2018年12月07日

12/7さて、古本市です。

午前十時前には高円寺に潜入し、「西部古書会館」で行われている「歳末・赤札市」で古本を買いに行く。
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人影は少なく何だかゆったりとした初日だなぁ…などと思っていると、笑顔の「文雅新泉堂」さんが声をかけてくれた。「こちらに出るなんて珍しいですね」「年末はいつもですよ」「なんだかスゴくゆったりしてますねぇ」「二日目ですから。昨日はスゴかったですよ」…!今日は初日じゃなかったのか…。あぁ勘違い。だが、ゆったりと古本を見られるのは良いことだと、会場に上がり込み、いぶし銀ベテラン勢の棚を舐めるように見て回る。そのうちに人もジリジリ増えて来た。冬樹社「あまたれ人生/柳家金語楼」飯塚書店「舟方一詩集」岩波書店「少國民のために 落下傘/平尾惠了」(昭和十九年刊。落下傘のあれこれが児童用に書かれた一冊。それこそ傘の材料となる蚕のことから、実験用のロボットのことまで)を計900円で購入する。この市は12/9の日曜まで。そして文雅さんに、来週横浜の『みなとみらい駅』で古本市を開くことを教えられる。あの静謐でモダンな空間に古本が並ぶ!見に行かなければ!

そんな人様の古本市ばかりでなく、自分の古本市も12/23(日)に開催されます。良書珍書雑書、ブログや連載で紹介した本も出しまくります。みなさま、お誘い合わせの上、師走の西荻窪へおいで下さい。今回の岡崎氏のイラストは『さらば友よ』です。ドロンとブロンソンですな。
■『オカタケ・古ツアの古本ガレージセール』
■12/23(日)11:00〜18:00
■西荻窪 銀盛会館(杉並区西荻南2-18-4
■主催:盛林堂書房
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そして実は、12/29(土)には八王子の「古書むしくい堂」さんでトークもします。お相手はこちらも岡崎武志氏!二人で人前で話すのはずいぶん久しぶりなので、今からワクワク楽しみにしております。新刊共著「青春18きっぷ古本屋への旅」つながりで『旅と古本』を中心に、楽しく話させていただきます。こちらの詳細はまた後日。
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2018年12月05日

12/5『積ん読』は現代の言葉ではなかった。

先日偵察したタレコミ店を、再び偵察する。バスに乗って某町に向かい、住宅街を切り抜けて商店街に到達し、件のお店の前…し、閉まってる。奥に明かりは点いているが、通路にどデカイ白い棚が置かれており、とても入れそうにないのだ。ドアガラスには『おもちゃと美術書と絵本のお店。ご自由にお入り下さい』と小さく貼られているのだが、肝心の『ご自由にお入り下さい』が赤線で消されてしまっている…さらに入るわけにはいかないな。これはどうやら、土日に狙いを定めて動くのベストらしい。まぁ、気長に攻めて行くことにするか。

そんなわけで思い破れてしまったので、結構な距離を散歩がてら歩き、東松原「古書瀧堂」(2014/05/01参照)を訪れる。THE SMITHが流れる店内をユラユラと長い時間彷徨い、視野文学の古書が増えたなと感じつつ、平凡社「新興文学全集 第十巻 日本X」(函ナシ。ほぼ詩人集で、昭和四年と言う時代のためか。プロレタリア文学色が強い。だがやはり、活字で再現された萩原恭次郎のタイポグラフィ詩は絶品である。また未知の詩人だが、松本淳三と言う人の、叫び放つような短詩に心を突つきまくられる…)スムース文庫「複刻 ふるほんやたいへいき/大庭柯公」を計1000円で購入する。電車とバスの車中で「ふるほんやたいへいき」を読んでいると、大正時代にすでに『ツンドク』→『積ん読』という言葉があったのを初めて知る。文脈からすると、本を買って読まぬ人たちを揶揄する言葉として使われているようだ。そっかぁ、百年前にすでに、何時読まれるか分からぬ本たちが、そこかしこの読書家の家で、積み上がっていたんですなぁ。
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2018年12月04日

12/4師走も「モンガ堂」で値切る!

師走なのに異常な暖かさの中、久我山に流れ着いたので、長々と住宅街を歩き詰め、西荻窪に出る。「盛林堂書房」(2012/01/06参照)に立ち寄り、先月の「フォニャルフ」売り上げを受け取りつつ、様々なことを打ち合わせる。そしてお店を離脱した後は、またも長々と北に向かって歩き詰め、久しぶりの「古書西荻 モンガ堂」(2012/09/15参照)。表に出ている古い「POPEYE」や「BRUTUS」が好ましいが、こういうのを買っているとキリがないので、百円のダイヤモンド社「初恋五十年/カルピス食品工業社長 三島海雲」だけを掴んで店内に進み、帳場で暇を盛大に持て余していたモンガさんに挨拶する。そして「今日も値切って買いますよ〜!」と、堂々と古本ゴロ的に宣言する。いつ来てもあまりにも動かぬ棚を、少しでも動かし隙間を造り出すための、利己的なモンガさんへの働きかけなのである(詳しくは2018/03/01参照)。さぁて、何を非情に値切って買ってやろうかと、またもや古本の増えた店内を彷徨う。…確かこの辺りに真鍋博の「昆虫記」があったはずだが、見当たらないなぁ…まぁ売れたとしたら、それはとてもよいことなのだが…。尾崎一雄の「もぐら横丁」かぁ…うぅん…。サイン入りの「のらくろ放浪記」が6800円かぁ…かなり欲しいことは欲しいのだが、どうしようかなぁ…などと散々に迷う。だが、右側通路の本の山の上に乗っていた一冊に、ついに心を捉えられてしまう。三笠書房「樹海/コンラッド・リクター 植草甚一譯」である。昭和十六年刊の植草譯本と、よもや「モンガ堂」で出会えるとはっ!「これ、買います!五千円ってついてますが、幾らになりますか?」と、明確に『五千円』と値付されているのに、半ば軽く脅迫するようにモンガさんに問い質す。すると「…三千円でいかがですか?」と嬉しい提案があったので、即座に交渉を成立させる。ありがとうございます、モンガさん!どうか、どうか、また良い本を仕入れておいて下さい。値切って買いに参ります!
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素晴らしい収穫をお店の前で記念撮影、奥に写る足はモンガさんのものである。

黄色い銀杏の葉が舞い散り、気の早いクリスマスのイルミネーションが地味に輝く『青梅街道』をトボトボと帰路に着く。生暖かい風が段々と強くなり、吹かなかった“木枯らし一号”と言うよりは、四ヶ月早い“春一番”のようである。値切って買った赤い古本を大事に抱えて、足取り軽く歩き続ける。
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2018年12月03日

