2025年09月26日

9/26ハードデイ・イレギュラーズ!

すでに昨日のことである。予告通りにおよそ三万冊の本を運び出す厳しい仕事に従事するため、午前七時前に盛林堂・イレギュラーズとなる。そして家の近所で、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)小野氏とフミさんの乗る盛林堂号にピックアップしてもらい、一路西へ。東京中心部を抜けるのに少し時間がかかったが、午前八時には現場着。このときちょうど、この巨大買取プロジェクトに関わっている臨時お手伝い古本屋さんも到着。早速四人で五階に上がり、本束を寸暇を惜しんで下ろし始める。しかしこの現場の巨大マンションは特殊な構造をしており。エレベーターがあるのだが、一階と四階と七階にしか停まらないのである。なので五階からは、一度階段で四階まで下ろしてからエレベーターに乗せなければならぬのである。四人のフォーメーションは以下。小野氏が各所に残る本の結束を進めつつ一部運び出し、私が部屋内から玄関まで運び出し(プラス五階踊り場までの運び出し&四階までの運び下ろし)、お手伝い古本屋さんが五階から四階までの運び下ろし&台車積み上げ&運び出し、フミさんが台車での運び出し&カーゴ積み上げ、という布陣である。これだけの荷物、さすがに盛林堂号で運び出すわけにはいかぬので、専門運送屋さんに神保町への輸送を依頼してあるのだが、何と往復三回!午前九時・正午・午後三時過ぎの計三回でどうにかすべてを運び果せるつもりなのである。というわけで、あとはひたすら全員、午後四時前まで三万冊を運び出し続ける(途中昼食休憩あり、近くの団地の商店街の食堂でエネルギー補給。安くて美味しかったのだか、お手伝い古本屋さんの頼んだチキンカツ定食は、四枚の巨大チキンカツが皿からはみ出すデカ盛り!店の人から「がんばってください!」と応援されていたが、あえなく二枚で撃沈。残り二枚は夕食として持ち帰ることに……)。当然重い本を運び続けたので、全員汗塗れ、身体は軋み、指はビニール紐の食い込みで腫れ上がる始末……だが午後四時過ぎには、結局計27カーゴに三万冊を収め、神保町に送り出すことに成功する……ゼィハァゼイハァゼイハァゼイハァ……だが仕事はここで終りではない。すぐさまお手伝い古い本屋さんとフミさんの便乗した輸送トラックを追いかけ「東京古書会館」(2010/03/10参照)に急行し、27カーゴを会館に上手く収めなければならぬのだ!と三十分盛林堂号は夕暮れの街を疾走し、午後五時半に会館着。すると一階ガレージ内はすでに市の準備やら何やらで、カーゴが林立しまくっている状態なのであった。そこで職員さんに相談し、すべてを二階にプールすることが決定。二基のエレべーターを駆使し、一基に2カーゴを載せ、。順繰りに二階へ。午後六時過ぎに無事作業終了となる。小野氏「いやぁ、よく終わったね。スゴい疲れたけど」私「もうめっちゃ疲れた。オレたち全員上弦の鬼と闘ったくらい疲れてるよ」小野氏「何番と闘って?」私「六くらいじゃない……」などと疲れ果てたせいか、戯けた会話をしてしまう。私の仕事はここで終了となるが、盛林堂さんは土曜日月曜日と、この搬入した三万冊を上手く仕分けて魅力ある商品にし、市に出品すると言う大仕事が続くのであった。本当にご苦労さまです。そんな風に働き続けてボロボロになり、午後七時半に西荻窪に帰還する。本日の労い店員特別価格本は、すべて創元推理文庫。「毒殺魔/ディクスン・カー」「名も知れぬ牛の血/ノエル・カレフ「ギデオン警視の一週間」「ギデオン警視の一ヵ月」共にJ・J・マリックを計二千円で購入する。すでに上がらぬ腕に捧げ持ち、やったぁと掠れ声で喜ぶ。
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そして本日は予想通り疲れの溜まったガシガシギシギシ軋む身体に、ピシーリピシリと鞭を打ち、御茶ノ水に出て、昨日も来た「東京古書会館」の『和洋会』一日目へ。紙物目当ての人で賑わう会場を幽鬼のように一周し、季節風書店「うごく顔 創刊号」新人社 世界大衆文学全集8「豹の眼/ビアース」宝石社「別冊宝石107号 ショート・ショートのすべて」小学館入門百科シリーズ3「つり入門/千葉春雄・早川淳之助・巻幡成人」を計1020円で購入し、水道橋まで歩いて総武線各駅停車に乗ってシートに座り込み帰宅する。
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この二冊が嬉しいですな。「うごく顔」は昭和卅四年刊の風俗ゴシップ雑誌。カミのルーフォック・オルメス物『人工処女膜紛失事件』が絵物語で8ページに渡り掲載されている。
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2025年09月24日

