2025年11月12日
11/12クマゴロウが秋休み中。
午後二時半に練馬春日に流れ着いたので、地下深い都営大江戸線のシートに腰を落ち着け、練馬に出る。続いて地上高架の練馬駅で西武池袋線に三分間乗り、中村橋駅着。さて、「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)に寄って帰るか……とお店に近付くと、おや、シャッターが下りている。がっかりしながらさらに近付き、表に取り残された畳まれた立看板に貼られた営業日カレンダーを見ると、何と10日から18日までの長〜いお休み中なのであった。秋休みか……。仕方ないのでスパッと諦め、バスの乗って帰宅する。するとポストにヤフオク落札品が届いており、無事に今日も古本を手に入れることが出来た!とウキウキ家のドアを開ける。文藝市場社「世界魔窟小説集/梅原北明編」である。2640円のライバルちょいアリで落札す。大正15年刊の、単行本形式の「文藝市場七月特大號」。書名通りの短編小説集で、大泉黒石『唐妓の死』、村松梢風『白象のような女』、長谷川伸『異人臭い髪』、村山知義『一九二二年(一つの魔窟小説)』、辻潤『不協和音でarrangeされたMOZAIK(あるいは麻痺狂患者の惡夢)』、梅原北明『鍵穴の芝居見物』など十編を収録。残念ながらカバーが一部表紙に貼り付いてしまっているが、レアな函付きなのがポイント高過ぎである。今夜はこれを早速繙き、大正時代の悪夢に溺れることにしよう。
2025年11月11日
11/11宙ぶらりんの古本を。
大阪「梅田蔦屋書店」での独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』が無事に終了。古書コンシェルジュさんより、合計340冊の売り上げとの報告アリ。よくまぁあのおかしな古本島からそんなに……古本お買い上げのみなさま、フェアを覗いたみなさま、無料冊子をお持ち帰りいただいたみなさま、本当にありがとうございます!引き続き、フロア片隅のトイレに向かう通路にある古書棚も、何とぞよろしくお願いいたします!
そして本日は、宙に浮かんだ古本を大バッグ一杯に詰め込み、持ち手の部分をギリギリ肩に食い込ませながら、午前十一時過ぎの西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。「フォニャルフ」棚を思う存分入れ替える。ついでにサイン入りの無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」を六冊ほど並べておく。こちら前回同様、おひとりさま一冊までで、早い者勝ちでお持ちください。無くなり次第終了となり、この冊子については盛林堂さんの方では電話でのお問い合わせには応えられませんので悪しからず。ついでに創元推理文庫販促用書皮(書き込みアリ)も商品として並べる。これを見た店主・小野氏は「書き込みがなければ買っていた……」と言うほどの貴重な書皮なのであります。

そんなことや、月末の盛林堂・イレギュラーズや別件お仕事について打ち合わせ、現代思潮社「蕎麦漫筆/多田鐵之介」筑摩書房「架空インタビュー おしゃべりな訪問者/小松左京」ハヤカワ文庫「鼠と竜のゲーム/コードウェイナー・スミス」芳賀書店「野坂昭如 わるい本 黒メガネ流ホラー・ジョークのすすめ」(これは店内「岡崎武志堂」棚から購入。独特なイラストワークは井上洋介。)を計800円で購入する。
※本日辺りから書店に並んでいる「本の雑誌 一陽来復カボチャ号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、まさに今日本を買った「岡崎武志堂」を堂々取材……とは言っても貸し棚ではなく、総本山である岡崎武志邸に乗り込んでの取材であります。お楽しみいただければ幸いです。
そして本日は、宙に浮かんだ古本を大バッグ一杯に詰め込み、持ち手の部分をギリギリ肩に食い込ませながら、午前十一時過ぎの西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。「フォニャルフ」棚を思う存分入れ替える。ついでにサイン入りの無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」を六冊ほど並べておく。こちら前回同様、おひとりさま一冊までで、早い者勝ちでお持ちください。無くなり次第終了となり、この冊子については盛林堂さんの方では電話でのお問い合わせには応えられませんので悪しからず。ついでに創元推理文庫販促用書皮(書き込みアリ)も商品として並べる。これを見た店主・小野氏は「書き込みがなければ買っていた……」と言うほどの貴重な書皮なのであります。
そんなことや、月末の盛林堂・イレギュラーズや別件お仕事について打ち合わせ、現代思潮社「蕎麦漫筆/多田鐵之介」筑摩書房「架空インタビュー おしゃべりな訪問者/小松左京」ハヤカワ文庫「鼠と竜のゲーム/コードウェイナー・スミス」芳賀書店「野坂昭如 わるい本 黒メガネ流ホラー・ジョークのすすめ」(これは店内「岡崎武志堂」棚から購入。独特なイラストワークは井上洋介。)を計800円で購入する。
※本日辺りから書店に並んでいる「本の雑誌 一陽来復カボチャ号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、まさに今日本を買った「岡崎武志堂」を堂々取材……とは言っても貸し棚ではなく、総本山である岡崎武志邸に乗り込んでの取材であります。お楽しみいただければ幸いです。
2025年11月09日
11/9中止の腹いせに、ようやく三千五百円分を。
十一月二度目の日曜日は、師走並みの寒さでおまけに雨……残念無念ながら「みちくさ市」が雨天中止となり、がっくり肩を落としてしまう……本当に残念。だが、いつまでもくよくよしていてもしょうがない。宙に浮いた精選古本は、西荻「フォニャルフ」棚と、大阪「梅田蔦屋書店」古書棚に上手く振り分け、活かすことにしよう。そう決めて、雨の止んだ午後三時過ぎに外出し、地元阿佐ヶ谷の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)を訪れる。そろそろいい加減、ず〜〜〜〜っと貸しになっている、開店十四周年記念手拭をツケでいただいた古本三千五百円分を(2025/06/29参照)、「みちくさ市」中止の腹いせに買ってしまおうと決めたのである。店頭棚をじっと眺めていると、中から店主・天野氏が現れ「コンチワ」と挨拶される。さぁ、もう後には引けない。本当に買うぞ!と一冊掴んで店内へ。ウロウログルグル集中しながら各棚を経巡り、二冊を手にする……あれ?これじゃぁ三千四百円で、百円足りないかな?としばらくさらに店内をウロウロするが、さらに欲しい本を選ぶと、大幅に三千五百円をオーバーしてしまうので、今日のところはもう三千四百円で勘弁してもらおう!とお店に甘える心づもりで精算していただく。だが精算結果は何と、三千五百二十円なのであった。おぉ、無事に超えていたか。よかったよかった……だがこんなことでは、また来年の暗算地獄を切り抜けるのは、とても危うい。充分に暗算には気をつけることにしよう。本の雑誌社「探書記/横田順彌」国書刊行会「押川春浪幽霊小説集/押川春浪」サンコミックス「混乱列島/原作・筒井康隆 まんが・永井豪」を購入する。

コンコ堂さん、長々と辛抱強く待っていただき、ありがとうございました。これからも良い古本をよろしくお願いいたします。
コンコ堂さん、長々と辛抱強く待っていただき、ありがとうございました。これからも良い古本をよろしくお願いいたします。
2025年11月08日
11/8明日の天気は……。
午後一時半に天沼三丁目に流れ着いたので、地下道を潜って荻窪駅南側に出て、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)へ。店内海外ミステリ文庫棚で、創元推理文庫「動く標的/ロス・マクドナルド」の初版帯付きが棚に横向きに突っ込まれているのを発見したので、550円で購入する。1966年初版でカバーにすでに映画スチールが使われているので、帯も当然映画化帯。表4には『ハメット・チャンドラーと並ぶ三大巨匠の一人、ロス・マクドナルド』の惹句があり、「凶悪の浜」「三つの道」「青いジャングル」が紹介されている。ちなみにすべて180円である。