12/3高円寺高架下エレジー

仕事の合間に月曜の恒例の午前十一時半「ささま書店」(2018/08/20参照)詣でに向かうと、今日は素敵にいい感じ。店頭では国土社「ニュー・ファンタジー2 あはあけぼの団地のあ/二宮由紀子作 古川タク絵」(第一回星新一ショートショートコンテスト入賞者(筆名・定岡章司)による処女出版児童文学。あとがきの児童の突き放しっぷりが痛快である)光文社「長編推理小説 眼の壁/松本清張」(十二版だがキレイな帯も付いてるぞ)話の特集「倫敦巴里/和田誠」をセレクト。店内では金の星社「少女・世界推理名作選集27 白い顔黒い手/キーン作」(『あなたも主人公と共に、事件に参加して活躍できます。犯人は? あなたの推理は? さあ、早く事件のカギを見つけて下さい』と書かれたピンクの帯付き)偕成社「SF名作シリーズ6 のろわれた宇宙船/ハインライン 矢野徹訳」をセレクトし、計1728円で購入する。歩いて家に戻る途中、後ろから自転車で颯爽と登場した、出勤途中の「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)天野氏に「こんにちは」と声をかけられ、「オッ!」と高い声で驚いてしまう。そして家に帰り着いてから『しまった!移転した「藍書店」(2014/01/14&2018/11/19参照)を見に行くのを忘れた!』と気付く。仕方ないので午後に再び外出し、移転店ではなく高円寺高架下の旧店舗の様子を見に行くことにする。阿佐ヶ谷から真っ直ぐ高架下を伝い、旧店舗に近付いて行く。壁に掲げられた地下商店街の地図を見ると、「藍書店」のあった場所は、未だに「都丸書店支店」(2010/09/21参照)のままである。ついに五年の間に書き換えられることはなかったのか。そして肝心のお店は、入口脇の赤外棚蓋の上に移転のお知らせを貼り出し、シャッターを静かに下ろしていた。ここに新たに古本屋さんが入らぬ限り、長年親しんだあの高架下の外壁棚の光景は、二度と現れることは無いのか…。買える日も買えない日も、この棚に熱く視線を走らせ、結果、何冊の安く良質な古本を買って来たことだろうか。楽しそうに解放されながら下校する高校生の波の横で、お世話になった外棚に深く感謝を捧げる。そして最後に残った高架下の古本屋さん「都丸書店」(2010/09/21参照)で、横浜市+横浜市歴史的資産調査会「都市の記憶 横浜の土木遺産」東京古書組合・中央線支部「古書手帳」を計300円で買って帰宅する。
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2018年12月02日

12/2前代未聞の古書目録!

というわけで、12/23の古本市に向けて、力一杯古本を準備したい気持ちに満ちあふれているので、ついつい力一杯古本を買ってしまう、ここ最近なのである。今日は千歳船橋に流れ着いたのを良いことに、テクテク歩いて「祖師谷書房」(2009/03/05参照)まで押し掛ける。左側通路の漫画の間に挟まった薄いハードカバーの本が気になって引き出してみると、交通道徳協会「パチクリクリちゃん/根本進」であった。交通道徳協会の理事長が御下賜金たまわり、その記念に昭和四十三年に出した非売品本である。中の漫画は「時刻表」に掲載されたもので、鉄道ネタばかりである。800円で購入する。
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次は下北沢に移動。相変わらずカーニバルのような賑わいを見せる街をチャッチャカ歩み、「ほん吉」(2008/06/01参照)で話の特集「怪しい来客簿/色川武大」を100円で購入し、「古書明日」(2017/01/31参照)へ移動。棚下にカストリ雑誌が積み重なり、ミステリ本もなかなか面白いものが並び、古書も増え、古めの愉快な新書サイズ本が集まる店内をすっかり楽しみ、鱒書房「世界探検史/山田克郎」心霊科学研究所「心霊研究とその帰趨/浅野和三郎」を計800円で購入し、今日は寒いしこのくらいにしておくかと、京王線とすぎ丸を乗り継いで帰宅する。ところが家に帰り着くと、本日一番度肝を抜かれる本が、私の帰りを待っていた。「股旅堂 古書目録20」である。「股旅堂」さん(2018/10/01参照)の最新目録!と焦りながら封を切ると、何と何と巻頭が袋綴じになっている、前代未聞の目録なのである。うぉぉぉぉぉぉ、その頁に掲載されているのはっ!『阿部定事件』の現場写真なのである!ヒィィイィィィィ〜っ、恐ろしやぁ〜〜〜〜〜〜っ!売りに出されているのは、その現場写真のガラス乾板六枚+ネガ四枚で、お値段は百万円となっている。…うぅん、この袋綴じを開けるか開けまいか、今とても迷っています…。このヒトの性と犯罪と欲望の暗黒面が渦巻く目録内で、個人的に一番興味を惹いたのは、鎌倉にあった「中村書店」という古本屋さんの、店主旧蔵資料一括。著名作家からのハガキスクラップなどがスゴ過ぎるのだが、心を捉えたのはお店の写真や、反町古書会館即売展の写真である…でも値段は一括で十五万円…嗚呼…。
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2018年12月01日

12/1いったいどこで道を間違えちまったんだろうな……

午前十時にほぼ起床したままのスタイルで、ぼんやり寝ぼけた頭を抱えながら、ご近所の「J-house」(2015/12/26参照)の土曜市に出向いてみる。今日も紙物はないのかな…と争奪戦が行われている百均箱を闘いの背後から覗き込んでいると、入口横の棚の中段のカゴの中に、漫画付録本が二百円で並んでいるのに気付き、血流を早める。素早く掴んで計六冊を購入する。すべて昭和四十年代初頭のものである。『かいじゅうじてん』と『なぞなぞQちゃん』が載った「小二まんがブック」が一番嬉しい。
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午後に外出し、神保町の『東京古書会館』(2010/03/10参照)で行われる、『喜国雅彦の個展』のトークショーを観覧に行く。その前に神保町をパトロールするが、収穫少なく「丸沼書店」(2009/12/17参照)で河出書房新社「ロッパ日記代わり 手当たり次第/古川緑波」を200円で購入するだけに終わる。潔く会館に早足で向かい、まずは二階の展示を楽しむ。『近代麻雀』のパロディ漫画原稿を見て、その節操のなさに本当に吹き出してしまう。そして『傷だらけの天使たち』の生原稿をすっかり読み込んでしまい、やっぱりこの漫画面白いな!と、喜国氏のギャグセンスの良さを再確認する。入口にはその『傷だらけの天使たち』生原稿からこぼれ落ちた写植片たちが、薄いダンボール箱にたっぷりと入れられ、自由に持ち帰って良いことになっている。…真剣に選ぶといつまでも決まらなそうなので、目をつぶって手探りで引き当てた一枚をいただくことにする。お神籤のように指先だけで選んだ小さな写植片を、ジッと見つめる…『いったいどこで道を間違えちまったんだろうな……』…なんか自分の人生を言い当てられたみたいで、グサッと胸に突き刺さってしまった。喜国さん、お言葉ありがとうございます。トークは、主役の還暦・喜国雅彦氏と作家・綾辻行人氏と装幀家・坂野公一氏の三人で、主に綾辻氏の『館』シリーズの装画のあれこれを軸に展開。途中、有栖川有栖氏・太田忠司氏・辻村深月氏が飛び入りするミステリ・ゴージャスな展開も。喜国氏の「俺のことを『大好き・ファン』だと言ってくれる人は、後に必ず大きな賞を取って、すぐに俺を飛び越えて行く」の発言に笑う。また帰り際に上京していた古書山たかし氏に遭遇し、『発酵人間』タオルなるものをいただき、目を白黒させてしまう。
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神保町を離脱した後は、都営新宿線に乗り込み、タレコミのあったお店を偵察に行く。だがその店前に到着すると、灯りは点いているのだが戸は閉められ、店内に引き込まれたホワイトボード立看板に『六時半に戻ります』とあるではないか。さすがにこの冷たい風が吹き始めた中を、一時間以上待つ気にはならない。日を改めて再チャレンジすることにしよう。