9/24頼りになるシモキタにて。

懐かしさを覚えるほど肌寒い早朝だったので、ついに秋が来たのか!と思ってしまったが、お昼近くになれば、強い陽射しと俄然夏の空……どうやら秋はまだ遠いようだ。そんなことを感じて汗をかきながら正午前に若林に流れ着く。ならば古本分母を増やすため!と『環七』と『茶沢通り』を伝って、いつでも頼りになる下北沢へ。通りから横道に入って「ほん吉」(2008/06/01参照)へ。新潮社 一時間文庫「若きピカソのたたかい/ガートルード・スタイン」文藝春秋「飛ぶ孔雀/山尾悠子」冬樹社「最後の二十五セントまで/久保田二郎」を計330円で購入する。通りの戻って渡って「古書ビビビ」(2009/10/15参照)へ。戎光祥出版 ミステリ珍本全集「21世紀失楽園/宮崎惇」を500円で購入する。そして『一番街』に入り、まずは「古書明日」(2017/01/31参照)へ。ツルモトルーム出版局「STAR LOG 月刊スターログ★日本語版1979 MAY No.7」を300円で購入する。さらに商店街を遡り、小さな雑居ビルの二階への階段を上がって「CLARIS BOOKS」(2013/12/01参照)へ。宝島社「別冊宝島 僕たちの大好きなウルトラセブン」を500円で購入し、井の頭線とすぎ丸を駆使して阿佐ヶ谷に帰還する。
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帰宅後、フェア用精選古本五十冊を詰めた古本箱を運び出し、郵便局から大阪「梅田蔦屋書店」に発送する。フェアまで後一週間。古本以外にも、ある隠し球を来週には送る予定である。そして明日は超ハードなイレギュラーズ……三万冊の古本を、素早く無事に運び出すのだ!
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2025年09月23日

9/23秋分の日のイレギュラーズ!

正午前に家を出て西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。集英社「かもしかの娘たち/新田次郎」(献呈署名入り!)アスペクト「貸本小説/末永昭二」を計200円で購入しつつ、盛林堂・イレギュラーズとなる。程なくしてレンタカー・キャラバンを駆って来た店主・小野氏と合流し、東京から至近の他県に買取に向かう。現場では六畳間の二面の壁際に並ぶ大量のミステリ&SF文庫本と、床に積み上がる文庫本箱、それに幻想怪奇系&海外文学の単行本、四千冊弱が待ち構えていた。査定終了&交渉成立後に、直ぐさま運び出しに取りかかる。小野氏が結束を進める中、まずは文庫箱を表に運び出し、続いて結束された本を運び出して行く……さっきまで涼しく曇っていたのに、突然太陽がギラギラと輝き始めたのはどういうわけだ。そんな自然現象を疑問に思いながら、運び出し続ける。そしてある程度表にプールしたところで、キャラバンの荷台に上手に詰めて行く。まずはダンボール箱、そして菊判単行本、さらに四六判単行本、そして文庫本&新書サイズ本。走行中に荷崩れを起こさぬよう、なだらかに古本台地を形成して行く……おぉ、我ながらイギリス郊外丘陵地帯のように美しく積めたな。二人とも超速で作業したので、およそ二時間半で現場作業終了に漕ぎ着ける。ふぅ、ひとまずおつかれさまでした。早々に現場を離脱し、多少の休日渋滞に巻込まれながら、午後四時半に西荻窪に帰り着く。小野氏と店番をしていたフミさんと三人で力を合わせ、一気に四千冊をお店に運び込む。そして空になったレンタカーを返しに行き、本日の作業終了となる。お店に戻った後は、久々に事務所倉庫の方を見せてもらったりして、スゴい本を色々見せてもらったりする。眼福眼福。最後に労いの店員特別価格で、春陽堂 讀物文藝叢書第八篇「紅白縮緬組/國枝史郎」(大正十五年再版。伝奇&怪奇短篇集)を三千円で購入し、さらに盛林堂ミステリアス文庫新刊「YOUCHANドローイング作品集 大阪圭吉を描く」を献本していただく。おぉ、ページを開けば甦る『探偵作家・大阪圭吉展』の思い出よ!
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2025年09月21日

9/21ワルツで初めて古本以外を。

朝からフェア用古本箱の準備を進める……これが打ち止めの四十冊強。後はすべてディスプレイされ、売れ行き次第で補充をドシドシ送るカタチに……あぁ。もっともっと古本分母を増やさねば。というわけで途中で作業を一時おっ放り出して、爽やかだがまだ秋らしくはない街路を歩き高円寺へ。「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『杉並書友会』をノンビリ一回りする。文藝春秋新社「文藝春秋臨時増刊 映画読本」早川書房「車はミステリの名傍役/有瀬瑠範」を計250円で購入し、風に巨木が頭上でざわめきまくる『馬橋公園』を通過して帰宅する。そして再びフェアの準備に没入する。昼食後に本を箱詰めすると、台所の古本分母の減り具合がとても気になってしまったので、ちょっと狩りに出ることにする。今度はテクテク荻窪に出る。「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)に立ち寄ると、店内レイアウトが少し変わっていることに気付く。最奥の通路が行き止まりになり、右奥の児童文学&絵本は多くが入口近くの可動棚に移されている。そんな店内をウロウロして最終的に目についたのが、何と本ではなくミニカーなのであった。店内の所々に、ブリキの電車や面子満載箱や飛行機の雑貨などが置かれているのだが、十台弱の古いミニカーが特に郷愁を誘った。だがその中から選び出したのは、車ではなく、特撮テレビドラマ『サンダーバード』に出て来る“ジェットモグラ”のミニカーモデル。これは…恐らく“サンダーバード2号”のオモチャに付属していたものらしいな。子どもたちの激遊びに晒され、塗装がちょいちょい剥げているが、『MOLE』のデカールが残存しているのがけなげである。気に入って330円で購入する。
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ワルツで初めて古本以外のモノを買った気がする……だがこれじゃぁ、古本分母は増えないじゃないか。何をやっているんだ、オレは。というわけで駅北側に出て「古書かいた」(2022/07/07参照)にも顔を出す。三一書房「赤い帽子の女/水のないプール プロセスノート・初稿シナリオ/内田栄一」を110円で購入する。『赤い帽子の女』は柛代辰巳が監督、『水のないプール』は若松孝二が監督している。
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2025年09月20日

