店頭両翼の百均コーナーを見てから店内に進むと、空間的雰囲気は並んでいる古本の効果か、以前とそれほど変わらぬイメージなのが不思議である。歴史・郷土・自然科学が背骨の、折目正しい街の古本屋さんなのも相変わらず。先客は地元のおばあさんが二人ほど。彼女らと似たような動きで棚を慈しむように眺め、求龍堂「二笑亭綺譚 五〇年目の再訪記/式場隆三郎藤森照信・赤瀬川原平・式場隆成・岸武臣」創元推理文庫「吸血鬼ドラキュラ/ブラム・ストーカー 平井呈一訳」を選び、閉店セール20%オフの計1760円で購入する。「吸血鬼ドラキュラ」は、以前は持っていたが古本販売で売ってしまった猫マークなので、念願のSFマークを入手したのを機に(2023/01/12参照)、ぜひともまた手に入れて並べなければ!と常々思っていた一冊なのである。まさかここで出会えるとは。「金木書店」さんよ、最後の最後にありがとうございます!
お店を出たら『旧中山道』を南に下り、「浦和古書センター利根川書店」(2010/08/07参照)も一応チェックしておくことにする。だがお店はシャッターを下ろし、使用感のないワゴンと自転車がその前に置かれ、シャッターには紙看板が一枚提げられている。そこには『古書買入 お売りの方は←不動産へ』の文字が…隣りの『利根川不動産』で、古本の買取のみを行っている模様…不動産屋さんと兼業だったのか。
※「猫額洞」さん(2014/05/10参照)のブログ『猫額洞の日々』で「疾走! 日本尖端文學撰集」を取り上げていただいております。しかもカバーデザインについて触れてくださっているので、デザイナーの端くれとしては、嬉しい限りなのであります!
https://byogakudo.exblog.jp/30271411/