バスに乗って阿佐ヶ谷に帰り着き、落葉舞い散る『中杉通り』を北上する。そして久々に「銀星舎」(2008/10/19参照)に立ち寄ってみると、店頭文庫棚に面白い二冊が挿さっているではないか。角川文庫「獄門島」「迷路荘の惨劇」ともに横溝正史なのだが、両方とも革装本なのである。背には箔押しの金文字でタイトルに作家名と“角川書店”の文字。いつか「三茶書房」のミステリコーナーで見かけた、記念のノベルティ本と同様のものらしい(2015/10/06参照。ただしこちらは横溝本人の蔵書であった)…これは嬉しい珍品である。古本屋さんは本当にこういう偶然の出会いがたまらんです!まぁこういうことがあるなら、道を間違えたのも、そう悪くはないかな。河出文庫「ロッパ隨筆 苦笑風呂/古川緑波」とともに計600円で購入する。
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※速報!
年末恒例の岡崎武志氏との古本市を、もちろん「盛林堂書房」さんにもご参加いただき、12月23日(日)に、西荻窪『銀盛会館』にて盛大に行います!どうか2018年の古本締めに、ぜひとも足をお運びください!詳細は近日発表いたします!
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2018年11月29日

11/29『デコる』は現代の言葉ではなかった。

下高井戸に午後三時前に漂着する…この時間!これななら三宿の金曜日は午後三時開店の、「江口書店」(2010/03/29参照)にタイミング良く行けるではないか!すかさず東急世田谷線に乗り込んで、住宅街の中に敷設されたレールをツルツル三軒茶屋までたどる。殺風景な『玉川通り』えお渋谷方面にトボトボ進み、『三宿交差点』で「江口書店」を遠望する…おぉ、やっている。横断歩道を二度渡り、ようやくお店の前。小さな木製店頭台から、腰を屈めるようにして武士道文庫「佐分利左内/凝香園」と集英社文庫「阿佐田哲也の怪しい交友録/阿佐田哲也」を掴んで店内へ進む。ホッ…やはりひどく落ちつく。そして茶色い古本たちから、沈殿した時間の澱がピリピリ伝わって来る…さぁ、何かを見つけるぞ!じっくりあまり動かぬ棚を見た後は、動きのある山となった横積み本を丁寧に動かし、気になる本や気になる場所を確認して行く。ユニバース出版社「UFOと宇宙 16.17」角川小説新書「外燈/永井龍男」ポプラ社「子どもの伝記物語 ゲーリッグ/千葉寿夫」(カバーナシ)などを探し出し、続いて帳場向かいのセロハン袋に入った本たちを、パリパリパリパリ音を立てながら確かめて行く。おぉっ!面白いのがあった!中央公論社 昭和七年「婦人公論」新年號附録「婦人必修モダン語辞典」!珍しいものが転がってるじゃぁないか!蛇腹式の全148頁およそ千五百の新造語を収録している。よし、これで今日の俺の仕事は終わった!と計900円で購入する。
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車中読み進めて行くと、やはりスコブル楽しい本であった。新しいテクノロジーや映画関連・野球関連・ボクシング関連・藝術関連・ファッション関連・風俗関連・アメリカ関連・ドイツ&フランス関連、それに社会主義関連の言葉が多く、昭和初期の時代の息吹が、活字からドッと吹き付けて来るようである。『「アパッシュ」パリの不良團です』『「ウィンク」片眼をつぶって誘ひかける舶来の色目です』『「クリヤランス・セール」藏拂ひです』『「スリル、スリリング」主に映画で思はずぞっとするようなやまを言ひます。探偵小説の形容にも使はれます』『「ソドミー」男色です』『「だあー」まけた、まいった、やられた。おどろいたね…の意味ですかしら』『「タイツ」肉襦袢といふなやましいものです』『「デテクティヴ・ストーリー」探偵小説です』『「ドア・エンジン」自動扉開閉機です』『「の手」山の手です。但し都會地の』『「ボオイッシュ・バッブ」男の子のやうな髪の格好をした女子の断髪です』『「マイクロフォン」微温擴大電送機』『「モデルノロジー」考現学と譯されます。現在の文明社會のすべての行為、事物の流行、變遷状態を研究するものです。早大の今和次郎教授吉田謙吉氏等が開拓者です』などなどなどなど、どこを読んでもモダンでシビレまくりなのだが、驚いたのが『デコる』という一語。えっ!?と一瞬目を疑ったが、昭和七年には現代と同じような意味で誕生していた言葉なのであった。『「デコる」デコレーションから来て、娘さんなどがゴテゴテ飾りたてることです』…はぁ驚いた。
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2018年11月28日

11/28気になって良かった!

連載原稿にどうにか決着を着けてから外出し、西荻窪「盛林堂書房」(2012/01/06参照)で「フォニャルフ」棚にババンと補充する。その後は暖かさに誘われ、西荻の街を気ままにブラブラする。そうだ、以前「古書コンコ堂」(2011/06/20参照)さんにタレ込まれた、不確定なお店の様子を見に行ってみるかと、『神明通り』に足を踏み入れる。すると気になってしまったのが、通りから少し奥まった所にある「信愛書店en=gawa」(2012/12/04参照)の店頭古書ワゴンである。ツツツと近付き覗き込む。すると特に注意を惹き付けたのは、並んでいる本たちではなく、ワゴン後方でナナメに立て掛けられ重ねられた、冊子群であった。写真関連が目立つ中、六十年代の二冊、日本ジャーナリスト会議「主権者の怒り 安保斗争の記録」日本写真家協会「写真100年 日本人による写真表現の歴史展」を選び、計400円で購入する。お店のご婦人が「この二冊、実際に中の写真を撮っている方から引き取ったんですよ」とのこと。誰なんだろう?その名を聞いておけばよかった。粗末な造りの「主権者の怒り」はサブタイトル通り、『安保闘争』の記録写真集であるが、撮っている人たちがスゴい。濱谷浩・渡部雄吉(「張り込み日記」の人)・東松照明・長野重一・木村伊兵衛などなどが、高度な構図の粗いモノクロ写真で、緊迫感ある現場の様子を活写している。これが二百円で買えるとはっ!「写真100年」は1968年に『池袋西武百貨店』で開催された、初めて日本写真史を江戸末期から第二次大戦後まで大系的に俯瞰した展覧会のパンフレットである。見たことのない写真が多く大変に興味深い…うぅっ、シビれる!やはり古本屋さんに毎日必死に足を運ぶと、チャンスに巡り会うものだなぁ。この後結局タレコミの影は見当たらなかったのだが、その途上で手に入れた獲物の良質さに高揚し、気分良く鼻歌まじりに帰宅する。
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2018年11月27日

11/27久方ぶりの『たけうま会』!