9/20雨だから一気に高円寺へ。

いきなりニヤついてしまうほど涼しくなった昨日は、午前九時過ぎに家を出て、中央線で御茶ノ水に急行。坂を下って「東京古書会館」(2010/03/10参照)にたどり着くと、地下ホールの催事『趣味の古書展』一日目はまだ開場しておらず、地下から一階入口まで静謐な行列が伸びている。入口際であるその列の最後方に着くと、すぐに列が静々と動き始めた。そのスピードに同調して地下に下り、荷物を預けて会場入りする。スイスイと会場を一周二周し、結局三冊を手にして帳場で精算の順番を待つ。小学館「妖怪大図解/水木しげる」岩谷書店「別冊宝石 読切探偵小説傑作集」新潮社「書下し大コラム」を計600円で購入する。「別冊宝石」は昭和二十七年刊の別冊16号。岡田鯱彦『幽冥荘の殺人』宮原龍雄『不知火』角田実『スクール殺人事件』千代有三『肌の一夜』を掲載。そしてなかなかの収穫は昭和59年刊の「大コラム」であろうか。当時活躍の知識人・有名人百人のコラムで構成された全438ページの分厚い一冊である。表紙は原田治。
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古書会館を離脱したら、しばらく神保町をウロウロ。「アカシヤ書店」(2011/10/13参照)で生活社「鋏だこ/勅使河原蒼風」新潮社「海外文學新選第廿八編 令嬢エルゼ/シュニッツレル」を計200円で購入し、「@ワンダーJG」の奥の古いミステリ&古書売場が一掃され、アメコミ売場になっておいるのを目撃してから、坂を上がって御茶ノ水駅から帰路に着く。

そして本日は午後三時に祖師ケ谷大蔵の外れに流れ着いてしまう……そして雨がサーサー降り始めてしまった。こうなると古本屋さんの店頭は雨仕様となり、ちょっと魅力が半減してしまうのだ。なのでいっそのこと小田急線沿線の古本屋さんに立ち寄ることは諦めて、一気に高円寺に向かうことにする。「西部古書会館」(2008/07/27参照)は『杉並書友会』一日目である。時刻はすでに午後四時を回っているので、多少の諦めムードを漂わせながら通路を一巡するが、なかなかどうして。結構抱え込んでしまっているのであった。講談社「透明な季節/梶龍雄」文藝春秋「洋酒天国 世界の酒の探訪記/佐治敬三」鱒書房「巴里横丁/松尾邦之助」奇想天外社「吸血鬼だらけの宇宙船 怪奇SF映画論/石上三登志」集英社「芸夢感覚 フランキー人生劇場/フランキー堺」ケイブンシャの大百科29「仮面ライダー大百科」寶文館 若草第九巻第一號附録「モダン・ポケット秘書 附若草・スピード年鑑」を計1350円で購入する。昭和八年刊の新年號附録冊子「モダン・ポケット秘書」が収穫である。昭和初期の事象・用語・ビッグデータなどをまとめた、。デザインもタイトル通りにモダンな一冊なのである。
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そして10/1(水)から始まる、大阪「梅田蔦屋書店」の秋の全館フェア『Nice to Read you −はじめましての1冊を−』のHPが公開になりました!
https://store.tsite.jp/umeda/NicetoReadyou/
ちなみに私のフェア『はじめてのヴィンテージブック』のページはこちら。
https://store.tsite.jp/umeda/event/shop/49666-1332280905.html
変です!安いです!面白いです!クレージーです!ぜひともよろしくお願いいたします!
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2025年09月18日

9/18昭和四十年代、Q太郎とカローラ。

午前十一時に吉祥寺と三鷹の間に流れ着く。ここからなら、久しぶりに三鷹の「りんてん舎」(2019/03/30参照)に向かいたいところだが、開店まで後一時間もある……致し方ない、吉祥寺に向かおう。この時間から開いている古本屋さんは……まずは「古本センター」(2017/03/06参照)へ。広済堂 豆たぬきの本「大予言 未来を透視する驚異の予知能力/宮崎惇」を550円で購入する。続いて「よみた屋」(2014/08/29参照)へ。小学館 Lapita Books「白土三平の好奇心1 カムイの食卓/白土三平」トヨタ自動車工業株式会社「トヨタカローラ1100」を計440円で購入する。カローラのカタログは結構な拾い物である。全28Pでオールカラーの、昭和四十年代を感じさせる写真豊富な大判カタログなのだが、メカ的な紹介ではなく、普段どのように使いどのような場面でこの車が映えるかに特化する、一般的な感じが大変好ましいのだ。そんな本たちにすっかり満足を覚え、正午前に家に戻る。そしてしばらくすると、ポストにヤフオク落札品が届いたとの報告あり。階下の集合ポストから回収し、袋から取り出す。小学館まんが文庫1「オバケのQ太郎/原作・藤子不二雄 絵・東京ムービー 文・上崎美恵子」である。ライバルなしの2002円にて落札す(ちなみに出品者は静岡の古本屋さん「太田書店」(2014/06/16参照)であった)。昭和41年刊でカバーナシ。そしてところどころに子供心の落書きありの一冊。『小学館のまんが文庫』……こんなハードカバーの児童書があったとは、全く知らなかった。本文は絵物語構成で、その絵には放送された白黒オバQのセル画がそのまま使用されている。『正ちゃんQちゃんの じょうば』『とくだねは まかせろ』『がりべんは つらい』『はろう どろんぱ』四話を収録。あぁ、Qちゃんは、本当に本当に可愛いなぁ……。
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というわけで、ともに懐かしの昭和四十年代なのである。もう今から五十年以上前になるのか……。
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2025年09月17日