続いて高円寺に総武線で移動し、「西部古書会館」(2008/07/27参照)の「高円寺均一古本フェスタ by ヴィンテージブックラボ」の一日目(200円均一。明日二日目は100円均一)を覗く。すでに午後二時過ぎなのに、まだまだ混み合う通路を四苦八苦して巡り、ポプラ社 少年探偵44「人間豹/江戸川乱歩」山王書房「世界の秘密結社 ノンフィクション・シリーズ/黒沼健・編」立風ノベルス「階段/ヴィクター・カニング」(ヒチコックの映画『ファミリー・プロット』原作)を計600円で購入し、したした『早稲田通り』を伝って帰宅する。……ところで明日の「みちくさ市」……一日雨模様の天気予報に、すっかり意気消沈してしまう。噫々、せめて午後二時くらいからの降り始めになってくれないだろうか……お天道さまの為せる技には、ただただ身を任すしかないのが、もどかしい。明日の午前八時の開催情報を、座して待ちます!
続いて高円寺に総武線で移動し、「西部古書会館」(2008/07/27参照)の「高円寺均一古本フェスタ by ヴィンテージブックラボ」の一日目(200円均一。明日二日目は100円均一)を覗く。すでに午後二時過ぎなのに、まだまだ混み合う通路を四苦八苦して巡り、ポプラ社 少年探偵44「人間豹/江戸川乱歩」山王書房「世界の秘密結社 ノンフィクション・シリーズ/黒沼健・編」立風ノベルス「階段/ヴィクター・カニング」(ヒチコックの映画『ファミリー・プロット』原作)を計600円で購入し、したした『早稲田通り』を伝って帰宅する。……ところで明日の「みちくさ市」……一日雨模様の天気予報に、すっかり意気消沈してしまう。噫々、せめて午後二時くらいからの降り始めになってくれないだろうか……お天道さまの為せる技には、ただただ身を任すしかないのが、もどかしい。明日の午前八時の開催情報を、座して待ちます!
2025年11月07日
11/7「みちくさ市」準備完了。
朝から家に閉じこもり、デザイン仕事をこなしつつ、一気に日曜「みちくさ市」の準備を進める。ある程度市用にまとめていた古本塊に、さらに家内各所から古本を掻き集め、肉付けして行く。そして正午前にどうにかカタチになり、午後は値付に勤しむ。……あぁ、いつものように探偵小説もあるが、変な本ばかりだ……だが私は見ていて楽しい。レア本の「生贄」も安値で提供予定。そして創元推理文庫の稀少な書皮含め、変わった紙物類も色々。「古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸」と「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算」も。おかしな古本にご興味ある方は、日曜日はぜひ雑司が谷へ!さて、準備の終わった古本たちを部屋の隅に固めて、荷物にまとめるのは明日にしよう。それにしても日曜日、どうか天気が崩れませんように。
2025年11月06日
11/6地下深くでちょっと安めのかぶりつきを。
正午前に広尾の丘の上に流れついたので、一旦『明治通り』に下りて、渋谷方面へブラブラテクテク。そして再び坂を上がって『青山通り』に出て、「中村書店」(2008/07/24参照)へ。講談社文庫「トマトジュース/大橋歩」を百円で購入する。そして再び『明治通り』に下り、『公園通り』を坂を上下してやり過ごし、いつでも賑わう宇田川町へ。外国人の群れに巻き込まれながら「まんだらけ渋谷店」(2011/04/08参照)の地下深い階段を下る。踊り場の百均棚で平凡社「太陽 no.147 特集・お化けと幽霊」(水木しげるは言わずもがな、都筑道夫・星新一・田中小実昌などの怪談ショート・ショートが嬉しいね)を掴んで地下フロアへ。狭い通路を幽鬼のように徘徊していると、ガラスケース脇に新たな文庫本&新書サイズ本棚を発見する……あっ、隅っこに日本文芸社「小実昌のかぶりつき放浪記●トクダシ・ショートの女の子と客とボクと…/田中小実昌」がある……と手を伸ばしてみると、ちょっと安めの2800円だったのでウハウハ「太陽」とともに、計3190円で購入する。「かぶりつき放浪記」、カバー表4の写真がたまりませんな。コミさんはなぜにバッティングポーズなのか……。

その後は渋谷駅から一気に荻窪に移動し、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で創元推理文庫「まっ白な嘘/フレドリック・ブラウン」(初版)スコラ「バイオ・ハンター/細野不二彦」を計220円で購入する。よし、今日も色々買えたなと思いつつ、トボトボ阿佐ヶ谷にようやく帰り着き、最後に「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)で小学館「占いに強くなる7章 付・お化粧に強くなる秘密/女性セブン編集部編」を110円で購入して帰宅する。
その後は渋谷駅から一気に荻窪に移動し、「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で創元推理文庫「まっ白な嘘/フレドリック・ブラウン」(初版)スコラ「バイオ・ハンター/細野不二彦」を計220円で購入する。よし、今日も色々買えたなと思いつつ、トボトボ阿佐ヶ谷にようやく帰り着き、最後に「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)で小学館「占いに強くなる7章 付・お化粧に強くなる秘密/女性セブン編集部編」を110円で購入して帰宅する。
2025年11月05日
11/5日曜日は一年ぶりの「みちくさ市」。
午後一時前に立会川に流れ着いたので、土嚢が山と積まれまくったコンクリ護岸を覗き込んだ後、京浜急行で品川に出て、山手線で新橋へ。『SL広場』の「新橋古本まつり」(2010/09/29参照)に潜り込み、青と白のダンダラ模様のテントの下で、古本を楽しく漁って行く。滞祭時間一時間弱で、早川書房「アメリカン★ポリス体験旅行/水野晴郎」を250円で、日本醫事新報社「推理小説医学考/角田昭夫」を660円で、朝日イブニングニュース社「チャレンジ!最新アドベンチャー百科」を300円で購入し、広場を後にする。こんぼまつりは日まで。
ところで先日入手した三笠書房「黒いハンカチ/小沼丹」(1958年)と早川書房「私だけが知っている/徳川夢声編」(1961年)であるが、近接して手に入れたことで、気付いたことがある。装幀というか、挿画がとても似ているのだ。どちらもクレジットはないが、昭和三十年代のミステリ本で、このような抽象画を装幀に使用しているところから見て、ともに勝呂忠の仕事であると思われる。制作年に開きはあるが、タッチも色味もバランスも、妙に共通しているのが興味深い。

そして11/9(日)は、一年ぶりに「みちくさ市」に参加いたします。古本買いに来てください!遊びに来てください!前にも書いた通り、大阪の独り古本フェア(こちらは11/9まで!)に古本を送りまくったため、極度の古本枯渇状態でありますが、何とかします。どうにかします。奥から引っ張り出して来たり、最近買ったものも惜しみなく出したり、とにかくどうにか致しますので、日曜日に雑司ケ谷でお逢いいたしましょう。!「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算」も少し持って行くか……。
■鬼子母神通りみちくさ市 2025年・秋
2025年11月9日(日) 11:00〜15:00
雨天中止です。※当日8:00に天候による開催の有無を決定します。
●会場
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
東京メトロ副都心線・雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ
●お問合わせ
k-gensei @nifty.com
みちくさ市本部 携帯電話:090−8720−4241
https://kmstreet.exblog.jp/
ところで先日入手した三笠書房「黒いハンカチ/小沼丹」(1958年)と早川書房「私だけが知っている/徳川夢声編」(1961年)であるが、近接して手に入れたことで、気付いたことがある。装幀というか、挿画がとても似ているのだ。どちらもクレジットはないが、昭和三十年代のミステリ本で、このような抽象画を装幀に使用しているところから見て、ともに勝呂忠の仕事であると思われる。制作年に開きはあるが、タッチも色味もバランスも、妙に共通しているのが興味深い。
そして11/9(日)は、一年ぶりに「みちくさ市」に参加いたします。古本買いに来てください!遊びに来てください!前にも書いた通り、大阪の独り古本フェア(こちらは11/9まで!)に古本を送りまくったため、極度の古本枯渇状態でありますが、何とかします。どうにかします。奥から引っ張り出して来たり、最近買ったものも惜しみなく出したり、とにかくどうにか致しますので、日曜日に雑司ケ谷でお逢いいたしましょう。!「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算」も少し持って行くか……。
■鬼子母神通りみちくさ市 2025年・秋
2025年11月9日(日) 11:00〜15:00
雨天中止です。※当日8:00に天候による開催の有無を決定します。
●会場
雑司が谷・鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
東京メトロ副都心線・雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ
●お問合わせ
k-gensei @nifty.com
みちくさ市本部 携帯電話:090−8720−4241
https://kmstreet.exblog.jp/
2025年11月04日
11/4昨日と今日の古本売・買。
昨日は「第65回神田古本まつり」の最終日。午前九時に盛林堂・イレギュラーズ・エクストラに変身しつつ盛林堂ワゴン前に到着すると、すでに店主・小野氏とフミさんが準備に勤しみ、ワゴン上木棚の半分は、見事黒っぽい古書に埋め尽くされていた……あぁ。戦前が、昭和初期が、大正が、明治が、日本近代文学の薫り濃厚に、九つの木箱にみっちり収まっている……たくさん買いたいが、ぐっと我慢だ。

そう涙を飲んでワゴン裏に回り、エプロンとヤッケを装着して開店準備に取りかかる。やがてその準備も終り、シートを剥がして開店準備に入る。改めて歩道に立ち、古書棚にうっとり……すると帳場から小野さんが「小山さん、もう十時過ぎてるよ」と顔を出した。イカンイカン、すっかり魂を奪われていた……。祝日の月曜日の人波は昨日より緩やかだった。そして昨日より気温が低く、木枯らし一号が吹いてしまったので、強い風に古本を袋に入れるのを邪魔され、隙あらばもぎった値札やお札を飛ばそうとするので、油断のならない精算時間が連続した。目玉の古書は、最初こそ動きが鈍かったが(小野氏は古書の動きにやきもき。「売れないなぁ。もう下げようかなぁ」とせっかちに結果を求めることしきり。その度に「大丈夫、売れるから。良い本安く並んでるから。我慢我慢」と励ます羽目に)、午後になってコンスタントに売れ始め、小村雪岱研究家でデザイナーの真田幸治氏が吟味を重ね大量購入したりと、入れ替えた甲斐のある結果を生み出す。よかったよかった。そんな風に古本を売り続けて売り続けて午後五時。無事にまつり終了となる。だがここから、怒濤の撤収タイムに突入。小野氏が既に回したレンタカーハイエースに、解体した木箱を積み込み、什器類&備品を積み込み、古書会館から駆け付けたフミさんも手伝い、ワゴン平台の文庫本を素早く結束。そしてそれをも車に運び込み、最後にワゴン二台を丁寧に折り畳み、作業終了となる。

おぉ、四十分で撤収準備完了!早々に神保町を離脱し、都内の渋滞を下道で切り抜け西荻窪へ。荷物をすべて事務所倉庫に下ろし、お店に戻って事務作業をこなした後にレンタカーを返却し、無事のまつり終了を祝ってもつ焼き屋で軽く打ち上げる。十一日間おつかれさまでした!古本お買い上げのみなさま、立ち寄って越え乎を掛けて下さったみなさま、サインを求めに来てくれたみなさま、本当にありがとうございました。そんな楽しい激務を無事に駆け抜けた褒美の古本ボーナスとして、小野氏から売れ残った本の中から、三笠書房「黒いハンカチ/小沼丹」を支給される。やった!ニシ・アヅマのささやかな活躍を、オリジナル本で読めるぞ!と大いに喜び、夜は楽しく更けて行く。

今日は午後に吉祥寺に出たついでに古本屋さんの店先を覗く。「古本センター」(2017/03/06参照)で徳間書店「向田邦子・映画の手帖 二十代の編集後記より」を150円で購入した後、「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。店頭棚で東京創元社 世界推理小説全集36「ナイン・テイラーズ/ドロシー・セイヤーズ 平井呈一訳」新潮社アニメブック「赤毛のアン.3/演出・高畑勲 場面設定・宮崎駿」国際情報社「ことり」四冊を掴んで店内に進み、入口横の50均文庫棚を注視する。するとホームズの古い文庫がやたらと多い。角川文庫と創元推理文庫だが、書皮が掛かったままのものもある。そのうちの一冊の書皮の色味にちょっとした既視感を覚えたので、試しに引き出してみる。中身は創元推理文庫「恐怖の谷/コナン・ドイル」であるが、この青い書皮はやはり!古い創元推理文庫の、文庫分類マークをあしらったオリジナル書皮が掛かっているのだ!かつて沖縄で発見した書皮と同じものであるが(原書房「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の『古本屋ツアー・イン・ナハ』p326〜327参照)、裏表紙には異なる書店名『渋谷書店』と印刷されている。うむぅ、幾つかのお店ごとに作られたものであったか。前所有者が書き込んだ本のタイトルが、ちょい残念であるが、貴重なものを発見出来た嬉しさに、古本心が高揚する。前述の本とともに、計715円で購入する。

続いて中野の『しまちゅう』に買物に行ったついでに、『中野ブロードウェイ』四階の「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)に立ち寄る。するとミステリSF通路で、早川書房「私だけが知っている/徳川夢声編」が1800円で売られているのに出くわし、安い!と胸に抱きしめる。浪速書房「殺す者と殺される者/大藪春彦」(貸本仕様)学研6年生文庫シリーズ2「復しゅうの血文字/原作=コナン・ドイル 文=加納一朗」を計2750円で購入する。
そう涙を飲んでワゴン裏に回り、エプロンとヤッケを装着して開店準備に取りかかる。やがてその準備も終り、シートを剥がして開店準備に入る。改めて歩道に立ち、古書棚にうっとり……すると帳場から小野さんが「小山さん、もう十時過ぎてるよ」と顔を出した。イカンイカン、すっかり魂を奪われていた……。祝日の月曜日の人波は昨日より緩やかだった。そして昨日より気温が低く、木枯らし一号が吹いてしまったので、強い風に古本を袋に入れるのを邪魔され、隙あらばもぎった値札やお札を飛ばそうとするので、油断のならない精算時間が連続した。目玉の古書は、最初こそ動きが鈍かったが(小野氏は古書の動きにやきもき。「売れないなぁ。もう下げようかなぁ」とせっかちに結果を求めることしきり。その度に「大丈夫、売れるから。良い本安く並んでるから。我慢我慢」と励ます羽目に)、午後になってコンスタントに売れ始め、小村雪岱研究家でデザイナーの真田幸治氏が吟味を重ね大量購入したりと、入れ替えた甲斐のある結果を生み出す。よかったよかった。そんな風に古本を売り続けて売り続けて午後五時。無事にまつり終了となる。だがここから、怒濤の撤収タイムに突入。小野氏が既に回したレンタカーハイエースに、解体した木箱を積み込み、什器類&備品を積み込み、古書会館から駆け付けたフミさんも手伝い、ワゴン平台の文庫本を素早く結束。そしてそれをも車に運び込み、最後にワゴン二台を丁寧に折り畳み、作業終了となる。
おぉ、四十分で撤収準備完了!早々に神保町を離脱し、都内の渋滞を下道で切り抜け西荻窪へ。荷物をすべて事務所倉庫に下ろし、お店に戻って事務作業をこなした後にレンタカーを返却し、無事のまつり終了を祝ってもつ焼き屋で軽く打ち上げる。十一日間おつかれさまでした!古本お買い上げのみなさま、立ち寄って越え乎を掛けて下さったみなさま、サインを求めに来てくれたみなさま、本当にありがとうございました。そんな楽しい激務を無事に駆け抜けた褒美の古本ボーナスとして、小野氏から売れ残った本の中から、三笠書房「黒いハンカチ/小沼丹」を支給される。やった!ニシ・アヅマのささやかな活躍を、オリジナル本で読めるぞ!と大いに喜び、夜は楽しく更けて行く。
今日は午後に吉祥寺に出たついでに古本屋さんの店先を覗く。「古本センター」(2017/03/06参照)で徳間書店「向田邦子・映画の手帖 二十代の編集後記より」を150円で購入した後、「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。店頭棚で東京創元社 世界推理小説全集36「ナイン・テイラーズ/ドロシー・セイヤーズ 平井呈一訳」新潮社アニメブック「赤毛のアン.3/演出・高畑勲 場面設定・宮崎駿」国際情報社「ことり」四冊を掴んで店内に進み、入口横の50均文庫棚を注視する。するとホームズの古い文庫がやたらと多い。角川文庫と創元推理文庫だが、書皮が掛かったままのものもある。そのうちの一冊の書皮の色味にちょっとした既視感を覚えたので、試しに引き出してみる。中身は創元推理文庫「恐怖の谷/コナン・ドイル」であるが、この青い書皮はやはり!古い創元推理文庫の、文庫分類マークをあしらったオリジナル書皮が掛かっているのだ!かつて沖縄で発見した書皮と同じものであるが(原書房「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の『古本屋ツアー・イン・ナハ』p326〜327参照)、裏表紙には異なる書店名『渋谷書店』と印刷されている。うむぅ、幾つかのお店ごとに作られたものであったか。前所有者が書き込んだ本のタイトルが、ちょい残念であるが、貴重なものを発見出来た嬉しさに、古本心が高揚する。前述の本とともに、計715円で購入する。
続いて中野の『しまちゅう』に買物に行ったついでに、『中野ブロードウェイ』四階の「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)に立ち寄る。するとミステリSF通路で、早川書房「私だけが知っている/徳川夢声編」が1800円で売られているのに出くわし、安い!と胸に抱きしめる。浪速書房「殺す者と殺される者/大藪春彦」(貸本仕様)学研6年生文庫シリーズ2「復しゅうの血文字/原作=コナン・ドイル 文=加納一朗」を計2750円で購入する。
2025年11月02日
11/2日曜日の神保町にて。
本日も午前九時に神保町に出現し、「書泉グランデ」前の盛林堂ワゴンで“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”に変身する……臨時売子勤務五日目とあって、さすがに疲労がどんより溜まり始めている。だが仕事は刺激的で楽しいので、そんなことは苦にせずに、キビキビと開店準備に取りかかる。日曜日の神保町は少し肌寒いが、人出は昨日より多かった。古本まつり開催中なので、普段日曜日はシャッターを下ろしているお店も賑やかに営業中なので、平日と遜色ない“世界に名だたる本の街”なのである。一般のお客さんが多いので、ひとりが大量の古本を買って行くシーンは稀であったが、途切れることなく一冊・二冊と売れて行く状況なので、暗算煉獄と言った感じがずうっと続く。午後に日下三蔵氏が現れた途端に、山田風太郎の文庫が次々と売れて行く現象が発生し、古本の神の御業を目撃した思いに駆られる。そんな風に淡々と古本を売り続け、薄暗くなった午後五時に退勤する。古本は、またも盛林堂ワゴンで購入したのみ。東京文藝社「死を開く扉/高木彬光」を千円で購入する。

昭和32年刊の神津恭介ものだが、この安さなのに(小野氏曰く「だって帯がないから……」)、ず〜っと売れ残っていたので、『もうオレが読むっ!』と千円札を帳場に叩き付けた次第。さて、そんな秋の楽しい古本まつりも、ついに明日が最終日!盛林堂ワゴンは文学系古書をズズンドヨンと並べてお待ちしているので、こぞって買いに来ていただければ!そして神保町通いの行き帰りの電車内で、まつりで買った「007は死せず イアン・フレミング伝」を早々と読了する。読んでいる間、ずっと勝手に『007のテーマ』が頭の中に流れているのであった…あぁ面白かった。
昭和32年刊の神津恭介ものだが、この安さなのに(小野氏曰く「だって帯がないから……」)、ず〜っと売れ残っていたので、『もうオレが読むっ!』と千円札を帳場に叩き付けた次第。さて、そんな秋の楽しい古本まつりも、ついに明日が最終日!盛林堂ワゴンは文学系古書をズズンドヨンと並べてお待ちしているので、こぞって買いに来ていただければ!そして神保町通いの行き帰りの電車内で、まつりで買った「007は死せず イアン・フレミング伝」を早々と読了する。読んでいる間、ずっと勝手に『007のテーマ』が頭の中に流れているのであった…あぁ面白かった。
2025年11月01日
11/1先週の土曜日を取り返すように。
午前九時に御茶ノ水駅から神保町入りし、まだ営業目の「書泉グランデ」前の盛林堂ワゴンにて、“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”となる。すでに現着し、昨日の雨で濡れたブルーシートをすっかり吹き上げ、尚且つ本の入替も行っている店主・小野氏とフミさんに挨拶し、こちらも早速開店準備に取りかかる。本束のアテ本やビニール紐を片付け、ワゴン裏の簀子の上に、ストック本束をドシドシ積み上げて行く。すべての準備を終え、午前十時に販売スタート。先週土曜日の雨降り中止を取り返すように、古本を販売して行く。今日は緩やかな人の流れで、一般客が多い。売れるのは文庫本中心で、ミステリ・SF・日本文学・海外文学が満遍なく売れて行く……そんな感じに、実に平和にノンビリと、勤務終了時間の午後五時まで、何百冊も古本を販売する。残すところこの古本まつりも、日・月の二日となる。聞けば最終日の祝日月曜日、小野氏はワゴン木箱棚の半分を、黒い戦前の格安文学本で埋め尽くす腹づもりらしい……嗚呼、こればっかりは、お客として思いっきり買いまくりたい……。そしてびっちり勤務のおかげで何処でも古本を買えず終いだったので、勤務先の盛林堂ワゴンから、警醒社書店「ダンセニイ戯曲全集/松村みね子譯」(コピーカバー)を2500円で購入する。大正十年再版の、松村みね子こと片山廣子譯の、ロード・ダンセイニの戯曲集である。ううううう、この本で名訳が読めるなんて、ハッピー以外の何ものでもない……そんな幸せを抱きつつ、宵闇の家路をたどり、無事に帰宅する。

そしてフゥ〜〜〜〜っと一息つきつつテレビを点けてチャンネルを回していると、何とテレビ埼玉で、日本初の国産長編テレビリミテッドアニメ『鉄腕アトム』の第一話が放送されているではないか!これは大変な快挙である。21世紀に入ってから、昭和三十年代のテレビアニメが地上波で再放送されるなんて、もはや皆無となっていたのだ。すべてのテレビアニメの原点が、六十二年の時を越え、2025年に放送されるなんて!しかも提供のナレーションなどを、アトムの声を演じたもはや老齢の清水マリが担当する粋な演出!テレビ埼玉、ブラボー!!!!!!!!!
そしてフゥ〜〜〜〜っと一息つきつつテレビを点けてチャンネルを回していると、何とテレビ埼玉で、日本初の国産長編テレビリミテッドアニメ『鉄腕アトム』の第一話が放送されているではないか!これは大変な快挙である。21世紀に入ってから、昭和三十年代のテレビアニメが地上波で再放送されるなんて、もはや皆無となっていたのだ。すべてのテレビアニメの原点が、六十二年の時を越え、2025年に放送されるなんて!しかも提供のナレーションなどを、アトムの声を演じたもはや老齢の清水マリが担当する粋な演出!テレビ埼玉、ブラボー!!!!!!!!!
2025年10月31日
10/31暗い空を見上げて。
「第65回神田古本まつり」八日目(実質六日目)である。今日はちょっとだけゆっくり目の出勤なので、午前九時半に家を出て、午前十時半前に水道橋駅で下車する。古本屋さんと古本ワゴンに立ち寄りながら、徐々に仕事場である盛林堂ワゴンに接近して行く。その間に、『神保町交差点』の「みわ書房」(2010/08/03参照)のワゴンで、大日本雄辯會講談社「風雲将棋谷/角田喜久雄」(昭和十五年四版。当時の地方の文士講演会に角田が赴いた時、地元民がその姿を見て「将棋谷が来た。将棋谷が来た」とざわめくエピソード、大好き!)桃源社「赤い影の男/島田一男」を計700円で購入する。さらに「けやき書店」(2013/02/07参照)ワゴンにて、春秋社「祖国を脱れて」河出新書「神の地は汚された」(カバーナシ)新潮社「私じゃ前科者である」(カバーナシ)以上三冊橘外男、小学館「少女の友 昭和33年9月号附録 花の歳時記/選・蔵原信伸二郎」を計800円で購入する。「祖国を脱れて」は函の背が抜けていて残念だが、三百円なら万々歳である。そんなものたちを買って盛林堂ワゴンに到達し、ただちに“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”に変身し、すぐさま古書会館に向かう店主・小野氏と交代し、暗算地獄と意外に嬉しいほど多かった、「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算」サインに従事する。だが、空模様はずっと怪しい……いつ古本の大敵、雨粒が落ちて来てもおかしくない状況である。古本を売りながら、サインをしながら、暗い空を見上げて、雨の予兆に神経を尖らせる。午後二時に小野氏が戻って来たが、やはり当然、いつ雨が降って来るのか気になって仕方ない状況に陥っている。なのですでにワゴンを、いつでも店仕舞いしてブルーシートで包めるよう、着々と準備を進めているのだ。そして午後三時、やはり雨は落ちて来てしまった。とここから、驚異的なスピードで店仕舞いし、たちまちワゴンにブルーシートを掛け、夜に酷くなる雨風に備え、ブルーシートを笑っちゃうほど緊縛する……ハァハァ……これならどんな雨が降っても大丈夫!

そう確信し、本日は早めの午後三時半過ぎに解散となる。おつかれさまでした。明日は朝にはすっかり雨が上がっているはずなので、午前十時から精勤します。そして傘を差しての帰りがけ、裏路地の「羊頭書房」(2014/05/02参照)に寄り道し、春陽文庫「宙に浮く首/大下宇陀児」を800円で購入する。昭和二十九年七版の帯付きで、何と後見返しに古〜い「盛林堂書房」の古書店ラベルが貼付けられている。これは奇縁!最後に阿佐ヶ谷にて「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)にフラリ。東京創元社「夕潮/日影丈吉」広論社「探偵怪奇小説選集 悪魔祈祷書/夢野久作」を計660円で購入し帰宅する。

このあたりが、今日のうれしいところ。
そう確信し、本日は早めの午後三時半過ぎに解散となる。おつかれさまでした。明日は朝にはすっかり雨が上がっているはずなので、午前十時から精勤します。そして傘を差しての帰りがけ、裏路地の「羊頭書房」(2014/05/02参照)に寄り道し、春陽文庫「宙に浮く首/大下宇陀児」を800円で購入する。昭和二十九年七版の帯付きで、何と後見返しに古〜い「盛林堂書房」の古書店ラベルが貼付けられている。これは奇縁!最後に阿佐ヶ谷にて「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)にフラリ。東京創元社「夕潮/日影丈吉」広論社「探偵怪奇小説選集 悪魔祈祷書/夢野久作」を計660円で購入し帰宅する。
このあたりが、今日のうれしいところ。
2025年10月30日
10/30そろそろ「みちくさ市」の方も……。
ここ数ヶ月、独り古本市である『はじめてのヴィンテージブック』に傾注していたが、実は11/9(日)の「みちくさ市」に参加予定なのである。すっかり大阪に古本を送り出してしまった古本枯渇状況で、大丈夫なのか……と色々心配なので、古本を少しでも買い集めるために昼食後に動き始め、家の近くでバスに飛び乗り、まずは中村橋へ。「古書クマゴロウ」(2018/03/21参照)にて、ちくま文庫「女子の古本屋/岡崎武志」カッパ・ブックス「催眠術入門 あなたも心理操縦ができる/藤本正雄」を計330円で購入する。続いて西武池袋線に飛び乗り保谷に至り、「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)へ。店頭&店内百均本の多くが、文芸評論&文壇物&作家伝奇で占められている、なかなか目地らしい光景である。朝日新聞社「文士の肖像一一〇人/木村伊兵衛・土門拳・濱谷浩・林忠彦・秋山庄三郎」平凡社「柳宗理エッセイ」筑摩書房「わが推理小説零年/山田風太郎」本の雑誌社「アトリエ雑記/牧野伊佐夫」サンデーコミックス「宇宙戦艦ヤマト/松本零士」を計550円で購入する。ぬぅ、荷物がいきなり重くなってしまった。などとボヤきながら、再び西武池袋線に乗って石神井公園駅へ。「きさらぎ文庫」(2009/01/21参照)で書肆パトリシア「遠近法/長谷川四郎」平凡社 南山大学選書1「アフリカの矮小民族 ピグミーの生活と文化/マルティン・グシンデ」を計500円で購入し、駅南口からバスに乗って阿佐ヶ谷に戻る。これで少しは古本分母が増えたので、選書の選択肢が増えたことになるな……それでもまだまだ圧倒的に足りないのだが……。そして家に帰ると、嬉しい久々のヤフオク落札品が届いていた。春陽堂書店「人形佐七捕物帳 二巻/横溝正史」(函ナシ、蔵印あり)である。ライバルなしの300円にて落札す。昭和十六年刊の、一番最初の人形佐七単行本の一冊である。人形佐七は後年多くが新たに筆を入れられているので、この初期の単行本は発表オリジナルに近いものばかりなのである。よっしゃ、読むぞ!

そして明日は“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”となり、正午から神保町の盛林堂ワゴンに出現予定……空模様が何処まで保つか心配ですが、空をも見上げながら来神保町、お待ちしております!
そして明日は“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”となり、正午から神保町の盛林堂ワゴンに出現予定……空模様が何処まで保つか心配ですが、空をも見上げながら来神保町、お待ちしております!
2025年10月29日
10/29吉祥寺でやっほい!
午後二時前に初台の谷底に流れ着くが、吉祥寺にひとつ用事があるので、エッチラオッチラ『甲州街道』まで上がり、京王線と井の頭線で吉祥寺に出る。用事を済ませるや否や「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。すると嬉しいレア本が店頭で待ってくれていた。徳間書店「生贄/梶山季之」である。昭和42年刊の、デヴィ夫人をモデルにしたセミ・ドキュメント小説。梶山と徳間書店はデヴィ夫人に訴えられ敗訴。本は絶版となったので、今ではかなりのレア本なのである。奇妙な装幀は伊丹一三(十三)。

やっほい!と喜びつつ、ダイヤモンド社「見ると聞くとは…★欧米ジェット周遊記★/崎川範行」アニメージュ文庫「シュナの旅/宮崎駿」とともに計275円で購入する。続いて「古書防破堤」(2020/01/22参照)で角川書店「ザ・ブーム/角川春樹・藤岡和賀・阿久悠+未来捜査局」を百円で購入した後、『中通り』で「あぷりこっとつりー」(2021/03/21参照)が消滅しているのを目撃する。そして「百年」(2008/09/25参照)への階段を上がり、講談社「定本ハナモゲラの研究/筒井康隆・山下洋輔・タモリ・赤塚不二夫・赤瀬川原平・奥成達」を1100円で購入し、さらに「MAIN TENT」(2015/03/26参照)に立ち寄ると、たまたま店前にいた店主に「今日は定休日なんです。すみません。またどうぞ」と優しく送り出される。最後に「藤井書店」(2009/07/23参照。店内の棚に『おかげさまで70周年』の小さすぎる貼紙あり)に向かい、朝日文庫「帝都復興せり!/松葉一清」宝島社文庫「VOWでやんす!/みうらじゅん」を計330円で購入し、満足して吉祥寺を後にする。
ところで、大阪「梅田蔦屋書店」で開催中の独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』も、会期は後十日を残すばかり。開始時と色々変わっていますので、再チェックと買い逃し防止、よろしくお願いいたします!
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/49666-1332280905.html
やっほい!と喜びつつ、ダイヤモンド社「見ると聞くとは…★欧米ジェット周遊記★/崎川範行」アニメージュ文庫「シュナの旅/宮崎駿」とともに計275円で購入する。続いて「古書防破堤」(2020/01/22参照)で角川書店「ザ・ブーム/角川春樹・藤岡和賀・阿久悠+未来捜査局」を百円で購入した後、『中通り』で「あぷりこっとつりー」(2021/03/21参照)が消滅しているのを目撃する。そして「百年」(2008/09/25参照)への階段を上がり、講談社「定本ハナモゲラの研究/筒井康隆・山下洋輔・タモリ・赤塚不二夫・赤瀬川原平・奥成達」を1100円で購入し、さらに「MAIN TENT」(2015/03/26参照)に立ち寄ると、たまたま店前にいた店主に「今日は定休日なんです。すみません。またどうぞ」と優しく送り出される。最後に「藤井書店」(2009/07/23参照。店内の棚に『おかげさまで70周年』の小さすぎる貼紙あり)に向かい、朝日文庫「帝都復興せり!/松葉一清」宝島社文庫「VOWでやんす!/みうらじゅん」を計330円で購入し、満足して吉祥寺を後にする。
ところで、大阪「梅田蔦屋書店」で開催中の独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』も、会期は後十日を残すばかり。開始時と色々変わっていますので、再チェックと買い逃し防止、よろしくお願いいたします!
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/49666-1332280905.html
2025年10月28日
10/28まぁいっか。
古本神・岡崎武志氏のブログ『okatakeのブログ』で、南千住の「大島書房」(2009/03/18参照)が閉店セール中なのを知る(閉店時期は未定らしい)。これはぜひとも駆け付けなければ!と午後に『都区内パス』を760円で購入し、中央線→山手線→常磐線と乗り継ぎ、久々に南千住の駅に降り立つ。うろ覚えのルートをたどり、何となく見覚えのあることに安心し、歩道橋を渡り切ると、おぉ「大島書房」が開いている。階段を下りお店に近付くと、確かに開け放しのサッシ扉に『店内商品五割引(500円以上)50%引き』などと拙く書かれた貼紙がしてある。

中ではエプロン姿のご婦人が、奥から出して来た本をクリーニングしながら、新聞紙を敷いた床や棚に品出し中である。よし、では最後の店内を楽しむかと、コミックとアダルトと戦争と歴史と郷土と演芸と映画が大衆的に混ざり合う店内を精査して行く。ちょっとなかなか欲しい本に突き当たらなかったが、通路棚の上に見知らぬ加納一朗の本があったので確保する。1300円か……ということは650円。そしてその近くの場所に封筒に入ったままの本や小冊子が並んでいたので、こちょこちょう漁ってみると、おっ!これも見たこともない太田螢一の小冊子を発見.400円……これは五百円以下だからこのままか。と計算し帳場のご婦人に差し出す。するとご婦人は値段を確認し、ボソッと「1700円」……えっ?正価そのままで割引されてないんだけど……?もしかしたら何か条件を満たしてなかったかな?まだセールは始まってないとか、割引されるのは大判の本だけとか……う〜む、まぁいっか。というわけで1700円を支払いお店を出る。パピルスあい「映画は光と影のタイムトラベル/加納一朗」アルファレコード「太田螢一の人外大魔境読本」を購入する。貼紙を改めて見ると、やはり500円以上の商品が50%引きとなっている……うぅ、何故だろう何故かしら。単に割り引き忘れか……まぁいっかと思いつつも、釈然としない思いを抱えながら駅に向かう。だがそんな風に割り引かれなくとも、「太田螢一の人外大魔境読本」が嬉しい!モダン怪奇派イラストレーターの太田螢一が、小栗蟲太郎に多大なる影響を受け制作した音楽アルバムの副読本である。アルバムに参加した、巻上公一・鈴木慶一・細野晴臣も寄稿している。宣伝で配布していたのか、アルバムを買うとくっ付いて来たのか不明だが、太田自身の文章とイラストもたっぷりの一冊なのである。

帰りに高円寺で途中下車し、「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)で博文館新社「叢書新青年 久生十蘭」を500円で購入して帰宅する。
中ではエプロン姿のご婦人が、奥から出して来た本をクリーニングしながら、新聞紙を敷いた床や棚に品出し中である。よし、では最後の店内を楽しむかと、コミックとアダルトと戦争と歴史と郷土と演芸と映画が大衆的に混ざり合う店内を精査して行く。ちょっとなかなか欲しい本に突き当たらなかったが、通路棚の上に見知らぬ加納一朗の本があったので確保する。1300円か……ということは650円。そしてその近くの場所に封筒に入ったままの本や小冊子が並んでいたので、こちょこちょう漁ってみると、おっ!これも見たこともない太田螢一の小冊子を発見.400円……これは五百円以下だからこのままか。と計算し帳場のご婦人に差し出す。するとご婦人は値段を確認し、ボソッと「1700円」……えっ?正価そのままで割引されてないんだけど……?もしかしたら何か条件を満たしてなかったかな?まだセールは始まってないとか、割引されるのは大判の本だけとか……う〜む、まぁいっか。というわけで1700円を支払いお店を出る。パピルスあい「映画は光と影のタイムトラベル/加納一朗」アルファレコード「太田螢一の人外大魔境読本」を購入する。貼紙を改めて見ると、やはり500円以上の商品が50%引きとなっている……うぅ、何故だろう何故かしら。単に割り引き忘れか……まぁいっかと思いつつも、釈然としない思いを抱えながら駅に向かう。だがそんな風に割り引かれなくとも、「太田螢一の人外大魔境読本」が嬉しい!モダン怪奇派イラストレーターの太田螢一が、小栗蟲太郎に多大なる影響を受け制作した音楽アルバムの副読本である。アルバムに参加した、巻上公一・鈴木慶一・細野晴臣も寄稿している。宣伝で配布していたのか、アルバムを買うとくっ付いて来たのか不明だが、太田自身の文章とイラストもたっぷりの一冊なのである。
帰りに高円寺で途中下車し、「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)で博文館新社「叢書新青年 久生十蘭」を500円で購入して帰宅する。
2025年10月27日
10/27「神田古本まつり」四日目だが実質二日目。
本日は正午から変則的に“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”とならねばならぬので、午前十一時前に家を出て、中央線と総武線乗り継ぎ、水道橋駅へ。『白山通り』を南下しつつ神保町を目指しつつ、古本屋さんや古本ワゴンを探索して行く。「日本書房」(2011/08/24参照)で玄文社「蛙/森林太郎譯」(裸本)を百円で購入する。続いて「アムール」(2011/08/12参照)にて、ロッキー NEW MEDIA BOOKS「海の冒険手帳 魚の穫り方からウィンドサーフィンまで/武久成之文 石川球太画」文庫クセジュ「秘密結社/セルジュ・ユタン」を百円で購入する。そして『靖国通り』に合流し、「けやき書店」(2013/02/07参照)ワゴンで桃源社「江戸の夜叉王/高木彬光」(貸本仕様)を五百円で購入し、正午一分前に盛林堂ワゴンにたどり着く、すぐにオレンジ色のリラッくまエプロンを装着し、これから「東京古書会館」(2010/03/10参照)で連続会議地獄に突入する店主・小野氏を見送り、たった独りの店番タイムに突入する。月曜平日でさほどの人出なく、緩やかな勤務だろうと高を括っていたが、これが見事に見当違い。組み立て式番台に付くや否や、たちまち暗算地獄に蹴落とされてしまったのであった……いや、古本が売れるのはよいことなのです。途中、少しお客さんが少ない時を見計らい、単行本も文庫本も素早く結束を解き、ワゴンと木箱棚に補充し、決して無駄な空きを生み出さぬよう努力する。そしてさらに途中、たくさん「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」にサインしたり、本の雑誌社の編集者さんが陣中見舞いに来てくれたり、金曜日にも来たイラストレーターYOUCHANさんが、四日間悩みまくった末に黒白書房の「夢野久作全集」のちゃんと函入りの一冊を「これで私の古本まつりは終わった」と宣いつつ購入する場面を目撃したり、薄暗くなって来た午後四時過ぎに慌ててLEDライトをワゴンに装着したりと、とにかくノンストップで働きまくる。午後五時半過ぎに、ようやく会議を終えた小野氏が、今日は西荻窪のお店はお休みなので古書会館で仕事をしていたフミさんとともに現れたので、お仕事終了となる。いや、平日なのに、週末の雨中止を跳ね返すように、みなさんたくさん買ってくれました。私も負けじと盛林堂ワゴンから、東洋書林「クライヴ・バーカーのホラー大全」荒地出版社「007は死せず イアン・フレミング伝/ヘンリー・ジーガー」を計1500円で購入する。そして帰り際の「澤口書店 巖松堂ビル店」(2014/04/12参照)で、学研まんがひみつシリーズ「からだのひみつ」を300円で購入し、水道橋駅から帰路に着く。

これが本日のとびきりの二冊である。
次の「神田古本まつり」盛林堂ワゴン勤務は、10/31(金)正午〜、11/1(土)、11/2(日)、11/3(月)となります。今度の週末は、絶対に雨が降りませんように!
これが本日のとびきりの二冊である。
次の「神田古本まつり」盛林堂ワゴン勤務は、10/31(金)正午〜、11/1(土)、11/2(日)、11/3(月)となります。今度の週末は、絶対に雨が降りませんように!
2025年10月26日
10/26というわけで今日もお休み。
昨日に引き続き、朝から冷たい雨が降ったり止んだりなので、盛林堂ワゴンは開かず『神保町ブックフェスティバル』も中止となる。なので家でゴロゴロしながら読書を進める。楽しんで読み続けた「紅白縮緬組」を涙を飲みながら読了し、続いて「辯護士町の怪事件」を読み始めてしまう。だが午後二時過ぎに、ちょっと雨が上がっているのを幸いとして古本を買いに行くことにし、トボトボ荻窪へ。まずは「岩森書店」の店頭左側入口横棚に、講談社「凸凹黒兵衛/田河水泡」の昭和44年第1刷の復刻版があるのを発見……だが何故か値段が付いていない。付け忘れだろうか。この店頭横棚は大抵五百円以下なので、まぁ大丈夫だろうと本を手に店内に進み、帳場に差し出し「これ、お幾らでしょう?」と問う。すると番頭さんが本を函から引き出し、パラパラと確認し「あっ、値段付け忘れてる。では五百円に税の550円でいかがでしょう?」ということになったので、喜んでその値段で購入する。そんな菊判の復刻漫画本を手にして、次は「竹中書店」へ。二百均木製店頭ワゴン二台に被せられたビニール越しに、本の背に目を凝らして行く。すると右側に古めの雑誌類が新たに出されているの気付く。「週刊平凡」「週刊スリラー」「週刊サンケイ」……だがビニールを捲り手にしたのは、二冊の編集プロダクション映芸「映画芸術」であった。1977.8 No318は『鈴木清順五大傑作シナリオ特集』と銘打ち、『野獣の青春』『河内カルメン』『関東無宿』『東京流れ者』『けんかえれじい』が収録されている。川内康範原作脚本の『東京流れ者』が読めるのが特に嬉しいが、『野獣の青春』の脚本が、池田一朗(隆慶一郎)&山崎忠昭コンビなのに瞠目してしまう。道理でメチャメチャ格好良いわけだ。二冊を計400円で購入する。

さて、明日こそは天気がようやく落ち着きそうなので、神保町『神田古本まつり』の盛林堂ワゴンにて精勤予定。暗算地獄&無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」へのサインに、たっぷり励まさせていただきます!それではみなさま、神保町で逢いましょう。
さて、明日こそは天気がようやく落ち着きそうなので、神保町『神田古本まつり』の盛林堂ワゴンにて精勤予定。暗算地獄&無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」へのサインに、たっぷり励まさせていただきます!それではみなさま、神保町で逢いましょう。
2025年10月25日
10/25というわけでお休みです。
午前中は降らないはずだったのに、すでに朝から昨日同様冷たい雨が降ったり止んだり……おかげで盛林堂ワゴンは、今日は開けないことに決定。ちなみに『神保町ブックフェスティバル』も中止になってしまった……せっかく暗算地獄の隙を突いて本の雑誌社ブースに遊びに行こうと思っていたのに……そんな明日も怪し過ぎる空模様を恨めしく思いながら、取りあえず高円寺にブラッと古本を買いに行くことにする。冬のような寒さの『早稲田通り』を東に伝い、。すっかり身体を冷して「西部古書会館」(2008/10/27参照)へ。『高円寺優書会』の一日目である。なかなかの混雑を見せる午前十時過ぎの会館に踏み込み、身体に温みを取り戻しながら一周。改造社 日本探偵小説全集5「谷崎潤一郎集」集英社「コバルト文庫&スーパーファンタジー文庫'99解説目録」小山書店 梟文庫3「ガリヴァの旅/野上豊一郎」毎日新聞社「マンガ亡国/藤島宇策」北宋社「怪奇博物館 フェノメナ/J・ミッチェル+R・リガード」三島書房「獄門首土蔵/行友李風」を計900円で購入する。写真の二冊が嬉しいところである。

ところで今日はいきなりのお休みになってしまった。この週末の“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”にしっかり傾注するため、事前に原稿仕事もデザイン仕事も馬力を上げて早めに仕上げてしまったので、突然とても暇になってしまったのである。ならば読書でもしまくるか!と、まずはチマチマ大事に読みかけの國枝史郎「紅白と裏面組」を読み続ける。すると『名画』という短篇が、日本初の洋画家と言える司馬江漢を主人公にした、阿蘭陀の油絵から幽霊が抜け出て彷徨うという、魂が燃える&萌える怪奇物語なのに、すっかり感心。もう短篇をひとつ読む度に、『やっぱり國枝史郎は天才だ!』の思いを深くしてしまうのであった。
ところで今日はいきなりのお休みになってしまった。この週末の“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”にしっかり傾注するため、事前に原稿仕事もデザイン仕事も馬力を上げて早めに仕上げてしまったので、突然とても暇になってしまったのである。ならば読書でもしまくるか!と、まずはチマチマ大事に読みかけの國枝史郎「紅白と裏面組」を読み続ける。すると『名画』という短篇が、日本初の洋画家と言える司馬江漢を主人公にした、阿蘭陀の油絵から幽霊が抜け出て彷徨うという、魂が燃える&萌える怪奇物語なのに、すっかり感心。もう短篇をひとつ読む度に、『やっぱり國枝史郎は天才だ!』の思いを深くしてしまうのであった。
2025年10月24日
10/24「第65回神田古本まつり」一日目は哀しみの雨模様!
今日から十一日間に渡る「第65回神田古本まつり」がスタート!午前九時に『靖国通り』沿いの『書泉グランデ』前に推参し、テキパキと開店準備を進める「盛林堂書房」小野氏とフミさんに挨拶。盛林堂・イレギュラーズ・エクストラに変身する。それにしても今日は寒いなと感じつつ、着用義務のあるオレンジ色のエプロンを装着し、その上から古書組合の小豆色のヤッケを羽織る。さらに開店準備を進めつつ、すでに盛林堂ワゴン前に集結する、古本命のお客さんたちのプレッシャーをモロに浴びながら、午前十時の開店をジリジリと待つ。そして午前十時のまつりスタートとともに、ワゴンにお客が殺到し、そこからは予想通りにず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、午後五時過ぎまで暗算地獄が継続する……あぁオレは今、生きながら数字の地獄に堕ちているのだ……などと頭の中をひたすら白熱させながら、本を受け取り、値札をもぎり、価格を加算し、お金を受け取り、本を袋に詰めてお渡しして行く。そしてただこれだけならまだ良かったのだが、正午前から予報にはなかった雨が落ち始め、降ったり止んだりの状態に苦しまされてしまうのであった。だがそれは、小野氏の重要なスキルのひとつであるDIY能力によって、ワゴン上に簀子まで利用して臨時のビニール屋根を架け、どうにか凌ぎ切ることに成功する。

それにしても天気予報にはなかった雨模様だったのに、お客さんがひっきりなしに訪れるのも、嬉しい誤算であった。そしてすっかり暗くなった午後五時半過ぎに、強くなって来た雨を区切りにして、一気に閉店作業に突入する。いや、どうにか無事にまつり初日を乗り切り、安心しました。在ワゴン中、手空きのタイミングを見計らって、「東京古書会館」で入手した無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」にサインを求められたみなさま、ありがとうございました!ちなみに古書会館一階受付には、こんなポップが設置されていますので、お気軽に冊子を所望していただければ嬉しい限りです。

そして今日の古本収穫としては、忙し過ぎてあまり出歩く暇が無かったので、盛林堂ワゴンにて売れ残っていた、あまとりあ社「妖異サスペンス 怪異愛靈教/飯田豊吉」雄山閣出版「真夜中に唄う島/朝山蜻一」を計三千円で購入する……安過ぎるっす。だから嬉しいっす……。

そんな収穫を、ハードな一日の終りに手に入れたのだが、実は開店前にすでに素晴らし過ぎる古本を入手していたので、雨も暗算もウキウキ乗り越えられたことをここに告白しておく。その古本とは、古本神・森英俊氏とのトレード本である。最近入手し、すでに読了した宮下幻一郎「なりひら天狗」が、実は原稿を書くための氏の探求本であり、どうしても入手しなければならない一冊だったのである。そこで氏からトレードを提案されたリストの中に、憧れの本である竹中英太郎装幀の尖端社「黄水仙事件/エドガ・ウォレス作」が含まれていたので、ある一冊と迷いながらも一位指名。函ナシで背も表紙も色褪せているが、そこは稀少な「黄水仙事件」なのである。正に“蝦で鯛を釣る”と言った感じで、無事にトレード成立となる。そしてそこにさらに、トレードリストにあった波屋書房「辯護士町の怪事件/J・S・フレッチャー」(カバーなし)がどうしても読みたかったので、適価で譲っていただけないかと氏に打診すると、何と「また何か必要なる本を見つけたら、その本とトレードと言うことで」と前代未聞の無期限前払いトレードということになり、我が手に落ちることとなった。バンザイっ!だが、森氏の必要とする本を見つけると言うのは、実は相当なプレッシャーなのである……、み、見つかるかなぁ……。

というわけで、明日も『神田古本まつり』にワゴンの売り子として駆け付ける予定。空模様がかなり怪しいですが、可能な限り開店する予定ではありますので、神保町でお会い出来たら嬉しいです! ※すみません。本日土曜日は、雨のためにワゴンを開けないことになりました。残念です……。
それにしても天気予報にはなかった雨模様だったのに、お客さんがひっきりなしに訪れるのも、嬉しい誤算であった。そしてすっかり暗くなった午後五時半過ぎに、強くなって来た雨を区切りにして、一気に閉店作業に突入する。いや、どうにか無事にまつり初日を乗り切り、安心しました。在ワゴン中、手空きのタイミングを見計らって、「東京古書会館」で入手した無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」にサインを求められたみなさま、ありがとうございました!ちなみに古書会館一階受付には、こんなポップが設置されていますので、お気軽に冊子を所望していただければ嬉しい限りです。
そして今日の古本収穫としては、忙し過ぎてあまり出歩く暇が無かったので、盛林堂ワゴンにて売れ残っていた、あまとりあ社「妖異サスペンス 怪異愛靈教/飯田豊吉」雄山閣出版「真夜中に唄う島/朝山蜻一」を計三千円で購入する……安過ぎるっす。だから嬉しいっす……。
そんな収穫を、ハードな一日の終りに手に入れたのだが、実は開店前にすでに素晴らし過ぎる古本を入手していたので、雨も暗算もウキウキ乗り越えられたことをここに告白しておく。その古本とは、古本神・森英俊氏とのトレード本である。最近入手し、すでに読了した宮下幻一郎「なりひら天狗」が、実は原稿を書くための氏の探求本であり、どうしても入手しなければならない一冊だったのである。そこで氏からトレードを提案されたリストの中に、憧れの本である竹中英太郎装幀の尖端社「黄水仙事件/エドガ・ウォレス作」が含まれていたので、ある一冊と迷いながらも一位指名。函ナシで背も表紙も色褪せているが、そこは稀少な「黄水仙事件」なのである。正に“蝦で鯛を釣る”と言った感じで、無事にトレード成立となる。そしてそこにさらに、トレードリストにあった波屋書房「辯護士町の怪事件/J・S・フレッチャー」(カバーなし)がどうしても読みたかったので、適価で譲っていただけないかと氏に打診すると、何と「また何か必要なる本を見つけたら、その本とトレードと言うことで」と前代未聞の無期限前払いトレードということになり、我が手に落ちることとなった。バンザイっ!だが、森氏の必要とする本を見つけると言うのは、実は相当なプレッシャーなのである……、み、見つかるかなぁ……。
というわけで、明日も『神田古本まつり』にワゴンの売り子として駆け付ける予定。空模様がかなり怪しいですが、可能な限り開店する予定ではありますので、神保町でお会い出来たら嬉しいです! ※すみません。本日土曜日は、雨のためにワゴンを開けないことになりました。残念です……。
2025年10月23日
10/23明日から『第65回神田古本まつり』!
午後一時前に祖師ケ谷大蔵に流れ着いたので、考えなく昨日と同じ下北沢に行ってしまう。「ほん吉」(2008/06/01参照)でシンコーミュージック ミュージック・ライフ1月号臨時増刊「ジョン・レノン 愛と死の鎮魂歌」を550円で購入する。巻頭カラーグラビア『ジョン凶弾に倒る!!』が拍子抜けでたまりません。続いて「古書ビビビ」(2009/10/15参照)に向かうと、店頭棚に難アリの朝日ソノラマ SUN COMICS「ト号ナンバー3 死線指令/さいとう・たかを」が出ていたので300円で購入する。扉に印があったり、3ページほど外れている部分があったりするが、ページ外れは家に帰って無事に修復を済ませる。ちなみに内容はスパイ物なのだが、同じさいとう・たかをがコミカライズした「0011ナポレオン・ソロ」と似たような内容……というかほぼ同じである。都筑道夫の解説『スパイ物の系譜』が載っているのが嬉しい。

そんなものを買って昨日と同じコースで阿佐ヶ谷に帰り着き、『中杉通り』の骨董屋の店先で、跪いて馴染みの看板犬と盛大に戯れていると、背後から「こんちは」と声がかかった。一心不乱に犬を撫でまくっていた手を止めて振り返ると、あっ!「銀星舎」(2008/10/19参照)の旦那さん店主であった。「この犬、本当に可愛いよね」と言って旦那さん店主も、超絶人懐っこい犬の頭を撫でる……いや、お恥ずかしいところをお見せして、失礼いたしました。
そしていよいよ明日からスタートする『第65回神田古本まつり』。今回も「書泉グランデ」前の「盛林堂書房」ワゴンに、“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”として現れ、暗算地獄で古本を売りまくる予定。まずは24(金)・25(土)・26(日)・27(月)と精勤します。暗算地獄中でなければ、「東京古書会館」で入手された無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」にサインなどいたしますので、奮って古本を漁りに来ていただければ!
そんなものを買って昨日と同じコースで阿佐ヶ谷に帰り着き、『中杉通り』の骨董屋の店先で、跪いて馴染みの看板犬と盛大に戯れていると、背後から「こんちは」と声がかかった。一心不乱に犬を撫でまくっていた手を止めて振り返ると、あっ!「銀星舎」(2008/10/19参照)の旦那さん店主であった。「この犬、本当に可愛いよね」と言って旦那さん店主も、超絶人懐っこい犬の頭を撫でる……いや、お恥ずかしいところをお見せして、失礼いたしました。
そしていよいよ明日からスタートする『第65回神田古本まつり』。今回も「書泉グランデ」前の「盛林堂書房」ワゴンに、“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”として現れ、暗算地獄で古本を売りまくる予定。まずは24(金)・25(土)・26(日)・27(月)と精勤します。暗算地獄中でなければ、「東京古書会館」で入手された無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」にサインなどいたしますので、奮って古本を漁りに来ていただければ!
2025年10月22日
10/22何でも読んでみるもんだ。
昨日は朝から懸命にデザイン仕事に従事。集中力を切らさずに午前中を乗り切り、一山を無事に越す。そして午後、大量のVHSビデオ(もう観ない、いうか観られないので必要なくなってしまったのである。理由は「日本古書通信」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』の44回目『夜道で歌う「黒蜥蜴」』をご笑覧ください)を持って吉祥寺の「バサラブックス」(2015/03/28参照)へ。買取をお願いし、三十分後無事に交渉成立。ベストセラーシリーズ「聖談とヌードの風景/戸川昌子 写真・一村哲也」を百円で購入する。さらに「古本センター」(2017/03/06参照)で朝日ソノラマ 宇宙船文庫「大魔神/朝日ソノラマ編 小説・木谷梨男」を1320円で購入する。『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』三編の中編ノベライズを収録……小説化されていたとは……。そして家に帰ったら、大阪の独り古本フェア補充箱の準備に取りかかる。何とか明日には発送したい……。

そして本日は午後一時半に三宿に流れ着いたので、どんどん寒くなる雨の中をヒタヒタ歩き、下北沢に出る。「ほん吉」(2008/06/01参照)にて、河出書房新社「生存術/吉田八岑・川村光暁」白水社 ザルテン動物文学全集5「名犬レンニー/伊藤武雄訳」を計440円で購入する。1961年刊の、函入りクロス装という造本の「名犬レンニー」が拾い物。好みの清楚で上品な古い児童文学本である。そして井の頭線とすぎ丸で阿佐ヶ谷に戻り、昨日の決心通りに補充古本箱をヒシと抱いて郵便局へ。大阪に発送する。しばらくしあたらフェアだいの仲間入りをすると思うので、「梅田蔦屋書店」の独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブックス』を引き続きよろしくお願いいたします!

ところで懸案の宮下幻一郎「なりひら天狗」をがんばって読了したのだが、最初は本当にくだらない話ばかりだったのに、後半へ行くほどミステリ度がアップ。おかげで無事に面白く読了と相成った。何でも読んでみるもんだ。
そして本日は午後一時半に三宿に流れ着いたので、どんどん寒くなる雨の中をヒタヒタ歩き、下北沢に出る。「ほん吉」(2008/06/01参照)にて、河出書房新社「生存術/吉田八岑・川村光暁」白水社 ザルテン動物文学全集5「名犬レンニー/伊藤武雄訳」を計440円で購入する。1961年刊の、函入りクロス装という造本の「名犬レンニー」が拾い物。好みの清楚で上品な古い児童文学本である。そして井の頭線とすぎ丸で阿佐ヶ谷に戻り、昨日の決心通りに補充古本箱をヒシと抱いて郵便局へ。大阪に発送する。しばらくしあたらフェアだいの仲間入りをすると思うので、「梅田蔦屋書店」の独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブックス』を引き続きよろしくお願いいたします!
ところで懸案の宮下幻一郎「なりひら天狗」をがんばって読了したのだが、最初は本当にくだらない話ばかりだったのに、後半へ行くほどミステリ度がアップ。おかげで無事に面白く読了と相成った。何でも読んでみるもんだ。