ゆるゆると下北沢に流れ着くが、生憎と古本屋さんは火曜日定休がほとんどなので、小田急線を少しだけ駆って祖師ケ谷大蔵駅へ。駅から長距離をテクテク歩いて「祖師谷書房」(2009/03/05参照)にたどり着くと、あぁっ!ちょうどオヤジさんがカーテンを締め切って出かけるところだ!タイミングの悪さを軽く呪いながら、仕方なく踵を返して駅へと戻る。再び小田急線を二駅だけ駆り、経堂駅下車。「大河堂書店」(2009/03/26参照)をじっくりと楽しむ。フフフフ、カバーナシだが小壺天書房「秘境の女/香山滋」が1080円。文春文庫「諫早菖蒲日記/野呂邦暢」とともに計1530円でいただくことにする。秘境探検家・人見十吉の、恐らく何度も呼んでいる活躍を改めて楽しみながら家へと戻る。
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無地の表紙の写真では素っ気ないので、扉の写真をどうぞご覧ください!

午後五時過ぎに再び外出し、吉祥寺へ。「バサラブックス」(2015/03/28参照)で「たけうま書房」さんと待ち合わせ(バサラは狭過ぎるので完全に待ち合わせに適さないお店である…)、今年最後の『たけうま会』を行う。本日のスペシャルゲスト古本屋さんは、「松田書店」(2016/11/27参照。ちょうど二年前の本日に開店。だが現在店舗は閉鎖し事務所店となっているとのこと)の友泉君と豆ちゃん。たけうまさんと友泉君の、“草食系古本屋さん”の、悩みと良さと引っ込み思案具合とマイペースっぷりと苦しさを分かち合う対話を慈愛の目で眺めながら、楽しくお酒に酔い痴れる。ちなみに友泉君に『お店の倉庫をツアーさせて下さい』とお願いしたら、即答で却下されてしまう。くそぅ、だが諦めんぞ、いつの日か必ず、倉庫に潜入して古本を買ってみせるぞ!と小さく気づかれぬように怪気炎を上げながら、古本宴がお開きになった後に、帰り道の午後十時閉店間際の「千章堂書店」(2009/12/29参照)で新潮文庫「発掘狂騒史/上原善広」を200円で購入し、よろめく足に喝を入れ、どうにか家に帰り着く。
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2018年11月26日

11/26枯葉色の詩集

昨日夜、NHKEテレの『日曜美術館』再放送『松本竣介のアトリエが物語る戦争中の闘い』を見ていたら、桐生の『大川美術館』で竣介の子息・莞の指導により、竣介のアトリエを再現する様子が登場した。画具画材絵画家具などとともに、しっかり保管された蔵書が、本棚に端正に美しく収まっていたので、思わず身を乗り出し、画面を食い入るように見てしまう。量はそれほどではないが、新刊がいつのまにか古書に変じてしまった長い長い年月を、液晶の画面からうっすらと感じ取る。多くは美術書・作品集・美術雑誌のようだが……おぉっ!文圃堂の「宮澤賢治全集」が函入りで三巻とも揃っているじゃないか!なんというレアな光景!ううぅうぅぅ、もっと詳しく見てみたい!と、大いに気になってきたので、これは是が非でも足を運ばねばならないようだ。だが第一期の展示は12/2までとなっており、とても時間が作れそうにない。こうなったらちょっと先だが、年明けの第二次展示に賭けるとするか…。

本日は月曜定例の「ささま書店」(2018/08/20参照)定点観測に向かう。ケヤキ並木から優しく舞い散る落葉を、暖かな日射しの中で楽しみながら、ノソノソ歩いて荻窪へ。集英社文庫「壺中庵異聞/富岡多恵子」徳間書店「東急ハンズに凝る」をつかみ、最後に第一書房「詩集 貧時交/菊岡久利」を見つけ出す。函ナシだが、紛う事なき昭和十一年の第一書房オリジナル本である(菊岡は横光利一門下の作家である。この時代はアナキスト運動にも傾倒していた)。巻末の掠れたインクで刷られた広告が、決して戻れぬ昭和初期に、思いだけを引き戻してくれる…「象牙海岸/竹中郁」「帆・ランプ・鴎/丸山薫」、そして萩原朔太郎の「氷島」「青猫」…。計324円で購入する。
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柔い枯れ葉色の詩集である。状態はすこぶる良好で、ページの間には古本屋さんの抽選札が挟まっていた。
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2018年11月25日

11/25「一握の砂」・「悲しき玩具」合冊!

夕方前に田無の南に流れ着いたので、駅にツラツラ向かいながら、保谷の「アカシヤ書店」(2008/12/17参照)にでも行こうかと考える。駅の北口に出れば、恐らくバスが出ているだろうと当たりを付け、ロータリーをウロウロする。すると6番のバス停から、一時間に二本保谷方面に出ていることが判明する。十分ほど日向のベンチで惚けて待ち、見知らぬバスで見知らぬ街を走り抜けながら、午後二時五十分に保谷駅南口に到着する。狭い歩道で激しい車の行き来にヒヤヒヤしながら「アカシヤ書店」前。本日も古書が多めに混ざる百均棚は健在である。古本眼を存分に光らせ、上から下まで焼き尽くすように見て行く。まずは桃源社ポピュラー・ブックス「紋蝶四郎欲望帖 六本木ろまん/松浦健郎」(エロクション長編!)を手にして、下まで行き着いてしまうが、念のため上へと視線を戻して行く。すると古めかしい石川啄木の歌集がようやく目に留まる。引き出してみると、カバーは無いが大正三年四版の東雲堂書店「啄木歌集 一握の砂 悲しき玩具 合冊」ではないか!縮刷版じゃないぞ!足を延ばして見に来た甲斐がありまくりだ!これはスゴい、嬉しいぞ!と、早々と我が物にするために店内に飛び込み、計216円で購入する。
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思わぬ獲物に興奮し、中村橋までの短い車中でも存分に「啄木歌集」を愛でる。巻末の土岐哀果による、病床の啄木との最後の時間が涙を誘う…。中村橋では「古書クマゴロウ」(2018/03/21)に立ち寄ると、安売ワゴンが新たに登場している上、店内は地元民で大変賑わっている。ふぅむ、こりゃ素晴らしい。街の古本屋さんとして、すっかり機能しているじゃないか!と大いに感心する。徳間文庫「柳原良平 船の本3 船図鑑」実業之日本社「心配御無用/えのきどいちろう」偕成社 少年少女世界のノンフィクション20「国際スパイ物語/福島正美編著」(箱ナシ)を計800円で購入する。うむ、わざわざ遠回りして帰路に着いて、大正解であったな。
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2018年11月24日

11/24黒蜥蜴?