9/17石神井でスヌーピーを。

まだまだ続く真夏の暑さに体力を奪われ、午後三時に石神井台に流れ着く。体力が残り少なくとも古本は買って帰らねばと、直線の『富士街道』を車に脅かされながらひたすら歩き、石神井公園駅方面へ。まずは「エコキーパーズ」(2013/01/29参照)に立ち寄り、秋田書店サンデー・コミックス「惑星ロボ ダンガードA 1・2/松本零士」を計600円で購入する。この漫画、タイトルの巨大ロボット『ダンガードA』が全然出て来ない不思議な展開なんだよね……。そこからさらに駅に接近し「草思堂書店」(2008/07/28参照)へ。奥のレジ近くの古書棚で、婦人生活社 20th Anniversary sesame別冊第2付録「SNOOPY BOOK」という小冊子を見つけたので300円で購入する。平成七年刊の雑誌付録本で、全142p。キャラクター紹介・ピーナッツヒストリー・名言集・スヌーピ−タウンなど、内容盛りだくさんな上、当時のスヌーピー商品の広告も盛りだくさんで、見ているだけで楽しい一冊なのである。そんなものたちが買えたので、駅前から阿佐ヶ谷行きバスに乗って帰宅する。
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※「日本古書通信 2025年9月号」のリレー連載『ミステリ懐旧三面鏡』は北原尚彦氏の番。大久保にあった伝説の元貸本屋「ピノキオ書房」で、山田風太郎や「凶賊ジゴマ」を一冊200円で買うお話。このお店については野村宏平氏の光文社文庫「ミステリーファンのための古書店ガイド」のコラム『貸本屋の魅惑』にも登場している。…あぁ、本当に羨ましい……。
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2025年09月16日

9/16今年の独り古本フェアは『はじめてのヴィンテージブック』。

昨日は長々と電車移動して東東京の外れに顔を出し、駅近くの臨時海鮮丼屋前で、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)小野氏・フミさん・緊急結束要員の古本屋さんと合流し、まずはあなご重を食べて腹ごしらえ、満腹してから、すでに一週間前と午前中から、とある大書庫の整理に取りかかっていた買取現場へと赴き、盛林堂・イレギュラーズとなる。今日の私のお仕事は、本をひたすら結束する三人が作り出す本束を、適宜家内様々な場所に移動して積み上げ、動線を確実に確保することである(その他に棚の上に隠れた本下ろしや、本棚の棚板外し、ゴミ集め、そして最終的な本束数確認など雑用もあり)。というわけで、ほぼ引っ越し作業と同等の肉体労働を、午後一時より午後五時まで黙々と継続する……ふぅ、ハードワークですな。およそ四百本、一万冊以上は運んだ計算になるか。この時点で、どうにか書庫整理の終りが見えた感じとなる。結束本は千本ほどと三万冊近い大量さである。後は月末に細かい残り作業を行いつつ、大量の本束を何回かに分けて神保町の市場へ運び出すのである。その絶対に過酷な作業にも当然駆り出される予定。そんな単純でハードな作業の労いとして、京橋書房「智恵の一太郎/江戸川乱歩」を小野氏より渡される。うぉっ!これは乱歩の少年科学推理小説集!と喜び、蓄積された筋肉疲労が一瞬のうちに霧散する。月末の運び出しも、がんばるぞぉ!
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そして本日は午後に下北沢に出る用事があったので、当然「ほん吉」(2008/06/01参照)に寄る。小学館「立体写真集 NIPPON/編・伴田良輔」を550円で購入する。だがこのままでは古本心が激しく物足りなさ気なので、井の頭線で東松原に移動して「古書瀧堂」(2014/05/01参照)へ。第二書房「乳房よ 永遠なれ 薄幸の歌人 中城ふみ子/若月彰」丸善「謎の発光体 球電/エゲリ・ジョルジ 大槻義彦監修」CBSソニー出版「悪魔と踊れ ローリング・ストーンズ物語/スタンリー・ブース」洋泉社「映画秘宝 あなたの知らない怪獣秘大百科」エコー企画「別冊シティロードNo.1 特集もうひとつの'80年代を読む!」を計1320円で購入する。おぉ、好みの本たちで古本分母が増えた感じだ!と小さく喜ぶ。

さて、こんなにも必死に日々古本を掻き集めて,、コツコツコツコツ送り続けていたのは某フェアのためである。そしてその某フェアとは、去年もやった、大阪「梅田蔦屋書店」エスカレーター前一等地の、たった独りの古本フェアである。今年は、秋の全館フェアの一部として開催され、その名も『はじめてのヴィンテージブック』!

新刊書籍は広大な本の世界のほんの一部。絶版本や昔の雑誌など、古書でなければ手に入らない稀少な本の世界に興味はあれど、どこから手をつけたらいいものやら、という方のために、日本全国の古本屋を巡り、稀書・珍本から雑本とも呼ばれる愛すべきスキマ本などを探し続ける古本界の探検家、小山力也さんが水先案内人となって、奥深い古書の世界をご紹介します。

ということなのであります。開催期間は、10/1(水)〜11/9(日)まで。詳細追ってお知らせしますので、何とぞ私の渾身の古本たち五百冊を、よろしくお願いいたします!
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2025年09月14日

