これが時代遅れの去年のMAPに描いた渦巻きルート+嬉しい収穫の5円引きブロマイド。
2016年05月03日
5/3谷根千に渦巻きを描く
一箱古本市の王・南陀楼綾繁氏より「第18回 一箱古本市」のプレゼンターを拝命したので、体調を万全に整え午前十一時の根津へと向かう。今まで、様々なカタチでこの大々的な谷根千の古本市を巡って来た。普通に一周、どれだけ早く回れるかタイムトライアル、一周した後逆戻りに一周する順打ち&逆打ち、逆戻りするのではなく同じ行程をもう一度繰り返すデジャブ巡り…では今年は何をすべきなのか…全店主に話かけるとか、全部のお店から本を買うとか…いつかは実行したいが、今は心にも懐にもそんな余裕はない…。MAPを見ながら知恵を絞る。では最長距離を割り出し、非効率に巡ってみるか……さすがにめんどくさいだろ…ハッ!そうだ!同じ非効率でも、この地図に意味ある美しい軌跡を描くようにして巡りたいものだ。よし、外から中へと、渦巻きを描くように非効率に巡ってみよう。ということで、渦巻き星座を谷間の大地に描くように、十五のポイントを外からぐるぐる攻めることに決める。タナカホンヤ→貸はらっぱ音地→ビアパブイシイ→古書ほうろう→TSUGIKI→根津協会→cafe月の裏→ひるねこBOOKS→アートスペース・ゲント→コシヅカハム→往来堂書店→喜多の園→ギャラリーKINGYO→アイソメ→特別養護老人ホーム谷中という、まったくもって変態的なコースを設定。時間がどれだけかかるか予測不能なので、とにかく急ぎ足にポイントをクリアして行くことを覚悟する。AM11:15のタナカホンヤからスタート。「幻影文庫」に早速心射抜かれ、中央書院「橘外男ワンダーランド ユーモア小説編」ソノラマ文庫「読者への挑戦/山村正夫」「謎の環状列石/藤村正太」を計1500円で購入し、最初からこのペースでは大変に散財してしまうと意識し、以降は財布の紐を堅く締めることを決意する。というわけで、色々我慢しながら、グングンと巡って行く。途中、有名な『富士見坂』を初めて下り、周りは現代住宅&ビルだらけの状況だが、心の目を開いて江戸を少しだけ垣間見る。PM12:06ほうろう前。「Tweed Books」(2015/07/10参照)さんがご夫婦で参戦しているのに驚き「今日はお店はお休みなんですか?」と聞くと、なんとご両親が店番中とのこと。しかもかなりの張り切りよう+以前からお店に出たかったらしく、営業中の状況と工夫を細かくメールで知らせて来ているらしい。そのお店に行ってみたかったと、今この場にいることを軽く後悔する。ここでは隅っこの「たまたま×平井太郎」の江戸川乱歩尽くしに大いにニヤつかされ、風媒社「乱歩と名古屋/小松史生子」を400円で購入する。PM12:35根津協会の、暗闇を抜けた後に広がる中庭に入った瞬間、こんな可愛らしい場所で古本を販売出来る喜びを、少しだけ妬んだりしてしまう。PM12:48月の影の「散歩堂」で、昭和48年の初期の「プレイガイドジャーナル」を500円で。まだ薄い全56ページの100円時代のものだが、香川登志緒のエッセイなどが掲載されており読み応えあり。さらにガンガン歩き続け、歪な円弧を描きつつ街を彷徨う。PM13:10アートスペース・ゲントで歴史本で固めた「モロ古書店」の厚紙にプリントされたガラス乾板写真に魅了され、散々漁りまくって京都・下鴨神社の一枚を300円で購入する。PM13:33喜多の園前の「つぐみ文庫」からは、読みたかった入手難の恵文社「みんなの古本500冊」を300円で手に入れる。PM13:50靴を脱いで入るアイソメで、もうすぐ一箱出店200回を迎えそうな「RAINBOW BOOKS」から、5円引きブロマイドの「ウルトラセブン ダリー」「ウルトラセブン クレージーゴン」「ウルトラセブン アイスラッガー投擲ポーズ」「ウルトラマン レッド・キング マグラ」を計600円で購入する。恐らくこれが今日一番の収穫なので、レインボーさんに盛大に感謝する。PM14:06老人ホーム谷中では「くものす洞」さんにノックアウトされる。最初は『ブラタモリ』的並びを形成していたらしいのだが、売れて崩れて生物が幅を効かせ始めているのが、硬派に渾然としていて、本当に良かった。中央公論社ともだち文庫「獣の世界/エレン・ヴェルヴィン」を500円で購入する。取りあえずしっかり渦巻きを描き終えると、時刻は午後二時三十分…歩き詰めで、すっかり精も根も尽き果てました。これにてお役目終了と、同じプレゼンターの「古書現世」(2009/04/04参照)向井氏と「JUNGLE BOOKS」さん(2010/08/20参照)と合流し、中華料理屋にて疲れを癒すためにアルコールをグビグビ補給。午後六時からの表彰式に向けて、エンジンをふかしまくる。ちなみに私の選んだ箱ベストスリーは、1.「モロ古書店」2.「たまたま×平井太郎」3.「くものす洞」となっておりました。みなさま、GWの楽しい古本遊戯、本当におつかれさまでした!

これが時代遅れの去年のMAPに描いた渦巻きルート+嬉しい収穫の5円引きブロマイド。
これが時代遅れの去年のMAPに描いた渦巻きルート+嬉しい収穫の5円引きブロマイド。
この記事へのトラックバック


因みに出店 200回ですよ〜☺
くものす洞でございます。
この度は、こちらのブログの愛読者として、ベストスリーに入れていただきまして大変光栄です。
今朝、出勤前の早朝にこちらを拝見して「どひゃっほう」でした。ありがとうございます!
生物(いきもの)的なところを(そしてお買い上げも!)注目していただけたことが一番嬉しいです。
そして…あの渦巻きルートの話を表彰式の時に聞いた時、まず頭に浮かんだのが「まいまいず井戸」の事。
「まいまいず井戸」の事が記された本・雑誌も、実は3冊ぐらいあったのですが、みんな売れていた後で
ご紹介できなかったのが残念でした!