忙しくて古本的行動は出来なかったので、最近のヤフオク落札品を紹介してお茶を濁すことにする。モノは江戸川乱歩・原作/三島由紀夫・作の「黒蜥蜴」昭和三十七年初演パンフレットである。残念ながら表紙周りが無く、ボール紙で代替されているため。激安の千円であった。『黒蜥蜴』と言えば、私にとっては大映の乱歩・原作/新藤兼人・脚本/井上梅次・監督/高尚で低俗な主題歌作詞・三島由紀夫の、狂ったミュージカル映画がベストオブベストなのだが、常々この映画公開と同時期に上演された舞台の方も大いに気になっていたのだ。全46ページの正方形薄型パンフを開くと、水谷八重子の黒蜥蜴(意表を突かれまくる何と大年増な女賊!でも美しい!)と芥川比呂志の明智が睨み合う、燃えるモノクロ写真から始まり、久保田万太郎・木々高太郎・松本清張・三島由紀夫・江戸川乱歩・川口松太郎・福田恆存・長沼弘毅・浅利慶太などの文章が連続する。ほほぉ、予想以上に素晴らしいじゃあないか。おっ、桃源社の『江戸川乱歩全集』の広告も掲載されており、そこには『劇化・映画化の原作 最新刊「黒蜥蜴」』と書かれている。これぞ昭和三十七年のメディアミックス!などと興奮しながらページを繰っていると、古めかしい広告ペ―ジの中のある一社が、グンと目玉を惹き付ける。高級本革草履の広告なのだが、何故かコモドオオトカゲの剥製の写真がドンと配置され、そこに『黒蜥蜴』とキャプションされているのだ。商品の写真にも『クロトカゲ・ハンドバッグ・草履セット』とキャプションされている…物凄く微妙な便乗商売だ…いや、むしろこれは、単なる茶目っ気なのかもしれない…。まぁそんなことはさておき、これで後は、昭和三十二年上演の東宝ミュージカル『パノラマ島奇譚』のパンフが手に入れば、万々歳なのだが…いったいいつの日になることやら。
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何度見直しても『黒蜥蜴』じゃない!

そして発売から一か月が経とうとしている「青春18きっぷ古本屋への旅」ですが、この期に及んで取扱店がじわっと増えました!まだ未見の方々、未購入の方々、どうかお店で現物を手にして、可愛がってやって下さい!明日の『文学フリマ』の盛林堂ブースにもひっそり並んでいますので、話題の大阪圭吉新刊「花嫁と仮髪」と共に、引き続きよろしくお願いいたします!
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■「青春18きっぷ古本屋への旅」岡崎武志×古本屋ツアー・イン・ジャパン著
■B6版オールカラー全128ページ
■1500円(税込)
■盛林堂書房発行

一ヶ月強の期間内に、五回だけJR全線乗り放題(特急・新幹線・急行列車・JRバスを除く)となるお得な切符「青春18きっぷ」を駆使し、古本屋を目指す旅に出る。酷暑の夏を乗り越えて生まれたのは、六十一才と五十一才の青春の尻尾をぶら下げた二人のポンコツ男が、優雅さとはかけ離れた、気ままで緩い旅路をたどる、奇妙でマニアックな古本屋紀行文集。一人旅あるいは二人旅で、古本を求め、車内読書を求め、古い建物を求め、トンカツを求め、立食いそばを求め、ボックスシートを求め、旅情を求め…。
●常磐線の旅(岡崎・古ツア編)、総武線の旅(岡崎編)、常磐線の旅2(古ツア編)、神奈川の旅(岡崎編)、真岡鐡道の旅(古ツア編)、中央本線の旅(岡崎編)、東海道線の旅(古ツア編)に加え、『高崎線の旅+61才と51才の青春18対談』を収録。

■通販→書肆盛林堂 http://seirindousyobou.cart.fc2.com/
■店頭販売→西荻窪「盛林堂書房」「古書音羽館」、八王子「古書むしくい堂」、椎名町「古書ますく堂」、京都「古書善行堂」、阿佐ヶ谷「古書コンコ堂」、明大前「七月堂書店古書部」、三鷹「水中書店」、大阪「梅田蔦谷書店」、神保町「喇嘛舎」、11/25文フリ盛林堂ブース

※またこの本を、たくさんの場所でたくさんの方にお届けしたいと思っていますので、お取り扱いいただける古本屋さん&新刊書店さんを引き続き大募集しております。一点からでも構いません。お店に並べていただければ大変に幸いです!どうか、どうか、どうか、どうか、盛林堂までご連絡下さい。
◆問い合わせ先:盛林堂書房
メール:seirindou_syobou-1949@yahoo.co.jp
電話:03-3333-6582
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2018年11月23日