9/14祭礼の街で古本を。

午前九時半に家を出て、祭礼でうかれる街を切り抜けて高円寺の「西部古書会館」(2008/07/27参照)へ。『好書会』二日目を覗く……こっちだって祭だぞ。会場内を簡単に一周して、新宿書房「火の玉ボーイとコモンマン 東京・音楽・家族 1951〜1990/鈴木慶一」を660円で購入する。そこからこちらも祭礼で浮き足立つ西荻窪に移動し、「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。双葉社「青春遊泳ノート/浅川マキ・竹中労・石堂淑朗・嵐山光三郎・唐十郎・深沢七郎」精選覆刻紀伊國屋新書「都市デザイン/黒川紀章」岩谷書店「探偵小説年鑑1955年版 上巻/探偵作家クラブ編」(裸本)を計300円で購入しつつ、午後には御神輿を担ぐのでソワソワしている店主小野氏に赤を入れた某ゲラを渡し、さらに明日の緊急イレギュラーズについて打ち合わせる。お店を出たらテクテク歩き続け、これも祭礼で湧き立つ吉祥寺に出る。「よみた屋」(2014/08/29参照)で角川文庫「長編推理小説 アメリカ・ロデオ射殺事件/エラリー・クイーン」東京創元社「創元推理文庫 解説目録 1973・4 1976・6 1976・10」を計220円で購入した後、さらに南口駅前の「古本センター」(2017/03/06参照)で、中央公論社「恋愛実務知識/丸尾長顕」を80円で購入する。
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本日嬉しかったのはこの二冊。「青春遊泳ノート」は残念ながら本文後半に水濡れ跡ありだが、百円ならなんのそのである。「アメリカ・ロデオ射殺事件」は昭和三十八年初版。昭和三十年代の角川文庫海外推理小説のカバーは、独特な味があり好みなのである。
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2025年09月13日

9/13ライダー図鑑とロマンポルノ脚本。

午後二時過ぎに東小金井に流れ着いたので、何処までも続く住宅街をツラツラと南に抜け、新小金井に出る。そして地元商店街の一角にある「尾花屋」(2017/06/15参照)へ。ここへ来るのはかなり久しぶりである。店頭と左のセパレート文庫ゾーンを眺めてから店内へ。入口脇の絵本棚を丹念に眺めてから、奥へ奥へ。すると絶版漫画ゾーンに、カバーナシの秋田書店「カラー図鑑 7人ライダー/冒険王編集部編」見つけてしまったので、2500円だがスパッと購入してしまう。昭和53年の3版である。
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お店を出たら東小金井に引き返し、中央線と総武線を乗り継ぎ高円寺へ。「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『好書会』一日目を覗く。すると入口入って直ぐの「古本案内処」ゾーンに、たくさんの日活ロマンポルノの映画台本が重ね面陳されているのが目に留まる。少し食指が動いたので懸命に掘り進めてみると、ぬおぅっ!カルト的名作の『暴行●切り裂きジャック』を発見!やった!脚本は桂千穂で、監督は長谷部安春。1976年の作品で、シリアルキラー青春ピンク映画なのである。
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他に日本テレビ「笑点(3)/日本テレビ編」新潮社「地下街の人びと/ジャック・ケラワック 古沢安二郎訳」鱒書房「青いノート/乾信一郎」(カバー傷み。NHKラジオドラマの原作である)を選び、計1500円で購入する。今日の夜は、仮面ライダー図鑑を愛でつつ、にっかつロマンポルノ名作の脚本を読み進めることにしよう。
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2025年09月12日

9/12「阿呆宮一千一夜譚」!

今日も雨が降りそうだなと、不安定な空模様を気にしながら午前九時過ぎに家を出て、駅前で用事を片付けてから中央線に飛び乗ると、ダイヤが乱れておりノロノロ運転。目的の御茶ノ水駅に到着したのは、午前十時八分であった。急坂→神社の境内といつも通りのルートを通過して「東京古書会館」(2010/03/10参照)地下ホールの『書窓展』一日目へ。途中の踊り場で壁にポスターを貼っていた職員さんに挨拶すると「存分に楽しんで来て下さい」と微笑まれる。荷物を預けて、活気溢れるホール内へ。「かぴぱら堂」の長い壁棚を眺めつつ、左奥の古本神&古本修羅が重なり合う「あきつ書店」の棚へ。皆の身体越しに見える古書棚が、早くおいでおいでと激しく呼んでいる……。そこから会場を二周し、計七冊を腕の中に収める。松光書院「文吉捕物帳/栗島狭衣」(函ナシ)審美社「二人の友/小山清」平凡社カラー新書「薔薇幻視」「香りへの旅」ともに中井英夫、桃源社「悪魔の火祭/高木彬光」八紘社大陸版「阿呆宮一千一夜譚/乾信一郎」(裸本で元貸本)三木書房「ルパン怪奇探偵譚 水晶の栓/ルブラン作 保篠龍緒譯」を計3600円で購入する。「文吉捕物帳」は昭和十三年再版で、大阪の出版社が捕物帳ブームにあやかり、作者と出版社が組んで弗箱を積むために出した一冊(“まへがき”にそう臆面なく書かれているのだ)。そして嬉しいのは、乾信一郎の「阿呆宮一千一夜譚」!昭和十四年刊の五版で、雑誌「新青年」連載のナンセンスコントをまとめた一冊である。やれ嬉しや嬉しや。ホクホクしながら快感を出た後、神保町を巡っていると古本神・森英俊氏に遭遇。「なごみ堂」さんから預かったと言う、ずいぶん前に作ったお店のノベルティであるデッドストックのボールペンを、北原尚彦氏分も含めて二本受け取る。
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元か資本であるが、印と見返しに書き込みがあるくらい。装幀は清水昆で、タイトルは著者本人によるものである。
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2025年09月10日

9/10雨に降られる前に買う。

朝から某念校ゲラ読みを進めつつ、精選古本箱をエッチラオッチラ郵便局まで運び、大阪「梅田蔦屋書店」に発送する。西のみなさま、もうすぐ新鮮な古本ネタが古書棚に並びますので、今しばらくお待ちください。そんな風にちょっと体力を使って家に戻り、再度ゲラ読みを進めつつ、雨が降る前に古本を買いに行こうと、ムシムシした表に飛び出す。やって来たのは新宿『サブナード地下街』の「古本浪漫洲Part.5」(2010/03/04参照)の300円均一二日目である。各ワゴン各棚をひょいひょい見まくり、河出書房新社「別冊文藝読本日本の名探偵/横溝正史編」講談社「アヤツジ・ユキト 1987-1995/綾辻行人」中央公論社「肌色の月/久生十蘭」アンディ・ウォーホル展実行委員会「アンディ・ウォーホル展 1989」を計1200円で購入し、レジの中央書房若旦那と挨拶を交わす。
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三百均に相応しい小物ばかりであるが、今回私のここでの運は、飛鳥高の署名本で使い果たしているので納得である。そして家に帰り着く寸前で土砂降りの雨が降り始めるが、それほど濡れずに帰り着き、ホッとする。

※おそらく書店に並び始めている「本の雑誌 鰯雲ぷかり号」の連載『毎日でも通いたい古本屋さん』では、横浜・山手の奥が研究準備室のような「古書 自然林」で古本買い!唐突なウルトラマンの胸像にもトキメキを覚えています。
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2025年09月09日

9/9急遽二往復する。

正午前に幾ばくかの精選古本を携え、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)へ。『フォニャルフ』棚に補充した後、“盛林堂・イレギュラーズ”となり、軽ワゴンレンタカーを駆って現れた小野氏と合流し、本日の買取場所に向かう。買取場所の関係上、必ず通らなければならない至近の商店街が、午後四時〜六時は通行止めになってしまうので、必ず午後四時前には現場を離脱しなければならないのだ。なので早めに行動開始し、憂慮する事無く余裕で作業を終わらせるつもりであった……だが現場に到着すると、広い玄関に蝟集した本束は、どう見積もっても当初告げられていた千冊を遥かにオーバーした、およそ二千冊の山なのであった。だがこちらは古本のプロ(私は単なるバイトであるが……)。意地でも全部運び出します!と即座に急遽二往復することにし、直ぐに作業に取りかかる。本はすべて依頼主が十字縛りで結束されていたが、紐が緩く束の冊数も少ないので、意外に運び込むのに手間がかかる。だが懸命に汗だくで作業し、取りあえず荷物室を七分目くらいに埋め尽くし、一度西荻窪へ戻る。店裏の倉庫にまたも汗だくになりながら一気に運び込み、再び買取現場へ。その途中で祖師ケ谷大蔵の『ウルトラマン商店街』を通らなければならなかったので、小野氏にウルトラセブン像(2025/04/24参照)・カネゴン像(2020/07/08参照)・ウルトラマン像のある場所を教えると、タイムリミットがあるのに御丁寧すべて見て回ることに……いや、興味を大いに抱いてくれて嬉しいのだが、今は本の搬出の方が先では……。と焦るバイトの気持ちを知ってか知らずか、像を見る度に小野氏は歓声を挙げる。そんなことがありながら、どうにか買取現場に午後三時前に再着し、一気に残りの本束を運び出す。そして帰りは、依頼主に教えていただいた。さらなるゾフィー像・ウルトラマン像の商店街ゲート下に吊り下げられた飛行形態を鑑賞し、午後四時前にお店に帰り着く。今度はお店に本を下ろし、最後にレンタカ昭和59年ーを返却して任務終了。おつかされまでした!帰り道の阿佐ヶ谷「ネオ書房」(2019/08/11参照)にて、講談社「テレビマガジン」3月号付録「宇宙刑事シャイダー/まんが・のなかみのる 原作・八手三郎 構成・金田益美」を500円で購入して帰宅する。
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2025年09月08日

9/8九月の盛夏の荻窪と吉祥寺にて。

九月の盛夏に辟易しながら、午後一時半に成田東の住宅街に流れ着いたので、懸命に水分を補給しながら荻窪に出る。「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)で、仮面社「心中天網島 篠田正浩作品集」洋泉社「映画秘宝vol.5 夕焼けTV番長」を計440円で購入する。古本分母が微増したので少しだけ安心したが、まだもうちょっと買っておくべきだな、と総武線で吉祥寺に移動する。車両最後尾に乗り込み、ホーム東端の小さな階段を下って、駅商業施設を抜けて吉祥寺の街へ。「よみた屋」(2014/08/29参照)店頭で背中を太陽にジリジリ焼かれながら店頭棚を注視する。晶文社「映画だけしか頭になかった/植草甚一」東京創元社 クライム・クラブ10「死刑台のエレベーター/ノエル・カレフ」「第18回オリンピック東京大会 バレーボール プログラム 駒沢バレーボールコート 横浜文化体育館」を計330円で購入する。「死刑台のエレベーター」函がボロボロだったので均一に出されていたのだが、家に帰りどうにか修復し、少しは見られるようになった。人間諦めないのが肝心である。
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というわけで本日の嬉しい二冊。クライム・クラブシリーズは花森安治装幀で、東京オリンピックプログラムは、亀倉雄策制作ののシンボルマークが金で輝く、勝井三雄のデザイン!ともに現在でも充分通用する一流のお仕事ですな。
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2025年09月07日

