2023年11月17日
11/17路地裏の古本屋さんに一足早くお別れを。
昨夕、北原尚彦氏よりタレコミメールがあり、神保町裏路地の「富士鷹屋」(2009/09/12参照)が実店舗を閉店してしまうという。非組合系で、小さいがミステリの基本図書を充実させたお店である。確かにサイトで確認すると、十一月二十五日(土)で閉店とあった。うわはぁ…これはぜひとも見送るために駆け付けねばならぬのだが、今週末と来週はすでに予定がギュウギュウなのである。今日も大詰めのデザイン仕事で汲々としているのだが、この雨が上がったら思い切って神保町に行くことにしよう。そう決めて段々激しくなる雨音を聞きながら、手を動かし続ける。そして午後一時過ぎ、雨音は遠ざかり、代わりに鳥のさえずりが聞こえるようになり、ついに雨は上がった。急いで机の前から離れ、神保町に駆け付ける。それにしてもミステリ好きにとって、「富士鷹屋」がなくなるのは痛い。先日出た本の雑誌社「神保町 本の雑誌」のミステリ好きによる座談会二種、北原尚彦氏との『神保町の古本屋さんを楽しもう!』、北原尚彦氏×彩古氏×森英俊氏との『神保町古書店案内座談会』でも、「富士鷹屋」については言及されているほどなのである…。神保町には水道橋駅からアプローチし、『白山通り』を南下して、お店があるはずの横丁を探す。ここは何度来ても見落としてしまう可能性のある、似た横丁が連続しているのである。だが今日は一発で到達する。店頭棚&ワゴンが出ているので、しっかりと営業中である。閉店の案内などは何処にも出ていない。店頭で一冊掴み、サッシ扉を開けて中に進む。そこは相変わらずの静かな通路的空間で、ミステリ&SF&幻想怪奇文学の文庫本・単行本・ノベルスをスラリズラリと棚に収めている。フローリング風シートを敷き詰めた床を踏み締め、天井近くから足元まで、ゆっくり眺めながら次第に奥へと進んで行く…おそらくこのお店に来るのは、今日が最後になるだろう。この、店主がカウンター奥で静かに作業する気配を感じ取り、多少緊張しながら奥へ奥へと進んで行くのも最後なのである。そんなことを考えながら帳場前に到達し、しゃがみ込んで棚下までしっかりと見る。講談社文庫「考えろ丹太!/木島始」東都書房「おんな牢秘抄/山田風太郎」現代長編推理小説全集9「鮎川哲也集」ポプラ社文庫「死人のすむ街/緑文建」を計800円で購入し、一足早くお店との別れを済ませる。さらば、たくさんの殺人事件の物語を詰め込んだ、都会の路地裏の古本屋さんよ!
2023年11月11日
11/11八ヶ月ぶりの「雑本雑書 江口書店」は…。
突如迫り来る冬を理不尽に体感しながら、午後二時過ぎに松陰神社前に流れ着く。いつでもカーテンの閉まった「松島書店」のガラス扉を一瞬眺めてから、混み合う世田谷線に乗って三軒茶屋に出る。『キャロットタワー』の足元から這い出て、歩道も混み合う『玉川通り』を渋谷方面にズンズン進む…今日は土曜日。ならば「雑本雑書 江口書店」(2010/03/29参照)は午後三時から営業を始めているはずだ。久々に、入るぞ!と意気込みながら『三宿交差点』に到達すると、「江口書店」看板下のガラス扉の向こうに、本棚に犇めく古本たちが見えている…あぁ、およそ八ヶ月ぶりだ…そう感激しながら、店頭台をじっくり眺めて店内へ。やはりこの昭和過ぎる古本屋空間は、時空間を歪めるほどに、強烈であるな。帳場に潜む店主の老婦人もお元気そうで何よりである。そんな感慨に耽りながらも、しっかり様々な箇所の古本タワーをガサゴソ掘り返し、今日は何を買おうか、楽しく愉快に真剣に品定めして行く、結果、新潮社「丹下氏邸/井伏鱒二」(昭和二十年刊の臨時出版)美術出版社「長沢節と風景たち」を計1100円で購入し、本を丁寧にカマボコで有名な小田原『鈴廣』の紙袋に入れていただく。長沢節のヨーロッパ水彩風景画が満載の「長沢節と風景たち」はラッキーな拾い物である。やっぱり良いねぇ、「江口書店」は。

そして阿佐ヶ谷に戻り、「千章堂書店」(2009/12/29参照)の店頭児童文学&絵本箱から、実業之日本社「幼年絵童話 うみのしろうま/山下明生=作 長新太=絵」(昭和47年初版)をセレクトして、200円で購入してから帰宅する。
そして阿佐ヶ谷に戻り、「千章堂書店」(2009/12/29参照)の店頭児童文学&絵本箱から、実業之日本社「幼年絵童話 うみのしろうま/山下明生=作 長新太=絵」(昭和47年初版)をセレクトして、200円で購入してから帰宅する。
2023年10月22日
10/22空振り後「九曜書房」。
日曜日だがフリーランスにそんなことは関係ないので、戻って来た直しに基づき、朝からデザインの細々とした直しを進める。午前十一時にようやく直し終え、少し読書した後昼食を摂る。そして午後一時に、来週はかなりドタバタしそうなので、早めに連載の取材を済ませておこうと外出……だ、だが、電車を幾つか乗り継いで訪れた目的のお店は、無惨にもシャッターを下ろしていたのであった…骨折り損のくたびれ儲けか。差し当たって代替案も思いつかないので、今日はスパッと取材は諦めることにして、帰り道の途中で古本を買うことにする。ということでやって来たのは武蔵小山の「九曜書房」(2009/03/26参照)である。珍しく店頭で一冊掴んで店内に進むと、棚が少し変わっている。左側通路の文庫本ゾーンがなくなり、文学系の単行本(もちろん主に茶色い古書である)がドッサリ収まっているのだ。フムフムと眺めてから、入口付近まで引き返し、500均壁棚を愛でるように精査する。結果、ヒマワリ社「ひまわり六月号附録 思い出の虹/C.&M. Lamb 橋爪常子訳」(仙花紙本の附録だが、表紙&挿絵の中原淳一の仕事は素晴らしい!)婦人画報社「MEN'S CLUB BOOKS8 アクセサリー/くろすとしゆき監修」亀甲堂「大東京獵奇/吉井武平」(函ナシ)を計1100円で購入する。昭和十年刊の「大東獵奇」が嬉しい。“獵奇”と言っても犯罪などに関することではなく、関東大震災で壊滅後に都市化して復興した東京に、江戸から伝わる伝説や怪談の面影を追い求める随筆集である。相変わらず未知の良書と気軽に出会わせてくれるな、九曜書房。
2023年10月21日
10/21秘密の特製栞と「忘日舎」のセール。
午後一時に千歳船橋に流れ着いたので、まずはテクテク歩いて経堂に向かい、「ゆうらん古書店」(2022/09/25参照)へ。東京都写真美術館「東京都市の視線」を300円で購入する。そして『そう言えばあれが出来ているはずだな』と気付いて、小田急線→井の頭線と乗り継ぎ久我山駅下車。関東バス仕様のすぎ丸に乗り込み、西荻窪までショートカットして「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。筑摩書房「恐怖の都・ロンドン/スティーブ・ジョーンズ 友成純一訳」を百円で購入しつつ、店主・小野氏から目的の物を受け取る。デザインさせてもらった、盛林堂の特製栞である。うむ、良い出来だ!実はこれ、ただの栞ではなく、裏面にある秘密あり。十月末日から某所で、ある条件を満たすと手に入るとのこと。