11/23タダで古本を手に入れる。

『早稲田大学坪内博士記念演劇博物館』で、ダブりの映画演劇関連書やパンフレットや台本やポスターなどを、無料で一人十点まで持ち帰られる青空市が開かれるというので、ワクワクしながら向かうことにする。阿佐ヶ谷駅に向かう道すがら、閉店した子供服店の店頭に、無料古本箱が置かれているのが目に留まる。浅ましく漁り、竢o版社「クリちゃんのアフリカ動物旅行/根本進」をいただくことにする…タダで古本を貰いに行く途中で、早速タダで古本を手に入れてしまった…。東西線・早稲田駅に到着すると、祝日なのにたくさんの学生が降車し、学校へと行進して行く。みな、燃え上がる学習意欲を、抑えられないのか…そんなことを勝手に思いながら、正門から『早稲田大学』内に突入し、大隈重信像手前の道を北に曲がり込むと、行く手に両翼を備えた近代建築の美しい博物館が見えている。そしてその正面広場には、すでに人垣が出来ているではないか!
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慌てて近付き状況を確認すると、長テーブルが並列して据えられ、その上に洋書・中文書・和書・映画・演劇と分けられ、二十個ほどのダンボールが置かれている。その量は思ったほどではない。そこを二十人ほどの列が三重四重に取り巻いている…こりゃぁ、人に対してブツが完全に足りないんじゃないか?現在午前十時五十分。スタッフが青空市についての説明を始める。「多くの人にお集りいただきましたので、五分前の午前十時五十五分にスタートします。最初は前二列の方々から。そして五分ごとに二列ずつ新たに参加していただくようになります」…なにかアバウトな感じがするが、大丈夫だろうか?そんなことを考えている間にも人は集まり続け、列の数は増して行く。程なくして開始時間となり、前二列の人たちが、ダンボール箱に襲いかかる。一部では喧嘩に発展しそうな、激しい競り合いが勃発している。そしてそれを見て血が騒いでしまったのか、順番を待つべき三列四列目の人たちの一部が、なし崩しに参戦して行く。スタッフが叫ぶ「あ、お待ち下さい。最初の二列だけです。まだあと五分…お待ちください…お待ち…おま……」叫びも虚しく、一度ダンボール前に吸収された人は、もはや戻ろうとしない。そしてちゃんと待っている人もいるのだが、気付かないフリをして列を抜かし、箱に取り憑く者も出始める始末…あぁ、嘆かわしい。きっと坪内逍遥博士も草葉の陰で嘆いているに違いない…。礼儀正しく十分後に参戦するが、一列のテーブルで、しかも箱の中に入っているものを、そうそう見られるものではない。とにかく人の隙間から腕を伸ばして本を引っ掴み、人塊から離れて掴んだ本を確認する作業を繰り返す…まるで地獄だ…。結果、丹生都比売神社「丹生都比売神社史」1916年のニューヨーク演劇雑誌「THE THEATRE」合本(写真満載で素晴らしいのだが、演劇とは別にカラーの広告ページやファッションページがとにかく素晴らしい!だが、尋常じゃなく重い…)日本アート・シアター・ギルド「アートシアター18・62(こちらは岡本喜八特集)」をいただくことにする。寄付金400円を募金箱に投入し、恐ろしい戦場を離脱する…ふぅ、疲れた。

重い本を携え高田馬場駅に向かいながら「平野書店」(2010/01/12参照)店頭に足を留めると、ひょいひょいたちまち三冊掴んでしまう。文雅堂書店「少年少女小説 源吾旅日記/赤川武助」大陸書房「図説・海の怪獣/ジェイムズ・B・スィーニ」至誠堂「旅から旅/加藤咄堂」を計300円で購入する。良い買物でした。さらに歩を進め、坂を下って「ブックオフ高田馬場北店」(2018/10/19参照)へ。ほほぅ、今日から三日間、本は20%オフなのか。これは何か買って行かなければ…当然奥の古書売場に赴き、まずは東京創元社 世界恐怖小説全集5「怪物/A・ビアース」を手にする。続いて何気なく講談社「女の踏絵/梶山季之」を手にすると、嬉しいことに献呈署名入りだったので、これもいただくことにする。合計で1336円。さらに古本で荷物を重たくし、西武新宿線で家路に着く。
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2018年11月21日

11/21「文祥堂」でイリオモテヤマネコについて知る。

西武新宿線〜西武池袋線と乗り継いで、小春日和の静かで穏やかな街・飯能に降り立つ。都心より少し下がった気温に頬を晒しながら、今月一杯で店売りを辞めてしまう「古書の店 文祥堂」(2009/12/28参照)を目指し、閑散とした街路を歩いて行く。ほどなくしてお店にたどり着くと、道路際に立看板が追いやられるように置かれ、店頭にはバンが横付けされてしまっている。その後を回り込むようにしてお店に近付くと、うぉっ!店頭にはいつにも増して百均プラ箱が増殖している。恐らくネット書店に移行するにあたって、もはや必要の無い本たちをドシドシ積み上げているのだろう。入口付近で『暴れん坊将軍』について店主に力説しているご婦人の声を受け流しながら、二重三重に積み上がる本の山と少し闘う。二冊を手にして、『暴れん坊将軍』の話を終えたご婦人と入れ替わる形で店内に進むと、すでに撤収作業がだいぶ進んでいる模様。横積み本の山が多数築かれ、歩くのが困難だったり据え付けの棚が見えなかったりした頃を思うと、寂しいくらいに作業が進んでしまっている。棚はかなり空けられ、一部の文庫以外は選別を終えた横積み本が置かれているくらいである。おかげで以前は見られなかったところに目が届くようになったが、ちょっと来るのが遅過ぎたか…。店主は長年のホコリに嚔を連発しながら、手にした本たちを帳場前に積み上げたり、開け放しのバンの中に放り込んだり、店頭に出したりしている。…それにしてもよくもまぁ、お一人でここまで片付けられたものだ…。そんな店内を行き来して、顔を横にして本のタイトルを読み取ったり、積まれた本を動かして見えない本を確認したりして、二冊を手にする。店主に近付き、精算をお願いする。ダイヤモンド社「ブラウン管の映画館/和田誠」シンコーミュージック「ロンドン セルフ・ポートレート/中村直也」自由国民社「イリオモテヤマネコ/戸川幸夫」教養文庫「バットマンの冒険1」の四冊で五百円にしてくれた。店主は「イリオモテヤマネコ」を手にして、「いやぁ、この本ず〜っと倉庫に置きっ放しだったんだよ。二十年くらい。それが倉庫の片付けしてたら目についたんで、持って来たんだ。ちゃんと値段付けて並べようと思ったんだけど、でも結局面倒だから表に出しちゃった」と教えてくれた。おかげでこの本が印象深く記憶に刻まれたので、帰りの車中で気になって読み始めてしまう…ええっ!イリオモテヤマネコって、戸川幸夫が発見したのか!スゴい偉業…ま、まったく、し、知らなかった…!と重い古本でで殴られたような衝撃を受け、ぐいぐい読み進めてしまう。あぁ、最後のお店での買物で、良い本に出会わせてくれて、本当にありがとう「文祥堂」!
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2018年11月20日

11/20タヌキ・ブックス「西郷札」と初対面!

