス・N・ハート」日東書院「ボーリング入門 短期間で上達する/安武民祐」を計440円で購入する。元セロはないが「ベラミ裁判」が百円は嬉しいね。
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そう満足して中村橋に引き返し、帰りのバスに乗る。しかし所定のバス停では下車せずに、『中杉通り』の谷底の『阿佐ヶ谷北一丁目』で乗り越し下車する。すると目の前には、久々に開店している「銀星舎」(2008/10/19参照)の姿が。ここ二週間ばかり何のアナウンスもなく閉まりっぱなしだったので、心配していたのだが、とにかく営業再開だ。良かった良かったと店内に進み、新潮文庫「ホラー映画の怪物たち/児玉数夫」中公文庫「青豆とうふ/和田誠 安西水丸」を計700円で購入し、久々に旦那さん店主と話し始めると、何と不幸にも腰をいわしてしまい休業を余儀なくされていたとのこと。おぉぉぉぉぉぉ、それはそれは大変でした。「いやぁ、夜逃げしたんじゃないかと噂されるくらい、動けなくて出てこれなかったんですよ」…いや、もうお大事にしてください。腰痛は、常に重い古本で腰に負担をかけている古本屋さんの、職業病ですからね。
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2024年04月29日

4/29秘密審査中に散財する。

正午前に根津駅の地下ホームから地上に姿を現わし、「第24回 不忍ブックストリート一箱古本市」の審査員を今年も密かに務めるため、賑わいの谷根千を歩き始める。肩ならしに「タナカホンヤ」(2012/05/29参照)を覗いた後、まずは至近の『忠網寺』に赴き、地図を手に入れつつ靴を脱ぎ、早速本堂に集まる箱を眺めて回る。今年は原点回帰ということで、サイズの決まった箱の中で店主さんのすべてを迸らせるよう決められているので、ほぼ一瞬で視界に収まる範囲に古本が集まっている。ここでは緩やかな古書を安く放出している「あまりや」さんに古本心を囚われ、山と渓谷社「東京三等旅行/朝日新聞社会部編」須藤書店「明治新聞綺談/篠田鉱造」を計400円で購入する。では次のスポットに…いやその前に「古書ほうろう」(2019/04/28参照。そう言えばまだ正式にツアーしていないのであった…)にも足を延ばしておかなければ。とテクテク池之端方面へ。そうやってたどり着いた、ちょっと離れた「古書ほうろう」で左側通路壁際の文学棚を見ていると、三洋社「天国は杯の中に/三橋一夫」が目に留まってしまう。函が少し傷んでいるが、5500円なのである…むむぅ〜ん、いや、これは……買っておこう。ちょっと悩んでそう決めて、さらに1100円のハヤカワ・ライブラリ「ダイヤモンド密輸作戦/イァン・フレミング」を見つけてしまったので、これは完全に安い!と合わせて計6600円で購入してしまう。い、イカン!初っ端からこんなに派手に散財してしまうとはっ!そう己の古本欲を呪いながらも、幸福感に満たされつつ、途中のコンビニのATMでお金を下ろし、いざ次のスポットへ。『HOTEL GRAPHY NEZU』では蛙関連の本ばかりを並べ、箱の中が緑と青と白だらけの「かわず」に感銘を覚え、さらに「しのばずいけまち研究会」のストイックなアカデミックさに頭を垂れる。『根津教会』では、“小さな昭和のマーケット”と銘打った「BOOKS鳩?頭巾」に喜ぶ。“昭和”と言っても、昭和50〜60年代なのが、少し若々しく少し目新しい着眼点である。ここからさらに『往来堂書店』と、『団子坂』を上がって箱数が一番の『文京区立森鴎外記念館』を見回り、どうにか審査を終える。その後は「書肆田高」(2019/04/28参照。お休みであった)→「boogooz」(旧「古書OLD SCHOOL」跡地(2016/01/24参照)に入ったアート&デザインに強い古本屋。近々ちゃんとツアーしなければ))→新「古書OLD SCHOOL」(これもまたツアーしなければ)→「ひるねこBOOKS」(混雑激し過ぎて入店を断念。そして新店はこれもまた未ツアー…すみません…)→「古書木菟」(2018/12/16参照)→「古書鮫の歯」(2016/03/12参照。はまの出版「一発必中女狩り/いその・えいたろう」を400円で購入する)と巡る。だがまだ午後六時からの表彰式までだいぶ時間があるので、大量のスワンボートが乱舞する『不忍池』の畔に出て、缶ビールを飲みながら買ったばかりの「天国は杯の中に」を読み進め、時間を潰す。ちなみに「天国は〜」は、戦前にヨーロッパ留学しながら、各国でお酒を飲みまくる話なので、ビールを飲みながら読んでいると、これが楽しい楽しい。そして『不忍通りふれあい館』の地下ホールで開かれた表彰式では、「あまりや」さんに古本屋ツアー・イン・ジャパン賞を授与させていただく。一箱のみなさま、助っ人のみなさま、実行委員のみなさま、おつかれさまでした。いよいよ来年は一箱二十周年。どんな催しになるのか、一年前の今から大変に楽しみである。そして表彰式が終り帰ろうとすると、駄々猫さんと散歩堂さんに呼び止められ「今日来なかったでしょう〜」と疑いをかけられる。いや、実は、もう今日は、ただ完全な一人のお客となるために、髪は項で縛り上げ、ハットを被って変装し、各箱をこっそり素早く見て回ったのである(表彰式では、いつもの頭上にお団子を作ったスタイルで登壇)。つまり知り合いに気付かれなかったというのは、変装が成功していたということなのだが……いや、これは気付かなかったジレンマである。大変に失礼いたしました。
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団子坂上で「天国は杯の中に」を記念撮影。
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2024年04月18日

4/18武蔵小金井ミニ・ツアー!