9/7日曜日の地下街で署名本を。

午前中は飛び込んで来たデザイン仕事とひたすら格闘。すっかり夏が戻って来た午後に外出し、新宿まで出て『サブナード地下街』の「古本浪漫洲Part.4」(2010/03/04参照)を訪れる。サブナードが結構な人出なので、当然浪漫洲も賑わっているわけである。さすが日曜日。そう思いながら棚やワゴンに視線を走らせて行く。すると上部が図録や大判本で、下の平台に単行本が並ぶ500円ワンコインコーナーで、新芸術社「青いリボンの誘惑/飛鳥高」を手にする。1990年刊の、しばらく筆を折っていた飛鳥の復帰作である。ぴょんと飛び上がって喜びたいことに、この本なんと本扉裏に万年筆で署名が入っていたのである。
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やった!ニコニコしながら500円で購入する。この後は高円寺に移動し、「西部古書会館」(2008/07/27参照)にて『高円寺均一まつり』二日目(全品百円)を覗く。スル〜〜ッと気楽に見て回り、講談社X文庫「SFX映画の世界 完全版2/中子真治」光文社文庫「異形コレクション ロボットの夜/井上雅彦監修」三推社講談社「バイクフリークたちの午後/山川健一」中央公論社「僕の日本拝見/大宅壮一」を計400円で購入する。なかなか良い本が残っていて幸せである。「バイクフリークたちの午後」は著者とバイク好き著名人(根津甚八・清水国明・伊丹十三・豊田有恒・御厨さと美・パンタ・松本隆・冨田勲などなど)の対談集である。帰りのトコトコ歩いている『早稲田通り』で、元セブンイレブンが女性専用ジムになっているのに気づく。その名も『アマゾネス』……格好良いな。かなり強くなれそうだな。
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2025年09月06日

9/6今日は計十五冊。

午後一時過ぎに上荻の明るい住宅街に流れ着いたので、ツラツラと荻窪に向かう。途中、『環八』脇の薄暗い歩行者用トンネルで中央総武線下を潜り、南側に出てまずは「竹中書店」(2009/01/23参照)へ。作品社「釣堀池/小島信夫」を200円で購入する。続いて「古書ワルツ荻窪店」(2020/07/30参照)の赴くと、偶々野村氏がお店の外に出て来たところだったので、笑顔で挨拶を交わす。大日本の創作絵本「ねらってる ねらってる/東君平=文杉浦範茂=絵」(カバーナシ)福音館書店《こどものとも》203号「てぶくろくろすけ/川崎洋さく 長新太え」こどものとも年少版「ありがとう/舟崎克彦さく 宇野亜喜良え」を計990円で購入する。そこから高円寺に総武線で一気に移動して、「西部古書会館」(2008/07/27参照)の『大均一祭』一日目の二百円均一に突入する。あするとガレージでハヤカワ文庫「モナリザ・オーヴァ・ドライヴ/ウィリアム・ギブスン 黒丸尚訳」を見つけて小躍り。さらに同種のサイバーパンク小説を手にして、リュックを背負ったまま館内へ(均一祭の時は、荷物を預けても預けなくともOK)。すいすいと一周して、ハヤカワ文庫「ニューロマンサー/ウィリアム・ギブスン」「スキズマトリックス/ブルース・スターリング」(ちなみに『日本の古本屋』内の「佐藤書房」(2009/08/26参照)の「スキズマトリックス」商品ページの説明は熱々で最高である)講談社X文庫「SFX映画の世界 完全版1/中子真治」新潮社「音楽の庭 武満透対談集」笑の泉社「臨時増刊 笑の泉 世界艶笑怪奇読本NO.6」白水社「墓地/中井英夫」大田出版「笑う写真/南伸坊」河出書房新社「澁澤龍彦を語る 1992〜1995の対話」学研《クトルゥー神話セレクション》「クトルゥー怪異録 極東邪神ホラー傑作集/菊地秀行・佐野史郎ほか」とともに計二千円で購入する。ふぅ〜、買ったなぁと思いつつ、最後に帰り道の「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)で、双葉社「日本推理小説論争史」を500円で購入し、いつものように『早稲田通り』を伝って徒歩で帰宅する。
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このあたりが本日の嬉しいところである。
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2025年09月05日

9/5台風でも古本を。

さて、台風接近の影響で前線が刺激され大雨であryが、古本は買いに行かなければならぬ。というわけで午前九時過ぎに大きめのビニール傘を差しかけ、たちまち足をびしょ濡れにして、ダイヤの乱れた中央線から山手線に乗り換えて五反田着。駅東側の蜘蛛の巣のカタチの如き裏路地を抜け、「南部古書会館」着。『五反田遊古会』一日目である。さすがに雨が酷いせいか、ガレージには数人のお客さんしかいない。本もほとんど動いていない……とそこに古本屋さんがひとり現れ、「すいません、雨が吹き込みそうなので、シャッターの上の方を下ろします」とガラガラ。傘を会館入口脇に設置された傘立て(すでに傘でいっぱい)の横に置き、ガレージへ。するといきなり、婦人画報社「トラッド歳時記 本格派のためのおしゃれがいど/くろす・としゆき」が目に飛び込んで来たではないか!こりゃぁ幸先の良いスタートだと感じ入り、たちまち他にも五冊選び出す。新潮社「おとなしい妻/多岐川恭」河出書房「黒い河/富島健夫」講談社「小説 巨人の星/梶原一騎」カッパ・ブックス「白いめまい/島内透」秋田書店サンデー・コミックス「大長編怪奇コミックス 黒いねこ面/楳図かずお」とともに計1200円で購入する。たちまちリュックはドッシリとなるが、まだ帰るわけにはいかない。その重いリュックを預けて二階への階段を上がる。するとこちらは大雨なのに大賑わいである……さ、さすがは古本好きたちだ!こちらも負けじと会場をグルグル。角川文庫「エレファントマン/マイカル・ハウエル ピーター・フォード」小学館コロタン文庫43「ドラえもん全百科/監修 藤子不二雄」扶桑堂縮刷涙香集第十偏「白髪鬼」(何故か函は「人の道」……)福音館書店 「母の友」・絵本67「こどものとも スーホのしろいうま/大塚勇三やく 赤羽末吉え」「母の友」・絵本72「こどものとも うちゅうの7にんきょうだい」「こどものとも」90号「ローノとやしがに/北杜夫さく 池田壽之え」を計1100円で購入する。平台の下にあった絵本が特に嬉しい収穫である。「スーホのしろいうま」は1961年の初版ソフトカバーである。「うちゅうの7にんきょうだい」は、宇宙の果ての暗い隅っこにいた星の七人きょうだいが、地球目指して進んで行くうちに、太陽系でお気に入りの星をそれぞれ見つけて衛星になっていくという、大きな物語のSFファンタジー!これは素晴らしい!
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これらが今日の嬉しいところ。「黒いねこ面」もたまらんね。良い買物ができました。
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2025年09月04日

9/4別名義と本名。

午後一時前に宮坂の『世田谷八幡宮』に流れ着く。それにしてもこの辺りに外国人観光客がワンサカ押し寄せているのはどういうわけだ?……『豪徳寺』の招き猫目当てだろうか?そんなことをボンヤリ思いながら、歩いて小田急線豪徳寺駅へ。各駅停車に乗って下北沢に移動し、まずは店頭が雨仕様の「ほん吉」(2008/06/01参照)へ。現代書館「下駄ばき対談/金子光晴」マガジンハウス「少年ブルータス 死ぬまでマンガを読みたい。」を計330円で購入する。次は緩い店前の坂を逆戻りして、「古書明日」(2017/01/31参照)に直行する(「古書ビビビ」(2009/10/15参照)では朦朧として高い本を買ったばかりなので、怖じ気づいて回避)。こちらも店頭ワゴンが横向きにテント下に収納された雨仕様である。あぁ!また探偵小説作家・朝山蜻一の本名、桑山善之助名義の「笑いの科学」を見つけてしまった。しかも帯付きなので何はともあれ確保する。他に青娥書房「蝶の道/田中清光」(署名入り)国土社「人形劇のバイエル/森昌二」を掴み、さらに店内で講談社「完全犯罪/加田伶太郎」が五百円で並んでいたので喜び、計800円で購入する。
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福永武彦の別名儀本と、作家の本名名義本の組み合わせである。「完全犯罪」は先日、荻窪の「岩森書店」(2008/08/23参照)で百均棚に並んでいるのを見つけ一瞬喜んだのだが、本文を確認すると何ページか破れをセロテープで補修してある代物であった。なので購入を見送ったのだが、またこんなところで安値で出会えるとは、ホンワカ幸せである。
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2025年09月03日

9/3対策が功を奏す。

家で色々やいのやいのやっていたら、夕方にゆうパックが届けられる。先日千五百円で購入した、残念ながら一枚足りない白泉社チェリッシュ・ギャラリー「内田善美 自選複製原画集 少年たちの記憶」(2025/08/28参照)の対策として購入したブツである。事の起こりは、足りないのが悔しくて、『日本の古本屋』で複製原画集を検索したところ、これも中身の四枚欠けた複製原画集が、千円で売られているのを発見したのである。こ、これはもしや!と慌てて紹介写真を確認したところ、こちらの足りない一枚がちゃんと含まれているではないか!オレはツいてるぞ!これは、奇跡だ!とすぐさま注文。それが本日届いたわけである。送ってくれた古本屋さんは豊橋の「湧書館」。その昔、笹塚に実店舗があったお店である(私は未踏である)。そんなことを思いながら、十円と十五円の切手が表裏全面に貼られたダンボールを開け、ワクワクしながら中身を取り出す。外箱を開け、件の一枚を探すと、あったあった!おまけに原画をまとめる帯まで付いているではないか。幸いに両方とも初版なので、これをまとめて完品にすることに、何の問題もない!というわけで、悔し涙を流してから六日目に、嬉し涙を流す結果と相成る。
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それにしても、この余ったブツはどうするか……。
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2025年09月02日

9/2古本を買わねば!

朝から一気呵成に原稿書きに取り組み、仕上げた後に某フェア用古本箱発送の準備に取りかかる。もはや午前中も涼しくなくなってしまったが、午後の炎熱地獄よりはまだマシである……。そんな風に午前を過ごし、午後に白熱太陽の下に飛び出す。西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に姿を現し、小学館「新ニッポン百景/矢作俊彦」宝石社「1961 推理小説ベスト20 2/日本探偵作家クラブ・篇」大田区立郷土博物館「工場まちの探検ガイド」を計300円で購入しつつ、某ゲラの受け渡し、偶々居合わせた「古書ワルツ荻窪店」の野村氏と挨拶を交わす。そして最近の極上買取品を見せていただき魂をブルブル震わせた後、暑い表に飛び出てせっかくなので吉祥寺に足を延ばす。「よみた屋」(2014/08/29参照)で新潮文庫「モルグ街の殺人事件/ポオ」「江戸川乱歩傑作選/江戸川乱歩」を計110円で購入する。ともに赤帯・白帯時代の文庫本で元パラがちゃんと掛かっている。「江戸川乱歩傑作選」は小さく嬉しいが、残念ながら昭和三十七年刊の三刷なのであった……惜しい!
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そして最後に「古本センター」(2017/03/06参照)で宣伝会議「THE CM テレビよりも面白く、映画よりも美しく」と洋書個展カタログ「HABLIK DESIGNER UTOPIAN ARCHITECT EXPRESSIONIST ARTIST 1881 1934」を計130円で購入した後、帰宅する。一休みしてから某フェア用古本箱を抱え出し、郵便局から発送する。今月中に後二箱は送りたいところである……ふ、古本を買わねば!
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