今日は冬を予感させる曇天の下、吉祥寺の北に流れ着いたので、帰宅するため駅の方に向かいながら、古本屋に立ち寄って行く。最初に訪れたのは「バサラブックス」(2015/03/28参照)。平日日中に開いてくれていてありがとうございます!と感謝しながら、福音館書店「ゆかいな かえる/ジュリエット・キープス いしいももこ やく」桃源社「地獄横丁/渡辺啓助」至文堂[国文学解釈と鑑賞]別冊「江戸川乱歩と大衆の二十世紀」を計千円で購入する。そしてさらに古本屋を巡りながら結局何も買えずに「よみた屋」(2014/08/29参照)に行き着いてしまう。店頭百均単行本棚に、俺の気に入る出物はナシ…続いて入口前の新書百均棚前に移動すると、古い岩波新書に混じって、同じく新書サイズの見慣れぬ本を発見する。ほぉっ!経年劣化しているが、高山書院タヌキ・ブックスの「西郷札/松本清張」じゃないか!存在は朧げに知っていたが、現物を見るのは初めてである。しかもこんな店頭でファーストインプレッションを得るとはっ!と幸せを充分に感じながら、さらに新書棚から、もはや今となっては虐待&パワハラの極みとも言えそうな昭和四十年代のベストセラー、光文社カッパ・ホームズ「スパルタ教育/石原慎太郎」を抜き出し、さらに店内入口横文庫棚から祥伝社ノン・ポシェット「殺意の軽井沢・冬/皆川博子」光文社文庫「麺'sミステリー倶楽部」を見出し、計300円で購入する。
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「西郷札」は昭和三十年刊。表題作『西郷札』の他に『啾啾吟』『恋情』『梟示抄』『贋札つくり』を収録。このシンプルな古さが、カッパ・ノベルスより断然良いぞ!
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2018年11月19日

11/19昨日の「みちくさ市」と移転店偵察。

昨日は結局雨も降らずに、安心して古本を売り続けられる幸せな五時間を、雑司が谷で過ごす。隣りには高田純次化をグングン加速させる力強い助っ人・岡崎武志氏。おかげで古本三十八冊とともに、持参した「青春18きっぷ古本屋への旅」十五冊を、ダブルサインを入れまくって無事に売り切る。新刊を楽しみして来た方・探偵小説を安く買いに来た方・並べた本の筋がいつも掴めないと笑顔でぼやく方・古本屋情報をせがむ方・『本棚が見たい!』の感想を教えてくれた方・「星の歳時記」三種目を手に入れた方・ありがたい差し入れをくれた方々…たくさんの方と古本を媒介に交錯できた一日となった。「みちくさ市」は今年はこれで最後…だが恐らく、十二月により高田純次化が進んでいるはずの岡崎氏と、年末恒例の古本市を開催する予定なので、引き続き古本に溺れるのを楽しみにしていただければ幸いである。本を買って下さったみなさま、声をかけて下さったみなさま、参加者のみなさま、わめぞのみなさま、ありがとうございました!
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販売風景。歯科医の前だったので『サトちゃん』人形などがディスプレイされており、異様な光景となっている。
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「青春18」販売箱には、少しずつ岡崎氏が手を加え、情報量が多くなるとともに訴求効果もアップ!右は完売記念にわざわざ書き込み撮影。

そして本日、日常に戻り「ささま書店」(2018/08/20参照)パトロールへ向かう。浅原六朗句集刊行会「定本浅原六朗句集」を300円で購入した後、今月中に高円寺の高架下から移転するという「藍書店」(2014/01/14参照)の新店を偵察に行く。情報を手に入れてから、まだ高架下店の様子すら見ていないのでどうなっているかまったく分からないのだが、とにかく近くまで来たんだからと当該住所に足を運ぶ。すると横丁に入った雑居ビルの一階に、すでに本棚に本を少し並べた新店の姿があった。まだまだ移転途中の雰囲気だが、本当にあの薄暗く猥雑な高架下から撤退してしまうのか…「都丸書店支店」(2010/09/21参照)から引き継いだ、あの壮大な外壁棚が喪失することを考えると、どうにも寂しい気分に襲われてしまう。大きく変わる高円寺のひとつの景色に、万感の思いを抱きながらも、移転新店の開店を、大いに楽しみにしておこう。
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2018年11月17日

11/17低レベルなPOPに涙する。

朝起きてからすぐに古本モードを発動させ、部屋のあちこちにこまめに準備していた、明日の「みちくさ市」用の古本を集め寄せる。一度背を上にして並べてみて、最終的な取捨選択を行った後、クリーニング&値付を行う。というわけで午前のうちに準備完了!ふぅ、めんどうなことを早く終えるというのは、まったく気持ちが良いもんだ。
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興が乗って来たので、「青春18きっぷ古本屋への旅」販売用ダンボール箱もちまちま作成する…手書きPOPの低レベルさに涙が溢れそうになるが、これもまた一興。ご購入の方には、「岡崎武志素描集 風の穏やかな日を選んで種をまく」を持参して同席する岡崎武志氏とダブルサイン入れまくり予定!明日の天気もどうにか持ちそうだし、後はみなさまとのご対面を待ち望むだけである。それでは日曜日秋の空の下、雑司が谷でお会いいたしましょう。
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■「第44回 鬼子母神通り みちくさ市」
■11月18日(日)11:00〜16:00 雨天中止(当 日午前八時に天候による開催の
有無を決定)
■東京都豊島区雑司が谷二丁目・鬼子母神通り周辺
https://kmstreet.exblog.jp/
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2018年11月16日

11/16坂の上の古本屋さんと家の古本の惨状と夜の古本会合。

中央線・武蔵野線.西武多摩川線・京王線に囲まれた天神町という街に、夕方前に流れ着いたので、バスに乗って武蔵小金井駅に出ることにする。だが駅に着く直前、『前原坂』にて途中下車。まるでスキーのジャンプ台のように雄大なこの坂の始まりにある「古本ジャンゴ」(2008/12/13参照)に立ち寄るためである。
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ジャズの流れる店内でゆっくりとすべての棚に目を通し、平凡社「光の街 影の街/海野弘」を千円で購入する。全国各地に残る1920年代の知られざるモダン建築を巡る、センチメンタルな旅に蕩けながら帰宅すると、「本の雑誌 カレー蕎麦ダブル号」が届いていた。恐る恐る巻頭カラーの『本棚が見たい!』を開いてみる……だいぶ良く写していただいた、私の部屋が四ページに渡り晒されていた…うぅ、恥ずかしい。だがちょっぴり嬉しい!積み上がる本より、床に置かれたセロハンテープ台だったり、トランシーバーだったり、微かに見切れたスーパーファミコンだったり、古いパソコンだったり、軍人将棋だったり、宇宙人のソフビだったりが妙に気になってしまう。

そして午後六時半前に外出し、地球の影に切り取られた白い半月の下をテクリテクリ歩いて高円寺に向かう。熊本の「舒文堂河島書店」(2008/12/22/参照)さんの若旦那が七月に続き上京され(2018/07/06参照)、祝いの酒宴が「コクテイル書房」(2016/04/10参照)で開かれるためである。遠回りの道すがらで「古書サンカクヤマ」(2015/02/02参照)に寄り道し、姉妹社「サザエさん うちあけ話/長谷川町子」南柯書局「マルセル・シュオブ小説全集第四巻 小児十字軍」を計2600円で購入すると、店主の粟生田さんに「なんでサザエさんなんて買うんですかぁ〜?どこでも売ってるじゃないですかぁ〜」と言われつつ、さらにシュオブについては「買ってくれてありがとうございますぅ〜。長らく棚にあったんで、誰もいらないのかと思ってましたよぉ〜」と、色々畳み掛けられる。やっぱりここは楽しく面白い古本屋さんだ。