午後二時に、武蔵小金井の北、玉川上水沿いにある桜町に流れ着く。玉川上水沿いは桜並木なので、つい一週間ほど前はさぞかし華やかであったろうが、現在は緑が眩しい葉桜ばかりとなっている。おまけに空が急激に暗くなって来た。慌てて上水沿いを西にタッタカ向かい、『新小金井街道』に出る。そこを南に下ると、かなり久しぶりの「古本はてな倶楽部」(2013/12/18参照)に遭遇。およそ四年半ぶりの訪店である。しっかり営業している頼もしさを感じつつ、独特な棚造りを堪能。福音館書店「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん/高野文子作・絵」学研ポケットムー「妖精の秘密/山梨賢一」福音館書店「山のトムさん/石井桃子」を計850円で購入する。
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そのまま街道を南に下って「古書みすみ」(2020/11/23参照)に至るが、残念ながら本日はシャッターアウトであった。そこから東の武蔵小金井方面に歩いて行くと、おや、こんなところにブックオフが出来ている、と思わず引き寄せられる。「ブックオフ武蔵小金井店」で、壁には『小金井市ブックオフ初出店!!』の垂幕が下がり、へぇ〜っと思いつつ、本のある二階へ。安売コーナーに目をピカピカ光らせ、中公文庫「アリバイ奪取 笹沢佐保ミステリ短篇集/日下三蔵編」講談社ノベルス「ハサミ男/殊能将之」嶋中書店アイランドコミックスSP「千夜一夜物語/モンキー・パンチ」を計440円で購入する。
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そしてさらに歩いて歩いて『小金井街道』まで出て、駅方面に下りつつ、途中の脇道にある「中央書房」(2009/03/11参照)へ。四年前に隣りの焼き鳥屋火事による、もらい火の被害に遭い、その後一瞬駅近に移転するが(2020/09/03 & 10/08参照)、再び同地に新築の店舗を構えた老舗店である。しかし、確かに建物は新しくなっているが、昔のお店と寸分変わらぬ気が……無くなった店頭ワゴンの代わりに置かれた安売箱を見下ろしてから店内に進むと、やはり以前と同じなのである…これは、ある意味スゴい再現性だ!と呆れつつ感心しつつ、左右の通路をゆっくり一往復。牧神社「幽霊奇譚」を950円で購入し、超遅ればせながら、同じ場所でのお店の再開をひっそりと祝う。
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2024年04月13日

4/13小田急を遡り古本を。

夜に町田でとある会合があるので、午後五時過ぎに家を出る。新宿から小田急線に乗り込むが、途中下車してフラフラと「ほん吉」(2008/06/01参照)へ。創元推理文庫「夜鳥/モーリス・ルヴェル」フロンティア・ブックス「スパイ帝国 クーデター・メーカーCIA/A・タリー」朋文堂「夜の市長/田辺茂一」人文書院「美の跫音 ヨーロッパ美術紀行/堂本印象」を計770円で購入する。「美の跫音」が330円は、喜ばしき拾い物である。さらにフラフラ「古書明日」(2017/01/31参照)にも向かい、アルス「吉井勇歌物語集第一巻 恋愛異聞」(函ナシ)を500円で購入し、再び小田急線の人となっていよいよ町田に向かう。やがて午後六時半の町田に到着するが、待ち合わせ時間までまだ余裕があるので、古本漁りに費やすことにする。『町田仲見世商店街』にフラフラ迷い込むようにして入り込み、奥の通路で二階への階段をミシミシ上がると、もはやサブカル本の巣窟と化している「EUREKA BOOKSTORE」(2019/05/19参照)である。常連客が三人ほど屯する中を、じっくりじっくり動き、入口近くの棚に集合していた「こどものとも」を念入りに漁る。結果、福音館書店「こどものとも76号 かわ/加古里子作画」「かがくのとも17号 てかげえ/中川正文ぶん 赤穴宏え」ナガオカ入門シリーズ「日本怪奇ゾーン きょう出会うかもしれない恐怖現象/中岡俊哉」を計900円で購入する。そしていつの間にか出来ていた、お店のオリジナル紙袋に本を入れてもらい、今年刷り上がったばかりのハガキカードもいただく。いつの間にやらとても良い空間に仕上がっていたので、近々また来ようと心に決める。
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posted by tokusan at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本屋消息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする