2025年10月20日
10/20「よみた屋」が素晴らしかった。
午後三時に三鷹の西久保の住宅街に流れ着いたので、すぐさま「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。雨は上がっているので、均一本の並ぶ木箱はちゃんと外に出ていた。九藝出版「浪漫時代 寺山修司対談集」を110円で購入し、続いて「水中書店」(2014/01/18参照)へ。美術出版社「花嫁と独身者たち 現代美術五人の巨匠/カルヴィン・トムキンズ」を500円で購入する。ちなみに五人の巨匠とは、マルセル・デュシャン、ジョン・ケージ、ジャン・ティンゲリー(おぉ!自滅機械の創造社よ!)、ロバート・ラウシェンバーグ、マース・カニングハムのことである。そしてここまで来たならやはり吉祥寺にも寄って行こうと、テクテク一駅の距離を苦もなく移動する。そして「よみた屋」(2014/08/29参照)で、サンケイドラマブックス47「フジテレビ クイズグランプリ 先生のドギモをぬく1700題」全国朝日放送株式会社「新幹線公安官/長谷川公之」東京スポーツ新聞社「プロレス名勝負物語/東京スポーツ新聞社運動部」を計330円で購入する。いやぁ、こりゃ今日の「よみた屋」は素晴らしいな。「新幹線公安官」にはテレビドラマ帯が!「プロレス名勝負物語」が均一に並んでいたとは!「クイズグランプリ」もちょい嬉しいね!と喜びつつ、総武線に乗って阿佐ヶ谷に帰還する。
2025年10月19日
10/19今夜は第七話。
朝からかなり早めの連載原稿書きに勤しむが、午後から雨だというので、スパッと古本を買いに外に出る。向かったのはもはや日曜恒例の高円寺で、開館したばかりの「西部古書会館」(2008/10/27参照)に飛び込み『春秋展』二日目に挑む。良い本がだいぶ残っているなと感じつつユラユラ一周。春陽堂書店 長編探偵小説全集8「復讐鬼 他/高木彬光」新書館「ペーパームーン SFアニメファンタジィ 完全保存版」を計800円で購入し、サッサと阿佐ヶ谷に引き返す。ところが途中から予報より早い雨が降り始めて閉口。どうにか本を濡らすことなく帰宅する。そして無事に原稿を仕上げて一休み。これであとひとつ、デザイン仕事を片付けてしまえば、今週末から“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”に心置きなく変身出来るはず……。あっ、そうだ!今日のTVKの『ルパン三世』の再放送は、ハチャメチャに面白い大和屋竺脚本の第七話『狼は狼を呼ぶ』だったな。と気付き、愛読書のフィルムアート社「大和屋竺ダイナマイト傑作選 荒野のダッチワイフ」を引っ張り出す。だが、これに載っているのは第二話の『魔術師と呼ばれた男』だけだったか……。放送を見ながら脚本をチラチラ見て、同じセリフなのに感動したり、差異にほほぅと思ったりするのは、なかなか楽しいのだが仕方ない。ただし『魔術師と呼ばれた男』の冒頭解説(塩田明彦)に、ちょっとだけ第七話についての記述があった。『『狼は狼を呼ぶ』は、高畑勲・宮崎駿コンビによって演出された。まるで方向性の異なる才能同士が生涯ただ一度の遭遇を果たしているという点で、これまた実に興味深い作品である。』とのこと。今晩はこの説明を意識しながら、心して観ることにしよう。
2025年10月18日
10/18若さま、分厚すぎるぜ!
夏の気配がまだまだ濃厚に漂う午後一時、千歳船橋に流れ着く。小田急線高架沿いに東北東にテクテク歩き、「ゆうらん古書店」(2022/09/25参照。遅ればせながら開店三周年おめでとうございます!)へ。白水社「つかこうへうによるつかこうへいの世界」を300円で購入する。さて、これからどうしようか。下北沢に出ても良いのだが、ここ最近頻繁に訪れたので、ちょっと間を空けたくもある。というわけで一気に高円寺に向かうことに決めるが、経堂駅から乗り込んだのは我孫子行きの急行であった。当然新宿にはたどり着けずに、代々木上原駅で途中下車……ええぃ、気まぐれに「ロスパペロテス」(2008/07/14参照)に行くことにするか、と階段を下りて改札を抜け、長い線路下の通路を進む。そして急坂下のお店前。左端の店頭ゾーンで三冊掴み、洒落た木枠の引戸を慎重に開けて店内に進む。すると目の前の安売台の上に、ドカンと広辞苑のような分厚過ぎる本が一冊……ぬぉ!同光社「若さま侍捕物手帖/城昌幸」ではないか!函ナシ故の安売台送りのようだが、これは予想外の嬉しい出会いである。それにしても常識外れの分厚さである。ページ数は優に千を越え、三十八もの短篇を収録している。京極夏彦から遡ること四十年前……すでにこんな異常な鈍器本が生み出されていたとは、城昌幸恐るべし!金の星社 どきどきミステリーランド「フランケンシュタイン/M・シェリー作 L・ワインバーグ文」双葉社 日本推理作家協会賞受賞作全集20「推理小説展望/中島河太郎」講談社文庫「ハッピネス/小島信夫」とともに計660円で購入する。くぅ〜、若さま、やっぱり分厚過ぎるぜ!とニコニコ喜びながら、北に滑り止めの付く急坂を必死に上がって、幡ヶ谷まで出て、バスに乗って阿佐ヶ谷に帰還する。
2025年10月17日
10/17今日中に仕上げます!
昨日は午後二時半に立野町に流れ着いたので、練馬区から脱して武蔵野市に南下し、そのまま吉祥寺へ。「藤井書店」(2009/07/23参照)にて文春文庫プラス「70年代カルトTV図鑑/岩佐陽一」小学館「Fの森の歩き方 藤子・F・不二雄大全集別巻」を計1300円で購入した後、荻窪に移動する。「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)では、光風社「警察医/島田一男」を110円で購入し、フラフラ阿佐ヶ谷に帰還する。そして本日は朝から必死に遅れている原稿書きに勤しみつつも、途中で不義理にも放っぽり出して午前九時に外出。五反田の「南部古書会館」に姿を現し『本の散歩展』(2017/04/14参照)一日目を覗く。鬚を生やした「赤いドリル」那須氏と言葉を交わしつつ、まずは一階ガレージで河出書房「別冊知性3 大人にはわからない」光文社「今日の芸術 時代を創造するものは誰か/岡本太郎」白夜書房「男と女の間には写真機がある/荒木経惟」講談社 世界探偵小説全集「恐怖の四巨人/クリスチー 久米穣訳」(カバーナシ)カドカワノベルス「愛情物語/赤川次郎」(署名入り)を計1300円で購入する。続いて荷物を預け、プラスチックの番号札を受け取って二階会場へ。かなり賑わう、各通路に古本修羅が溢れる状況である。どうにか間隙を見出し一周し、誠文堂十銭文庫「ストライキ戰術/加藤勘十」さわプロダクション「てんぷくトリオのコント 井上ひさし脚本集1」を計1800円で購入する。というわけでとりわけ嬉しい獲物四冊である。

「てんぷくトリオのコント」はハードカバー(背金文字)で1969年第1版の非売品である。初めて見た。「別冊知性 大人にはわからない」は昭和31年刊の、ほぼ太陽族観察研究考察ムック。巻頭モノクログラビアは、『張り込み日記』の渡部雄吉が、巻中の海外グラビアページは林忠彦が担当している。そんな成果を手にしてウキウキ白昼五反田風俗が街裏道を歩いていると、放っぽり出して来た原稿催促の電話が掛かって来てしまった。イカン、急いで帰って続きを書かねば……今日中に仕上げます!車中では、或る事情から緊急に読了しなくてはならなくなった、宮下幻一郎「なりひら天狗」を貪るように読む……く、くだらない。なんてくだらない話なんだ!
「てんぷくトリオのコント」はハードカバー(背金文字)で1969年第1版の非売品である。初めて見た。「別冊知性 大人にはわからない」は昭和31年刊の、ほぼ太陽族観察研究考察ムック。巻頭モノクログラビアは、『張り込み日記』の渡部雄吉が、巻中の海外グラビアページは林忠彦が担当している。そんな成果を手にしてウキウキ白昼五反田風俗が街裏道を歩いていると、放っぽり出して来た原稿催促の電話が掛かって来てしまった。イカン、急いで帰って続きを書かねば……今日中に仕上げます!車中では、或る事情から緊急に読了しなくてはならなくなった、宮下幻一郎「なりひら天狗」を貪るように読む……く、くだらない。なんてくだらない話なんだ!
2025年10月15日
10/15昨日買った二冊。
昨日の取材で十冊近く古本を買ってしまったのだが、その中に昭和書館「地獄駕篭/島田一男」共同出版社「なりひら天狗/宮下幻一郎」というのが含まれているのだが、この二冊については幾ら調べても、。何も浮かび上がって来ない……「地獄駕篭」は「小説の泉」や「小説倶楽部」に掲載されていたらしいのだが、単行本については何もわからないのだ。ぬぅ〜〜〜、こういう本も、あるんだなぁ。ちなみに「地獄駕篭」は盗賊団メンバーを主人公にした連作伝奇小説で、盗賊団のリーダーと四天王が、代わる代わる怪奇なエロい目に遭うお話。なかなか面白いです。

そして本日は浜田山に流れ着いたので、素直に吉祥寺に出る。そして南口駅近の「古本センター」に飛び込み、東映・映像事業部「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」映画パンフ、角川文庫「自選人形佐七捕物帳一 羽子板娘」「自選人形佐七捕物帳二 神隠しにあった女」ともに横溝正史、立風書房「酒 猫 人間/後藤明生」高文社「それでも円盤は飛ぶ!/平野威馬雄編」を計1510円で購入する。珍しくここでたくさん買ってしまったが、『空飛ぶ円盤シリーズ』の一冊「それでも円盤は飛ぶ!」は五百円ならめっけもの。平野には同シリーズに「これが空飛ぶ円盤だ!」「空飛ぶ円盤のすべて」と共著の「アポロと空飛ぶ円盤」がある。どんだけ空飛ぶ円盤好きだよ!

※「日本古書通信 2025年10月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は盛林堂・小野氏の番。『六興キャンドル・ミステリーズ』の貴重でコンプリート困難な栞のお話。
そして本日は浜田山に流れ着いたので、素直に吉祥寺に出る。そして南口駅近の「古本センター」に飛び込み、東映・映像事業部「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」映画パンフ、角川文庫「自選人形佐七捕物帳一 羽子板娘」「自選人形佐七捕物帳二 神隠しにあった女」ともに横溝正史、立風書房「酒 猫 人間/後藤明生」高文社「それでも円盤は飛ぶ!/平野威馬雄編」を計1510円で購入する。珍しくここでたくさん買ってしまったが、『空飛ぶ円盤シリーズ』の一冊「それでも円盤は飛ぶ!」は五百円ならめっけもの。平野には同シリーズに「これが空飛ぶ円盤だ!」「空飛ぶ円盤のすべて」と共著の「アポロと空飛ぶ円盤」がある。どんだけ空飛ぶ円盤好きだよ!
※「日本古書通信 2025年10月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は盛林堂・小野氏の番。『六興キャンドル・ミステリーズ』の貴重でコンプリート困難な栞のお話。
2025年10月14日
10/14取材後に「ウルトラ怪獣手帳」を。
多少は涼しくなったようだが、まだまだ季節は秋っぽくはならない。湿度が高いせいだろうか……おまけに蟬まで鳴いている……十月中旬に、一匹寂しく鳴き続ける蟬……応える蟬はいるのだろうか?まるで「地球最後の男」のようだ。そんな切ない思いに囚われながら、昨日は午後二時に若林に流れ着いたので、テクテクトボトボ北に歩いて、先週土曜に来たばかりの下北沢へ。「古書ビビビ」(2009/10/15参照)でソフトバンククリエイティブ「なつかしのニアレトロ「昭和」まぼろし商店街/串間努」岩谷書店「宝石秋の臨時増刊 特選放送探偵劇」(昭和二十六年刊)を計五百円で購入する。そして井の頭線『下北沢駅』ホームに立つと同時に、下りの急行列車がホームに滑り込んで来たので、一気に吉祥寺に出てしまう。駅南口に大量の人とともに流れ出て、まずは「古本センター」(2017/03/06参照)でニッポン放送出版「とんねるずのおいにい/とんねるずのオールナイトニッポン編」を550円で購入する。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)で貸本仕様の河出書房新社「長編推理小説 雪の中の信子/富島健夫」を110円で購入し、ダイヤが恐ろしく乱れていた総武線に乗って、阿佐ヶ谷に帰還する。そして本日も原稿をスラスラ書かねばならぬのだが、申し訳なくぶっ飛ばして、ちょっと早めの連載取材を兼ねた仕入れのため某所へ。小一時間ほど楽しく過ごすが、仕入れというよりは、自分の読みたい本をメインに買ってしまった……。その後、藤沢駅北口の「太虚堂書店」(2015/08/29参照)に超絶久々に立ち寄り、株式会社美研「ウルトラ怪獣手帳 No.1」(フォノシート欠)を1650円で購入する。スパイ手帳などのウルトラ版ですな。

そして家に帰ると、大阪からまたもや『フルホンオクレ』の通信が……き、近日中になんとかします!
そして家に帰ると、大阪からまたもや『フルホンオクレ』の通信が……き、近日中になんとかします!
2025年10月12日
10/12特大ダンボールに古本をたっぷり詰め込むのはやめましょう。
朝からジリジリと原稿書きを真剣に進める。午前中はキーボードをひたすら叩き続け、昼食後にゆうパックダンボール(特大)に余剰古本をこれでもかと詰め込む。す、スゴく重くなってしまった……と必死に軋むカートを引き摺りながら、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。カートを店脇に置き、まずは店内に進んで店主・小野氏に挨拶する。フミさんは今日は田舎に帰省しており留守。「ワンオペで仕事するのはやっぱり大変だな。やることが多過ぎる……」と小野氏が本の山の中でボヤいている。そこにさらに仕事を増やすべく、許可を得てカートを店内に進め、ダンボールから古本を掴み出し、番台に積み上げて行く。出しても出しても終わらないので、「そのダンボール、そんなに入るの?」と小野氏も驚いている。いや、いっつもこれでたくさん持って来てるじゃないですか!そして査定を待つ間、『フォニャルフ』に置いていた無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」署名入りが無事捌けていたのを確認し(みなさま、ありがとうございました。冊子自体はまだまだ「東京古書会館」で配布中!)、微醺を帯びた旧知の編集者さんに脇腹を突っつかれたり、「Re-ClaM」三門氏と邂逅したりする。査定終了後、月末の大仕事である“盛林堂・イレギュラーズ・エクストラ”について軽く打ち合わせたり、そこで売る涎の垂れそうな古本をたくさん見せてもらったりする。そして古本を売ったなら、やはりいつものように古本を買わねば!と、三笠書房「素人探偵局/NHK編」(解答篇開封済。昭和三十五年刊。NHKの犯人当てクイズラジオドラマを元にした探偵小説短篇集。日影丈吉・山村正夫・千代有三・大河内常平・田中潤司らが執筆)を三千円で購入する。

そしてすっかり軽くなったカートを軽快にガラゴロ引き摺り「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。「戦後史グラフィティ/色川武大・長谷部日出雄・村松友視 絵=和田誠」を300円で購入して帰宅する。
そしてすっかり軽くなったカートを軽快にガラゴロ引き摺り「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。「戦後史グラフィティ/色川武大・長谷部日出雄・村松友視 絵=和田誠」を300円で購入して帰宅する。
2025年10月11日
10/11台所の衣装ケースから本がゾロゾロ。
シトシトシトシト降り続ける霧雨と、刻々と下がって行く気温に懐かしい秋を感じながら、午後三時に千歳台に流れ着く。雨粒の音がしないが確実に濡れ続ける傘を差しながら、小田急線千歳船橋駅へ。各駅停車と急行を乗り継いで、直ぐに下北沢に出ある。雨模様でもさすがの賑わいを見せる街に入り込み、まずは「ほん吉」(2008/06/01参照)へ。話の特集「東京面白倶楽部/絵と字・矢吹申彦」を110円で購入する。続いて「古書明日」(2017/01/31参照)では、ごま書房「もう一つの最終レース/ディーン・クーンツ」を百円で購入する。安値で面白い本が買えたが、まだまだ満足出来ないので井の頭線に乗って東松原駅で途中下車。「古書瀧堂」(2014/05/01参照)を訪れる。河出書房新社 奇想コレクション「どんがらがん/殊能将之編」風媒社「むかし道具の考現学/小林康彦」を計600円で購入し、満ち足りて帰宅する。そして家では休む暇なく、今まで台所で埋もれて気付かずにいた、本をたっぷりと詰め込んだプラ衣装ケースの整理に取りかかる。使えそうな本は大阪に送ろうと思いつつ、ちょっとそっちには向かない本が大量に溜まって行く……むぅぅ、これらは明日「盛林堂書房」(2012/01/06参照)持ち込むことにするか。それでも忘れていた良い本がチラホラ。小学館「ドキュメント『ラブ&ポップ』/吉原有希」は大阪行き決定。1998年刊の、村上龍の小説を原作にした庵野秀明監督の実写映画『ラブ&ポップ』のドキュメント本……と言っても、製作時に密着取材したものではなく、映画公開後に多数の関係者に綿密に取材して紡ぎ上げた一冊である。
2025年10月10日
10/10『素浪人月影兵庫』。
ようやくそろそろと原稿書きを進めるが、もっと集中するために午前のうちに古本を買っておこうと、ブラブラ高円寺へ。「西部古書会館」(2008/10/27参照)の『BOOK&A』展二日目を覗く。先週に引き続き参加しているお店は、その先週と似たような品揃えを見せてはいるが、補充部分もあるようだ。ユラユラと一周して、メディアボックス「俺たちはノイズだ/糸井重里・栗本慎一郎」(家に帰ってパラパラ見ていたら、線引き本だった……ガックシ)朝日ソノラマ 現代カメラ新書NO.50「人物写真/林忠彦」NW-SF社「季刊NW-SF 創刊5周年記念号」光文社「月影兵庫聞書抄 江戸縦横の巻/南條範夫」現代思潮社「戯れ唄集 ことばの国のアリス/矢川澄子」を計1440円で購入する。南條範夫の「月影兵庫」は、近衛十四郎主演のテレビ時代劇『素浪人月影兵庫』が大ヒット。だがあまりに軽妙洒脱なコメディー寄りに作り過ぎたため、南條が『これは月影兵庫ではない』と苦言を呈する事態に(主人公近衛十四郎と品川隆二演じる“焼津の半次”による、面白過ぎる丁々発止の会話が、その主な原因であろう)。だがドラマがあまりに人気のため、設定やキャラや軽妙洒脱派さはそのままに、月影兵庫そっくりの浪人が登場する(もちろん演じるのは近衛十四郎)『素浪人花山大吉』として再スタート。そんなことがあっても人気は衰えず、再び大ヒット時代劇となったのである。『花山大吉』を観たのはもちろん再放送時であるが、コメディーとしての、そして軽ミステリとしての、さらにチャンバラとしての高いクオリティーに、たちまち虜になって毎回逃さず観ていたクチである。エンディング、品川隆二の『風来坊笠』は、今でも空で歌えるぜ!
2025年10月09日
10/9強風後古本。
台風の影響で一日中吹きまくった強い風に巻かれて巻かれて、午後四時前に南荻窪に流れ着く。フラフラ歩いて荻窪駅方面へ、「竹中書店」(2009/01/23参照)店頭二百均台を覗き込むと、古い六十年代の「明星」や「平凡」が何冊か入荷している。おっ!その中にベースボール・マガジン社「CARマガジン 1963.1月 VOL..4 NO.1 ■1963年輸入自動車アルバム」を見つけたので200円で購入する。表紙写真は『HONDA SPORTS 360&500』なのだが、グラビアページには、今や改造車やレストア車は超高額のアメ車が目白押し。そしてスチュードベーカーの『アバンティ』の斬新な未来的デザインに度肝を抜かれ、一目惚れする。

続いて「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)に向かい、白水社「追ひつめられる男/フランシス・カルコ 内藤濯譯」(函ナシ)東京文藝社「旗本勘当男/鳴山草平」河出書房「幻影/吉行理恵」を計440円で購入する。「幻影」は見返しに恐らく献呈署名があったのか、残念ながら切り取られており、故に店頭本と相成った次第。そんな獲物たちを背にして、テクテク薄暗い高架下を歩いて阿佐ヶ谷に帰還する。
※「本の雑誌 栗餅危機一髪号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、もう三十年ほどちょくちょくお世話になっている、阿佐ヶ谷の「銀星舍」をレポート。これからもお世話になります!そして本の雑誌社から、「本の雑誌」とともに「神保町日記2025」というZINEが届いた。本の雑誌社のみなさんによる、7月15日〜8月14日のそれぞれの日記をまとめたものであるが、何故突然このようなものを出版したかと言うと、雑誌でも書籍でもない「ZINE」というものに憧れていたから……とのことである。ありがとうございます!
続いて「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)に向かい、白水社「追ひつめられる男/フランシス・カルコ 内藤濯譯」(函ナシ)東京文藝社「旗本勘当男/鳴山草平」河出書房「幻影/吉行理恵」を計440円で購入する。「幻影」は見返しに恐らく献呈署名があったのか、残念ながら切り取られており、故に店頭本と相成った次第。そんな獲物たちを背にして、テクテク薄暗い高架下を歩いて阿佐ヶ谷に帰還する。
※「本の雑誌 栗餅危機一髪号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、もう三十年ほどちょくちょくお世話になっている、阿佐ヶ谷の「銀星舍」をレポート。これからもお世話になります!そして本の雑誌社から、「本の雑誌」とともに「神保町日記2025」というZINEが届いた。本の雑誌社のみなさんによる、7月15日〜8月14日のそれぞれの日記をまとめたものであるが、何故突然このようなものを出版したかと言うと、雑誌でも書籍でもない「ZINE」というものに憧れていたから……とのことである。ありがとうございます!
2025年10月08日
10/8早速どうにか補充する。
昨日、大阪に古本箱を発送する。大阪『梅田蔦屋書店』で開催中の独り古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』補充用である。古書コンシェルジュさんに『追加が必要な気配がむんむんしています!』と、プレッシャーをかけられていたのである。ということで今日到着して、おそらく週末にはフェア台にお目見えするはずである。愉快な本・おかしな本・珍しい本をたくさん混ぜ込んであるので、引き続きこの風変わりなフェアをよろしくお願いいたします!……あぁ、また、もっともっと古本を買い集めねば……。そして本日は午後三時に三鷹の上連雀に流れ着いたので。北へ北へと向かい、久しぶりの「りんてん舎」(2019/03/30参照)へ。一冊とても気になる本を見つけるが、まぁ焦って買わずともよいだろう。そう能天気に判断して、玄光社MOOK「TOKYO研究室紀行」を110円で購入する。そしてそのまま吉祥寺までテクテク歩き、「古本センター」(2017/03/06参照)で読売新聞社「ピカソ◯女性たち◯展」(1971年。デザインは早川良雄デザイン事務所である)を150円で購入する。続いて本日のゴール、「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。すると店頭の大判ビジュアル本ラックの中に、ちょっと小さめの古い洋書作品集が紛れ込んでいるのに気付く。取り出してみると、おぉっ!アール・ブリュット(生の芸術。アウトサイダー・アートも正にこれである)の始祖であるフランスの芸術家、ジャン・デュビュッフェのミニ作品集ではないか!1968年刊、THE MUSEUM OF MODERN ART NEW YORK「Jean Dubuffet Edifices」……どうやら過激に不定形な建築物の実物写真や異様な計画が集められた一冊のようだ。これはいいものを見つけたぞ。ページの一部が外れているので、均一に放出されたようだが、堅固な作りの本なので、この修復は容易い!(実際直ぐに直りました)と喜び、330円で購入して帰宅する。
2025年10月06日
10/6ひばりが丘でウキウキ!
風が強くなって来た午後一時半過ぎに、ひばりが丘と保谷間の長閑な住宅街に流れ着いたので、西にブラブラ進路を採る。そしてちょっと北寄りに、ひばりヶ丘駅方面に向かいつつ、途中の「ひばりが丘書房」(2025/01/11参照)に立ち寄る。右半分のこども食堂部分に人影はなく、ただ奥の厨房から密やかな話し声が聞こえて来るのみ……というわけでノンビリリラックスして、店内全品150円本の棚を眺め続ける。すると、素晴らしい出会いが連続して興奮!学研 少年少女・新しい世界の文学1「小さなバイキング/ルーネル=ヨンソン作 大塚勇三訳」アロー出版社「死にざまの研究/平岡正明 奥成達」第三書館「Be50's 写真集・ハートはTEDDY PART2〈グループスロットル〉編」を手にして、厨房に声を掛ける。すると精算は隣のお店なので、奥から出て来たご婦人と隣りに向かい、計450円で購入する。ビッケは言わずもがな、「死にざまの研究」は佐伯俊男のカバー装丁&本文カットが強烈な一冊で、執筆者は平岡&奥以外にも、岡崎英生・舎人栄一・白石かずこ・西脇英夫らが寄稿している。そして「Be50's 写真集・ハートはTEDDY PART2」は1980年刊の、日本のロックンロール族&文化&50's文化の写真集。いやぁ、これは大大大満足の三冊である。こんな本たちと、こういう福祉系のお店で超安値でバッタリ出会えたのは、どんなお店も決して疎かには出来ぬという、地道な古本屋さん巡りの大いなる醍醐味を盛大に味わえた瞬間なのであった。

ウキウキと多少スキップ気味に駅に急いで向かい、北口から南口に抜ける。ついでだと、『PARCOひばりが丘店』の「ひばりが丘の古本市」(2023/10/06参照)にも突入する。絵本やビジュアル本に派手に興味を示すご婦人軍団に紛れ込み、一階の会場をぐるりと一周。ノド割れがあるので安値の八曜社「All About Niagara 昭和48年ー昭和54年/大瀧詠一」を800円で購入する。ノド割れは家に帰ってチャチャッと修復し、無事にちゃんとした本となりました。その家のポストには池袋の『大衆文学研究センター』から刊行物が届いていたのだが、何と封筒の後納郵便のマークに“亂”の一字が!イカしてるぅ。
ウキウキと多少スキップ気味に駅に急いで向かい、北口から南口に抜ける。ついでだと、『PARCOひばりが丘店』の「ひばりが丘の古本市」(2023/10/06参照)にも突入する。絵本やビジュアル本に派手に興味を示すご婦人軍団に紛れ込み、一階の会場をぐるりと一周。ノド割れがあるので安値の八曜社「All About Niagara 昭和48年ー昭和54年/大瀧詠一」を800円で購入する。ノド割れは家に帰ってチャチャッと修復し、無事にちゃんとした本となりました。その家のポストには池袋の『大衆文学研究センター』から刊行物が届いていたのだが、何と封筒の後納郵便のマークに“亂”の一字が!イカしてるぅ。
2025年10月05日
10/5原稿を書かずに「チンチンでんしゃ」を修復する。
薄く霧が漂う日曜日。幾つか原稿に取りかからねばならぬのだが。ダラダラウダウダと無駄に過ごした後、古本買いに徒歩で高円寺へ。「西部古書会館」(2008/10/27参照)のスタートしたばかりの『書心会』三日目を覗く。三日目の朝ともなれば、俄然静かな会館内。通路をノロノロと巡り、人文閣「最近捕物實話/楠瀬正澄」光風社 新・推理小説双書「細い赤い糸/飛鳥高」(元セロ付)鱒書房「市民隨筆 蛙のこえ/大宅壮一」を「中央書房」若旦那に挨拶しながら計800円で購入する。家に戻ってもまたもや原稿には取りかからず昼食。その後、仕事部屋の絵本&ビジュアル本ゾーンの整理に取りかかってしまう。一時間以上ガサゴソし、不要本を鞄ひとつにまとめ上げ、外出。ご近所の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)に持ち込み買取を依頼する。さほど時間掛からずに査定終了。交渉成立後、店主・天野氏より、近所に出来たと言う古本も扱うショップについてタレ込まれる。詳しく聞いてみると、駅近くのあの舗装されていない礫が敷かれた道沿いに!?う〜む、とてもお店ができる場所とは思えぬが……だが見せてもらったショップの場所は、確かにそこを指し示している……う〜ん。ベースボール・マガジン社「ベースボールマガジン プロレス 11月増刊号 日本マット界秋の4大決戦特報号」(昭和48年刊)を110円で購入する。せっかくのタレコミなので、件の場所を訪れてみるが、該当する場所には陰気なアパートが二棟……この中の何処かの部屋が、そのショップなのだろうか?だが、お店の気配は何処にも感じられなかったので、今日のところは怖じ気づいて退散することにする。そして家に帰り、またも原稿には取りかからずに、絵本ゾーン整理の過程で見つかった、小学館の絵本68「チンチンでんしゃ」の修復に取りかかってしまう。いつかの「ネオ書房」で入手した一冊だが(2024/05/21参照)、背がセロテープで補修されており、尚且つそのテープが変色劣化していたので、どうにかしたくなってしまったのだ。丁寧にテープを剥がし、背やつなぎ目を細かくボンドで補修して行く……ふぅ、不細工だけど、どうにか見られるようになったぞ。原稿にはとりかかrってないけど、オレえらい!
2025年10月04日
10/4本日は“古書の日”なので。
夕方に二十冊弱の古本ばかりを携え外出。駅に向かう途中から、またもや雨がシトシト降り始める。そして西荻窪に向かい、ビニールカーテンを店頭に巡らせた雨仕様の「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に姿を現す、『フォニャルフ』棚にたっぷりと探偵小説を補充しつつ、今日は10月4日の“古書の日”ということで、古書の日記念の無料冊子「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」サイン入り十冊も並べておく。

盛林堂を楽しみがてら、フォニャルフを見がてら、古本を買いがてら、一冊お持ちください。無くなり次第、ひとまず終了となります(電話での問い合わせはご遠慮ください。取り置きなどもしていませんので悪しからず)。改めて補充する場合は、またブログでお知らせいたします。そして盛林堂ミステリアス文庫新刊「大阪圭吉単行本未収録作品集再編集版 隆鼻術」を献本していただく。ありがとうございます!『探偵作家・大阪圭吉展』開催時に、多くの観覧者さんから品切れとなっている三冊の単行本未収録作品集について聞かれたため、盛林堂・小野氏が即断して刊行を決めた、三冊合本に近い分厚い再編集本である。カバーワークはもはや大阪圭吉と言えばこの方のYOUCHANさん、解説は日下三蔵氏である。そんなものを受け取って色々終えた後、雨にしっとり濡れながら高架を潜って駅北側に出て、こちらも雨仕様の「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。中央公論社「イザベラね/田中小実昌」文藝春秋新社「江分利満氏の優雅な生活/山口瞳」を手にする。「江分利満氏の優雅な生活」は初版で直木賞受賞帯付き!なら買うっきゃないと、店内に飛び込み精算をお願いする……だが、帳場に珍しく店員さんの姿はなく、奥で店主・広瀬氏が電話をする声だけが聞こえて来る……しばらくすると「ちょっと待って下さい」と言うのが聞こえ、広瀬氏が「すみません、いらっしゃいませ」とヒョコッと本の山の影から姿を現した。「こんばんは」と挨拶して本を渡すと、「珍しいじゃないですか」と言われる。だが音羽館にはわりと来ているので「そんなことないですよ。結構本買ってるじゃないですか」と言うと「もっともっと来て下さいよ」と返される。ハイ、こんな風に楽しく古本が買えるなら、仰せの通り頻繁に訪れます!前述の二冊を計700円で購入する。
盛林堂を楽しみがてら、フォニャルフを見がてら、古本を買いがてら、一冊お持ちください。無くなり次第、ひとまず終了となります(電話での問い合わせはご遠慮ください。取り置きなどもしていませんので悪しからず)。改めて補充する場合は、またブログでお知らせいたします。そして盛林堂ミステリアス文庫新刊「大阪圭吉単行本未収録作品集再編集版 隆鼻術」を献本していただく。ありがとうございます!『探偵作家・大阪圭吉展』開催時に、多くの観覧者さんから品切れとなっている三冊の単行本未収録作品集について聞かれたため、盛林堂・小野氏が即断して刊行を決めた、三冊合本に近い分厚い再編集本である。カバーワークはもはや大阪圭吉と言えばこの方のYOUCHANさん、解説は日下三蔵氏である。そんなものを受け取って色々終えた後、雨にしっとり濡れながら高架を潜って駅北側に出て、こちらも雨仕様の「古書音羽館」(2009/06/04参照)へ。中央公論社「イザベラね/田中小実昌」文藝春秋新社「江分利満氏の優雅な生活/山口瞳」を手にする。「江分利満氏の優雅な生活」は初版で直木賞受賞帯付き!なら買うっきゃないと、店内に飛び込み精算をお願いする……だが、帳場に珍しく店員さんの姿はなく、奥で店主・広瀬氏が電話をする声だけが聞こえて来る……しばらくすると「ちょっと待って下さい」と言うのが聞こえ、広瀬氏が「すみません、いらっしゃいませ」とヒョコッと本の山の影から姿を現した。「こんばんは」と挨拶して本を渡すと、「珍しいじゃないですか」と言われる。だが音羽館にはわりと来ているので「そんなことないですよ。結構本買ってるじゃないですか」と言うと「もっともっと来て下さいよ」と返される。ハイ、こんな風に楽しく古本が買えるなら、仰せの通り頻繁に訪れます!前述の二冊を計700円で購入する。
2025年10月03日
10/3無料冊子のサイン本を作成する。
先日購入した春陽堂「紅白縮緬組/國枝史郎」を、熟成した古いお酒を楽しむようにチマチマチビチビ読み進めているのだが、掲載の一篇『辻斬の志道軒』が、時代物なのに意外や意外のロボット人造人間物だったので、仰け反り驚愕する。大正時代の『サンデー毎日』に変名で寄稿した短篇であるが、その先進性には完全に兜を脱ぎまくってしまう。國枝史郎、恐るべし!そんなスリリングな読書を進めつつ、昨日は午後一時に浜田山に流れ着いたので、井の頭線の各駅停車に乗って吉祥寺に出る。「バサラブックス」(2015/03/28参照)でフィルムアート社「映画的!/沢田康彦・畑中佳樹・斎藤英治・宇田川幸洋」を300円で購入してから阿佐ヶ谷に帰還、北口アーケードの「千章堂書店」(2009/12/29参照)でハヤカワ文庫「クローム襲撃/ウィリアム・ギブスン」KKロングセラーズ「ゴジラ来襲!! 怪獣・SF特撮映画再入門/酒井由人・秋田英夫」を計1300円で購入して帰宅する。そして本日は午前中から行動を開始し、まずは高円寺にテクテク向かい、午前十時過ぎに「西部古書会館」(2008/10/27参照)の『書心会』一日目に突入する。混み合う館内を手早く一周し、アルス文化叢書34「鳥居/根岸榮隆」魚住書店「世界残酷異録/永松浅造」興亞書房「変化如来/角田喜久雄」(カバーナシ)を計800円で購入する。昭和十四年刊の「変化如来」が拾い物。同じ出版社の出した大下宇陀兒「鐵の舌」もボロいが所蔵している。

そんなささやかな獲物を抱えてウキウキしながら、中央線に飛び乗り御茶ノ水へ移動。今日は古本市のない「東京古書会館」(2010/03/10参照)に姿を現す。受付の職員さんに挨拶し、上階の会議室で「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算十四年分」にサインを入れる。計六十冊。三十冊は『日本の古本屋メルマガ』プレゼント用で、残りの三十冊は組合から直接『梅田蔦屋書店』に送ってもらうことに。なので大阪には明日辺り到着予定。無事に届いていれば、遅くとも日曜日にはフェア台に姿を現すはずである。お一人さま一冊の無料配布となりますので、何とぞよろしくお願いいたします。ちなみに『東京古書会館』での無料配布は、受付に声を掛けて渡してもらうシステムになりそうです。
そんなささやかな獲物を抱えてウキウキしながら、中央線に飛び乗り御茶ノ水へ移動。今日は古本市のない「東京古書会館」(2010/03/10参照)に姿を現す。受付の職員さんに挨拶し、上階の会議室で「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算十四年分」にサインを入れる。計六十冊。三十冊は『日本の古本屋メルマガ』プレゼント用で、残りの三十冊は組合から直接『梅田蔦屋書店』に送ってもらうことに。なので大阪には明日辺り到着予定。無事に届いていれば、遅くとも日曜日にはフェア台に姿を現すはずである。お一人さま一冊の無料配布となりますので、何とぞよろしくお願いいたします。ちなみに『東京古書会館』での無料配布は、受付に声を掛けて渡してもらうシステムになりそうです。
2025年10月01日
10/1『はじめてのヴィンテージブック』スタート!
正午に特殊な古本たちを携え家を出る。降ったり止んだりの雨に決して濡らさぬよう注意しながら中野へ。『中野ブロードウェイ』三階の「まんだらけ買取処」に持ち込み、買取を依頼する。二十冊ほどだったので、およそ一時間で速やかに査定が終了する。交渉成立の後、四階に上がり「まんだらけ海馬」(2015/02/06参照)をウロウロ。するとミステリ&SF通路で、カバーが傷んでいるのでちょい安めな五月書房「長編推理小説 花火/葉室早生」を見つける。読みたかったマイナー推理小説なので、直ぐさま2800円で購入する。今日も古本を売ったお金で古本を買ってしまった……。

そして本日から大阪『梅田蔦屋書店』で、古本販売フェア『はじめてのヴィンテージブックス』がスタート!大量のクセのある古本を、古書コンシェルジュさんが、気合を入れて見事に美しくディスプレイしてくれました!この中から、ぜひともお気に入りの古本を掘り出していただければ幸いです。随時補充も懸命に行う予定なので、ひと月強の、たった独りの古本フェアを、何とぞよろしくお願いいたします!


撮影は強い味方の古書コンシェルジュさん。
そして本日から大阪『梅田蔦屋書店』で、古本販売フェア『はじめてのヴィンテージブックス』がスタート!大量のクセのある古本を、古書コンシェルジュさんが、気合を入れて見事に美しくディスプレイしてくれました!この中から、ぜひともお気に入りの古本を掘り出していただければ幸いです。随時補充も懸命に行う予定なので、ひと月強の、たった独りの古本フェアを、何とぞよろしくお願いいたします!
撮影は強い味方の古書コンシェルジュさん。
2025年09月30日
9/30古書の日記念小冊子と独り古本フェア。
朝から真面目に原稿書きに勤しんだ後、正午前に外出して、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に出現する。店頭棚を見ながら盛林堂・イレギュラーズに変身し、店主・小野氏が軽ワゴンレンタカーを駆って現れるや否や、助手席に素早く飛び込み、埼玉県某所へ買取に向かう。某郊外の巨大駅で買取依頼主をピックアップし。すぐ近くのマンション一階のトランクルームへ。さらに直ぐさま二部屋分のトランクルームの、古本運び出しに取りかかる。重くデカ過ぎる洋書を中心とした大判本が百冊ほど。それに結束単行本十本弱をワゴン荷室に適確に積み上げ、一時間ほどで現地での作業終了となる。その後は狭い場所で慣れぬ古本選別作業に消耗した依頼主を至近の駅まで送り、三十分ほどで西荻窪に帰り着く。ササッと本を店内に運び込み、吉祥寺にレンタカーを返却して、本日のイレギュラーズは軽快に終了する。おつかれさまでした。
※お知らせ1 10月4日(土)『古書の日』を記念して、東京都古書籍商業協同組合さんが、2011年から年二回ペースで『日本の古本屋メールマガジン』に緩やかに長期連載中の記事(その年の己のクレイジーな活動を、力こぶを入れて報告)をまとめた小冊子を作ってくれました。名付けて「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」。2011年〜2025年間の、個人的に見た、個人的に接して来た古本屋界への私感が、たっぷり凝縮されて収まった一冊です。もう読んでいて、己が齢を重ねて行くのがあからさまに感じられて、楽しいけどちょっと苦しくもありました。「東京古書会館」や古本フェア開催中の「梅田蔦屋書店」でも無料配布予定。詳細は東京都古書籍商業協同組合の“X”にて発表されますので、何処かで見かけたらひとり一冊、どうか何とぞお持ち帰りください!

※お知らせ2 いよいよ明日から、大阪『梅田蔦屋書店』にて、たった独りの古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』が、全館フェアに伴い開催されます。愉快な古本を必死に集めて大量に並べていますので、お気に入りの一冊を見つけてお楽しみいただければ幸いです。随時補充予定&上記の「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」サイン入りを配布してもらう予定です。とにかく西のみなさま、明日からどうか、ルクアイーレ9階の本屋さんにご注目を!
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/49666-1332280905.html
※お知らせ1 10月4日(土)『古書の日』を記念して、東京都古書籍商業協同組合さんが、2011年から年二回ペースで『日本の古本屋メールマガジン』に緩やかに長期連載中の記事(その年の己のクレイジーな活動を、力こぶを入れて報告)をまとめた小冊子を作ってくれました。名付けて「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」。2011年〜2025年間の、個人的に見た、個人的に接して来た古本屋界への私感が、たっぷり凝縮されて収まった一冊です。もう読んでいて、己が齢を重ねて行くのがあからさまに感じられて、楽しいけどちょっと苦しくもありました。「東京古書会館」や古本フェア開催中の「梅田蔦屋書店」でも無料配布予定。詳細は東京都古書籍商業協同組合の“X”にて発表されますので、何処かで見かけたらひとり一冊、どうか何とぞお持ち帰りください!
※お知らせ2 いよいよ明日から、大阪『梅田蔦屋書店』にて、たった独りの古本フェア『はじめてのヴィンテージブック』が、全館フェアに伴い開催されます。愉快な古本を必死に集めて大量に並べていますので、お気に入りの一冊を見つけてお楽しみいただければ幸いです。随時補充予定&上記の「古本屋ツアー・イン・ジャパンの総決算 十四年分」サイン入りを配布してもらう予定です。とにかく西のみなさま、明日からどうか、ルクアイーレ9階の本屋さんにご注目を!
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/49666-1332280905.html
2025年09月29日
9/29九月の終わりに蝉が鳴く。
所々から蝉の鳴き声が聞こえる九月の終り……やはり秋の気配は感じない正午に、世田谷の弦巻町に流れ着く。なので東急世田谷線にゴトゴト揺られ、まずは下高井戸へ。その京王線下高井戸駅2番線ホームで、気になるものを見つけてしまう。『消防ポンプ室』の鉄扉に貼られた、扉開閉の注意喚起を促すステッカーである。何故か劣化が激しく、まるで竹中英太郎描く乱歩の「新青年」掲載の『陰獣』の挿絵のような、素敵な妖気漂う具合に成り果てているのだ。自然のイタズラって、ワンダフル!

そんな馬鹿なことを感じ取りつつ、明大前で井の頭線に乗り換え吉祥寺に出る。「よみた屋」(2014/08/29参照)に立ち寄ると、店内入口脇の55均文庫棚に、裸本の創元推理文庫が結構出されているの出くわす。丁寧に辛抱強く背文字を読み取って行くと、やっつ!新潮文庫の「奇跡のお茶事件/チャータリス 黒沼健訳」を見出したので、ウハウハ喜ぶ。偕成社文庫「アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集[1]」東京創元社「創元推理文庫 解説目録 1977・11」とともに計220円で購入する。

続いて荻窪に総武線で移動し、「竹中書店」(2009/01/23参照)で新潮社「黄色い零戦 イエロー・ファイター/小澤さとる」を200円で購入し、さらに「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)でPOPULAR BOOKS「白妖鬼/高木彬光」を330円で購入し、いつものように歩いて阿佐ヶ谷に帰還する。
そんな馬鹿なことを感じ取りつつ、明大前で井の頭線に乗り換え吉祥寺に出る。「よみた屋」(2014/08/29参照)に立ち寄ると、店内入口脇の55均文庫棚に、裸本の創元推理文庫が結構出されているの出くわす。丁寧に辛抱強く背文字を読み取って行くと、やっつ!新潮文庫の「奇跡のお茶事件/チャータリス 黒沼健訳」を見出したので、ウハウハ喜ぶ。偕成社文庫「アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集[1]」東京創元社「創元推理文庫 解説目録 1977・11」とともに計220円で購入する。
続いて荻窪に総武線で移動し、「竹中書店」(2009/01/23参照)で新潮社「黄色い零戦 イエロー・ファイター/小澤さとる」を200円で購入し、さらに「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)でPOPULAR BOOKS「白妖鬼/高木彬光」を330円で購入し、いつものように歩いて阿佐ヶ谷に帰還する。
2025年09月28日
9/28二匹と仲良くなった日。
風が強く吹き抜ける日曜日だが、午前中はデザイン仕事に従事。昼食後の午後に外出する。総武線と中央線を乗り継ぎ国立駅下車。テクテク歩き、所々にある栗畑を楽しみながら、久しぶりに古本神・岡崎武志邸を訪う。玄関を開けてニコヤカな顔を出した岡崎氏に招かれ邸内へ。たっぷり一時間以上、お互いに必要とするあることについて楽しく話し合う。実に楽しい時間であったが、その間にある奇跡が勃発。氏の家には二匹の猫(黒猫&虎猫)が飼われており、こいつらは以前会った時は非常に引っ込み思案で、なかな姿を見せないのだが(2021/12/23参照)、今回二匹とも可愛く鳴きながら姿を現し、たくさん触らせてくれる始末……おかげで話している間、ず〜〜っと猫を触り続けてしまった……岡崎さん、すみません。決して話を疎かにしていたわけではありません。ただただ、猫が可愛過ぎて……。そして岡崎氏からは、お土産にと、たましん地域文化財団「多摩のあゆみ 第199号」をいただく、何と特集が『多摩の古本屋』!「えびな書店」「徳尾書店」「佐藤書房」が寄稿している。ありがとうございます!帰りに国立駅南口の「みちくさ書店」(2021/02/28参照)に立ち寄ってみると、入居する『国立デパート』の、既存の二店舗分に加え、新たに正面店舗も「みちくさ書店」となっているではないか。どんどん『国立デパート』を侵食して行く様子は、『中野ブロードウェイ』の店舗が次々と「まんだらけ」化して行くのを彷彿とさせる(とういうか、そうなって欲しいと昔書いていたが、現実となりつつあるのは素晴らしい!)。この新たな店舗部分には、通路側に文庫本、店内に日本文学・海外文学・幻想文学・ミステリ&SF文庫・ポケミス・詩歌・多摩関連・自然・実用・暮らし・大判ムックなどを集めている。平凡社「別冊太陽 探偵・怪奇のモダニズム 竹中英太郎・松野一夫」を500円で購入する。
2025年09月27日
9/27やはり「火星探険」を。
頭上に目をやると、そこにはまだまだ夏の空……正午に学芸大学駅近くの『目黒通り』に流れ着く。『東口商店街』を駅方面に伝い、途中の「飯島書店」(2014/04/24参照)に立ち寄る。INAX BOOKLET Vol.5 No.4「建築の忘れがたみ[一木努コレクション]」を8u00円で購入する。良い買物が出来たとウキウキする。そんな気持ちを胸の中に抱いたまま、次第に混雑が減って行く流れで、東横線→山手線→総武線と乗り継いで、高円寺駅にて下車。北口に出て古本修羅で大いに賑わう「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『中央線古書展』一日目に潜り込む。昨日に続き紙物を漁る人が多い…というわけでしゃがむ紙物修羅たちを蹴飛ばさぬよう気をつけながら、ひたすらいつも通りに古本を追い求める。ポプラ社 のびのび人生論7「ほんまにオレはアホやろか/水木しげる」徳間書店「映画紅の豚 GUIDE BOOK/アニメージュと区別編集」工作舎「妖怪草紙/荒俣宏vs小松和彦」新潮社「受胎告知/矢川澄子」小学館「火星探検/旭太郎(小熊秀雄)作・大城のぼる画」を計2600円で購入する。復刻版「火星探険」は買おうかどうか一瞬迷ったのだが、今これが二千円で買えるのはかなりお得なので、思い切って買ってしまった。

というわけで今日の嬉しい三冊である。
というわけで今日の嬉しい三冊である。