そしてこのお仕事のギャラとして、春秋社「大學祭の夜/D.セイヤーズ 黒沼健訳」の裸本が支給される。バババ、バンザ〜イ!大喜びでお店を飛び出た後は、線路の北側に出て「忘日舎」(2015/09/28参照)へ。只今セール真っ最中で、店頭から店内まで、100〜500円のお買い得本が幅を利かせている。愛育社「ホフマン集 G町のジェスイット寺院/吉田六郎譯」(カバーナシ)アディン書房「奴婢訓/寺山修司」青土社「ユリイカ 総特集:田中小実昌の世界 みんなコミさんが好きだった」を計700円で購入すると、たまたま釣り銭が切れてしまい、大量の十円玉を受け取ることに。まぁありますよ、こういうことも。
そしてまたもや大阪「梅田蔦屋書店」から『古本オクレ』の指令あり。古本販売フェアが開始されてから、すでに半期が過ぎたのだが、順調に送った古本は旅立っている模様。先日追加した古本もすでに品出しされているので、お暇な時に覗いてやってくだされば幸いです。よし、追加補充本を、どうにかして絞り出すぞ〜〜!
そしてこのお仕事のギャラとして、春秋社「大學祭の夜/D.セイヤーズ 黒沼健訳」の裸本が支給される。バババ、バンザ〜イ!大喜びでお店を飛び出た後は、線路の北側に出て「忘日舎」(2015/09/28参照)へ。只今セール真っ最中で、店頭から店内まで、100〜500円のお買い得本が幅を利かせている。愛育社「ホフマン集 G町のジェスイット寺院/吉田六郎譯」(カバーナシ)アディン書房「奴婢訓/寺山修司」青土社「ユリイカ 総特集:田中小実昌の世界 みんなコミさんが好きだった」を計700円で購入すると、たまたま釣り銭が切れてしまい、大量の十円玉を受け取ることに。まぁありますよ、こういうことも。
そしてまたもや大阪「梅田蔦屋書店」から『古本オクレ』の指令あり。古本販売フェアが開始されてから、すでに半期が過ぎたのだが、順調に送った古本は旅立っている模様。先日追加した古本もすでに品出しされているので、お暇な時に覗いてやってくだされば幸いです。よし、追加補充本を、どうにかして絞り出すぞ〜〜!
2023年10月16日
10/16久々の即売展以外で「東京古書会館」潜入!
午後一時に池尻大橋と駒場東大前の丘の上に流れ着いたので、北に向かって坂を流れ落ち、瀟洒な「河野書店」(2008/09/08参照)へ。評論社「ブリジンガンの魔法の宝石/アラン・ガーナー作 芦川長三郎訳」(昭和56年第4刷)を400円で購入し、急いで阿佐ヶ谷に帰還する、そして午後三時過ぎ、再び家を出て駅に向かっている途中、「千章堂書店」にて店頭児童文学&絵本箱の中から、岩崎書店「しんはつめい じどうちらかしき/北川幸比古・作 和歌山静子・絵」を200円で購入する。日本コカコーラのPR誌『爽』に発表されたSF童話で、続編に「しんはつめい じどうむだづかいき」がある。その後は中央線で御茶ノ水駅に出て、「東京古書会館」(2010/03/10参照)に即売展以外の目的で、あるお仕事の打ち合わせにて潜入する。

一時間ほど数人の古本屋さんと大真面目に打ち合わせをするが、打ち合わせたと言うよりは、一国一城の主である古本屋さん同士の丁々発止のやり取りを、砂被りの席で見物させてもらえた、古本屋好きとしては贅沢な時間であった。何はともあれお仕事頑張らさせていtだきます!そんなおかしな打ち合わせから解放された後、逢魔が時の神保町を彷徨うが、結局何も買わずに、九段下から東西線に乗って阿佐ヶ谷に帰り着く。
※「日本古書通信 2023年10月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は盛林堂・小野氏の番。先頃盛林堂ミステリアス文庫で復刊して即売り切れた、渡邊啓助「密林の医師」を足掛かりに、太平洋戦争中の慰問袋に入れられた本について考察を展開しております。陸軍恤兵部発行の本は貴重ですが、相変わらずなくならない戦争には断固反対いたします!
一時間ほど数人の古本屋さんと大真面目に打ち合わせをするが、打ち合わせたと言うよりは、一国一城の主である古本屋さん同士の丁々発止のやり取りを、砂被りの席で見物させてもらえた、古本屋好きとしては贅沢な時間であった。何はともあれお仕事頑張らさせていtだきます!そんなおかしな打ち合わせから解放された後、逢魔が時の神保町を彷徨うが、結局何も買わずに、九段下から東西線に乗って阿佐ヶ谷に帰り着く。
※「日本古書通信 2023年10月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は盛林堂・小野氏の番。先頃盛林堂ミステリアス文庫で復刊して即売り切れた、渡邊啓助「密林の医師」を足掛かりに、太平洋戦争中の慰問袋に入れられた本について考察を展開しております。陸軍恤兵部発行の本は貴重ですが、相変わらずなくならない戦争には断固反対いたします!
2023年10月14日
10/14「藤子文庫」と跨線橋の行方。
午後一時半に上連雀の住宅街に流れ着いたので、北に真っ直ぐ真っ直ぐ歩き、中央線線路と車両基地を『三鷹跨人道橋』で渡る。古く礫が露出したコンクリ階段を上まで上り切ると、橋の上は車両基地を眺める人々で結構な賑わいを見せており、橋の両端にはガードマンが立っている…ちょっと物々しいので、何だか怪しい雰囲気である。そんな風に感じながら北に渡り階段を下りると、そこに小さな立て札があった。『こ線橋の撤去工事に今後着手します』…うわわわわわ、壊しちゃうのか。愚かにもこの貴重な土木遺産を壊しちゃうのか。こんな重要な三鷹のランドマークを消滅させてしまうのか。立て札の文中には『1929(昭和4年)に古い設計基準で建設しており、現在の基準を満たしていないため、今後の安全確保の観点から、撤去いたします』とある。工事は2023年12月頃に着手予定。太宰治も好んだこの橋は、お金をかけて補強して残す方が、地域の振興のためにも、断然良いのではないだろうか。もったいない。本当にもったいない。通行料を取るカタチにしてでも、どうにか残せないものだろうか…また、何度も渡りに来ます。

そんな風にかなりがっくりしながら、「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。割と久々に来たので、多少興奮しながら店頭でたちまち五冊を抱え込む。創元推理文庫「死の扉/レオ・ブルース 小林晋訳」青春新書「女が考えていること その底の心理/広池秋子」ジャストシステム「コンピューターの宇宙誌/紀田順一郎&荒俣宏」講談社「キミと歩くマンハッタン/常磐新平」彰国社「デモクラシーのアポロン/ワルター・グロピウス」を計550円で購入する。よし、「りんてん舎」よかったぞ!と感じ入りつつお店を出たら、ちょっと北に歩いて、九月で店売りをやめてしまったという「藤子文庫」(2016/03/27参照)の様子を見に行く。うぁ!ガラスから店名や営業内容は消し去られ、かつての古本屋さんの面影は今はない……。そこから駅方面に辛抱強く歩き続けて「水中書店」(2014/01/18参照)に到着。講談社ノベルス「匣の中の失楽/竹本健治」河出書房新社「高級少女文芸誌 アリスの国」を計200円で購入する。表の木箱から拾い上げた「アリスの国」は『高級少女文芸誌』と銘打つだけあって、A4版でカバー付きの、しっかりしたムックの如き雑誌である。1990年刊で、松本隆・大島弓子・原田治・小林麻美・江國香織・長野まゆみ・メルヘンメーカー・坂田靖子・松本小雪等が執筆している。VOL.1とあるが、果たしてVOL.2は出たのだろうか?

さらに最後は吉祥寺まで歩いてたどり着き、「よみた屋」(2014/08/29参照)で日本専売公社総務部広報課「たばこの話あれこれ」(非売品)三一新書「宇宙旅行/シテルンフェルド」を計220円で購入して帰宅する。
そんな風にかなりがっくりしながら、「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。割と久々に来たので、多少興奮しながら店頭でたちまち五冊を抱え込む。創元推理文庫「死の扉/レオ・ブルース 小林晋訳」青春新書「女が考えていること その底の心理/広池秋子」ジャストシステム「コンピューターの宇宙誌/紀田順一郎&荒俣宏」講談社「キミと歩くマンハッタン/常磐新平」彰国社「デモクラシーのアポロン/ワルター・グロピウス」を計550円で購入する。よし、「りんてん舎」よかったぞ!と感じ入りつつお店を出たら、ちょっと北に歩いて、九月で店売りをやめてしまったという「藤子文庫」(2016/03/27参照)の様子を見に行く。うぁ!ガラスから店名や営業内容は消し去られ、かつての古本屋さんの面影は今はない……。そこから駅方面に辛抱強く歩き続けて「水中書店」(2014/01/18参照)に到着。講談社ノベルス「匣の中の失楽/竹本健治」河出書房新社「高級少女文芸誌 アリスの国」を計200円で購入する。表の木箱から拾い上げた「アリスの国」は『高級少女文芸誌』と銘打つだけあって、A4版でカバー付きの、しっかりしたムックの如き雑誌である。1990年刊で、松本隆・大島弓子・原田治・小林麻美・江國香織・長野まゆみ・メルヘンメーカー・坂田靖子・松本小雪等が執筆している。VOL.1とあるが、果たしてVOL.2は出たのだろうか?
さらに最後は吉祥寺まで歩いてたどり着き、「よみた屋」(2014/08/29参照)で日本専売公社総務部広報課「たばこの話あれこれ」(非売品)三一新書「宇宙旅行/シテルンフェルド」を計220円で購入して帰宅する。
2023年10月02日
10/2ご無沙汰の奥沢と、大阪古本販売開始!
午後四時前に洗足に流れ着いたので(ちなみに有名な『洗足池公園』は一キロ弱南の東急池上線『洗足池駅』前である)、東急目黒線に乗って奥沢まで移動し、かなりご無沙汰していた「PINNANCE BOOKS」(2012/06/11参照)を訪ねる。お店はしっかりと営業中で、相変わらず棚から古本好きを惑わせる好ましいフェロモンを発している。店内に流れる80年代の洋楽を懐かしみながらも、真剣に棚を眺め続け、岩谷書店「宝石 昭和二十六年6月號 解決篇・わが一高時代の犯罪」「宝石 昭和二十八年6月號 特集・秘境ローマンス」講談社文庫「オバケちゃん/松谷みよ子」(「オバケちゃん」、文庫で出ていたとは。『オバケちゃん』と『ねこによろしく』を収録)を計880円で購入する。さらにここまで来たのなら、自由が丘だ!とテクテク歩き続けて「西村文生堂書店」(2013/09/10参照)に到着。店内に咲き乱れる洋書や洋ビジュアル本やアメコミには目もくれず、左側壁棚の和書ゾーンを注視する。すると三島由紀夫本群の中に、牧羊社「戯曲 黒蜥蜴/三島由紀夫」を発見。値段を確認してみると、二版だが500円の激安値なので、迷うことなく購入する。

そして本日から大阪「梅田蔦屋書店」にて、秋の全館フェア『偏愛』に伴い、『帰ってきた古本屋ツアー・イン・ジャパン』と称する古本販売が開始されています。場所はエスカレーター正面の特製平台にて。愉快な古本がたくさん紛れ込ませてあるので、見つけた者勝ち!早いもの勝ち!の生き馬の目を抜くような真剣勝負でお臨みください。そして大量に送った古本を商品化してくださり、美しくディスプレイしてくれた古書コンシェルジュさんから、早速『追加ノ古本オクレ!』の指令が届きました。急いで一箱作り、明日には発送しようかと決心しています!というわけでひと月強の、この古本販売を、西の皆様、何とぞ可愛がってやってください!
そして本日から大阪「梅田蔦屋書店」にて、秋の全館フェア『偏愛』に伴い、『帰ってきた古本屋ツアー・イン・ジャパン』と称する古本販売が開始されています。場所はエスカレーター正面の特製平台にて。愉快な古本がたくさん紛れ込ませてあるので、見つけた者勝ち!早いもの勝ち!の生き馬の目を抜くような真剣勝負でお臨みください。そして大量に送った古本を商品化してくださり、美しくディスプレイしてくれた古書コンシェルジュさんから、早速『追加ノ古本オクレ!』の指令が届きました。急いで一箱作り、明日には発送しようかと決心しています!というわけでひと月強の、この古本販売を、西の皆様、何とぞ可愛がってやってください!
2023年09月30日
9/30改訳改題初版。
午後二時前に北烏山の端っこに流れ着いたので、たくさんの大きなお寺がある『寺町通り』をたどり、久我山の谷底に出る。後は井の頭線で素直に吉祥寺に出て、まずは「古本センター」(2017/03/06参照)で小学館 学習まんが人物館「藤子・F・不二雄/監修藤子プロ」(内容はほぼ「まんが道」のダイジェスト版と言ったところ)を250円で購入する。ビル奥から出て、人とバスを避けながら「バサラブックス」(2015/03/28参照)へ。ハヤカワポケミス「ジャングル・キッド/エヴァン・ハンター 都筑道夫他訳」角川書店「甦る「幻影城」2〈幻の名作〉」創元推理文庫「管理人の飼猫/E・S・ガードナー」を計400円で購入する。「管理人の飼猫」は1964年の改訳改題初版(白帯版の題は「管理人の猫」)で、ちょっと珍しいので少し喜ぶ。

そして最後に「古本のんき」(2021/03/31参照)に至ると、何と臨時休業中であった。10/4までお休みとのことなので古本屋好きの方々、吉祥寺探訪の折は、ご注意されたし。

※大阪「梅田蔦屋書店」にて古本販売で参加する全館フェア『偏愛』のHPが出来上がったようです。10/2の販売開始まで、こちらをご覧になってしばらくお待ち下さい!(以前告知した会期がずれて、10/2(月)〜11/12(日)が会期となりました。よろしくお願いいたします!)
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/36015-1349410920.html
そして最後に「古本のんき」(2021/03/31参照)に至ると、何と臨時休業中であった。10/4までお休みとのことなので古本屋好きの方々、吉祥寺探訪の折は、ご注意されたし。
※大阪「梅田蔦屋書店」にて古本販売で参加する全館フェア『偏愛』のHPが出来上がったようです。10/2の販売開始まで、こちらをご覧になってしばらくお待ち下さい!(以前告知した会期がずれて、10/2(月)〜11/12(日)が会期となりました。よろしくお願いいたします!)
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/36015-1349410920.html
2023年09月27日
9/27そう言えば「ゆうらん古書店」は開店一周年!
午後二時に桜上水に流れ着いたので、辛抱強く細かな住宅街を南下して、経堂まで出て「ゆうらん古書店」(2022/09/25参照)へ。あっという間に開店一周年、おめでとうございます!結構こまめに来て楽しませてもらっているうえに、これからも経堂に古本屋さんの灯がともり続けるのは、実にめでたいことである。講談社「こころの日記/吉永小百合」新潮社「この金色の不定形な液体/田村隆一・編」筑摩書房 世界ユーモア文学選「エッフェル塔の潜水夫/カミ」を計300円で購入する。拾い物は第四版だが昭和四十四年刊の「こころの日記」。1963〜65年の、吉永小百合十八〜二十歳の日記である。序文は石坂洋次郎なのだが、日記に『石坂先生、好き!好き!好き!』と書いてあるかもしれない…などと書かれている。石坂洋次郎、このとき御歳六十九歳……やるな。この後は下北沢に移動し、「古書ビビビ」(2009/10/15参照)で朝日新聞社「ヴォワ・アナール 山田稔エッセー集」を500円で購入し、さらに「古書明日」(2017/01/31参照)で福音館書店 かがくのとも166号「もうどうけんドリーナ/土田ヒロミさく・日紫均三監修・なかのまさたかAD」を百円で購入する。写真家・土田ヒロミがこんな仕事をしていたとは…。阿佐ヶ谷に帰れば夕暮れで、九月も終りと言うのに夏のような蒸し暑さだが、高い高い青空にはいつの間にか秋の雲が出現していた。あぁ、早くもっともっと涼しくなって欲しいのだが。

今日のめぼしい収穫はやはりこの二冊か。「こころの日記」の題字は川端康成である。
今日のめぼしい収穫はやはりこの二冊か。「こころの日記」の題字は川端康成である。
2023年09月26日
9/26プチ・新書サイズ本祭り!
デザイン仕事に一つカタをつけ、次はゲラ読みを……だが、昨日買った京極夏彦の最新作「鵼の碑」が面白過ぎて、止められない止まらない(前作「邪魅の雫」から十七年(!?)経っているので、あの精緻に交錯し組み合わされた人間関係を(実は登場人物ですら)すっかり忘れてしまっているので楽しめないのでは?と思っていたが、読み始めたらそんなことはもはや関係なく、たちまち物語の中に落とし込まれてしまったのだ)。だがこの規格外に分厚い本に耽溺していたら、いつの間にか日が暮れてしまうのは確実である。そう気付いて本を机上に置き、買いものついでに古本を買いに行くことにする。と言うわけで、いつの間にかいつもの吉祥寺である。「バサラブックス」(2015/03/28参照)で、小学館「サライ」2020年5月号別冊付録「地底国の怪人/手塚治虫」中央公論社 ともだち文庫「ビルマの竪琴/竹山道雄」を計200円で購入する。レジでは新バイトなのか、パンクな女性が店長さんからレジのレクチャーを受けていた。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)に向かうと、入口脇の300〜500円安売棚がいつの間にか古めの百均新書&新書サイズ本に入れ替わっていた。主に思想&運動関係であるが、下層労働者や売春関連も含まれており、グイッと古本心を惹き付ける部分がギラリと輝いている。一番最初に手にしたのは、光文社カッパブックス「日本女地図 自然は、肉体にどんな影響を与えるか/殿山泰司」である。さらに東洋書館「東京のサラリーガール ご存知ないのはあなただけ/藤原審爾」(昭和31年刊の、“サラリーガール”所謂働く女性の生活と生態と意見を調査した一冊)現文社「無籍者/池田みち子」(山谷労働者小説)青木書店「売春 この実態をどうしたらいいか/神崎清」講談社ロマン・ブックス「危険な関係/新章文子」を抜き取り、計550円で購入する。やはり「日本女地図」と「東京のサラリーガール」が出色の獲物である。「よみた屋」さんには、毎度の如く感謝である。さぁ、帰って「鵼の碑」の続きを……いや、ゲラだ。ゲラを読むんだ。
2023年09月23日
9/23付録本がだいぶ減っていた。
午後二時半に雨は上がっているが、今にも降り出しそうな荻窪に流れ着いたので、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)の付録本ゾーンを見に行くことにする。うわわ、もうだいぶ売れちゃっているのに吃驚。まぁ、安めだもんなぁ…。と言うわけで次来たら買おうと思っていた一冊はすでに売れてしまっていたので、学研昭和41年「中学二年コース8月号第3付録 怪奇小説 パリのオオカミ男/ガイ・エンドア(原作)内田庶(文)」を660円で購入する。さらに「竹中書店」(2009/01/23参照)にて光文社「司馬遼太郎と城を歩く」を200円で購入し、総武線に乗って高円寺まで移動し、「西部古書会館」(2008/07/27参照)の「中央線古書展」を覗く。もはや午後三時なのに、会場は大賑わいである。『兵どもが夢の跡』で、棚には数多くブランクが生まれているが、それでもまだまだ面白い本が残っている。講談社X文庫「悪霊とよばないで/小野不由美」出版協同社「翼よあれがパリの灯だ 大西洋横断飛行の回想/C.A.リンドバーグ」春陽文庫「奇蹟の扉/大下宇陀児」偕成社SF名作シリーズ8「姿なき宇宙人/クレメント・作 野田開作・訳」虫プロ商事株式会社 COM臨時増刊「性蝕記/宮谷和彦 マッチ売りの少女/野坂昭如・文 米倉斉加年・絵」を計1600円で購入する。嬉しいのはCOM臨時増刊の「性蝕記」。収録作品は虫プロGrand comics3として出された単行本「性蝕記」と『性蝕記』『性葬者』『日蝕』『輪舞』『黄金死篇』『摩訶曼陀羅華曼珠沙華』がダブっているが、こちらには初期の名作で単行本未収録の『太陽への狙撃』と、とことんシュールな『現代狂人語り(げんだいうすらばかかたり)絶景!富士山麓に鸚鵡鳴く』が掲載されている。さらに巻頭には、宮谷自身とその恋人のヌードグラビアと言う、衝撃の信じ難いカラーページアリ!いや、時代を蜂の巣にする、尖りまくった一冊なのです。
2023年09月15日
9/15古本神に導かれ…。
午後はお天気が悪くなりそうなので、午前のうちに古本を買ってしまおうと家を出る。中央線に乗り御茶ノ水駅下車。坂を長々と下って「東京古書会館」(2010/03/10参照)の『趣味の古書展』が開催されている。奥の「扶桑書房」の古書棚はすでにブランクが生まれているのに、人垣がスゴいことになってるなと思いつつ、やはり気になるので、厚い背中越しにチラリチラリ…しかしなかなか全部を確認出来ないので、ひとまず諦め他の棚を見て回ることにする。すると「畸人堂」が大量の古い「宝石」を並べていたので、昭和二十三年七月刊の岩谷書店「別冊宝石 第二號 尖端探偵小説號」を選び、改めて扶桑棚へ。すると確保していた人が戻したのか、先ほどは見かけなかった昭和十三年刊の新潮社「半七捕物帳 全/岡本綺堂」が出現していたので、すぐさま確保し、計1000円で購入する。この「半七捕物帳」は函かカバーのない裸本であるが、表紙には鈴木朱雀という人の、錦絵風イラストが散りばめられており、登場人物や作品の舞台&小道具が描かれていて楽しい。もちろん半七も粋に描かれている。

「半七さん」と書かれている。
会館を出て神保町入りし、「三茶書房」(2010/10/26参照)店頭を眺めていると、「なごみ堂」(2010/02/12参照)さんが声をかけてくれた。今日はあまり収穫ナシとのこと。そして「ついこの間、この台に饅頭本がたくさんあったんですよ」と教えてもらう。残念ながら、今は影も形も見当たらないのだが…。その後さらに街を進んで行くと、今度は古本神・森英俊氏が颯爽と現れ声をかけてくれた。挨拶を交わしただけですぐさま別れたのだが、何故か踵を返してこちらに引き返して来た。そして「「@ワンダーJG」(2023/06/20参照)、少し変わったんですが行かれました?スゴいのが出たらしいですよ」「いや、行ってないです。な、なにが出たんですか?」「島久平です。買い逃してしまいました」「うひゃぁ〜〜〜〜」となる。そんなことを古本神に言われてしまったら、大変に気になるので、いつもとはコースを変えて『靖国通り』北側に渡る。お店に入り込むと、奥の北側の通路状スペースに新たな壁棚が増設され、そこに大衆小説や探偵小説類が集められている。なるほどなるほどと見て行くと、おおっ!カバーナシだが、東成社 ユーモア小説全集「地下鉄伸公/三木蒐一」があるではないか!これはずっとずっと読みたかった本。戦後の浅草を舞台にした(浅草の風景描写が事細かで、戦後の混沌とした街を存分に楽しめる)、元凄腕掏摸の、その芸術的テクニックを駆使した。人情物語である。550円なら謹んで買わせていただきます。古本神の導きで、憧れの本が買えました!

※「日本古書通信2023年9月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は北原尚彦氏の番。武蔵境のガレージ古本市で出会った、格安激安の「春浪快著集 全四巻」(函ナシ)の、文章を追うだけで古本ハンターの心が熱く燃え上がるお話です。
「半七さん」と書かれている。
会館を出て神保町入りし、「三茶書房」(2010/10/26参照)店頭を眺めていると、「なごみ堂」(2010/02/12参照)さんが声をかけてくれた。今日はあまり収穫ナシとのこと。そして「ついこの間、この台に饅頭本がたくさんあったんですよ」と教えてもらう。残念ながら、今は影も形も見当たらないのだが…。その後さらに街を進んで行くと、今度は古本神・森英俊氏が颯爽と現れ声をかけてくれた。挨拶を交わしただけですぐさま別れたのだが、何故か踵を返してこちらに引き返して来た。そして「「@ワンダーJG」(2023/06/20参照)、少し変わったんですが行かれました?スゴいのが出たらしいですよ」「いや、行ってないです。な、なにが出たんですか?」「島久平です。買い逃してしまいました」「うひゃぁ〜〜〜〜」となる。そんなことを古本神に言われてしまったら、大変に気になるので、いつもとはコースを変えて『靖国通り』北側に渡る。お店に入り込むと、奥の北側の通路状スペースに新たな壁棚が増設され、そこに大衆小説や探偵小説類が集められている。なるほどなるほどと見て行くと、おおっ!カバーナシだが、東成社 ユーモア小説全集「地下鉄伸公/三木蒐一」があるではないか!これはずっとずっと読みたかった本。戦後の浅草を舞台にした(浅草の風景描写が事細かで、戦後の混沌とした街を存分に楽しめる)、元凄腕掏摸の、その芸術的テクニックを駆使した。人情物語である。550円なら謹んで買わせていただきます。古本神の導きで、憧れの本が買えました!
※「日本古書通信2023年9月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は北原尚彦氏の番。武蔵境のガレージ古本市で出会った、格安激安の「春浪快著集 全四巻」(函ナシ)の、文章を追うだけで古本ハンターの心が熱く燃え上がるお話です。
2023年09月14日
9/14地元でまたもやレア本が買えて幸せだ。
昨日は午後二時半に上石神井に流れ着いたので、駅まで出て一駅東に移動し、上井草の「井草ワニ園」(2019/01/05参照)を訪れる。表でまずはメタローグ パサージュ叢書4「ペロー残酷童話集/シャルル・ペロー 澁澤龍彦」を手にして、店内へ。入口横のマンガの戸棚を開けて、河出書房新社「マンガのあなた*SFのわたし 萩尾望都対談集 1970年代編」(対談相手は手塚治虫・水野英子・石森章太郎・美内すずえ・寺山修司・小松左京・松本零士で、どれも“おもうさま”の魅力が爆発!漫画家話がとにかく愉快で、どの漫画家さんも線が綺麗で絵が激ウマ!)を抜き取る。そして直ぐ横の棚から平凡社ライブラリー「怪談入門 乱歩怪異小品集/江戸川乱歩 東雅夫編」を見付け、計1150円で購入する。うむ、良い買物が出来た。さすがは井草ワニ園である。そして今日もまたもや午後二時半に、武蔵境の遥か南の野崎と言う街に流れ着く。さすがに駅まで歩く元気はないので、『人見街道』に出て小田急バスに乗ることにする。三鷹行きか吉祥寺行きか、どちらかが来るはずなので、来たバスに乗って終点の街の古本屋さんに行くことにしよう。そんな風に思っていたら、現れたのは吉祥寺行きであった。と言うわけで、『人見街道』を真っ直ぐ東に向かい、やがて『吉祥寺通り』に入って北に向かい、吉祥寺駅南口に到着する。乗降口から吐き出され、まずは「バサラブックス」(2015/03/28参照)へ。表で講談社書下し長編探偵小説全集4「光とその影/木々高太郎」を掴み、店内では文庫棚から創元推理文庫「死の第三ラウンド/ウィリアム・アイリッシュ 田中小実昌訳」(初版白帯)抜き出し、計600円で購入する。さらに「よみた屋」(2014/08/29参照)店頭新書サイズ本棚からゴマブックス「これがビッグドライブだ/藤原審爾」(“ビッグドライブ”とは、フルパワーの長距離ドライビングのこと。三日以上の長距離行程を組み、ひたすら走り、機会があれば一台でも抜き、一瞬の緩みもなく緊張して走るのだそうである。大変にクレイジーである)を110円で購入する。変な本が買えたと喜びつつ阿佐ヶ谷に戻ると、北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)店頭児童文学箱にまたもや蠢きを認める。長新太の「てつがくのライオン」が出されているでないか…さすがに値段は1500円か…おやおやおやおや。実業之日本社 創作幼年童話「奇跡クラブ/前川康男」があるじゃないか。SF童話のレア本である。後に偕成社文庫から再販されるのだが、その時の挿絵は谷内六郎が担当。そしてこのオリジナル本の挿絵は、堀内誠一なのである。これは絶対に買っておかなければ後悔する!と八百円で購入する。千章堂さん、ありがとうございます。これからも児童文学、ドシドシ補充しておいてください。お願いします!
2023年08月30日
8/30「クマゴロウ」に入れず仕舞い。
昨日は正午過ぎに中野に姿を現わしたので、当然の如く『中野ブロードウェイ』に潜入し、四階の「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)を入念にチェックする。すると講談社「海を見ないで陸を見よう/梶龍雄」が1760円で棚に挿さっていたので、迷うことなく購入する。江戸川乱歩賞を受賞した「透明な季節」に続く長編第二作で、同じ主人公・芦川高志が登場する。

家に帰ったら、届いていた再校ゲラを素早く戻し、ジワジワと古本箱六箱目の構築に取りかかる…まだ、もうちょっと古本が必要だし、中身も後少し時間をかけた方が良いかもしれない。タイムリミットが迫りつつあるが、ここは焦らずに行こう……。そして本日は午後に中村橋に赴くが、何と「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)が開いていない…下ろされたシャッター横に立看板が置かれ、水曜日の営業時間が午後一時からと変更になったことは書かれているのだが、現在午後二時…仕方ない、保谷の「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)を見回った後に、再チャレンジしてみよう。と言うわけで西武池袋線に乗って「アカシヤ書店」へ。新潮社「星花火 夏目雅子写真集」天眼社「出イクヤ記/加藤郁乎」大日本図書「モズの嫁入り/山岸哲」東京都民生局婦人福祉課「若い女性の手帳」を計440円で購入する。「若い女性の手帳」は昭和四十六年刊の、東京に出て来た女性が、一日でも早く東京に馴染むためのガイドブックである。表紙イラストの色使いが今時パステルっぽいのがポイントである。

そんなものたちを手に入れて中村橋に引き返すと、三十分以上経っているのに、まだ「古書クマゴロウ」は開いていなかった…残念だが今日は諦めることにするか。
家に帰ったら、届いていた再校ゲラを素早く戻し、ジワジワと古本箱六箱目の構築に取りかかる…まだ、もうちょっと古本が必要だし、中身も後少し時間をかけた方が良いかもしれない。タイムリミットが迫りつつあるが、ここは焦らずに行こう……。そして本日は午後に中村橋に赴くが、何と「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)が開いていない…下ろされたシャッター横に立看板が置かれ、水曜日の営業時間が午後一時からと変更になったことは書かれているのだが、現在午後二時…仕方ない、保谷の「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)を見回った後に、再チャレンジしてみよう。と言うわけで西武池袋線に乗って「アカシヤ書店」へ。新潮社「星花火 夏目雅子写真集」天眼社「出イクヤ記/加藤郁乎」大日本図書「モズの嫁入り/山岸哲」東京都民生局婦人福祉課「若い女性の手帳」を計440円で購入する。「若い女性の手帳」は昭和四十六年刊の、東京に出て来た女性が、一日でも早く東京に馴染むためのガイドブックである。表紙イラストの色使いが今時パステルっぽいのがポイントである。
そんなものたちを手に入れて中村橋に引き返すと、三十分以上経っているのに、まだ「古書クマゴロウ」は開いていなかった…残念だが今日は諦めることにするか。
2023年08月26日
8/26「古書かいた」で正体がバレていた。
午後二時半にすっかり暑さに体力を削られて、高井戸の谷底に流れ着く。駅近くの裏路地で、偶然本も置いているカフェを見つけたのだが、午後二時からライブ貸し切りになってしまったので、入店叶わず……いつかまた再チャレンジしてみよう…。と言うわけで、いつもなら辛抱強く歩いて荻窪に出ることころだが、まだまだ暑いので無理は禁物と、高架下で関東バスに乗り込んで、荻窪にたどり着く。やけに今日はお客さんの多い「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/20参照)で、九藝出版「大衆小説の世界/荒俣宏・石上三登志・小隅黎・谷口高夫」を220円で購入する。お店を出たら線路下の地下道を潜って北側に出て、お祭りの無料かき氷の列に並びたい誘惑をビシッと断ち切り、「古書かいた」(2022/07/07参照)へ。ふむ、店頭の文庫&新書&単行本百均棚が、ちょっと目立つように拡大している。店頭がそんな感じなので、店内の百均池棚は、今は通常値の文庫&新書棚と化していた。その池棚から、ミゼット・ブックス「にやり交遊録/石黒敬七」を見出し、店内BGMのオリジナル・ラブに耳を傾けながら、880円で購入する。そして手書きオリジナル紙袋に入れてもらった本を手にしてレジを離れようと瞬間、店主が「あっ、お久しぶりです」とにこやかに声をかけてくれた……何故だ、何故正体がバレたのだ…と狼狽しつつも即座に「また買いに来ます!」と明るく宣言しておく。…何故バレたんだ……。

今回の手書き紙袋と(以前入手した物とはやはり手書き故に異なっているのだ(2023/05/05参照))、表紙デザインがぶっ飛んでいる「にやり交遊録」写真の石黒敬七は、蝦蟇仙人の持っているような巨大煙管を吸引中である。
今回の手書き紙袋と(以前入手した物とはやはり手書き故に異なっているのだ(2023/05/05参照))、表紙デザインがぶっ飛んでいる「にやり交遊録」写真の石黒敬七は、蝦蟇仙人の持っているような巨大煙管を吸引中である。
2023年08月25日
8/25『野猿街道』の本店よ、さらば!
昨日は梅ヶ丘の住宅街に午後二時半に流れ着いたのだが、昨日と同じに下北沢に出るのは能がないので、辛抱強くなるべく直射日光を避けながら北西に歩いて歩いて、東松原の「古書瀧堂」(2014/05/01参照)へ。店頭に昭和三十年代の映画パンフが110均で無造作にまとめられていたので、ついつい手を伸ばして一部ずつ丁寧に確認してしまう。コロンビア映画「馬上の二人」(ジョン・フォード監督)と、「HARLEM GLOBETROTTERS no.1show」を計220円で購入する。に確認してしまう。「HARLEM GLOBETROTTERS(ハーレム・グローブトロッターズ)」は映画パンフではなく、アメリカで有名なバスケのエキシビジョン・チーム公演の記念パンフレット。裏表紙に『Jan 1'59 体育館』の書き込みがあることから、昭和34年一月の来日公演であることがわかる。バスケ選手以外にも多くのアトラクション芸人(自転車芸人・一輪車芸人・バトン芸人・アクロバット芸人)が紹介され、人間の身体能力の限界に迫る肉体的ショーが華々しく展開されたことを想像させる。その後は吉祥寺にも出て、「バサラブックス」(2015/03/28参照)で文化出版局「ペンギニストは眠らない/糸井重里」を100円で、「よみた屋」(2014/08/29参照)でカバーナシの松下電器産業株式会社録音事業部 MACブックス「音の冒険ブック テープレコーダーをかついで自然の中にとび出そう/若林駿介」を110円で購入する。昭和50年刊の、ナショナルテープレコーダー購入特典の、非売品の新書サイズ本である。豊富に掲載されている一部のイラストを、弘兼憲史が担当。
そして本日は午前九時過ぎに家を出て、中央線で西に向かい、立川で多摩モノレールに乗り換える。多摩丘陵を爽やかに走り抜けるこの路線の抜けの良い車窓は、本当に美しい。『大塚・帝京大学駅』で下車し、地上に下りて、熱く焼けた『野猿街道』を西に歩いて行く。十分ほどで、八月いっぱいで閉店してしまう“古本魔城”、「ブックセンターいとう東中野本店」(2012/01/01参照)が見えて来た。街道面の窓には大きく『閉店八月末』と貼り出され、出入口側にも同種の貼紙が窓や扉をを埋め尽くすようにペタペタ…。午前十時過ぎの店内に入ると、一階には以前より食料品売場が幅を利かせており、もはやリサイクル系古本屋さんとは思えない光景が広がっている。と言うわけですぐさま二階に上がると、ここは以前と変わらぬ“古本魔城”の名に相応しい、広大で通路の長い古本空間であった。すでに品定めに余念のない数人のお客さんが通路を静かに蠢いている。ちなみに閉店セールは当初20%オフで行われていたようだが、閉店一週間前となった今は、30%オフとなっている。文庫ゾーンから専門書コーナーや古書コーナーまでしっかり探索し、岩波少年文庫「くろて団は名探偵/ハンス・ユルゲン・プレス」光文社文庫「甲賀三郎 大阪圭吉 ミステリー・レガシー/ミステリー文学資料館編」美術出版社 新技法シリーズ「新版デッサン・ド・モード 女と男の新しい形を描く/長沢節」を計1162円で購入する。それにしても国分寺店の閉店に続き、東中野本店までも…寂しくなるなぁ。この後は、さらにもうひと頑張りして某所に移動し、連載の取材を行う。
そして本日は午前九時過ぎに家を出て、中央線で西に向かい、立川で多摩モノレールに乗り換える。多摩丘陵を爽やかに走り抜けるこの路線の抜けの良い車窓は、本当に美しい。『大塚・帝京大学駅』で下車し、地上に下りて、熱く焼けた『野猿街道』を西に歩いて行く。十分ほどで、八月いっぱいで閉店してしまう“古本魔城”、「ブックセンターいとう東中野本店」(2012/01/01参照)が見えて来た。街道面の窓には大きく『閉店八月末』と貼り出され、出入口側にも同種の貼紙が窓や扉をを埋め尽くすようにペタペタ…。午前十時過ぎの店内に入ると、一階には以前より食料品売場が幅を利かせており、もはやリサイクル系古本屋さんとは思えない光景が広がっている。と言うわけですぐさま二階に上がると、ここは以前と変わらぬ“古本魔城”の名に相応しい、広大で通路の長い古本空間であった。すでに品定めに余念のない数人のお客さんが通路を静かに蠢いている。ちなみに閉店セールは当初20%オフで行われていたようだが、閉店一週間前となった今は、30%オフとなっている。文庫ゾーンから専門書コーナーや古書コーナーまでしっかり探索し、岩波少年文庫「くろて団は名探偵/ハンス・ユルゲン・プレス」光文社文庫「甲賀三郎 大阪圭吉 ミステリー・レガシー/ミステリー文学資料館編」美術出版社 新技法シリーズ「新版デッサン・ド・モード 女と男の新しい形を描く/長沢節」を計1162円で購入する。それにしても国分寺店の閉店に続き、東中野本店までも…寂しくなるなぁ。この後は、さらにもうひと頑張りして某所に移動し、連載の取材を行う。
2023年08月23日
8/23下北にて細かく買う。
午後一時に『下北沢一番街』に流れ着いたので、まずは「古書明日」(2017/01/31参照)に行ってみると、催事のために臨時休業との貼紙が、シャッターががっちり下ろされた理由を雄弁に語っていた…残念。そのまま商店街から南に流れ出て『茶沢通り』に入り込み、「古書ビビビ」(2009/10/15参照)へ。春陽文庫「かみなり先生青春帳/鳴山草平」朝日新聞社「人さまざま(続)/朝日新聞社編」を計350円で購入する。昭和30年刊の「人さまざま」は、朝日新聞の学芸欄で当時の文壇で活躍する作家を取り上げ、その横顔と実態を明らかにするコラムをまとめたもの。これは第二弾なのだが、大坪砂男・香山滋・城昌幸・橘外男・水谷準らも登場し、探偵&推理小説界の隆盛を感じさせてくれる。すべての作家の似顔絵を清水崑が担当している。続いて「ほん吉」(2008/06/01参照)に赴き、今日はやけに古い本がたくさん出ているな!と古本神経を敏感にすると、手の中にたちまち三冊が収まった。文林堂双魚房「小説を書きながらの感想/上林曉」(函ナシ、蔵書印アリ、線引きアリ(これは根気よく消してやる!)なのだが、110円ならばなんのその!)春陽堂「漠留比涅(モルヒネ)/正木不如丘」新樹社 ぶらっく選書「怖るべき娘達/パット・マクガー作 延原謙訳」を計330円で購入する。

店頭でこんな古書が買える喜びよ!ちなみに左が上林の「小説を書きながらの感想」であるが、店内ではちゃんと函付き本が棚に並んでいるのである。
そして阿佐ヶ谷に戻ると、北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)は水曜は定休日なのでシャッターが下りているのだが、そのシャッターに『8月25(金)は夏休み』の貼紙あり。どうか良い夏の日をお過ごし下さいませ。
店頭でこんな古書が買える喜びよ!ちなみに左が上林の「小説を書きながらの感想」であるが、店内ではちゃんと函付き本が棚に並んでいるのである。
そして阿佐ヶ谷に戻ると、北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)は水曜は定休日なのでシャッターが下りているのだが、そのシャッターに『8月25(金)は夏休み』の貼紙あり。どうか良い夏の日をお過ごし下さいませ。
2023年08月14日
8/14「毎日開催 蚤の市MINI」。
曇り→雨→晴れを律儀に細かく繰り返す気狂い天気に追い回されながら、午後二時過ぎに千歳烏山と仙川の間に流れ着く。『甲州街道』にどうにか脱出すると、対岸には倉庫が店舗の大型リサイクルショップ「Recycle NEWS」(2009/10/05参照)が営業中であった。久々に見てみるかと、歩道橋を渡ってブラブラ店内に進もうとすると、入口横の片隅で「毎日開催 蚤の市MINI」と称した、安値の古雑貨を売るコーナーが設けられていた。

ふむふむと見て行くと、古本も発見する。「暮しの手帖」と文庫本が主であるが、捨てられた兄弟のようにアウトロー関連本が二冊並んでいたので、小脇に抱える。薄暗く広い店内を彷徨うと、奥の行き止まり通路にレコードとともに古い映画パンフ(五十〜六十年代)が固まっているのを発見。一瞬色めき立つが、意外にしっかり値だったので、すぐさま熱が覚め、購入は見送ることにする。世紀社出版「THE OUTLAW 恐怖と暴力と殺戮の美学/深沢哲也」東京白川書院「アウトローの挽歌「黄昏にB級映画を見てた」/西脇英夫」を計550円で購入する。お店を出たら千歳烏山駅方面に向かい、「イカシェ天国」(2008/09/23参照)が今日も営業していないのを確認してから、小田急バスに飛び乗り荻窪まで移動する。「岩森書店」(2008/08/23参照)が明日15日までお盆休みなのを確認してから「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)へ。うわっ、ミステリー棚の佐野洋ゾーンが、単行本がぐっと減少し、今度は大量の文庫本が出現している…すげぇ、一段佐野洋…春陽文庫もある…しかししまったなぁ。まだ買おうと思っていた単行本があったのに、文庫本のせいで消えてしまったではないか。講談社ノベルス「黒い仏/殊能将之」少年少女講談社文庫「記録なんでも世界一/ノリス&ロス=マクワーター編」を計440円で購入する。
ふむふむと見て行くと、古本も発見する。「暮しの手帖」と文庫本が主であるが、捨てられた兄弟のようにアウトロー関連本が二冊並んでいたので、小脇に抱える。薄暗く広い店内を彷徨うと、奥の行き止まり通路にレコードとともに古い映画パンフ(五十〜六十年代)が固まっているのを発見。一瞬色めき立つが、意外にしっかり値だったので、すぐさま熱が覚め、購入は見送ることにする。世紀社出版「THE OUTLAW 恐怖と暴力と殺戮の美学/深沢哲也」東京白川書院「アウトローの挽歌「黄昏にB級映画を見てた」/西脇英夫」を計550円で購入する。お店を出たら千歳烏山駅方面に向かい、「イカシェ天国」(2008/09/23参照)が今日も営業していないのを確認してから、小田急バスに飛び乗り荻窪まで移動する。「岩森書店」(2008/08/23参照)が明日15日までお盆休みなのを確認してから「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)へ。うわっ、ミステリー棚の佐野洋ゾーンが、単行本がぐっと減少し、今度は大量の文庫本が出現している…すげぇ、一段佐野洋…春陽文庫もある…しかししまったなぁ。まだ買おうと思っていた単行本があったのに、文庫本のせいで消えてしまったではないか。講談社ノベルス「黒い仏/殊能将之」少年少女講談社文庫「記録なんでも世界一/ノリス&ロス=マクワーター編」を計440円で購入する。
2023年08月11日
8/11「一日」が開店6周年記念セール中。
正午前にいつかも来た弦巻町に流れ着いたので、トコトコ世田谷線の上町駅に向かう。すると駅南側の交差点際のスナックの壁に、「林書店」(2008/12/04参照)の黄色い広告看板を発見する。とてもいい味である。

そんな古本屋関連物に目を細めながら、世田谷線→京王線→井の頭線と乗り継ぎ、祝日で大賑わいの吉祥寺に出る。「一日」(2017/08/11参照)に立ち寄ると、嬉しいことに開店6周年記念の20%オフセール中である。早速ガレージに突入するが、食指の動く本には出会えなかったので、店舗の中で海外文学棚をじっくりと見る。そしてNW-SF「死亡した宇宙飛行士/J・G・バラード」を見つける。元々の値段が2200円と少しお安めだが、これが20%オフならさらにお得である!そう確信して1760円でニコニコ購入する。その後駅北側で所用をこなした後に「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。すると着いた途端に、一番左端の新書サイズ本棚最上段に文藝春秋「鉄騎兵、跳んだ/佐々木譲」(初版帯付き)が挿さっているのを発見する。おぉ、ラッキー。これ、なかなか手に入り難い本なんだよねぇ…と喜びながら手にすると、見返しに横書きの献呈署名が入っていた。やった!嬉しさを倍増させながら110円で有り難く購入する。

一旦家に戻り夕方に再び外出。駅頭で編集さんと待ち合わせ、表紙デザインした新刊二冊を受け取る。綺想社「這いずる死の街/ヒュー・ケイヴ」「黝いアン/マージョリー・ボウエン」である。「這いずる死の街」はラヴクラフトと喧嘩した作家のクトゥルー物や、五十年代の白黒B級映画さながらの巨大蟻が暴れる作品を収めた、ネジの狂った短編集。「黝いアン」は「黒い魔法」に続く、英国女流怪奇作家の不穏な短編集である。こちらは地にダークな紫で敷いたアンのイメージ画像をお楽しみ下さい。共に13日の夕方から、西荻窪「盛林堂書房」や中野「まんだらけ海馬」で販売開始予定。
そんな古本屋関連物に目を細めながら、世田谷線→京王線→井の頭線と乗り継ぎ、祝日で大賑わいの吉祥寺に出る。「一日」(2017/08/11参照)に立ち寄ると、嬉しいことに開店6周年記念の20%オフセール中である。早速ガレージに突入するが、食指の動く本には出会えなかったので、店舗の中で海外文学棚をじっくりと見る。そしてNW-SF「死亡した宇宙飛行士/J・G・バラード」を見つける。元々の値段が2200円と少しお安めだが、これが20%オフならさらにお得である!そう確信して1760円でニコニコ購入する。その後駅北側で所用をこなした後に「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。すると着いた途端に、一番左端の新書サイズ本棚最上段に文藝春秋「鉄騎兵、跳んだ/佐々木譲」(初版帯付き)が挿さっているのを発見する。おぉ、ラッキー。これ、なかなか手に入り難い本なんだよねぇ…と喜びながら手にすると、見返しに横書きの献呈署名が入っていた。やった!嬉しさを倍増させながら110円で有り難く購入する。
一旦家に戻り夕方に再び外出。駅頭で編集さんと待ち合わせ、表紙デザインした新刊二冊を受け取る。綺想社「這いずる死の街/ヒュー・ケイヴ」「黝いアン/マージョリー・ボウエン」である。「這いずる死の街」はラヴクラフトと喧嘩した作家のクトゥルー物や、五十年代の白黒B級映画さながらの巨大蟻が暴れる作品を収めた、ネジの狂った短編集。「黝いアン」は「黒い魔法」に続く、英国女流怪奇作家の不穏な短編集である。こちらは地にダークな紫で敷いたアンのイメージ画像をお楽しみ下さい。共に13日の夕方から、西荻窪「盛林堂書房」や中野「まんだらけ海馬」で販売開始予定。
2023年08月08日
8/8定点観測店が、またひとつ…。
朝から宣言通りにテープ起こしに取りかかるが、なかなか捗らず、集中力も続かずヒイコラ…やり慣れないことをやるのは大変だ…。そんな感じの微速前進な作業状態なので、息抜きに秋のイベント用古本箱第二弾を作り始めると、たちまち仕上がってしまった。これも近日中に発送しよう。そして午後にさらに息抜きに野暮用こなしの外出をしたついでに、高円寺に足を延ばして、閉店まで後五日の「ドラマ高円寺庚申通り店」を覗く。店内はだいぶ片付けが進み、空虚で寂し気な雰囲気が漂っている。だがそれでもまだコミックや古本やゲームやDVDはたっぷりと残っており、古本はついに全品百均となっていた。残っている古本すべてに頑張って目を通し、ちくま文庫「ひりひり賭け事アンソロジー わかっちゃいるけど、ギャンブル!/ちくま文庫編集部編」岩波書店同時代ライブラリー「活辯時代/御園京平+みそのコレクション」講談社「平成CM観/山崎浩一」を計330円で購入し、お店にサヨナラをする。結構店頭で面白い百均本を買わせてもらいました。定点観測店が一つ消えるのは真に寂しく、また大きな痛手であるのです…。その後「中通り」に入り、小さな「古道具なかの屋」の店頭で立ち止まると、ビートたけし本や向田邦子本などとともに、仮面ライダーの小型サイズ絵本が売られているのが目に留まる。表紙が少し焼けているが、580円と安値だったのでいそいそと購入する。

栄光社 ポケット絵本シリーズNo.4「仮面ライダー 殺人ヤモゲラス/原作:石森章太郎」。中は色味の派手な泥臭い絵柄の誌面である。殺人光線を試すヤモゲラスの図は、なかなかにショッキングで、戦闘員の驚き顔がナイスリアクションである。

※本日辺りから書店に並び始める「本の雑誌 みたらし見参号」の連載「毎日でも通いたい古本屋さん」は、神保町最大級の店舗となる「@ワンダーJG」に潜入!広い店内を彷徨いながら、結局は海外文学の棚で古い翻訳探偵小説に目をビタッとつけております。
栄光社 ポケット絵本シリーズNo.4「仮面ライダー 殺人ヤモゲラス/原作:石森章太郎」。中は色味の派手な泥臭い絵柄の誌面である。殺人光線を試すヤモゲラスの図は、なかなかにショッキングで、戦闘員の驚き顔がナイスリアクションである。
※本日辺りから書店に並び始める「本の雑誌 みたらし見参号」の連載「毎日でも通いたい古本屋さん」は、神保町最大級の店舗となる「@ワンダーJG」に潜入!広い店内を彷徨いながら、結局は海外文学の棚で古い翻訳探偵小説に目をビタッとつけております。

