氏が非業の死を遂げてからすでに16年が経つが、まさかこんなフェアが「小宮山書店」(2010/05/06参照)で開かれるなんて、古本の結ぶ縁には奇なるものがありますな。多少準備にて間取り、正午十分過ぎにフェアはスタート。すでに三十人ほどに膨れ上がったお客さんが、ドッとガレージ内に雪崩れ込む。表に飛び出している二つの平台と、ガーレジ内の二つの単行本島と、壁際棚が村崎氏の蔵書である。値段は三冊千円で、平台の本や雑誌には個別の値段が付けられている。なんか勝手にゲスい蔵書群を予想していたが、意外にもカルチャー知識人的ラインナップである。サブカル・隠秘学・神秘学・現代思想・精神科学・脳科学・幻想文学・エンタメ・事件・電脳関連・友成純一・シュタイナーなどなどなど……やはりサブカル本が楽しいな。宝島社「テクノボン/石野卓球・野田努」角川書店「ヴァーチャル・ライト」「あいどる」ともにウィリアム・ギブスン、双葉社「ゲッターロボ大全G/岩佐陽一編」JICC出版局「ウワさを追いこせ!/石丸元章」アスキー「リアル・ハッカーズ」を計二千円で購入する。蔵書はまだまだあるらしく、文庫&新書もたくさんあるそうだが、現状では全然出せていないのである……日曜あたり、また見に来てみようかなぁ……。そう言えば会計後に北原氏と遭遇したのだが、何と氏は、村崎百郎旧蔵書の中にあった『T蔵書』(2014/01/29参照)を買っていた……何だか二重の思念ががんじがらめになっていそうだ……。
これが本日の嬉しいところ。