「コクテイル」では、河島氏+書物蔵氏&博覧強記の友人+盛林堂小野氏+岡崎武志氏と古本話にただひたすら打ち興じる(まだまだまだまだ知らないこと多し!)。あぁ、古本に関わる人生を送って来て、本当に良かったと思える、濃厚マニアックなひと時であった。
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2018年11月14日

11/14良い感触の神保町パトロール。

午前のうちに家を出て、日曜「みちくさ市」のための釣り銭を作り、そのまま久々の神保町パトロールに向かう。「神田古本まつり」はあっという間に半月前のことになっているのか…。水道橋駅から神保町入りするコースで、まずは「丸沼書店」(2009/12/17参照)にて戎光祥出版「忍法相伝73/山田風太郎」ちくま文庫「百鬼園戦後日記/内田百閨v「戦中派虫けら日記/山田風太郎」を計400円で購入する。なかなか素晴らしい滑り出しだ!と足を早めて本の街の中に分け入って行く。続いて「明倫館書店」(2012/04/04参照)の脇道地べた直置き古本並びから、大日本雄辯会講談社昭和二十五年「少年クラブ」四月号付録「はりこみ式世界動物アルバム」を見つけ出し、200円で購入する。さらには「田村書店」(2010/12/21参照)で百均ダンボールを漁り、講談社「アルキメデスは手を汚さない/小峰元」新潮社「作家の秘密 14人の作家とのインタビュー」養徳社「私の先生/内田百閨vを計300円で購入する。ここからちょっと裏通りに入り、「羊頭書房」(2014/05/02参照)店内で探偵小説棚を愛でた後、秋元文庫「短篇推理小説集 あまい死のにおい/加納一朗」を千円で購入。最後に「八木書店」(2013/07/24参照)の店頭プラ箱を覗くと、久々に面白そうな古書がたくさん並んでいるではないか。日本蓄音機商會「日蓄(コロムビア)三十年史」(昭和十五年刊。函ナシ)学風書院「蛙の旅 一興行者の欧米見聞記/吉岡定美」(カバーナシ)私家限定本「異国遍路 死面列伝・旅芸人始末書/宮岡謙二」(日本人海外旅行文献蒐集家が著した、客死人・留学者・外交官・旅行者・冒険者・旅芸人の記録。昭和三十四年刊)大日本雄辯會講談社昭和六年「富士」新年號附録「芝居映画 名流花形大寫眞帖」を計500円で購入する。おぉ、今日は何だか、『さすがは本の街・神保町』という感じだったぞ。帰りに中野「古本案内処」(2015/02/06参照)にも立ち寄り、創元推理文庫「夜鳥/モーリス・ルヴェル」を200円で購入する。
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収穫の写真…あっ!「丸沼書店」の三冊を入れ忘れた…。

家に戻って色々片付けてから再び外出し西荻窪。「盛林堂書房」(2012/01/06参照)の帳場脇で、「青春18きっぷ古本屋への旅」に新たにサインを入れる。嬉しいことに取扱店が増えました!やったぁ!各店にお立ち寄りの際は、ぜひお手に取ってご覧ください。
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■「青春18きっぷ古本屋への旅」岡崎武志×古本屋ツアー・イン・ジャパン著
■B6版オールカラー全128ページ
■1500円(税込)
■盛林堂書房発行

一ヶ月強の期間内に、五回だけJR全線乗り放題(特急・新幹線・急行列車・JRバスを除く)となるお得な切符「青春18きっぷ」を駆使し、古本屋を目指す旅に出る。酷暑の夏を乗り越えて生まれたのは、六十一才と五十一才の青春の尻尾をぶら下げた二人のポンコツ男が、優雅さとはかけ離れた、気ままで緩い旅路をたどる、奇妙でマニアックな古本屋紀行文集。一人旅あるいは二人旅で、古本を求め、車内読書を求め、古い建物を求め、トンカツを求め、立食いそばを求め、ボックスシートを求め、旅情を求め…。
●常磐線の旅(岡崎・古ツア編)、総武線の旅(岡崎編)、常磐線の旅2(古ツア編)、神奈川の旅(岡崎編)、真岡鐡道の旅(古ツア編)、中央本線の旅(岡崎編)、東海道線の旅(古ツア編)に加え、『高崎線の旅+61才と51才の青春18対談』を収録。

■通販→書肆盛林堂 http://seirindousyobou.cart.fc2.com/
■店頭販売→西荻窪「盛林堂書房」、八王子「古書むしくい堂」、椎名町「古書ますく堂」、京都「古書善行堂」、阿佐ヶ谷「古書コンコ堂」、明大前「七月堂書店古書部」、三鷹「水中書店」、大阪「梅田蔦谷書店」、11/18「みちくさ市」古ツアブース

※またこの本を、たくさんの場所でたくさんの方にお届けしたいと思っていますので、お取り扱いいただける古本屋さん&新刊書店さんを引き続き大募集しております。一点からでも構いません。お店に並べていただければ大変に幸いです!どうか、どうか、どうか、どうか、盛林堂までご連絡下さい。
◆問い合わせ先:盛林堂書房
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電話:03-3333-6582
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2018年11月13日

11/13北九州からの手紙

午後に浜田山からすぎ丸で帰って来る途中、「あきら書房」(2016/03/28参照)のことを思い出し、『青梅街道前停留所』で下車し、しばらく歩いて脇道の先にある民家兼お店にたどり着く。実はここ最近、開いているところを見ていないのである。いつ来ても、風雨に晒された物品が門前に積み上がり、お店である部屋の雨戸は閉ざされているのだ。残念ながら今日も同じ状態であった。
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お店を引き継いだ奥さまも、ご高齢だったので、ちょっと気になってしまうのである…また見に来ることにしよう。テクテク歩いて阿佐ヶ谷駅まで出て、「千章堂書店」(2009/12/29参照)に立ち寄る。中公文庫「探偵夜話/岡本綺堂」を200円で購入する。そして家に帰ると、身に覚えのない小包が届いているではないか。ビリビリと開けてみると、北九州を拠点に古本活動に猪突猛進している古本乙女のカラサキ・アユミさんから届いた、ニューヨーク旅行土産であった。おぉ、洋行!中身は、一口チョコレートの袋詰め合わせと、NYの古本屋さんで見つけたという本バッジである。…うぅ、ありがとうございます!来週末の南陀楼綾繁氏とのトークツアーのご成功を、遠い東の地で古本を手にしてお祈りしています!
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そして大阪の「梅田蔦屋書店」に新たな四十冊ほどの古本を送り出す。もうしばらくすれば、店内カフェ「4thラウンジ」の古書壁棚に収まるはずである。緩く気合いの入った新刊「青春18きっぷ古本屋への旅」もそろそろ並び始めるはずなので、西の皆さま、可愛いフレッシュな古本たちとともに、愛して止まない新刊を何とぞよろしくお願いいたします!
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